2019年01月01日 (更新:2024年08月13日)
親水ワックスってなに?その特徴やおすすめ商品を紹介します!
種類がたくさんあるカーワックス。撥水と一言にいっても、車体カラーや商品特性によって水のはじき方が異なります。今回は親水ワックスと撥水ワックスの違い、おすすめ商品をご紹介していきましょう。
撥水性と親水性ワックスの違い
水をはじく特徴を持つカーワックス。雨水に混ざった砂などの汚れや、雨水や洗車機使用後に水分がたまることによる水垢の発生を防ぐためにも、役に立つ車体保護成分です。水をはじく性質は大きく分けて「撥水」と「親水」の2つに分けられます。水をはじくと聞いて、多くの方が想像されるのは「撥水」の方でしょう。車体の表面に水玉を形成し、風圧などで水分を飛ばせる状態に仕上がります。
親水ワックスは、車体の表面に水玉を形成せずにそのまま滑らかに流れ落ちる性質を持たせます。表面に水のたまりを作らせないので、水垢の発生リスクを大幅に抑えることができるのです。撥水の場合は表面に水玉ができてしまうので、目に見えて「水をはじいている」という満足感がありますが、水道水の場合はミネラル分などが含まれているため、水に含まれる成分によって水垢ができやすくなっています。
お風呂の蛇口周辺の白く固まった水垢や、浴槽の表面がざらつくような水垢がついていることがありますよね。同じようなことが車の表面で起こるので、洗車後の水分のふき取りを十分に行わない、洗車機から出てそのまま走行した風圧で水分を飛ばしているという場合には水道水の成分による水垢ができてしまうことがあります。親水性の場合は、水をたまらせずにボディの上を滑らせて流れるようにしてくれるので、水がとどまることによる水垢を抑えることに役立ちます。
親水性ワックスのメリット・デメリット
親水性と撥水性の違いから、メリットの一つはお伝えしましたが、ほかにも下記のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
水たまりができにくいので水垢になりにくいです。
デメリット
少量の雨の場合や施工後の劣化により水をはじいて水垢を作ってしまうことがあります。親水性の特徴である、「水となじみやすく水が流れやすい」という性質は、大雨や高圧洗浄機での水洗車の時によく効果を発揮します。しかし、水分の付着量が少ない場合や、ワックスの施工後劣化が始まってくると従来通り水をはじき始めて流れにくくなってしまうので、親水性の持続性はあまりよくありません。
水垢の目立ちやすい濃い色の車に乗っていて、1~2週間ごとにメンテナンスできる方であれば、撥水性よりも親水性のワックスを繰り返し施工していくことで水垢のできにくいボディを維持することができます。白ボディなどの水垢が極端に目立たないカラーの場合は、撥水性のほうがメンテナンス頻度が低くてもボディの状態を維持しやすいでしょう。
おすすめ親水性ワックス!
親水性ワックスでは、日常的に使いやすいスプレータイプが人気商品となっています。スプレーしてふき取るだけでムラにもなりにくいので初心者の方でも簡単に施工することができますね。それでは、おすすめの親水性ワックスを3つご紹介しましょう。
CCI スマートミストネオ
濡れたままのボディに使用できる親水性のポリマーコーティングワックスです。スプレータイプでムラになりにくく、付属のクロスで拭き上げるだけの簡単施工。乾いたボディ・濡れたボディの両方に使用できるので作業性もよく、撥水性と変わらない手触りとツヤが得られます。ボディカラーを問わず、未塗装樹脂パーツやホイールなどにも幅広く使用できるので1本で車丸ごとコーティングが可能です。
シュアラスター ゼロウォーター
カーボディケア用品の人気商品を多数販売しているシュアラスターのコーティング剤、ゼロウォーター。濡れたボディ・乾いたボディの両方に施工でき、スプレーして拭き上げるだけの簡単施工です。ボディカラーを問わず、ウインドウガラスにも使用できるので水引のいいフロントガラスも同時に得ることができます。ガラス系シリコンを使用したコーティング剤ですので、繰り返し施工することによりツヤと被膜強度を深めていくことが可能です。
ペルシード ハイドロショット
親水性のスプレー型コーティング剤です。使用するたびにつやが深まっていき、黒い車体との相性は抜群です。香り付きのスプレーで作業中もリラックスできる香りが車体を包みます。親水性で水垢になりにくく、ムラにもなりにくいので簡単施工でつやとつるつるボディを手に入れることができます。
まとめ
親水タイプのワックスの特徴とおすすめワックス・コーティング剤をご紹介しました。暗い色のボディは白く固まる水垢が目立ちやすいのでメンテナンスも大変ですが、親水タイプにして水分を流してあげるだけで日々のメンテナンスがとても楽になります。
親水タイプのワックス・コーティング剤は研磨成分を含まず、ボディ色にかかわらず使える商品がほとんどですので、もちろん白や明るいカラーの車体にもお使いいただけます。撥水タイプが主流となっていますが、水垢に悩まされているという方は是非試してみてくださいね。
同時に、フロントガラスにも撥水ではなく親水タイプのコーティングを施すことで、ワイパーもいらないくらい雨水が流れていくようなつるつるのガラスにすることが可能です。ボディだけでなく、ガラスのコーティングも同時に行ってみてはいかがでしょうか。