2024年07月28日 (更新:2024年08月19日)
S660向けの車高調の選び方とおすすめ製品!ユーザーレビューも紹介!
車高調整式サスペンション、通称「車高調」は、愛車の走行性能や見た目を向上させるためのカスタムパーツです。選択肢が多いため、適切な車高調を選ぶのは簡単ではありませんが、この記事では車高調の基本的な役割やメリットを解説し、S660におすすめの車高調をご紹介します。
この記事の目次
- 車高調とは
- 車高調の種類と特徴
- タイプ別のメリットとデメリット
- 車高調を選ぶ際のポイント
- ▶S660におすすめのネジ式車高調
- TEIN STREET BASIS Z
- ▶S660におすすめの全長調整式車高調
- BLITZ DAMPER ZZ-R
- Largus SpecK
- SPOON フルスペック ダンパーキット
- CUSCO street ZERO
- ARAGOSTA TYPE-C
- REAL SPORTS×tanabe Rスペック
- Racing Gear Street Ride typeK2
- IDEAL TRUEVA
- TEIN FLEX Z
- HKS HIPERMAX S
- HKS HIPERMAX IV GT
- HKS HIPERMAX IV SP
- RS-R Best☆i
- 車高調で愛車をかっこよくカスタム!!
車高調とは
ローダウンのカスタムを行う際の必須アイテムとなるのが通称【車高調】。車高調整式サスペンションを略して車高調と呼ばれています。車高を調整できるのが車高調なのですがそれ以外にも車高調に交換することで大きく3つのメリットがあります。
- 車高を調整できる
- 減衰力を調整できる
- スプリングを交換できる
早速、それぞれの内容を確認して行きましょう!
車高を調整できる
車高調整を行うことで、ステアリングフィーリング、乗り心地、そして見た目を変更できます。車高を下げると、車体の重心が低くなり、ステアリング操作時にボディが外側へ振られにくくなるため、よりリニアな操舵感を得られます。乗り心地は引き締まり、安定感が増します。また、車高が下がることで車全体が低く見え、よりスタイリッシュなルックスとなります。
減衰力を調整できる
サスペンションは、スプリング(バネ)が縮むことで衝撃を吸収します。このスプリングの伸縮速度を制御して、衝撃を和らげる役割を果たすのがダンパーです。車高調は、このダンパーの減衰力を調整できる仕組みであり、次のように自分好みに調整できます。
- 減衰力を強くする: アクセル、ブレーキ、カーブ時に車体の揺れを抑え、よりクイックな挙動に調整できます。
- 減衰力を弱くする: 段差を乗り越える際の不快な振動を軽減し、柔らかな乗り心地に調整できます。
スプリングを交換できる
ノーマルのサスペンションとは異なり、車高調はほとんどが分解可能となっています。スプリングをより硬いものに交換することで高荷重がかかるスポーツ走行に適したセッティングにすることができ、限界性能を引き上げることができます。
車高調の種類と特徴
車高調には、車高の調整方法や仕組みによって主に以下の3つの種類があります。
- Cリング式車高調
- ネジ式車高調
- 全長調整式車高調
Cリング式車高調はタイプが古く最近ではリリースするメーカーも少ないため、検討する場合もネジ式または全長調整式となるかと思いますので、ここからはこの2タイプに限って見ていきましょう!
