車のマフラーの種類にはどんなのがある?特徴や使われ方を紹介します! | CARTUNEマガジン
車のマフラーの種類にはどんなのがある?特徴や使われ方を紹介します!

2018年12月18日 (更新:2020年08月07日)

車のマフラーの種類にはどんなのがある?特徴や使われ方を紹介します!

チューニングの第一歩であるマフラー交換。ノーマルのマフラーより見た目も良くて性能もアップし、何より迫力あるエキゾーストサウンドが楽しめます。数多いマフラーの中からどの種類を選べば良いのか、そもそもその役割は何なのかを解説します。

そもそもマフラーとは?

てんぺすとさんのCLAクラスCLA45マフラーの画像
てんぺすとさんのCLAクラスCLA45マフラーの画像
引用元:てんぺすとさんの投稿

マフラーとは、エンジンにおいて排気ガスが外へ排出される時に発生する排気音を低減し、エンジンの特性を調整する効果のある消音装置のことです。基本的にはそのまま排気を出してしまっては音が大きくなるので、音量を下げるために備えられており、消音器やサイレンサーなどとも呼ばれています。

マフラーとサイレンサーは同じ意味の英語ですが、マフラー(muffler)が米国式、サイレンサー(silencer)は英国式の呼び名だと考えて良いでしょう。マフラーは消音という目的以外に、排気の流れを妨げる抵抗が背圧を生むため、背圧を利用して発進時や加速時などにエンジン出力の特性を向上させる役割もあります。そのために、マフラーは効率よく排気を排出させる機能と、適度な背圧をバランス良くなるように設計が行われています。

したがって、むやみにマフラーを取り外してエキゾーストパイプをそのまま延長する「直管」などでは、アイドリング時などエンジンが低回転で安定せず、かえって扱いずらくなってしまいます。

マフラーの種類

JOKERさんのステップワゴンスパーダRK5マフラーの画像
JOKERさんのステップワゴンスパーダRK5マフラーの画像
引用元:JOKERさんの投稿

純正マフラーのほかに、アフターマーケットによって製造されるマフラーも多く販売されています。これらのマフラーには消音性能などを純正マフラー同等とした製品のほかに、純正マフラーよりも排気効率や耐食性を向上させることに特化したものや、エンジンの出力特性や音質、そして見た目のデザインや材質などに凝ったマフラーも存在します。

中には、公道を走行するための保安基準を満たしていないものの、排気効率をさらに向上させる着脱式のものや、走行する状況に応じて排気効率や音量を調節できるなど競技専用として特化した競技専用マフラーもあります。

様々なマフラーの形、種類を解説

KENTA5さんのオデッセイRC1の画像
KENTA5さんのオデッセイRC1の画像
引用元:KENTA5さんの投稿

マフラー交換によるカスタマイズでポイントとなるのが、その見栄えと音質や音量です。外から見えるマフラーエンドの直前にあり、消音材が入っているサイレンサーの、どんな形状やサイズにするかで音質や排気効率が変わってきます。また、「ダブル出し」「四本出し」などのように、マフラーの本数を標準の本数から変えてしまう場合も同じような変化があります。

砲弾型

michiさんのRX-7FD3S 後期の画像
michiさんのRX-7FD3S 後期の画像
引用元:michiさんの投稿

その細長い形状から「砲弾型」と呼ばれるマフラーは、排気効率が良く「抜け」も良いことから、一般には排気音も大きくなります。しかし、音量自体を押さえつつ、その音質によって迫力ある排気音を可能にする製品もあります。また、「砲弾型」は通常隠れている部分をむき出しにしても、形状や材質が工夫されているので、太鼓の部分も見せるマフラーとして人気があります。

ダブル出し

kenさんのレガシィB4BL5マフラーの画像
kenさんのレガシィB4BL5マフラーの画像
引用元:kenさんの投稿

二本出し、デュアルともいわれる「ダブル出し」マフラーは、排気ガス規制によってサイレンサー部分の太さが決まってしまうために、小型のものを二つにすることで、地上高を確保していた経緯があります。また、左右に一本ずつ、センターに二本といった出し方で、リアエンドのデザインや性能を誇示するためという理由もあります。

交換タイプのマフラーではマフラーエンドだけを二本にするのが一般的で、左右にわける出し方などもあり4本出しもその一つですが、抵抗が大きくなりすぎるので、排気量が大きいエンジンを搭載している場合に限られます。

オーバル

PeachさんのエスティマACR50Wマフラーの画像
PeachさんのエスティマACR50Wマフラーの画像
引用元:Peachさんの投稿

これはタイコの部分の形状のことで、ノーマルのマフラーから交換することで、地面に当たることを防ぐために断面を円形ではなく、楕円状にしたものです。マフラーエンドだけを二本出しにするためには、必然的にこの形状になります。もちろん、それ以上に美しいデザインが人気であることは言うまでもありません。

CARTUNEユーザーの紹介

さまざまなマフラーを紹介したところで、実際にそれらのマフラーを取り付けている、CARTUNEユーザーさんをご紹介しましょう。

ガナドールマフラー

唐辛子さんのC-HRZYX10マフラーの画像
唐辛子さんのC-HRZYX10マフラーの画像
引用元:唐辛子さんの投稿

GP SPORTS の EXAS EVO Tune

WRX StiさんのWRX STIの画像
WRX StiさんのWRX STIの画像
引用元:WRX Stiさんの投稿

HKS Cool Style / クールスタイル

アイキチさんのN-WGN カスタムJH1の画像
アイキチさんのN-WGN カスタムJH1の画像
引用元:アイキチさんの投稿

5ZIGEN の SUPER LAP

古明燈さんのRX-8SE3Pマフラーの画像
古明燈さんのRX-8SE3Pマフラーの画像
引用元:古明燈さんの投稿

さすが、CARTUNEユーザーさん。ノーマルマフラーを付けている人は皆無で、しかも数多くのメーカーのマフラーを愛車に取り付けて楽しんでいるようです。

まとめ

マフラーエンドだけで性能が大きく変わるのかというと、そうでもありません。そういった意味では、エンドにつながる中間パイプも換えること。排気管をエキゾーストパイプから交換するとなると、ちょっと大事に思えますが、通常、マフラーを変えるといえば、触媒の後からテールエンドまで、つまりサイレンサーを指しています。サイレンサーを交換するだけであれば、気楽にできて効果も絶大。あなたもカスタマイズの手始めに、マフラー交換してみたらどうでしょうか。

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