軽カスタム実例集!軽自動車のジャンル別カスタムを大紹介します! | CARTUNEマガジン
軽カスタム実例集!軽自動車のジャンル別カスタムを大紹介します!

2018年12月26日 (更新:2020年07月22日)

軽カスタム実例集!軽自動車のジャンル別カスタムを大紹介します!

今や飛ぶ鳥を落とす勢いで普通車の販売台数を脅かしている軽自動車。コンパクトなボディサイズは日本の道路事情にマッチしています。車のカスタムを楽しんでいる人の中には「軽自動車なんて・・・」と考えている人もいるでしょう。しかし、軽自動車は車両価格も安ければ、維持費もカスタムパーツ代も安く、普通車よりもお手軽にカスタムできることが大半です。また、軽自動車はカスタムすることで一気に見違える車種が多いので、カスタムしがいがあります。今回は軽自動車のカスタム事例を6つほどピックアップ!

日本の道路事情に最適な軽自動車

車内空間を広くするため、衝突安全性を確保するため、様々なパーツや車種を共通化してコストダウンを図るため。時が経つにつれて、車のボディサイズはどんどん大きくなりました。大きな車にはメリットもありますが、デメリットもあります。特に日本は道が狭いため、ボディサイズが大きな車は取り回しが悪く、使い勝手が良いとは言えません。

その点、軽自動車は規格によってボディサイズが定められているため、小さなまま。日本の道路事情には最適な車だと言えるでしょう。以前は若い女性向けの印象が強かった軽自動車ですが、今や老若男女が愛用しています。また、軽自動車と一口に言いますが、実際は様々なタイプの軽自動車があるのはご存知でしょうか。軽自動車には大きく分けて、6種類のタイプが存在します。

スーパーハイトワゴン

2010年以降、軽自動車の中で最も勢いのあるジャンルがスーパーハイトワゴンです。その名称からわかる通り、全高が非常に高く設計されています。それによって、車内空間は大きく広がり、コンパクトカー並み、車種によってはそれ以上の車内空間を実現しています。両側スライドドアの採用も大きな魅力のひとつで、軽自動車を製造している各メーカーの軽フラッグシップモデルを担っていることが多いです。代表的な車種:ホンダ・N-BOX、ダイハツ・タントなど

トールワゴン

軽自動車の中で最もスタンダードなボディタイプがトールワゴンです。こちらも従来の軽自動車と比べると、全高が高く設計されています。とはいえ、スーパーハイトワゴンほど高いわけではなく、両側スライドドアも採用されていません。

その分、価格が安価に設定されており、スーパーハイトワゴンの欠点である走行性能の低さもカバーされています。全体のバランスが非常に良く、とりあえず軽自動車を選ぶならトールワゴンと言っていいくらい人気のボディタイプです。

代表的な車種:スズキ・ワゴンR、ダイハツ・ムーヴなど

ハッチバック(軽セダン)

トールワゴンの人気が高まる以前は、軽自動車と言えばハッチバック(軽セダン)が主流でした。車内空間を確保するため、昨今はハッチバック(軽セダン)も全高が高くなりつつはありますが、トールワゴンよりは低く設計されています。

安価な価格、高い燃費性能を実現しているので、軽自動車を製造している各メーカーのエントリーモデルを担っていることが多いです。こちらもトールワゴンと同様、バランスが良いボディタイプとなっています。代表的な車種:スズキ・アルト、ダイハツ・ミライースなど

SUV

世界各国でトレンドとなっているボディタイプ、それがSUVです。車種によって、オフロード性能を重視したもの、オンロード性能を重視したもの、オフロード性能とオンロード性能を両立したものがあります。

軽自動車に限って言えば、オンロード性能を重視している車種が多いようです。上記で紹介したジャンルのようにボディの形状でジャンル分けされるというわけではなく一般的には最低地上高を通常よりも高く設計している車種をSUVと呼んでいます。代表的な車種:スズキ・ジムニー、スズキ・ハスラーなど

スペシャリティ

上記で紹介したジャンルに当てはまらない軽自動車を、ひとまとめにしてスペシャリティと呼びます。オープンカーやスポーツカーなど、趣味性の高い車種を指すことが多いです。実用性は考慮されていないことが多いため、普段使いには適していません。しかし、上記で紹介したジャンルの軽自動車よりも、運転していて楽しい車種が多くなっています。熱心なファンが多く、CARTUNEで人気が高いジャンルのひとつです。代表的な車種:ダイハツ・コペン、ホンダ・S660など