タイプ別のメリットとデメリット
ネジ式車高調
- メリット:構造が複雑ではないため比較的安価
- デメリット:調整幅が狭く車高調整がしづらくセッティングにより乗り心地にも影響がある
全長調整式車高調
- メリット:自由度が高くセッティングによる乗り心地に影響がない
- デメリット:造が複雑なため高額な製品が多い
車高調を選ぶ際のポイント
ネジ式車高調と全長調整式車高調にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶかは求めるスタイル次第です。カスタムの大まかな方向性に合わせて選べばよいでしょう。予算に余裕がある場合は、調整の自由度が高い全長調整式を選ぶのがおすすめです。
- ネジ式車高調:スタイルの変更予定がなく、なるべく安価でカスタムしたい場合
- 全長調整式車高調:スタイルの変更や細かなセッティングを行いたい場合
▶S660におすすめのネジ式車高調
TEIN STREET BASIS Z
STREET BASIS Zは、ベーシックなネジ式車高調整サスペンション。車種別に設定されたスプリングレートと固定減衰力によってローフォルムとしっとりとした走りが手に入ります。減衰力固定によって何度も調整する必要がない手軽さが魅力。
- ネジ式車高調整機能と固定減衰力
- 複筒式を採用しストロークを確保
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -40~+0 | 2.5 |
リヤ | -40~+3 | 3.3 |
▶S660におすすめの全長調整式車高調
BLITZ DAMPER ZZ-R
パッと見、車高下がったかわからない!フロント20mmダウンリア20mmダウン
車高調見直しました‼️ 以前のクスコのネジ式車高調から ブリッツの全長調整式へ コスト掛けられないのと、ほぼ理想の車高になるので ブリッツに決定‼️ 減衰はソフトから8段戻し、 乗り心地いいですね(*^▽^*)
DAMPER ZZ-Rは、リーズナブルな価格ながら本格的なセッティングが可能な全長式のサスペンションキット。ブラッククロームメッキで耐腐食性とルックスを向上し、各所に鍛造アルミパーツを使用することで高剛性化を行っています。
- 全長調整機能と32段階の減衰力調整
- Φ44の大径ピストンを採用し減衰力の遅れを抑制
- 鍛造アルミ製のアッパーマウント、ロックシート、ブラケット
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -40~-5 | 4 |
リヤ | -60~0 | 4 |
Largus SpecK
スペースが狭く、ストロークの確保が難しい軽自動車のために開発されたSpec.K。自社のノウハウを生かし、乗り心地と車高調整幅を犠牲にすることなくSpec.Sと同等の性能を持たせており、その質の高さは軽自動車専用の車高調だからこそでしょう。
- 全長調整機能と32段階の減衰力調整
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
- アッパーシートにはスラストベアリングなどを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -40~-5 | 4 |
リヤ | -60~+3 | 5 |
SPOON フルスペック ダンパーキット
最強1段だと流石に跳ねますが、嫌な跳ね方しないので流石高いだけはありますね…そもそもこのシャコチョはリジカラやスティッフプレート装着前提のセッティングみたいなので、正確なレビューはそれらを全て装着してからの方が良さそうです。リア全下げで指2本くらいです。しっかり下げたい人にはあまりオススメできませんが、乗り心地+走り重視の方にはオススメですよ
SPOONが提唱する「3Sサス」を体現した車高調です。
- サスが沈み込む瞬間のビギニング領域はソフトにすることで街乗りでもフラットな乗り心地に。
- 中間域は摺動抵抗を無くしスムーズにすることでダイレクトな荷重移動と直進安定性を向上。
- ボトム付近ではタフでストロングな減衰特性にすることで高Gのコーナーリングや縁石に乗るなど極限域でも高耐久を実現。
- 全長調整機能とリア32段階の減衰力調整
- 前後キャンバー調整式ピロアッパー
- 前後共にヘルパースプリングを装着
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0~-35mm | 4 |
リヤ | 0~-35mm | 4 |
CUSCO street ZERO
street ZEROは、全長調整式のコンフォート寄りサスペンションキット。街乗りとローダウンを目的としたスタイルに適しており、高強度素材を使用したΦ22ピストンロッドを用いることで剛性を確保し低フリクションな作動を可能にしています。
- 全長調整機能とリア14段階の減衰力調整
- 車種専用設計でローダウン時も十分なストロークを確保
- 複筒式ショック採用によりマイルドな乗り心地
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -45~-5 | 3.5 |
リヤ | -45~-10 | 4.5 |
ARAGOSTA TYPE-C
車高は約10ミリ下げ。アラゴスタ ピロは思ってたよりサーキット向きかも。
TYPE-Cは、街乗りからワインディングまでをターゲットとした全長調整式サスペンション。スポーティーかつコンフォート性を重視しており、専用パーツによってわだちや継ぎ目などのショックを吸収、包み込むような乗り心地を実現します。
- 全長調整機能と20段階の減衰力調整
- 固定式ピロボールアッパーマウント
- 抜群の耐ヘタリ性をもつranaスプリングを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | +20~-25mm | 6 |
リヤ | +15~-30mm | 6 |
REAL SPORTS×tanabe Rスペック
エスロク買ってから3年と3ヶ月…遂に車高調を導入しちゃいました😆前後ともピロアッパー着いてるしキャンバー調整も可能😎
