2018年05月25日
エルグランド(E52型)の情報を編集部が徹底的に紹介します!グレード、他車比較、カスタム例と、E52情報を網羅します!
存在感あふれる「キングオブミニバン」、エルグランド(E52)。この記事では、E52型エルグランドを、グレード、他車比較、カスタム事例まで徹底解説します!
エルグランド(E52型)の基本情報
2代目となるE52型エルグランドは2010年に登場しました。先代モデルとなるE51型エルグランドはFRベースであったため、FFベースのアルファードに比べ車内空間が狭く販売面で苦戦していました。そこでE52型エルグランドはFFベースに進化し、薄型燃料タンクや新設計のサスペンションを採用、さらにエンジン搭載位置も下げることで低床化と低重心化を図りました。これにより車内空間は拡大し乗降性も向上、乗り心地と操安性、さらには静粛性まで大幅に向上されています。
エンジンは直4・2.5LのQR25DEとV6・3.5LのVQ35DEの2種類が用意され、これらにエクストロニックCVTが組み合わされています。3.5L車は国産のハイブリッドを除くCVT車としては初の280馬力の大台を達成しています。
E52型エルグランドはプレサージュとE51型エルグランドが統合されたモデルという位置づけであるため、全高は95mm、フロア高は129㎜低められ先代よりロー&ワイドなルックスに仕上がっています。しかし、上下2分割ヘッドライトや押しの強いメッキグリルといったエルグランドのデザインイメージは色濃く残っています。
エルグランド(E52型)のグレード&前期・後期の違い
前期型E51エルグランド
2010年08月から2014年01月まで販売されていたのが前期型です。「350ハイウェイスタープレミアム(3.5L・7人乗り)」、「350/250ハイウェイスター(3.5L/2.5L・7/8人乗り)」、「250XG(2.5L・8人乗り)」「ライダー(ハイウェイスターがベース)」の4グレードから構成されていました。
後期型E52エルグランド
2014年1月にマイナーチェンジが発表され、E51型エルグランドは後期型に進化しました。
主な変更点はフロントグリルの大型化、シグネチャーLEDポジションランプとLEDランプからなるヘッドライト、切削処理を施したマルチスポークデザインの18インチホイール、新デザインのクリアテールランプの採用が挙げられます。
フロントグリルは国内最大の大きさを誇り、フォグランプ周辺もデザインが一新されより威圧感のあるフロントマスクになっています。そしてインテリアでは、3列目のシートが可動式となったところがトピックです。これによりフル乗車してもゆったり乗れるスペースが確保されました。
250XG
ベースグレードとなる250XGは、ハイウェイスターやライダーと比べやわらかい印象のフロントマスクが特徴です。E52型エルグランドの売れ筋はハイウェイスターとなっているため、街中では見る機会が少ないグレードでもあります。フロントバンパーの形状が北米で売られているエルグランドの兄弟車「クエスト」によく似ています。250XG専用のボディカラーとして「シエルブロンドメタリック」が設定されています。
ハイウェイスター
エアロパーツやメッキグリルが追加され豪華絢爛な印象を与えるのが「ハイウェイスター」です。エルグランドでは一番の人気を誇るグレードで、CARTUNEにもたくさんのハイウェイスターが登録されています。純正状態でカッコよく仕立てられていますが、車高を落としたり大径アルミホイールを装着すればますます迫力が増すだけあってカスタムベースとしても人気が高いグレードとなっています。
特別仕様車 ハイウェイスター アーバンクロム
ハイウェイスターをベースにダーククローム色のフロントグリルとフォグランプフィニッシャーを採用したのが特別仕様車のアーバンクロムです。フロントプロテクター、グラファイトフィニッシュ18インチアルミホイール、クリアリアコンビランプ、クリアタイプのLED式ハイマウントストップランプが装備されました。また、「250ハイウェイスター アーバンクロム」では「350ハイウェイスター」に標準装備されている運転席ワンタッチオートスライドドアも装備されました。
