車のクラッチ、こんな症状が出たら寿命かも?交換するには?

2018年11月04日

車のクラッチ、こんな症状が出たら寿命かも?交換するには?

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マニュアル車であれば足元の一番左にあるクラッチレバー。このクラッチにも寿命があります。寿命を迎えたときには当然交換しなくてはなりません。今回はクラッチを交換するタイミングと、それに関わる費用をご紹介いたします。

クラッチとは

まずはクラッチが何のために付いているかをご紹介します。クラッチはギアとエンジンのつなぎ役です。ギアを上げ下げするときに、クラッチが繋がったり離れたりしてくれるのです。シフトアップするときに一旦ギアとエンジンの回転を離すことにより、シフトが自由に動くようになりますね。ギアとエンジンは歯車が噛み合って動きます。この歯車が噛み合い、高速で回転することにより車は動きます。それを無理矢理外そうとすると歯車にダメージが加わってしまいます。

ギアを入れるときにも、同様に、歯車が削れたりかけたりしてしまいます。それをソフトにできるように、クラッチは付いているのです。そのため、クラッチ操作を誤ってしまうと回転数が合わずに車がガクガク動いてしまいます。マニュアル車を初めて運転した時に体験した方も多いでしょう。それだけクラッチは重要であり、クラッチにかかるダメージも同様に大きなものです。

2つの歯車をうまく嚙みあわせるためのクラッチなので、クラッチがすぐに摩耗してしまう運転もあります。クラッチが摩耗するのは繋がる瞬間です。いつまでも半クラッチ状態で運転していては、クラッチはすぐに摩耗してしまいます。また、回転数の違う2つの歯車を合わせるために存在していますので、アクセルをふかして一気に繋ぐことも極端な摩耗に繋がります。クラッチの寿命は運転方法で大きく変わるのです。

こんな症状が出たら要注意!クラッチの寿命かも?

クラッチが滑らないように運転していても、どうしても寿命は訪れます。車のパワーによって寿命は異なりますが、遅かれ早かれ訪れるのです。しかし、直接クラッチを見るのは現実的ではありません。クラッチの寿命は症状で判断しましょう。

まず、クラッチの滑り始めはスタート時に訪れます。車を動かす際、いつも通り運転しているのに半クラッチが長く続くようであれば、滑り始めています。いつも「ガツン」と来ていたポイントで滑らかになるのです。こうなってしまっては、寿命が来る日も近いです。

そして次に、シフトアップの際にも繋いだはずなのに速度に変わりはなくエンジンが吹け上がる現状が訪れます。こうなると、不動になるまでもうすぐです。最終的には、クラッチを繋いだ状態でアクセルを踏み込むと速度は下がっていくのにエンジンの回転数は上がっていきます。こうなると、もうまともには動けません。

最終的には1速でスタートする時、アクセルを踏んで回転数は上がりますがクラッチが繋がらずに前に進めなくなってしまいます。クラッチは溝のついた板です。この板が摩耗し、溝がなくなってしまうとエンジンの空回りが起きるのです。

クラッチを交換するには?費用はどのくらい?

クラッチに寿命が訪れた場合、交換しなくては走り出すことはできません。方法としては、まず車をジャッキアップしてトランスミッションを降ろします。そしてトランスミッションからクラッチを取り出す大変な作業になります。高くジャッキアップできる設備や、降ろしたミッションを受け止める機材が一般家庭にはありませんね。一般的には整備工場にお願いします。

トランスミッションを分解しなくてはならないので、認定工場が唯一分解の作業を許された工場です。スタンド等へ行ってもできませんのでご注意ください。作業工賃については工場によってバラバラですが、相場としては4万円〜7万円といったところでしょう。もちろん、車種によって異なります。

工賃とは、手間賃です。面倒な作業になればなるほどその費用は上がります。排気量が大きい車であれば、ミッションの重さも変わりますので費用は高くなります。

また、意外と見落としがちなのが駆動方式です。FR車の費用は安い傾向にあります。外しやすいのがその理由です。逆に、FF車やMR車、4WD車は構造が複雑なため、その費用は高い傾向にあります。また、国産は整備性が良いのですが、海外産の車は複雑であり、特殊な工具を使用する場合があるのでその分高くなります。

ここまでは工賃ですが、部品代も車種により様々です。社外品の「強化クラッチ」というものを取り付けると、純正よりも確実に高くなります。基本的にはクラッチが重くなるのですが、繋がる力が強くなるのです。メタル性のクラッチなどは、クラッチを切っている間シャラシャラと音が鳴るので魅力的でもあります。寿命による交換の際、メタルクラッチを導入するのも良いかもしれませんね。

クラッチが滑り始めたら早めの交換を!

クラッチ交換は費用が高額になる可能性が高いです。しかし、そのまま放置してしまうと不動車になってしまいます。不動車になってしまうとレッカー代もかかってしまいます。そうなる前に、寿命のサインが出たら早めに交換をお勧めします。

寿命のサインが出るまでは他の箇所に故障がない限り、ロングドライブくらいの距離数は走れます。サインが出たら交換しておけば、必要以上に不安になることはありません。

車は機械です。寿命がきた部品は交換し、愛車を大切に乗ってくださいね。