2018年09月03日 (更新:2020年08月25日)
ボディーコーティングが気になる?その効果や種類、洗車方法等を徹底解説!
ツヤツヤ・ぴかぴかの愛車を維持できることが魅力のボディコーティング。お手入れもしやすくなり、愛車に施工している方も増えていますよね。コーティングには種類があり、種類によってお手入れ方法も異なります。ボディーコーティングについて解説していきましょう!
ボディコーティングの効果
カスタムショップやディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなど、プロに施工してもらうことがメインだった車のボディコーティング。最近では様々なコーティング剤が販売されており、効果や目的から自分に合ったものを選択して個人でも気軽に施工できるようになって来ました。
ボディコーティングにはどのような効果、メリット・デメリットがあるのでしょうか?
ボディコーティングの特徴・効果
車にボディコーティングを施すことによって得られる効果は以下の3つ。
- 車体にツヤや光沢が出る
- 汚れを付きにくく落としやすくして日々のメンテナンスを楽にする
- 飛び石などのキズを最小限に抑えられる
コーティングは、車体の塗装面のうえにさらにもう一枚の膜を張るということ。
表面に深いツヤや光沢を演出でき、ワックスをかけたように美しい鏡面のようなボディに仕上がります。
また、膜が張られることで汚れが付きにくく落としやすくなるので、鉄粉や水垢などの頑固な汚れも定着しにくくなり当然洗車もラクチンになります。
そして、飛び石などのキズもコーティングが受け止めるので、塗装面へのダメージを抑えることも出来るのです。
ボディコーティングのメリット・デメリット
ボディコーティングを施工するメリット・デメリットは以下のとおりです。
ボディコーティングのメリット
- 深く美しいツヤが出て車体に高級感が出る
- 手入れが楽になるのでワックスがけなどの大変な作業が不要になる
- 車体に付く汚れや傷を抑えることが出来、きれいな車体を保つことが出来る
- 効果が3ヶ月~6ヶ月ほど持続する
ボディコーティングのデメリット
- プロによる施工は費用が高い
- セルフで行う場合は塗膜が安定するまで何重にも施工が必要
- コーティングの成分によって使用できるシャンプーやワックスなどに制限がある
メリットは効果の部分でお伝えしたとおりです。デメリットにあたる部分は費用面。車体の大きさによって異なりますが、プロの施工は数万円かかります。
ご自身でスプレーのコーティング剤を使う場合は、一度塗っただけでは継続的な効果は見込めません。洗車のたびに繰り返し施工していくことでツヤや光沢が増していき、コーティングの塗膜に厚みが出て効果が実感できるようになっていきます。
また、コーティングには種類があり、種類によって使用できないシャンプーやメンテナンス用品が出てきます。きちんと特性を理解したうえで施工しないと、せっかくのコーティングが意味を成さなくなってしまうので注意が必要です。
ボディコーティングはどこで施工してもらえる?
ボディコーティングをプロに依頼する場合、施工できる店舗は増えてきています。
- オートバックスやイエローハットなどのカー用品店
- クリスタルキーパーなどを取り扱うガソリンスタンド
- カスタムショップ
- 自動車ディーラー
- 中古車販売店
料金は車体とコーティング剤の種類、下地処理を行うかなどの施工内容によって変動します。価格相場はおおむね以下のようになっています。
- 軽自動車:2~5万円
- コンパクトカー:3~6万円
- セダン・ワゴン:3~8万円
- 1BOX・ミニバン・SUV:4~10万円
当然ですが、車体が大きいほど施工が大変になるので高額になります。
ボディコーティングの種類
ボディコーティングには、いくつかの種類があります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。
ガラスコーティング
コーティングの中でも最上級に当たるのがガラスコーティングです。100%ガラス成分の保護膜でボディ表面を覆うので、他のコーティングに比べ耐久性に優れています。
紫外線、熱、飛び石や、給油時に少し垂れてしまったガソリンなどから塗装面をしっかりと守ってくれるのがガラスコーティングの特徴。高い強度が魅力ですが、プロによる施工が基本ですので費用が高くなるのがデメリット。
また、ガラスコーティングの種類によっては、保護膜を維持するために専用キットでの上塗りなどが必要な場合もあります。コーティングをしたからといってそのまま放置や水洗いのみで良いというわけではないのです。「最上級の仕上がりが欲しい」「新車で購入したからきれいな状態を維持したい」という方におすすめです。
ガラス系コーティング
ガラス系コーティングは、ガラス成分のほかに、樹脂やポリマーなどを含んだコーティング剤です。市販商品もあるので、自分での施工もできます。ガラス繊維を含んでいることで、対候性や耐久性に優れ、効果は6ヶ月前後持続します。
ガラス繊維のほかに樹脂などを含むためつやが出やすく、現在の主流となってきているコーティング成分です。「自然な仕上がりで耐久性に優れたコーティングをしたい」「ガラスコーティングをしたいが費用を抑えたい」という方におすすめです。
ポリマー系コーティング
ポリマーとは、石油由来あるいは化学合成による高分子化合物のことを言います。コーティングとしての位置づけは「ワックス以上ガラス系以下」。コーティングの中では低価格で施工でき、ワックスよりも耐久性・持続性に優れています。ツヤや光沢も出て、効果が持続している間は洗車等の手入れもラクに行うことが出来ます。
しかし、ワックス同様劣化していくので、継続的な施工やメンテナンスは必要となります。持続期間は3ヶ月前後が一般的です。
ボディ―コーティングされた車の洗車方法
コーティングを施した車体の洗車のポイントは以下の3つです。
- きれいな水をたっぷり使う
- 柔らかい素材のスポンジ等で優しく洗う
- 柔らかい素材のタオルやセームでしっかりと水分をふき取る
コーティングの皮膜を傷つけないよう、ブラシを使っての洗車やごしごし擦る洗い方は避けましょう。基本的には水洗いでほとんどの汚れを落とすことが出来ますので、定期的に水洗いでの手洗い洗車でメンテナンスしていきましょう。
コーティングされた車って洗車機を使用してもいいの?
コーティング施工車の洗車の基本は優しく水洗い。ですから、洗車機を使用しての洗車は避けたほうが良いです。砂などが付着したまま洗車機の中に入り、高速で回転するブラシで洗われるわけですから、皮膜にキズが付いてしまう可能性を否定できません。
また、場所によっては洗車機から出てすぐに水分の拭き取りを行えないこともあります。水分をそのままにすると水垢などの原因になってしまうので、せっかくコーティングを施したきれいな車体が台無しになってしまうことも。そういった理由から、洗車機の利用はせず手洗いで洗車するのがベストです。
まとめ
車のボディコーティングについてご紹介してきました。車の購入時にはできるだけコーティングをしておいたほうが、あとのメンテナンスやきれいなボディの維持がしやすくなるのでおすすめです。あまり高額な費用は出せない、という方に最もおすすめなのが「ガラス系コーティング」です。
プロによる施工も手の届きやすい価格で、市販のスプレーでも自分で施工することが出来、ポリマー系よりも耐久性がある分施工回数が少なくて済みます。愛車をきれいに保つためにも、積極的に取り入れていきましょう。