バンパーに傷がついたときの対処法をこっそりと教えます。

2018年12月15日

バンパーに傷がついたときの対処法をこっそりと教えます。

ついうっかりしていて、バンパーに傷をつけてしまった経験がある人は多いと思います。すぐに修理したいと思っても、板金塗装ショップに依頼するのは高いからイヤ・・・。そんな風に思っている人に、今回はバンパーに傷がついてしまったときの対処法をこっそりと伝授します!

はじめに

車に乗っていると、何かとボディーをぶつけたり擦ってしまったりすることってありますよね?特に運転免許を取得したばかりの若者や運転が苦手な人が多い女性はやってしまいがち。CARTUNEユーザーに限った話ではありますが、シャコタンに乗っている人もバンパーをぶつけてしまったり擦ってしまったりすることは多いです。そこで今回は、愛車のバンパーに運悪く傷をつけてしまったときの対処法をこっそりと伝授したいと思います。

バンパーを修理する前の対応

まず、車のバンパーをぶつけたり擦ってしまったりしたら、傷の状況を見極める必要があります。事故の状況にもよるので、ここでは何とも言えないのですが、車両保険に入っている人は保険を使うことも考えておきましょう。

バンパーについた傷が擦り傷だった場合、基本的にはDIYでの補修が可能です。バンパーは樹脂製なので凹み傷ができる事は少ないと思います。万が一割れてしまった場合も補修ができない事はありません。しかし、修理の難易度は一気に跳ね上がるためDIYの補修は難しいです。今回はバンパーについた傷が擦り傷であると仮定してお話を進めていきます。

バンパーを自分で修理してみよう!【DIY】

DIYでの補修は時間や手間がかかりますが、板金塗装ショップに依頼するよりもはるかに安上がりです。月々の保険料が上がってしまうことを考えると、できるだけ保険は使いたくないと思っている人も多いでしょう。そんなときにDIYでの補修をマスターしておくと、無駄な出費を抑えることができます。まずはバンパーを修理するときに必要なものを紹介します。

バンパー修理に必要なもの

カッター

バンパーについた傷は、表面が荒れているためバリが出ていることが多いです。バリが出たまま研磨作業を進めると余計に傷が広がってしまうこともあるので、本格的に作業を始める前にバリを除去しておく必要があります。そんなときに役立つのがカッターです。バリを除去するときのカッターは特別なものを用意する必要はなく、家に置いてあるもので構いません。

耐水ペーパー

バンパーを研磨するために必ず必要となるアイテムです。サンドペーパーでも問題はありませんが、バンパー修理では何度も何度も地道に研磨する必要があります。

研磨によって発生した粒子は傷やペーパーに目詰まりします。そうすると、作業効率が落ちてしまうので定期的にペーパーを水につけながら研磨を進めていくのですが、サンドペーパーだと耐水性がないので、すぐにペーパー自体がダメになってしまいます。

そのため、耐水性に優れた耐水ペーパーを用いて作業することをオススメします。粗目、中目、細目、極細目のペーパーが必要になるので、詳しくわからない人はセットになっているものを購入した方がいいでしょう。

あて木

耐水ペーパーを巻くための木材です。バンパーの傷に対してペーパーを平行にあてることができるので、あて木があるかないかで作業効率が段違いです。最終的な仕上がりも大きく変わってくるので、あて木は用意することが望ましいです。必ずしも木材である必要はなく、ペーパーを巻くことができれば何でも構いません。

ホームセンターなどでペーパー専用のあて木や研磨パッドが販売されていることがあります。それを用いるとより効果的です。

シリコンオフ

バンパーの表面に付着している砂や油分、鉄粉などの汚れをキレイに落とすための脱脂剤です。車の汚れは洗車することで落ちますが、目に見えない粒子レベルの汚れは残ったまま。

そのまま塗装を始めてしまうと、残った汚れのせいで塗装が乗らないことが多々あります。そのような自体を防ぐためにも、シリコンオフは必ず用意しておきましょう。

プラサフ

プラサフとはプライマー・サーフェーサーのことで、塗装工程で必要となるプライマーとサーフェーサーの機能を併せ持った下地剤です。塗料をしっかりと密着させる役割や錆止めの役割があります。

