ボディ剛性・安全性アップの最終兵器!ロールケージ・ロールバーについて徹底解説!

2017年11月09日 (更新:2018年05月23日)

ボディ剛性・安全性アップの最終兵器!ロールケージ・ロールバーについて徹底解説!

サーキットを走るうえで装着が必須な場合もあるロールケージ。どんな種類があってどんな効果があるのか、車検対応なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回はそんなロールケージについて徹底解説します!

ロールケージとは

「ロールケージ」とは自動車の車内に組み込まれる鉄やアルミでできた追加のフレームのことです。「ロールバー」や「ロールオーバーバー」、「ジャングルジム」と呼ばれることもあります。ロールケージは事故により車輛が横転した際に乗員保護スペースを確保する目的で装着されます。横転の危険性が高いラリーやダートトライアル、ジムカーナの公式戦では装着が義務付けられている場合がほとんどであり、ロールケージを装着していないオープンカーが走行できないサーキット場も多数存在します。乗員保護という観点において、レースをするためにはロールケージの装着は必須といっても過言ではないでしょう。

引用元:http://camel-ryo.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14

ロールケージ装着のメリット・デメリット

では、ロールケージを装着することでどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット:ロールケージはボディ剛性を上げる

自動車のボディは走行中常にねじれています。ロールケージを装着すると、ねじれの原因である開口部の大きな部分(ドアやトランクなど)に新たにフレームを組み込むことになるため、ボディ剛性が向上します。ロールケージをサスペンション付近に取り付けたり、溶接してボディと密着させると特に大きな効果が得られます。

ボディ剛性が向上するとボディのねじれが抑制されるためサスペンションの動きが大きくなり、よりタイヤのグリップを使い切れるようになるので、走行性能も向上します。溶接などでロールケージを固定するとあまりに著しくボディ剛性が上がってしまうため、レースでは逆に大幅な剛性向上が伴わないボルト留めによる固定方法が指定されている場合もあります。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8#/media/File:Suzuki_Swift_JWRC_%2705_005.JPG

デメリット:ロールケージは車体重量を増加させる

ロールケージは金属でできており、車体全体を覆うような形をしているため、大変重いです。一般的なロールケージの場合、約20キロの重さがあります。20キロ車体重量が増加すると車の動きもかなり鈍くなってしまいます。ロールケージ装着分の重量増を補うためには、大胆な軽量化が必要となってしまうでしょう。

デメリット:車内が狭くなる

ロールケージを装着すると、車内がかなり狭くなってしまいます。金属製のパイプが車内全体に張り巡らされているような状態になるため、大きな荷物を載せにくくなったり、手や足をぶつけたりしてしまいます。また、ドアやトランクなどの開口部にロールケージの一部が干渉してしまうため、乗降性も損なわれます。また、オープンカーにロールケージを装着する場合、屋根を開けた時の開放感が著しく損なわれます。さらに、ロールケージを装着するとサンバイザーを取り外さなければならなくなる場合も多いです。

引用元:http://www.sparco-japan.com/products/racingglove/tide_rg9/index.html

デメリット:公道では逆に危険になる場合がある

レースに参戦する場合、ロールケージのほかにヘルメットや4点式シートベルト、バケットシートの装着が義務となる場合がほとんどです。しかし、公道では体をがっちり固定する4点式シートベルトや衝突の際に頭を守るヘルメットの装着は認められていません。通常の3点式シートベルトや純正シートでは、事故をした際に体が動く量が多くなります。その際にヘルメットをかぶっていない頭を金属製の硬いロールケージにぶつけると非常に危険です。ロールケージの装着すると絶対に安全になるというわけでは決してないのです。

引用元:http://www.sparco-japan.com/products/racingglove/tide_rg9/index.html

ロールケージの種類

ロールケージには大きく分けて2名乗車のものと定員乗車のものの2種類があります。ロールバーの材質も鉄・クロモリ(クロームモリブデン)・アルミと数種類存在します。また、ロールケージを車体と何か所で固定するかで形状が異なり、4点式、5点式、6点式、7点式、8点式、8点式リアクロス式などがあります。本格的なラリーカーになると十数点式というロールケージも存在します。ロールケージのフロント部分をダッシュボードに貫通させるか、ダッシュボードをよけるかで同じ形状のロールケージでも種類が異なる場合があります。

引用元:https://www.cusco.co.jp/catalog/rollcage/cusco_d1.html

ロールケージを車検に対応させるためには

ロールケージを装着した車を車検に対応させるためには次のような条件があります。

緩衝材(ロールバーパッド)を巻くこと

先ほど述べたように、ロールケージを装着すると事故の際の危険が大きくなる場合があるため、乗車定員を保護するために体が当たると想定できる部分に緩衝材をまくことが義務付けられています。

引用元:http://www.nakagomibuhin.com/gallery/2017/01/-15-20161231.php

斜交バー(車内後部を交差するバー)を装着する場合、乗車定員は2名としなければならない

斜交バーを装着すると、もともと5人乗りの車であったとしても定員は2名となります。その場合乗車定員を変更する必要があります。車検を機ににロールケージを装着すれば問題ありませんが、車検がまだ残っている際に斜交バーを含んだロールケージを装着する場合、車検を受けなおさなければなりません。

引用元:http://minkara.carview.co.jp/userid/696110/car/595861/2774911/parts.aspx

終わりに

いかがでしたでしょうか。ロールケージを装着するメリットやデメリットについて理解していただけたと思います。車好きコミュニティ『CARTUNE』には、車の投稿がたくさん!「ロールケージ」についての記事もあるかも?あなたもアプリをインストールして参加しましょう!