2023年11月07日 (更新:2024年01月22日)
BMW 2シリーズ グランツアラーのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのBMW 2シリーズ グランツアラーはリコール対応済み?BMW 2シリーズ グランツアラーのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。BMW 2シリーズ グランツアラーのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のBMW 2シリーズ グランツアラーがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
BMW 2シリーズ グランツアラーのリコール一覧 3件
2018/11/27
エンジン警告灯が点灯し、火災に至るおそれ
・不具合の概要
ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、排気ガス冷却装置の耐久性が不十分であるため、冷却水が漏れるものがある。 そのため、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・対策
排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、不具合のあるものは対策品と交換。なお、点検の結果、不具合のない車両についても、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡し、対策品に交換。
グレード | 車台番号 |
---|---|
218d | WBA2E52000P793907~WBA2E52060P794897 |
⬆ | WBA2E520605C94401~WBA2E520905C96899 |
⬆ | WBA2E520905E96200~WBA2E520105E98197 |
⬆ | WBA2E520105G91286~WBA2E520205G92706 |
⬆ | WBA2E920005A46426~WBA2E920105A46788 |
2017/2/6
衝突時にエアバックが展開せず、乗員が過度の傷害を負うおそれ
・不具合の概要
エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックが展開せず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。
・対策
車両により不具合のあるエアバッグの位置が異なるため、車両によって以下の改善措置を行う。
①運転席又は助手席用もしくは両方のニーエアバッグユニットを良品と交換。
②助手席用のエアバッグユニットを良品と交換。
③右フロントシートサイドエアバッグユニットを良品と交換。
④左右もしくはどちらか片側のヘッドエアバッグユニットを良品と交換。
グレード | 車台番号 |
---|---|
218i | WBA2D320905E76097 ~ WBA2D320805E76169 |
218d | WBA2E520005E97963 ~ WBA2E520305E98086 |
220i | WBA2D520205E20269 ~ WBA2D520205E20272 |
2015/11/19
フロント右側シートベルトを乗員がシートベルトを装着できないおそれ
・不具合の概要
フロント右側シートベルトにおいて、リトラクターの構成部品の製造が不適切なため、外気温が低い場合、リトラクターがロックしてしまうものがある。そのため、シートベルトを引き出せず、乗員がシートベルトを装着できないおそれがある。
・対策
リトラクターの製造年月日を確認し、該当する場合には、良品のリトラクターがついたシートベルトに交換
グレード | 車台番号 |
---|---|
218d | WBA2E52000P793907 ~ WBA2E520X0P793963 |
220i | WBA2D52070P755111 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもBMW 2シリーズ グランツアラーオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。