Racing Gear Street Ride typeK2
入れた車高調は15段回減衰調整可能版の 「ストリートライドtypeK2」 です。 楽天で6〜7万で買えるフルタップ車高調で結構乗り心地良いんでコスパいいすよ。 純正足のs660乗りの方におすすめです(キャンバー調整はできませんが)
IDEAL TRUEVA
イデアルの車高調にしました✨ 良い点 ❶660の足回りは基本下げ幅が小さく、 かなり下げることができなかったのですが イデアルは他の車高調と比べ下げ幅が大きい点。 ②36段減衰調整がある点。 ❸基本的に硬いので 硬い足がいい人にはもってこい!! ④キャンバー調整もできる点。
TRUEVAはローダウンに適したベーシックな全長調整式サスペンション。ベーシックなサスペンションながら36段階ものワイドな減衰調整幅を備えており、シビアなセッティング要望に対応します。車種別スプリングによって最適な乗り心地を保証。
- 全長調整機能と36段階の減衰力調整
- キャンバー調整式ピロorゴムアッパーマウントを採用
- 車種別スプリングで安定性と快適性を向上
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0~-60 | 6 |
リヤ | 0~-80 | 6 |
TEIN FLEX Z
FLEX Zは、ストリート用の全長調整式サスペンションキット。複筒式を採用することで低フリクションかつ快適な乗り心地を実現しつつ、非分解のシールド構造とすることでコストを低減、値段以上の性能をもつコスパの良いサスペンションとなっています。オーバーホールできないシールド構造のショックアブソーバーは単体で購入可能です。
- 全長調整機能と16段階の減衰力調整
- 複筒式を採用し十分なストロークを確保
- 非分解のシールド構造としコストを低減
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -48~+16 | 4 |
リヤ | -46~+13 | 5 |
HKS HIPERMAX S
HIPERMAX Sは、主にローダウン車における街乗りの快適性を重視したモデル。30段階の減衰力を備えるとともに、PVSで低速域と高速域のベストな減衰特性を両立。ローダウン車に必要不可欠なバンプラバーにも手を入れ自然な乗り心地を実現しています。
- 全長調整機能と30段階の減衰力調整
- 強化ゴムアッパーマウントを採用
- PVSによって全域の乗り心地を洗練
- WRニードルによってソフト方向の乗り心地を改善
- アドバンスバンプラバーでバンプ時の急激な変化を抑制
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0~-39 | 3 |
リヤ | 0~-50 | 4 |
HKS HIPERMAX IV GT
HKS HIPERMAX IV GTは、ストリートに焦点を当てたストリートスポーツモデル。30段階の幅広い減衰力調整によってストリートのさまざまなシチュエーションに対応し、ハイグリップタイヤのポテンシャルを活かした走りが可能です。
- 全長調整機能と30段階の減衰力調整
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
- 新設計のシリンダーシャフト、Mシャフトを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | 0~-51 | 3 |
リヤ | 0~-56 | 4 |
HKS HIPERMAX IV SP
HKSのハイパーマックス SPダンパー。初めは3cmくらい落として慣れようかな〜って思ってたんですけど……こんなに落とすはずじゃなかったァァ!!って感じな車高になりました😅 3〜4センチくらい落ちたのかなぁ?? でも、見た目良き。👍🥰リアキャンバーは4度、フロントも少し角度ついた!コーナーがクイッキー、タイヤのチビりもクイッキー!でも気にしない🙆♂️ どうせタイヤ変えるし今のままで十分運転できましたから👍減衰は半分の15段。
HIPERMAX MAX IV SPは、ワインディングなどのストリートに焦点を当てたストリートスポーツモデル。30段階の幅広い減衰力調整によってストリートのさまざまなシチュエーションに対応し、ハイグリップタイヤのポテンシャルを活かした走りが可能です。
- 全長調整機能と30段階の減衰力調整
- フロントストラット式にはピロボールマウントを採用
- 新設計のシリンダーシャフト、Mシャフトを採用
- ハイグリップタイヤに対応
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | -4~-48 | 6 |
リヤ | -6~-67 | 8 |
RS-R Best☆i
Best☆iは、幅広い車種をカバーするオールマイティなモデル。フラッグシップであるSuper☆iの開発で得たノウハウや基本スペックを組み込んだ車高調です。あえて強化ゴムブッシュマウントを採用することでピロアッパーに多い作動音や振動を抑制、快適な走行をサポート。オーダー時には3種類のバネレートを選択できます。
- 全長調整機能と36段階の減衰力調整
- 強靭なスチール材と強化ゴムを使用したアッパーマウント
- 超軽量かつヘタリに強いTi2000スプリングを採用
詳細 | ダウン幅(mm) | バネレート(kg/mm) |
---|---|---|
フロント | +15~-45 | 4 |
リヤ | +20~-55 | 5 |

車高調で愛車をかっこよくカスタム!!
S660に適した車高調の選び方とおすすめ製品について解説しました。自分の車や走行スタイルに最適な車高調を選ぶことで、見た目のカスタムだけでなく、走行性能や乗り心地を大幅に向上させることができます。
車高調の選択には多くの選択肢がありますが、ユーザーのレビューや評価を参考にすることで、信頼性の高い製品を見つけやすくなります。最適な車高調を装着することで、S660のポテンシャルを最大限に引き出し、ドライビングの楽しさをさらに広げてください。