理想を言えば、プライマーとサーフェーサーの両方の別途購入が望ましいですが、プラサフでも十分に役目を果たすことができます。プライマーとサーフェーサーを別途購入する場合、プライマーはバンパープライマーと呼ばれる樹脂用のプライマーを用意することをオススメします。

パテ

バンパーについた傷を埋めるための必需品です。粘土状、もしくはペースト状で販売されています。バンパーパテというものが販売されているので、できればそちらの購入が望ましいですが、樹脂用のパテであれば何でも構いません。用意する量はバンパーについた傷の範囲にもよるので、傷の範囲に応じた量のパテを購入してください。

コンパウンド

元々の塗装の劣化膜を除去するために、コンパウンドが必要です。こちらは上記で記載したものとは違い、必ずしも必要なものではありません。しかし、DIYによる補修は元々のボディ色とカラースプレーの色が微妙に異なることが多いです。少しでも色を合わせるためにも、コンパウンドを用意しておいた方がいいと思います。

ちなみにコンパウンドもパテと同様、粘土状かペースト状で販売されています。今回の修理で使う量は少量なので、ペースト状がオススメです。コンパウンドと一緒に、コンパウンド用のスポンジも用意してください。

カラースプレー

耐水ペーパーやパテと同じく、必需品となるカラースプレー。車用品店やホームセンターで市販されているものでも構いませんが、ほぼ必ずといっていいほど色が微妙に合いません。ネット通販や大型車用品店なら、自分の愛車の色とまったく同じカラーを調色してもらえるので、そちらの利用をオススメします。

ぼかし剤

ぼかし剤は元々のボディカラーとカラースプレーを適度にぼかして、色を合わせてくれる優れもの。仕上がりの完成度を求めるなら必需品となります。これがないと、元々のボディカラーと新たに塗装した部分の境目がハッキリしてしまい、補修のあとが一目瞭然となります。DIYでの補修にはもはや必須のアイテムなので、用意しておくといいでしょう。

クリアースプレー

塗装のあとに仕上げとして使用するスプレーがクリアースプレーです。塗装の劣化を防ぎ、表面に光沢を出す役割があります。基本的に車の塗装にはクリアースプレーが用いられているので、クリアースプレーがないと新しく塗装した部分だけ艶がなく、違和感が出てしまいます。そうならないためにも、クリアースプレーは必需品です。

タッチアップペン

バンパーの修理に完成度を求めず、手軽に塗装したい人はタッチアップペンがオススメです。タッチアップペンでの補修は上記に記載したアイテムを購入する必要がなく、安価にバンパーを修理することができます。

ただし、仕上がりには大きく差が出るので、あくまで傷を目立たなくするためのアイテムだと思ってください。「傷が目立たなくなればそれでいいや」という人には、費用も安いし何より手軽なので本当にオススメです。

車用品店やホームセンターで入手することができますが、ディーラーでも取り扱っていることがあります。できるだけ愛車のボディカラーと同じものを使いたいという人は、ディーラーに尋ねてみるといいでしょう。

バンパー修理をDIYで行うときにかかる費用相場

バンパー修理をDIYで行うときにかかる費用の相場はまちまちです。上記に記載した必要なもののほかにも、マスキングテープや養生シートなどが必要になりますが、これらは新聞紙などで代用できます。あくまで参考程度ですが、上記に記載したアイテムをすべてAmazonで購入した場合の費用相場を記載します。

  • OLFA オートロック式大型カッター ¥490
  • SOFT99 耐水サンドペーパーセット ¥648  
  • SOFT99 サンドペーパー用研磨パッド(あて木) ¥664
  • SOFT99 シリコンオフ ¥682
  • SOFT99 ボデーペン プラサフ ¥524
  • SOFT99 補修用品 バンパーパテ ¥1,040
  • SOFT99 コンパウンドトライアルセット ¥575
  • SOFT99 ボデーペン トヨタ ブラック ¥1,174
  • SOFT99 ボデーペン ボカシ剤 ¥565
  • SOFT99 ボデーペン クリアー ¥679