軽商用車

人ではなく、荷物の積載を想定した車種が軽商用車です。軽自動車は小型車に該当するので、分類上は5ナンバーになります。軽商用車は小型貨物車として登録されるので、分類上は4ナンバーです。ボディタイプに決まりはなく、軽トラックや軽ワンボックスバン、軽ボンネットバンなど、さまざまな種類が存在しています。荷物の積載のみを考慮しているのでそれ以外は徹底的なコストダウンが図られており、装備は貧弱ですが価格はとても安いです。代表的な車種:スズキ・キャリイ、ダイハツ・ハイゼットカーゴなど

軽自動車のカスタム事例とホイール紹介

軽自動車のボディタイプについて知ったところで、早速軽自動車のカスタム事例を紹介していきます。今回ピックアップしたのは6車種です。紹介するカスタム事例が装着しているホイールについて、丁寧に解説も行っていきたいと思います。

ホンダ・N-BOX カスタム

最初に紹介する車種は、ホンダを代表する軽自動車であり、最も勢いがある軽自動車であるN-BOXです。ボディタイプはスーパーハイトワゴン。N-BOXの魅力は普通車顔負けの車内空間と充実した快適装備・先進安全装備でしょう。ターボモデルも設定されているので、そちらを選択すれば重たいボディでも快適に走行することが可能です。

エヌ丸ポイポイピーさんが購入したのは、N-BOXをベースに外観・内装に手を加えたカスタムモデル、N-BOX カスタム。イカツさを前面に押し出したフロントマスクは迫力があります。軽自動車ながら高級感を強く感じるモデルとなっており、これは通常のN-BOXでは感じることができないものです。

エヌ丸ポイポイピーさんのN-BOX カスタムはいわゆる純ベタ仕様。ボディにはほとんど手を入れておらず、N-BOX カスタムが持つ魅力を思う存分に引き出しています。その分、足回りにはお金をかけているようで、それはエヌ丸ポイポイピーさんのN-BOX カスタムを見ればよくわかるでしょう。

社外エアロパーツを装着しているわけでもないのに、ボディは地面スレスレ。圧倒的なシャコタンを実現しています。フロントはツライチ、リアはツラウチとこだわりを感じる足元です。車高調はもちろん、加工アクスルとロアアームを組んでいるのだとか。足回りで魅せるカスタムに仕上がっています。

そんなエヌ丸ポイポイピーさんのN-BOX カスタムが装着しているホイールはスタイリッシュなホイールを数多く手掛けている「WORK」の「Seeker SX」です。

フラットディスクが星形を再現していてネオクラシックな雰囲気を演出します。ボディカラーと合わせたホワイトディスクと、眩しく輝くアウターリムが良い味を出していますね。

ダイハツ・ムーヴ

続いて紹介する軽自動車はダイハツのロングヒットモデル、ムーヴです。ムーヴはスズキ・ワゴンRに対抗するために開発されたトールワゴン。スーパーハイトワゴンほどではありませんが、軽自動車としては広大な車内空間を実現しています。実用性がしっかりと考慮されており老若男女に人気がある軽自動車です。

サマンさんが購入したのは、ムーヴの外観がよりスタイリッシュになったカスタムモデル、ムーヴカスタム。現在販売されているのは後期モデルで、サマンの所有するムーヴカスタムは前期モデルです。フロントマスクの大部分を占める、大きなグリル。

先進性のある意匠を採用した左右のヘッドライトは、アッパーグリルのLEDラインを通して連続しています。レーシーな「ブレス」製のエアロパーツを身にまとってはいますが、パーツの多くは自作したり、DIY加工を施したりしているそうです。ロマンが溢れるオリジナルカーとなっています。ムーヴカスタムの魅力をさらに高めたカスタム事例です。

車高はほどほどにローダウンされていますが、社外エアロを装着しているため、余計に低く見えます。スポーティーでカッコいいですね。さて、そんなサマンさんのムーヴカスタムが装着しているホイールですが、こちらは「LEHRMEISTER」の「BRUNELLO(ブルネッロ)」という製品になります。

細長く伸びた2×8のクロススポークデザインは、サマンさんのスポーティーなムーヴカスタムと相性がばっちり。寒色系のボディにはゴールドのスポークが映えますね。ポリッシュ加工が施されたアウターリムはステップリム構造で、奥行き感を表現しています。サイズは16インチとのことですが、それよりも大径ホイールに見えますね。

スズキ・アルト

続いて紹介する軽自動車は、発売以降スズキを支え続けている軽ハッチバック(軽セダン)、アルトです。現在販売されているアルトは8代目にあたります。徹底的にムダを削ぎ落した結果、シンプルかつ洗練されたスタイルとなりました。性能自体は高い方ではありません。しかし、ムダを省くことで他社の軽自動車を寄せ付けないほどの軽量化を実現。

