2024年09月21日
タンクの車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!
タンクはトヨタのトールワゴンで2016年から2020年まで販売されていました。ダイハツ・トールのOEMモデルで姉妹車はルーミーとなります。今回はそんなタンクの車検費用について紹介します。
タンクの車検費用
2年に一度の車検は、車を所有している限り避けられない重要なイベントです。特に気になるのは、その費用ではないでしょうか?車に大きな問題がなければ、基本的な料金で済みますが、費用項目が多くなることもあります。事前に各種費用をしっかり確認しておきましょう。
車検には法定費用、車検基本料金、整備費用が必要
車検に掛かる費用を車検費用と呼んでいますが、内訳は大きく分けて法定費用、車検基本料金、整備費用の3つに分けられます。これら3つを混同せず正しく理解することが大切です。
法定費用とは?
車検を受ける際に必要な税金や保険などの費用は、以下の3つです。これらは国に支払う費用のため、どの業者で車検を受けても金額は変わりません。
自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代
重量税の仕組み
車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなります。私たちが日常生活で乗っている車では、軽自動車が最も安くなります。乗用車の場合、軽自動車以外では下記の6つのクラスに分けられ、重量がますほど金額が上がります。ジムニーシエラの場合は1.5t未満となるため、24,600円となります。
2年自家用(継続検査等時)
※エコカー減税対象車の場合は、下記金額より重量税が安くなります。
車両重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
---|---|---|---|
~1t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
~2t | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
~2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
自賠責保険料
軽自動車と普通乗用車で分かれていて、軽自動車では24ヶ月分で17,540円、普通乗用車では17,650円です。車両重量が重ければ重いほど費用が増加する重量税に対して、普通乗用車では車両重量に関係なく一律となっています。
※自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。
印紙代
印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,800円、認証工場の場合は2,200円と変わってくるのが注意点です。
車検基本料金とは?
車検基本料金は、車検を業者にお願いする代行手数料のようなもので、24ヶ月点検料/検査料/代行手数料などが含まれています。この費用は業者によって違いがあり、車種によっても上下します。
整備費用とは?
整備費用は、車検を取得するために行った整備の費用です。整備費用の内訳は業者や車両の状態によって異なり、部品の交換や他の部品のメンテナンスを行うと、それらの部品代や工賃が追加で発生します。車検でよく交換する部品には、摩耗したブレーキパッドや亀裂が入ったワイパーゴム、破れたゴムブーツなどが挙げられます。
タンクの法定費用
タンクの法定費用の内訳は次のとおり。重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。
法定費用の内訳 | |
---|---|
重量税 | 24,600円 |
自賠責保険料 | 17,650円※1 |
印紙代 | 1,800円※2 |
合計 | 44,050円 |
※1:自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。
※2:指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が2200円となります。
タンクの車検費用総額
車検基本料金や整備費用は業者や車種によって異なるため明記できません。そこでここでは、法定費用、車検基本料金、整備費用の3つを合計した車検費用総額が、ディーラーと車検専門店でいくら違うのか、それぞれの車検費用総額を紹介します。
業者ごとの比較
ディーラーと他の業者それぞれで最低限かかる車検費用の総額は、次のようになります。
項目/業者 | ディーラー | EPARK車検 | 楽天Car車検 |
---|---|---|---|
車検基本料 | 21,000円 | 20,900円 | 14,300円 |
完成検査料 | 11,800円 | ↑ | |
代行手数料 | 9,000円 | ↑ | |
基本料金+整備費用 | 41,800円 | 20,900円 | 14,300円 |
法定費用 | 44,050円 | ||
車検費用総額 | 85,850円 | 64,950円 | 58,350円 |
ご覧いただいた通り、ディーラーと車検専門サイト2箇所を比較した場合、楽天車検が最も安い結果となりました。ディーラーでは24ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなり場合もあります。
このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要となりますので覚えておきましょう。
追加の整備費用について
追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。
タイヤを新品に交換した場合、タンクの場合はタイヤサイズが165/65R14で、4本セットで約20,000円(ダンロップのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計30,000円ほどが追加で必要になります。突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。
車検を受ける前の準備
車検を受ける場所が決まったら必要な書類などを、しっかり確認しておきましょう。まずは必ず必要となる書類は以下の3点となります。
自動車検査証(車検証)
最近では電子化と同時に小型化されていますが、基本的な車両の情報が記載された上記のような書類となります。
自賠責保険証明書
車検の際に加入が義務付けられていますので車検証と一緒に保管されている場合が多いと思いますが上記のような書類となります。保険会社の名称は加入した店舗によって異なる場合がありますが、どの会社でも同じ内容ですので気にする必要はありません。
納税証明書
自動車税が支払われていないと車検を受ける事が出来ません。そのためには支払いの証明となる上記のような領収書が必要となりますので車検を受ける年はしっかり保管しておきましょう。
また注意点として、オンラインで支払った場合は上記のような領収書にスタンプが押されていないため使用出来ません。オンラインでの確認には2週間程度かかる場合もあるため自動車税の納付時期となる5月~6月ごろに車検を受ける際には早めに納付を行っておきましょう!
愛車に合った場所で車検を受けよう!
今回は独自のデザインで今もなお人気のタンクの車検費用について紹介しました。車検費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は15,000円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、愛車の状況や自身に合った方法で行うことをおすすめします。