上記に記載したアイテムの総額は7,041円となりました。もちろん、バンパーの傷の範囲や程度によっては、これ以上の出費が必要になることもあります。逆に、記に記載したアイテムの中ですでに持っているものがある、という人はその分安く修理することが可能です。

決して安い金額ではありませんが、板金塗装ショップに依頼する費用や保険を使うことを考えると、非常にリーズナブルだと思います。ちなみにタッチアップペンなら、ものにもよりますが500~1,000円程度で購入することができるので、完成度を重視せずに安く仕上げるのもひとつの手です。

いざ実践!バンパー修理の流れを簡単に解説

それでは、DIYによるバンパーの傷補修を簡単に解説していきます。全部で14項目と少々長いですが、DIYによる傷の修理を考えている人はぜひチェックしてください。

カッターでバリを除去する

まずはカッターで、バンパーについた傷のバリを除去していきます。カッターの刃をななめに当てて、大きく飛び出したバリを削り取っていきましょう。傷の表面をある程度キレイにしたら、次の工程へと進みます。

耐水ペーパーで傷を研磨する

購入した耐水ペーパーの中で、最も目が粗いもの(100~200番)を使っていきます。あて木を購入した人は、早速あて木も使ってください。傷や塗装の段差をなくすだけなので、細かいことを考えず思い切って削っても大丈夫です。

シリコンオフで脱脂する

バンパーの樹脂部分が見えたら、研磨を中断します。次はシリコンオフを使って、研磨した部分を脱脂しましょう。研磨した部分に直接シリコンオフを吹きかけて、ウエスでキレイに拭き取ります。

プラサフを吹き付ける

続いて、脱脂した部分にプラサフを吹き付けます。まだ塗装段階ではないため、ここで使用するプラサフは下地のためではありません。ここでのプラサフは、パテや塗料を付着しやすくするための足付けとして使います。バンパーの樹脂部分はそのままだとパテや塗料が付着しづらいため、プラサフを薄く吹き付けると効果的です。

パテで傷を埋める

プラサフを吹き付けた部分にパテを盛って、研磨で消えなかった深い傷を埋めていきましょう。購入したパテにヘラがセットになっていると思うので、そちらを使用して薄く広く塗っていきます。このとき、できるだけパテとパテに段差ができないように気を付けてください。

耐水ペーパーでパテを研磨する

パテが硬化したら、もう一度研磨作業を進めていきます。最初の研磨では最も目の粗い耐水ペーパーを使って研磨しましたが、今度は中目(300~400番程度)の耐水ペーパーをあて木にセットして研磨しましょう。パテを塗った部分の中心から研磨していきたいところですが、パテは柔らかいのですぐに削れてしまいます。

そのため、まずは塗った部分の外周から研磨を始めて徐々に中心部を研磨していってください。ある程度磨き終えたと感じたら、細目(600~800番)の耐水ペーパーを使って段差がなくなるまで磨いていきます。

シリコンオフで脱脂する

研磨した粒子が付着しているため、もう一度シリコンオフを使って脱脂してください。研磨した部分に直接シリコンオフを吹き付けて、ウエスでキレイに拭き取ります。

プラサフで下地を作る

次にプラサフを吹き付けます。4番ではパテを足付けするためにプラサフを使いましたが、今度は下地を作るためにプラサフを使います。このとき、マスキングテープや養生シートを使って、補修している部分の周辺をマスキングしてください。補修している場所によってはマスキングテープや養生シートなしでも問題はありません(自己責任でお願いします)が、飛散したプラサフの粒子がボディやタイヤに付着してしまうことが考えられるため、マスキングした方がいいです。

