2018年11月16日 (更新:2024年08月15日)
マフラーの白煙っていいの?白煙の原因や対策を教えます。
通常であれば、マフラーから白煙が出ることはありません。白煙が出ていれば心配になりますよね。この記事ではマフラーから白煙が出る理由や、白煙を抑える方法、オススメのオイル添加剤を紹介していきます。
なぜマフラーから白煙がでるのか?
マフラーの白煙の原因を知っておかなくては、白煙を繰り返してしまいます。マフラーの白煙は水蒸気と煙の2つに分けられます。車内が寒いときに温めようとして出るのが水蒸気です。水蒸気の場合、エンジン状態が良好であると言えます。
一方、オイルの焦げたようなニオイがする白煙の場合、それは煙です。エンジンに何かのトラブルが考えられます。このように白煙の種類によって、原因が違ってくるのです。では、マフラーから白煙が出る原因について紹介していきます。
オイル上がり
オイル上がりは、シリンダーとピストンの間にできた隙間にオイルが上がってくることで起きます。そして、ガソリンと一緒に燃えてしまうと白煙が出てしまうのです。アクセルを踏んだ時によく白煙が発生します。
オイル下がり
オイルがバルブシールから漏れ、燃焼室内に侵入し、オイルが混合気と一緒に燃焼されることによって、白煙が発生したりする原因になります。オイル下がりもガソリンとオイルが一緒に燃える事によって発生するのです。
エンジンオイルが少ない場合にも白煙が出ることがあります。マフラーの白煙が水蒸気の場合、オイルなどに問題はありませんが、匂いがある白煙の場合はエンジンオイルに問題があると考えたほうがいいでしょう。
マフラーの白煙を抑えるためには
オイル上がり、オイル下がりはできれば手軽に直したいですよね。では、そのための対処法を紹介していきます。
オイル上がりの添加剤を使用する
オイル上がりが原因の場合、オイル上がり専用の添加剤があります。オイル上がりの添加剤を使用することで、オイル自体の粘度を上げることができます。すると、オイルがシリンダーとピストンの間から上がってくるのを防ぐことができるのです。
しかし、古いエンジンオイルや安いエンジンオイルには効果が見られないことがあります。
オイル下がりの添加剤を使用する
オイル下がりも専用の添加剤があります。オイル下がりの添加剤を使用することで、エンジンのゴムが柔軟になり、隙間ができなくなることでオイル上がりを防ぐことができます。
オイル下がりの添加剤はオイル上がりの添加剤よりも効果が出にくいため、すぐに白煙が出なくなるというわけではありません。なので、使用後は様子を見るようにしましょう。
このようにオイルの添加剤を使用してみましょう。オイルの添加剤はあくまで応急対処方法です。なので、白煙が気になる場合はディーラーに行って、点検や修理してもらうようにしましょう。
おすすめオイル添加剤
オイルの添加剤にも様々な種類があります。では、オススメのオイル添加剤を紹介していきます。
ワコーズ EPS エンジンパワーシールド E171 280ml [HTRC3]
ワコーズはワックスでも有名なメーカーです。保証がきちんとついているので安心ですね。オイル上がりにもオイル下がりにも効果的な添加剤です。
STP(エスティーピー) スモークトリートメント 白煙防止エンジンオイル添加剤 428ml S-12
白煙を防止してくれる添加剤です。ガソリン車の専用の添加剤になっているため、ディーゼル車には使用できません。しかし、ほとんどの車には使用できるので使用してみましょう。
業務用 エンジンオイルの漏れ止め 高性能オイルシーリング剤 PLUS 91(プラス91)お徳用10本セット 1秒間に2滴のオイル漏れ、白煙も止める圧縮圧回復、燃費向上、焼付防止!
業務用の添加剤です。オイル下がりの場合に対応しています。さらに燃費向上、エンジンの焼き付け防止機能もあります。
このようにオイルの添加剤は様々な種類があります。オイル上がりやオイル下がりを予防するだけでなく、燃費向上などの効果もあるのです。一度使用してみてもいいでしょう。
まとめ
マフラーから白煙が出る原因として、オイル上がりとオイル下がりがあります。これはオイルの添加剤を使用することによって、改善することができます。
しかし、修理したというわけではないので、ディーラーに点検、修理してもらうのが一番いいでしょう。応急対処方法として、オススメのオイルの添加剤を使用してみましょう。ぜひ参考にしてみてください。