2022年12月31日 (更新:2024年07月17日)
KENDA KR36の評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
自転車から乗用車まで、リーズナブルなタイヤを販売する台湾のタイヤメーカー、KENDA。同社の新たなスタッドレスタイヤ、KR36の乗り心地やグリップ感などのレビューを紹介します。
KENDAのスタッドレスタイヤ、KR36
自転車から乗用車まで、幅広いタイヤ展開で60年の歴史をもつ、台湾のタイヤメーカーKENDA。
KENDAが展開するスタッドレスシリーズの中でも日本の雪道とアイスバーンに特化して作られたのがICETEC NEO KR36。2014年から販売されているロングセラーモデルです。
KENDA KR36のトレッドパターン
インとアウトで非対称トレッドデザインを採用しており、タイヤ剛性を高める密度高めのブロックデザインが特徴です。トレッド全体のサイプはもちろん、排水性を高める縦溝が多く配置されており、シャーベット路面でも安定した走りを可能とします。
スタッドレスタイヤは凍結路面での性能が重要
スタッドレスタイヤの評価で最も大切なのが、アイスバーン(凍結路面)でのグリップ力です。降り積もったばかりの新雪や柔らかさが残る圧雪路面はトレッド面のブロックがはっきりしているタイヤであれば走れてしまうこともありますが、アイスバーンだけは別。
磨かれた氷の上でしっかりとグリップさせるには、タイヤの強度やゴムの質、ブロック形状、サイプ(細かな切れ込み)の入れ方など、さまざまな技術が必要となります。スタッドレスタイヤを選ぶときは、アイスバーンでの評価を重視しましょう。
KENDA KR36のインプレやレビュー
新雪・圧雪路面での評価
圧雪路面は急なことをしなければ問題なし。
数回雪道走行していますが走れます。ガッツリ効く感じではありません。
新雪や圧雪では、走行が可能なグリップを十分に備えているようです。しかし、国産のタイヤよりもグリップ力が高いというわけではなく、新雪や圧雪路面は、アジアンスタッドレスを履いているという意識を持っておいたほうがよさそうです。
アイスバーン路面での評価
凍結路なので最高速度も50キロ未満でテストしました。ハンドルを切ってアクセルを踏み込むと一瞬真っ直ぐ走りますが、すぐに食って曲がってくれます。またガッチガチに凍ったカーブでも問題なく曲がりました、橋の上なども普通に走れました。制動性能は歩行者が飛び出して来たのでフルブレーキをかけたのですが、ABSが軽く加入してきたくらいでロックすることなく止まりました
シャーベット、アイスバーンは国産に比べて劣る感じかと。滑り出しのタイミングが少し早く、慣れれば問題なし。
アイスバーンでのグリップ力は多少国産よりも劣るレベルとのことですが、コーナリング、ブレーキングともに走行に支障があるものではありません。雪道経験のあるドライバーはもちろん、経験のないドライバーでも注意して走行が可能な性能を有しています。
長期間使用時の劣化具合
2017年秋に装着して今年4年目を迎えます。アジアンは1年で履き潰しと言いますがまだいけそうです。ゴムの柔らかさはピレリに似ています。サイドウォールも柔らかくフニャフニャした乗り心地です。100キロ以上スピードを出すと頼りなく感じます。
ブリヂストンを十数万払って4〜5年乗れたとしてもKENDAを2セット買った方が安い。それにブリヂストンの4年目とKENDAの2セット2シーズン目じゃどう考えてもKENDAの方が安全面的にも安心です🥳
KR36を4年間使用したレビューでは、4年経ってもまだ使用可能とのこと。雪道の走行はドライバーの運転スキルに依存する部分もありますが、4シーズン使用可能ということであれば、溝が残っている限り2シーズン程度は誰でも問題なく使用できそうです。
また、国産スタッドレスを4年使い続けるよりも、2年おきにKR36を新品に履き替えてしまったほうが安いし安心という意見もありました。初めから長期使用による劣化を考慮しない短期間での使い方であればじゅうぶんに使えるタイヤです。
国産より少し劣るが慣れている人にはアリ
KENDA KR36は、新雪、圧雪、アイスバーンともに、少し滑る、国産より少し劣っているというレビューが見受けられました。しかし4シーズン使用可能というコメントもあるとおりロングライフという点では高評価です。
国産スタッドレスよりも多少滑ったとしても、経験豊富なドライバーであれば十分走行可能でしょう。KR36は、降雪地帯のドライバーにおすすめのスタッドレスタイヤです。