プラサフは一度に厚塗りせず、「薄く・数回に分けて塗り重ねる」をイメージしながら、下地作りを進めてください。最終的には、プラサフが少し厚くなっても大丈夫です。

耐水ペーパーとコンパウンドで研磨する

プラサフの仕上げは耐水ペーパーの極細目(1000番~)を使います。補修部分以外にも薄くプラサフが付着していると思うので、その辺を中心に研磨していきましょう。

プラサフが薄く付着しているだけの部分は、極細目の耐水ペーパーでもすぐに落ちていきます。補修部分以外の研磨が済んだら、全体的に研磨をして仕上げは終了です。

その後、元々のボディ色とカラースプレーの色を少しでも近づけるために、コンパウンドを使います。これから塗装していく部分とその周辺をしっかりと研磨してください。

シリコンオフで脱脂する

いよいよ塗装していきますが、その前にシリコンオフで脱脂します。広範囲をしっかりと脱脂してください。

ぼかし剤を吹き付ける

カラースプレーで塗装する前に、ぼかし剤を軽めに吹き付けておきます。

カラースプレーで塗装する

ぼかし剤を吹き付けたら、間髪入れずにカラースプレーを吹き付けていきます。プラサフを吹き付けたときと同様、「薄く・数回に分けて塗り重ねる」を意識しながら塗装してください。塗料が垂れてしまわないように、一度目の塗装が終わったら10分前後乾燥させます。それを3~4回繰り返してください。

クリアースプレーを吹き付ける

新しい塗装の保護と光沢を出すために、クリアースプレーを使います。こちらもプラサフやカラースプレーでの塗装と同じように、「薄く・数回に分けて塗り重ねる」をイメージして作業しましょう。しっかりと光沢を出すために、2度目以降は多少多めに吹き付けても構いません。

ぼかし剤で仕上げ

最後にクリアーの上からもう一度、ぼかし剤を吹き付けます。これでバンパーの修理は完了です。

難しいときは悩まずプロに依頼しよう!

上記の作業工程を見て「何だか自分には難しそうだな・・・」と感じたら、悩まずプロに依頼することをオススメします。車のDIYは正しい知識と技術が必要不可欠ですが、それと同時に思い切りの良さも必要です。

特にバンパーの傷の修理をDIYするとなると、作業スピードも重要となります。あんまりモタモタしていると失敗してしまう恐れもあるので、自信がない人はDIYを避けた方がいいです。もちろんプロに依頼する以上お金はかかってしまいますが、DIYでは実現が難しい完璧な仕上がりが期待できるので後悔はしないはずです。

板金塗装の相場

板金塗装ショップにバンパーの傷の修理を依頼した場合、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?板金塗装は傷の程度やお店によって、費用がまちまちです。ようするに、相場はないということですが、それでも気になる人は多いと思います。

あくまで参考程度ですが、擦り傷を修理してもらった場合、かかる費用はだいたい3~5万円程度になることが多いようです。費用がどのくらいかかるのか知りたい人は、実際に依頼しようと考えている板金塗装ショップに見積りを出してもらうといいでしょう。それが最も確実で、手っ取り早く費用がわかる方法です。

板金塗装の納期

こちらも費用と同じく、傷の程度やお店によってまちまちです。傷の程度がひどいとそれだけ修理にも時間がかかります。さらに、自分よりも前に依頼している人が多い場合は空きが出るまで待つ必要があります。擦り傷の場合は、基本的には2~3日程度で完成することが多いです。長くても1週間あれば終わります。納期についても、依頼しようと考えている板金塗装ショップにどのくらいかかるのかを尋ねた方が確実です。

まとめ

バンパーに傷がついたときの対処法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?実際のところ、板金塗装ショップに依頼する余裕があれば、このような記事は読まずに依頼するはずです。この記事を読んでいるということは、DIYでの修理を考えている人が多いはず。

板金塗装ショップに依頼するお金があれば、おいしいものだって食べることができるし、カスタムパーツを購入することができるので、その気持ちは痛いほどわかります。

もちろん、バンパーに傷がついてしまった以上は板金塗装ショップに依頼するのが望ましいです。やはりプロと私たちのような初心者では、仕上がりに大きな差が出てしまうのはしかたありません。

しかし、CARTUNEでは皆さんのようなDIYユーザーを応援しています。この記事以外にも、皆さんのためになるような記事をたくさん用意しているので、そちらも併せてご覧ください。