ボディが軽いことで、走りが良くて低燃費、パワー不足を感じる場面も少ないという好循環に。余計なものがないので、もちろん価格も安いです。ある意味原始的ではありますが、アルトは非常に魅力的な軽自動車なのです。

ゆずきらむさんが購入したアルトは、軽量なアルトをベースにターボエンジンを搭載。走りに関する部分だけを徹底的に磨き上げた本格スポーツモデルアルトワークスです。軽自動車の馬力自主規制値いっぱいの64馬力を発生。ターボならではの太いトルクも低回転域からしっかりと発生させます。

それだけのエンジンスペックを誇りながら、車両重量はなんと670kg。パワーもあって、軽さを活かした走りもできる。新規格に移行してからの軽自動車としては、トップクラスのパフォーマンスを実現しています。そんなアルトワークスを

ゆずきらむさんはラリーカー仕様に仕上げました。

イエローのマッドガードはもちろん、そのコンパクトなボディには見合わぬ大型ウイングを装着。まだまだカスタムは進行している最中ですが、日に日にラリーカーらしさが増しています。車高はローダウンスプリングでほどほどにダウン。走りをメインに据えた、ラリーカーらしい車高です。純正時点で貼り付けられている「WORKS」のサイドデカールを剥がしてよりシンプルな見た目になりました。

ゆずきらむさんのアルトワークスが装着しているホイールは、「PIAA」の「MOTORISMO TS-5」です。2×5のシンプルなクロススポークデザインを採用。洗練されたそのデザインは、ゆずきらむさんのアルトワークスと非常にマッチしています。フローフォーミング加工が施されており、見た目だけでなく軽量性も確保。サイズは15インチとのことです。ホワイトのカラーリングが、まさにラリーカーのような雰囲気を醸し出しています。

スズキ・ジムニー

続いて紹介する軽自動車は軽自動車史上、最高峰の悪路走破性を実現している本格SUV(クロカン)、ジムニーです。約20年の販売期間を経て、今夏ニューモデルのジムニーが発売されたばかりですが、今回紹介するジムニーはそれ以前に販売されていた先代モデル(JB23W)です。初代モデルから一貫してスクエアボディを採用していたジムニーですが、先代モデル(JB23W)は若干丸みを帯びたボディを採用しました。

新型ジムニーでは原点回帰して、以前と同様のスクエアボディを採用しています。ジムニーの魅力はやはり軽自動車のみならず国産車の中でも突出したオフロード性能でしょう。ラダーフレームとリジットサスの組み合わせは古典的ですが悪路には打ってつけの構造。最高出力64馬力を発生するターボエンジンで、どんな悪路も駆け抜けてくれます。

ぴょんいけ。さんは8月にフルノーマルの先代ジムニー(JB23W)を納車したばかりですが、早くも大がかりなカスタムで仕上げています。ジムニーはモデルを問わず、カスタムベースとして高い人気を誇っています。先代ジムニー(JB23W)はCARTUNEで最も勢いのあるモデルで大胆かつ迫力のあるカスタムを施しているユーザーが多いです。

リフトアップはもちろん、ヘッドライトやバンパーを加工してイカツく仕上げるのはもはや定番となっています。ぴょんいけ。さんはというと、先代ジムニー(JB23W)の武骨さとどこかキュートな印象を受ける外観を損なうことなく

おしゃれなカスタムに仕上げました。先代ジムニー(JB23W)の素材の良さを上手に引き出していて、とてもカッコいいです。オフロード+ホワイトレタータイヤも良い雰囲気。

装着しているホイールは、シンプルなスチールホイールです。スチールむき出しで武骨ですが、おしゃれな印象も受けます。ちなみにこのスチールホイールはぴょんいけ。さんいわく三菱・ジープの純正ホイールなのだとか。詳細は定かではありませんが、先代ジムニー(JB23W)の足元にマッチしていますね。

ホンダ・S660

続いて紹介する軽自動車は、軽自動車唯一のピュアスポーツカーであるS660です。ホンダが以前販売していた名車、ビートの実質的な後継車種になります。2シーターでルーフにはタルガトップを採用。駆動方式がMRなので、トランクスペースはほとんどありません。実用性は皆無ですが、普通車のスポーツカーと比較しても遜色ないスポーツドライビングを満喫することができます。

