ワイドタイヤを履きたい!意外と着目されないフェンダーカスタムのご紹介です! | CARTUNEマガジン
ワイドタイヤを履きたい!意外と着目されないフェンダーカスタムのご紹介です!

2018年12月18日 (更新:2020年08月21日)

ワイドタイヤを履きたい!意外と着目されないフェンダーカスタムのご紹介です!

ホイールやエアロなどで、愛車をカスタマイズして個性を追求していくと、次に挑戦したくなるのがボディそのもののカスタマイズです。その中でも車のフェンダーは、一気に愛車のイメージを変える必殺技と言えます。フェンダーにはいろいろなカスタム方法があります。今回は様々なフェンダーカスタムを紹介します。

まずフェンダーとはどこか

のりさんのスープラJZA80の画像
のりさんのスープラJZA80の画像
引用元:のりさんの投稿

フェンダーとは、車のホイール上にあるパネルのことで、乗用車には各ホイール上に4つのフェンダーがあるということになります。しかし現在では、フロント側が独立したひとつのパーツであるのに対して、リア側のフェンダーは、独立した部品ではなくボディの構造体として一体化されている場合がほとんどです。

つまり、独立したひとつのパーツであるフロントのフェンダーは、取り外すことが出来ますが、リアのフェンダーはボディそのものとしてルーフやピラーと溶接されているため、取り外したり交換するためには切り取る必要が生じます。

フェンダーのカスタマイズにおいては、フロントは容易に交換できるので元に戻せても、リアは簡単には元に戻せない、ということを覚えておくことが必要です。なお、リア側がフロントのように独立したフェンダーの場合は、「リア・クォーター・パネル」とも呼ばれます。

フェンダーカスタムの種類

フェンダーのカスタマイズといっても、「叩き出し」「リベット留め」「スリット入り」などと多種にわたる種類があり、それぞれに特徴があります。

フェンダー加工その1 叩き出し

なおきちさんのライフダンクJB3ホイールの画像
なおきちさんのライフダンクJB3ホイールの画像
引用元:なおきちさんの投稿

「叩き出し」はフェンダーの裏側を叩いて外側に膨らませる方法です。鉄板で作ったアーチを溶接して取り付ける加工と比べて、加工にかかる作業時間やコストが抑えられ、オリジナルのフェンダーとの連続性が保たれ、仕上がりが美しいのがメリットです。デメリットとしては、たたき出せる範囲が限られており、出せる幅はせいぜい2〜3センチくらい。目を見張るような張り出しや自由なデザインが選びにくいことがあります。したがって、自然な仕上がりがまるでオリジナルのように見えて、太いホイールが履けるという、ナチュラル志向のオシェレなカスタムを好むユーザー向けの加工といえます。

フェンダー加工その2 リベット留め

Makotin200さんのハイエースバンTRH200Vの画像
Makotin200さんのハイエースバンTRH200Vの画像
引用元:Makotin200さんの投稿

リベット留め(ビス留め)フェンダーも人気があります。小振りなサイズからレースシーンで見かける大きなサイズも良く見かけます。たたき出しの様な大掛かりな加工は必要なく、好きなサイズとデザインが選べるのが特徴です。しかも、車種別に多くの製品が出回っているために、入手も簡単で比較的安価であることもメリットといえるでしょう。

デメリットは、後付けであることがはっきりとわかること。たたき出しのように、ボディラインと連続せず、フェンダーの先だけが目立つので、車種によっては似合わないこともあります。また、あえてリベット(ビス)を見せて、オーバーフェンダーであることを強調することが似合う車種もあります。旧車で多い、GT-RやRX-3などのワークス仕様風のオーバーフェンダーがそれにあたります。

フェンダー加工その3 スリット入り

たかやろうさんのシルビアS15の画像
たかやろうさんのシルビアS15の画像
引用元:たかやろうさんの投稿

そこで、リベット留め(ビス留め)フェンダーの一種ですが、冷却性能の向上と、ダウンフォースを得るためにレースカーが多く用いているデザインのフェンダーがスリット入りフェンダーです。

簡単に言うと、フェンダー後方に隙間(スリット)を入れた形状となります。ストリートでは冷却性能とダウンフォースへの影響はなく、そのデザインがすべてといって良いでしょう。スリット入りでは、フェンダーそのものを、FRP製の別物とそっくり交換するという方法もあります。見栄えは良く、フロントならオリジナルを保管していればもとに戻すこともできるのが特徴です。

どの方法を選べばいいのか

今主流となっているのはリベット留め(ビス留め)フェンダーで、その理由はビスで留めるだけだから簡単ということ。付けるだけならコストパフォーマンスは非常に高いといえます。

しかし、車高を落としたり、太いホールやタイヤを履かせるためには、オリジナルのフェンダーとその内部を加工しないと、それぞれがあたってしまいます。また、4ドア車のリアフェンダーの場合は、ドアの開閉を邪魔してしまうこともあるので注意が必要です。そのため、リベット留め(ビス留め)は自由度が低いということがあります。逆に意外とリーズナブルなものが「叩き出し」なのです。

CARTUNEユーザーのカスタム例

最後にCARTUNEユーザーさんのフェンダーカスタムを、投稿写真から見てみましょう。

フロントフェンダー

king@DRIFTさんのシルビアS15の画像
king@DRIFTさんのシルビアS15の画像
引用元:king@DRIFTさんの投稿

リアフェンダー

king@DRIFTさんのシルビアS15の画像
king@DRIFTさんのシルビアS15の画像
引用元:king@DRIFTさんの投稿

まとめ

左右のフェンダーを張り出すことで、車のワイド感がアップし、ボディスタイルに迫力が出るフェンダーカスタム。さらに、オリジナルのままでは不可能な幅の広いホイールやタイヤを取り付けられるのも、フェンダーを出す魅力となっています。

また、CARTUNEユーザーを見ると、背が高いミニバンなどは、縦方向に加えて横方向にも広がり、さらに大きく見える効果があるのが再認識されました。さあ、貴方もフェンダーのカスタム挑戦しましょう。

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