ライダー
ハイウェイスターをベースにさらにメッキパーツが追加され、より迫力ある外観に仕上がっているのが「ライダー」です。フロントグリルに日産のエンブレムがつかないことがライダー全車種に共通する特徴です。
エルグランド(E52型)とアルファード・ヴェルファイア(30系)の比較
E52型エルグランドをライバル車種である現行アルファード・ヴェルファイア(30系)と比較してみました。
ボディサイズ
E52型エルグランドの全長×全高×全幅は4,915mm×1,805-1,815mm×1,850mm。それに対しモデルチェンジを経て30系となったアルファード(ヴェルファイア)は全長×全高×全幅4915-4935mm×1880-1950mm×1850mmとすべてにおいてE52型エルグランドを凌駕する大きさを獲得。以後大きさ、販売面で日本におけるフルサイズミニバンの頂点に君臨し続けています。
価格
E52エルグランド(VIP除く)の価格は321万円~583万円、それに対し現行モデルのアルファード・ヴェルファイア(VIP除く)の価格は335万円~750万円となっています。スペックが似ているグレード同士では価格差があまりありませんが、アルファード・ヴェルファイアのほうが最大価格が高価なのはハイブリッドモデルの設定によるものと考えられます。
燃費
続いて燃費を比較してみましょう。E52型エルグランドの燃費は2.5Lモデルが10.2~10.8km/L、3.5Lモデルが9~9.4km/Lとなっています。それに対しアルファード・ヴェルファイアは2.5Lモデルが11.4~12.8km/L、3.5Lモデルが10.4~10.8km/L、そしてハイブリッドモデルは何と18.4~19.4km/Lの燃費を達成しています。エルグランドは燃費面ではライバルに苦戦を強いられています。ハイブリッドモデルがないのも痛手となっています。
エルグランド(E52型)のカスタム紹介!
Z33型フェアレディZ(後期型)純正ホイール流用カスタム
先代E51型でも定番だった、他車種ホイール流用カスタムです。トモシさんはZ33後期のホイールを装着しています。スポーツカーのホイールだけあってかなりフレッシュなイメージになりますね!E52にできる流用カスタムはほぼやりつくしたというトモシさん曰く、Z34前期のフロントホイールや、RX‐8純正ホイールも流用可能とのことです。
インパルグリル
エルグランドは国産車でも一二を争う大きなグリルを持つミニバンです。したがって、グリルを変更するとフロントマスクのイメージがガラッと変わります。こちらのエルグランドはIMPULブランドのグリルを装着。IMPULは伝説的な元レーシングドライバーの星野一義氏が代表を務めるメーカーで、日産のディーラーでパーツを購入・取り付けできるところが魅力です。
インフィニティ仕様グリル
インフィニティは日産が展開している高級ブランドです。トヨタでいうレクサスに相当するブランドとなります。日本でも数車種が導入されていますね。こちらのエルグランドはそんなインフィニティバッジが付いたグリルを装着しています。日本ではあまりなじみのないエンブレムによって特別感が増し、さらに高級感も演出されています。
エアサス
車高を低くしたい、でも普段使いの乗り心地や利便性も捨てがたい…そんな二つの相反した願いをかなえてくれるのがエアサスです。えるみんさんはエアサスの導入でファミリーカーとしての乗り心地とかっこよさを両立!停車時に車高が下がってしまうのが悩みとのことですが、ばっちり決まっています!
マフラー
最高出力280馬力を誇るエルグランド。マフラーを交換すれば大排気量車に見合った迫力あるリアビューを得られます。のさんはIMPULの4本出しマフラーを装着しており、大径ホイールと相まって妖艶なスタイルを実現しています!
おわりに
いかがでしたでしょうか。CARTUNEにはたくさんのE52型エルグランドが登録されており、さまざまなカスタムが紹介されています。オーナーの方はもちろん、これからE52型エルグランドの購入を検討している方も是非CARTUNEに登録してみてください!