軽自動車なので、絶対的な運動性能は高くはないです。しかし、それを補って有り余る人馬一体感がS660にはあります。運転の楽しむために軽自動車を購入するなら、まず候補に挙がる1台です。走りだけでなく、スタイリングも魅力のひとつ。現代のスポーツカーらしいエッジの効いたシャープなボディライン。攻撃的でありどこか愛嬌も感じるフロントマスクは、見るだけでワクワクしてくるほど。

ボディがコンパクトなので、実際に乗ってみないことにはわかりづらいのですが、S660の全高は1,180mmととても低く設計されています。この数値はなんとランボルギーニ・ウラカンスパイダーと同じ。MRレイアウトにタルガトップ、軽自動車初の6MT、自主規制値いっぱいの64馬力。そして、スーパーカー並みの低いルーフを実現した美しいスタイリング。

S660はまさに、ホンダが誇る軽スーパーカーなのです。えるふさんのS660は「Liberty Walk」のコンプリート仕様です。ホンダが販売しているスーパーカーであるNSXルックのエアロパーツを装着しています。特にフロントマスクは忠実に再現されており、ミニNSXといっても過言ではありません。ノーマルのS660は洗練されたカッコよさですがえるふさんのS660は攻撃的かつダイナミックなカッコよさです。装着しているアルミホイールも、もちろん「Liberty Walk」製。

2×5のクロススポークがカーブを描いたようなデザインですが、こちらもNSXの純正ホイールを再現しています。ゴールドのスポークはダークボディの良いアクセントになっていますね。社外ホイールらしい深リムも採用し、非常にカッコいい仕上がりになっています。

スズキ・エブリイ

最後に紹介する軽自動車はスズキの軽ワンボックスバン、エブリイです。現在の軽ワンボックスバン市場はスズキとダイハツが二分しています。少し前まではほかの国内自動車メーカーも軽ワンボックスバンをラインナップしていたのですが、時代の流れとともに生産終了となっていきました。

そんな激戦区で勝ち残り、今でも第一線で活躍しているのがエブリイなんです。エブリイは元々、スズキの軽トラックであるキャリイのバンモデルとして登場しました。その後、エブリイとして独立し、現在に至ります。軽自動車規格いっぱいに広げたボディサイズの大半がラゲッジスペースという徹底ぶり。

軽自動車とは思えないラゲッジスペースは仕事用として趣味用として、幅広く活用されています。7048(直し屋)さんが乗っているのはエブリイの5ナンバー乗用モデル、エブリイワゴンです。エブリイワゴンは4ナンバーのエブリイよりも、乗用車らしい外観と内装を採用しています。また、乗り心地や後部座席など、数多くの変更点でエブリイと差別化が図られているのですが7048(直し屋)さんのエブリイワゴンはそのような変更点が些細なことのように感じてしまうような、モンスターマシンに仕上がっています。

「シュピーゲル」製のワンオフ車高調でリフトアップ。本格クロカン車顔負けの大径かつワイドなオフロードタイヤはインパクト抜群です。もちろんフェンダーからはみ出してしまうので、やんちゃすぎるオーバーフェンダーで武装。とんでもなくワイドなエブリイワゴンです。フロントバンパーはタイヤが干渉しないように大胆にカット。ラジエーターやフレームを守るガードバンパーは、ドレスアップとしても効果あり。

愛嬌のある顔つきのエブリイワゴンに武骨さをプラスしています。ブラックアウトされたバッドフェイスボンネットはエブリイワゴンのヘッドライトをイカツく見せています。7048(直し屋)さんのエブリイワゴンが装着しているホイールは「WORK」の「MEISTER S1」です。洗練された5スポークと深リムで、薄々感づいた人もいるのではないでしょうか?

私の個人的な意見ですが「MEISTER S1」タイプのホイールはスポーツカーにこそマッチするホイールだと思っていたのでエブリイワゴンにばっちり似合っているのを見て、考えを改める必要があると感じました。そのくらい7048(直し屋)さんのエブリイワゴンと「MEISTER S1」の相性は抜群です。リム幅はなんと10Jもあるのだとか。やはりワイドなタイヤ・ホイールは迫力が段違いですね。

まとめ

軽自動車のカスタム事例を6つ紹介しました。軽自動車もカスタムすることで、普通車顔負けのカッコよさを実現することができるとわかりましたね。ボディに手を加えることも大切ですが、足回りだけでばっちりとキメることもできます。

また、上記のカスタム事例にあったように、社外ホイールではなくあえて他車種の純正ホイールを流用することで、シンプルだけど一味違う足元に仕上げることも可能です。装着するホイールで車の雰囲気は大きく変わります。CARTUNEのカスタム事例を参考に、まだ誰も装着していないホイールを吟味するのも楽しいかもしれません。

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