スタッドレスタイヤは夏も使える?ノーマルタイヤとの違い・注意点

2021年01月04日

スタッドレスタイヤは夏も使える?ノーマルタイヤとの違い・注意点

labelタイヤ

雪道や凍結した道路の上を安定に走行することを可能にしてくれる、スタッドレスタイヤですが冬の路面の走行のために作られていますので、冬以外の季節はノーマルタイプのタイヤを使う必要があります。なぜならば、夏にスタッドレスタイヤを使ってしまうと色々なデメリットが出てきてしまうからです。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いとは

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いとは

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いはどのような点にあるのでしょうか?

溝の数

雪道で車がスリップする原因になるのが、水分です。その水分を吐き出すことによってスリップを減らすことを考えて作られたのがスタッドレスタイヤですので、スタッドレスタイヤの溝はノーマルタイプのタイヤに比べて深くなっています。更にはこの溝のために雪道であってもスリップを軽減して走行することが可能になります。

硬さ

タイヤに使われているゴムは通常温度が下がってしまうと硬くなってしまうという性質をもっています。硬くなってしまうとスリップしやすくなったりブレーキの利きが悪くなってしまいます。

スタッドレスタイヤに用いられているゴムは低温でも硬くなりにくい性質をもっていますので、例えば雪の上であっても安定した走行をすることが可能になります。更には、スタッドレスタイヤに用いられているゴムは水分の吸収力が高めたりするような素材の加工も行われていますので非常に安定した走行を可能にしてくれます。

スタッドレスタイヤに使われているゴムの劣化のスピードは非常に速いものですので、例えば購入して3年経過したスタッドレスタイヤは性能が大きく低下している可能性が考えられますので、点検をすることが必要です。場合によっては新しい物への交換も必要になります。

夏にスタッドレスタイヤを使うと生じるデメリット

夏にスタッドレスタイヤを使うことによって生じてくるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

制動距離が長くなる

タイヤは素材がゴムでできているため、高い温度では柔らかく、低い温度では固くなります。また、素材であるゴムの配合などにより、タイヤによって同じ硬さになる温度が変わります。スタッドレスタイヤは、冬場の寒い路面に合わせて設計されているため、マイナス10度~20度といった温度で適正量のグリップが保たれるよう設計されています。

そのため、冬場に強い一方、夏場の40~50度と高温になった路面ではタイヤのゴムが適正値を超えて柔らかくなる、いわゆる熱ダレのような現象を起こします。この結果、夏場におけるスタッドレスタイヤはブレーキ時の摩擦力が低下するため、制動距離が長くなります。

更には、ゴムが柔らかくなりすぎることで、タイヤの溝が夏タイヤに比べて潰れてしまい、夏場の濡れた路面での走行ではさらに制動距離が長くなり、非常に危険です。面倒でもきちんと夏タイヤに交換しましょう。

燃費が悪くなる

スタッドレスタイヤは溝が多く摩擦が発生しやすくなっているので、回転させるためにはノーマルタイヤに比べて大きなエネルギーが必要になります。そのため燃費が悪くなってしまうことが考えられます。

バーストの危険性がある

元々スタッドレスタイヤは冬用に設計されて作られていますので、夏場にスタッドレスタイヤで走行してしまうと熱による変形が起きやすく、バーストの恐れが出てきます。冬場はスタッドレスタイヤを使って、夏場はノーマルタイヤを用いるという方法がお勧めです。交換は自分で行ってもOKですし、専門のショップで交換してもらってもいいでしょう。

まとめ

まとめ

スタッドレスタイヤは冬場においてそれを使うことによって安定した走行が可能になりますが、夏場にそれを使ってしまうと大きなデメリットがあります。燃費が悪くなってしまったり、制動距離が伸びてしまう可能性もでてきます。

スタッドレスタイヤを使う場合には、なるべく冬場だけにして、夏場はノーマルタイヤに履き替えるようにすると良いでしょう。タイヤの交換は自分ですることも可能ですし、インターネットなどでタイヤ交換をしてくれるカーショップやガソリンスタンド等がありますので参考にしてみてはいかがでしょうか。