ホンダのスポーツモデルのおすすめエンジンオイルは？ユーザーレビューまとめ

ホンダのVTECエンジンはレブ8,000rpmオーバーという高回転型ユニット。VTEC機構はエンジンオイルの油圧を利用してバルブを切り替えており、エンジンオイルとしての基本的な性能に加えて作動油としての性能も要求されます。

やはり高回転高負荷のエンジンには、油膜の強さが光るフルシンセティックオイル（100%化学合成油）が基本。エンジン保護と鋭いレスポンスという相反する要素を可能な限り叶えるには、フルシンセオイルはマストと言っても良いでしょう。

スポーツドライビングに最適なモービルワンの高性能オイル。ワイドレンジな粘度範囲によって高性能スポーツカーやターボエンジンに対応しており、高温下でもスラッジやデポジットの発生を抑制、スポーツ走行後もクリーンな状態を保ちます。

優れた耐摩耗性をもつMobil1 Advanced Full Synthetic。タイミング チェーンの摩耗保護はもちろん、酸化抑制と洗浄作用によってオイルスラッジの発生自体を抑え、最大10,000 マイルもの間、優れた粘度特性を保ちます。

ピックアップ性能や高温下での耐久性能など、さまざまな要素を高次元でバランスさせたMoty’sの自信作がM111。エステル系＆ハイドロカーボン系オイルをベースにポリマーと摩耗調整剤を添加することで、粘性抵抗や摩擦抵抗を最小限に留めています。なお、高粘度設定ではポリマーを使用せず、耐久性を考慮したオイルとなっています。（M111Hはさらに甲高負荷時の熱安定性を向上）

レース専用オイルと同等のパフォーマンスを備えつつ、ストリート走行で要求される耐酸化性能や低温始動性を確保したのがVT-α。VTECエンジンに最適なベースオイルと高回転下での摩耗を低減するMODTC（有機モリブデン）を添加剤することで、スムーズな開店とともにVTECエンジンの劣化を抑えます。オイルはそれぞれの車種別でラインナップあり。

MS-Rは、スーパーフォーミュラにてMOTULと共同開発したテクノロジーを投入。高回転小高負荷下での耐久性と摩耗低減性能を確保し、ターボチャージャーの保護にも注力。高価ですが、そのぶんレスポンス、パワー、エンジン保護など高次元にバランスされたオイルです。

J-01 Streetは、SP規格を取得している化学合成油です。優れた低温時の始動性と、強力なエンジン保護性能を発揮。省燃費車にはもちろん、高年式国産スポーツカーや欧州車などの高出力高負荷エンジンにも使用できます。

鋭いレスポンスも重要ですが、高回転で回るVTECエンジンは他のエンジンよりもさらにエンジン保護に気を配る必要があります。オイルのせん断安定性を確認し、しっかりとエンジンを保護できるオイルを選択するのがコンディション維持のカギといえそうです。