ヘッドライトを「イカリング」にしてみよう!殻割り、自作のポイント紹介! | CARTUNEマガジン
ヘッドライトを「イカリング」にしてみよう!殻割り、自作のポイント紹介!

2018年11月17日 (更新:2020年07月13日)

ヘッドライトを「イカリング」にしてみよう!殻割り、自作のポイント紹介!

皆さんは愛車をカスタムするとき、どこから行いますか?ライトのバルブ交換、ホイール交換や車高を下げるとかでしょうか。これらは部品交換で済むので、比較的やりやすいのではないでしょうか。ですが、自分の愛車にもっと個性を出したい! 自分ならではの、スペシャルなカスタムを自分で行いたい!そんな希望を叶える方法の1つである、ヘッドライトのイカリング化について紹介したいと思います。

クロさんのロードスターNDライトの画像
クロさんのロードスターNDライトの画像

ヘッドライトに入れる「イカリング」って?

皆さんは愛車をカスタムするとき、どこから行いますか?ライトのバルブ交換、ホイール交換や車高を下げるとかでしょうか。これらは部品交換で済むので、比較的やりやすいのではないでしょうか。

ですが、自分の愛車にもっと個性を出したい!自分ならではの、スペシャルなカスタムを自分で行いたい!そう思っている方も、多いのではないでしょうか。そんな希望を叶える方法の1つである、ヘッドライトのイカリング化について紹介したいと思います。

まず最初に、イカリングとは、丸型のヘッドライトの周りに輪っか状の明かりを施すカスタムです。輪っかの中には、主にプロジェクターヘッドライトを入れる方が多く見受けられます。

その輪っかが、食べ物のイカリングに似ているため、この名前が付けられました。もともとのイカリングブームの火付け役は、BMWが純正採用していたヘッドライトです。

それを真似たカスタムが増えていき、今ではそれほど珍しくなくなってきています。出始めた当初は、綺麗にイカリングを光らせるアフターパーツは少なく、どこも苦労していました。

当初あったCCFL管を光らせる方法では、どうしても光り方にムラが出てしまうこともありました。今の主流はLEDイカリングで、光りムラとは無縁となっています。LED自体の単価が下がってきたため、アフターパーツとしても使いやすくなりました。このLED化もイカリングが、カスタムとして流行る一因となっています。

ヘッドライトの殻割りとは

だいき丸さんのフーガY50ライトの画像
だいき丸さんのフーガY50ライトの画像

では、イカリングを装着する際、どの様な作業が必要となるのでしょうか?ヘッドライトをイカリング化する方は、オークションサイトやショップで購入される方がほとんどです。。それは、なぜなのか。答えは、ヘッドライトを殻割りする必要があるからです。この殻割りが面倒なので、購入する方が多いのです。

では、ヘッドライトの殻割りとはどういう作業なのでしょうか?読んで字のごとく、ヘッドライトを真っ二つにバラすことです。ヘッドライトは透明な部分と、黒色のケース部分を組み合わせてユニットとなっています。

この2つのパーツの間には、コーキング剤、つまりシールの役割をしている薬品が塗布されています。殻割りをする時には、熱で温めてコーキング剤を柔らかくして2つのパーツを分割します。柔らかくする方法は、ヒートガンで温めて行うのが主流です。

ヒートガンとは、ヘアドライヤーのパワフル版とでも言えば分かりやすいでしょうか。ヒートガンで、ヘッドライトの継ぎ目を満遍なく温め、コーキング剤を柔らかくして殻割りをする、ここまでが殻割りの方法です。

注意点は、ヒートガンで温めすぎるとヘッドライトが溶けてしまうことです。溶けない様に注意しながら、コーキング剤を柔らかくする温度まで温めることが大切です。殻割りを経て初めて、イカリングを装着することが可能になります。

イカリングを自作しよう!

310design.satoshiさんのクラウンマジェスタUZS186ライトの画像
310design.satoshiさんのクラウンマジェスタUZS186ライトの画像

殻割り方法を説明しましたので、イカリング本体を作ることが出来れば、全てを自作することが可能です。では、イカリングを自作する場合、なにをすればいいのでしょう。

イカリングには、CCFL管を使用したものと、面発光LED管を使用したものとLEDの光りをアクリルを介して光らせるものがあります。ここでは、最近の流行りの面発光LEDを使用したイカリングの紹介をしたいと思います。

まずは、先程紹介した殻割りを行ないます。次に、サイズを測ります。装着できそうな、丸い部分の径を測定します。内径にするか、外径にするかは、どちらに装着できそうかをみて決めて下さい。

測り終わったら、そのサイズのLED管を用意するのですが、LED管はサイズごとに、販売されているので購入するのも手です。どうしてもフル自作にこだわりたい方は、面発光LEDを購入してみてもいいかもしれません。

またLED管がむき出しになると、見栄えが良くないので隠すための透明なカバーも販売されています。固定するためにも、あった方がベターです。

LED管とカバーを手に入れたら、極細のステンレス線でそれぞれを固定していきます。もちろん、カバーやLED管は汎用品なので、穴など開いていません。自分でドリルで穴を開けましょう。

穴を開けて、それぞれの部品を繋いだら、ヘッドライト本体にも穴を開けます。ここで失敗をすると、取り返しがつきません。失敗をしないように、穴を開ける箇所にはペンなどで印をつけておきましょう。

ヘッドライトに穴を開けたら、先程組み合わせた、LED管とカバーを固定していきます。固定ができたら、あとはライトの邪魔にならない様に配線を通していきます。ヘッドライトケースの外に配線を出すことができたら、殻を閉じます。

ヘッドライトの透明部と、黒いケース部をふたたびコーキング剤を塗り閉じていきますが、ここで失敗すると大変です。コーキング剤が足りなかったり、塗布箇所を間違えたりすると、水入りの原因になります。

また、少しでも隙間が空いていると、水入りまではしませんが、ヘッドライトが蒸気で曇ってしまいます。コーキング作業はしっかり行って下さい。

コーキング作業が終了して、ヘッドライトを組み終わったらまずは作業完了です。この時、ヘッドライトはよく乾かしておいて下さい。水分が残ったまま、組み付けると内部が曇ってしまいます。最後に配線を、ポジションの配線と繋いで完了です。

まとめ

たがちゃん@漢/湖岸MN/Raveupさんのインプレッサ スポーツGP3の画像
たがちゃん@漢/湖岸MN/Raveupさんのインプレッサ スポーツGP3の画像

いかがでしたでしょうか。作業に慣れていない方なら、恐らく自作は手こずると思います。作業をする前に、イメージをつかむことが重要になります。作業イメージをつかみ、自分なりのやり方が見えてから作業に取り掛かることをおすすめします。行き当たりばったりで作業をすると、必ず壁にぶちあたります。

ヘッドライトは非常に高価なので、失敗すると高い勉強代となってしまいます。難易度は少し高めですが、挑戦しがいもある自作イカリングに、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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