2022年05月14日 (更新:2022年06月22日)
ハヤシレーシングは旧車には欠かせない!ホイールと装着例を紹介!
旧車のホイールに欠かせないのがハヤシレーシング。有名なハヤシレーシングのホイールと装着例を集めました。
ハヤシレーシングとは
ハヤシレーシングは、レーシングマシンのコンストラクターとしてさまざまなレーシングカーを世に送り出してきた技術集団。数十台ものレーシングカーを製作しF3などの世界選手権に参戦するなど、日本のレース史において数々の輝かしい戦歴を誇ります。
ハヤシレーシングのホイールの特徴
ハヤシレーシングのホイールの特徴は、大きめのハブセンターから切削加工が入った8本のスポークが伸びるディスクデザイン。1969年に走らせたレーシングカー「カーマンアパッチ」に履かせていたホイールをモデファイしたもので、ひと目でそれとわかるスタイルは当時から一切変わらないハヤシレーシングのアイデンティティそのものです。
TYPE CR
リムの美しさが際立つTYPE CR。ディスクを小径にして奥に押し込み、ディスクと繋がるリムをテーパー状にすることで立体感と迫力のルックスを実現。斜め上から見下げた時のスタイルがグッと引き締まります。
TYPE ST
ハヤシレーシングのオーソドックスなスタイルを体現しているTYPE ST。TYPE CRよりもデザイン面の直径を大きくとり、ステップリムと組み合わせることでさりげなく深リム感を強調、どんな車種にも似合うホイールに仕上がっています。
TYPE STF
ディスク面をステップリム凸部よりも手前に引き出し、リムとディスクの間にグルーヴを設けたTYPE STF。足回りに余裕がない軽カーなどに対応するとともに、ハヤシレーシングの特徴的なディスクデザインをアピールできるスタイリングとなっています。
TYPE STL
ステップリムとディスク面のツラを揃えてフラットなデザインとなったTYPE STL。そのシンプルさゆえにクラシカル、どこか懐かしさを感じられます。17インチと19インチがラインナップされており、コンパクトからスポーツ、ミニバンなど現行車にフィットします。
TYPE STH
TYPE STLのデザインを使用し6穴車用に仕上げたTYPE STH。バンなどの大型車がもつ直線的なデザインを、ハヤシレーシングが足元からしっかりと下支えします。ハイエース、NVキャラバン、FJクルーザーなどに適合。
TYPE STJ
スズキジムニー用に開発されたTYPE STJ。基本的なデザインはTYPE STLと同じですが、インセットの違いによって多少の違いがあります。先代のジムニーはもちろん、現行のJB64Wのデザインにもビシキマ。
TYPE ST.D
主にアメ車用に開発されたTYPE ST.D。TYPE CRのテーパーリム形状仕様をベースとして、PCDは5-139.7の設定となっています。ハヤシレーシングのシンプルなスタイルは、アメ車のマッシヴなボディラインとさりげなく引き立てます。
TYPE SF
TYPE STFやTYPE STLよりもディスク面を表側に配置したTYPE SF。ラインアップの中では最もフラットなスタイルです。主に商用バンや軽トラ向けのサイズ展開となっており、もっさりとしがちな見た目を軽快かつスポーティーに変貌させます。
TYPE STM
英国の名車ローバーミニ用に開発されたちいさなホイール、TYPE STM。10インチというミニマムさのなかにハヤシレーシングの魅力がぎっしりと詰まった、思わず魅入ってしまう逸品です。別注でPCDの変更も可能なため、ブレーキとの干渉がなければ国産旧車にも装着が可能です。
CR 14
CR 14は、80年代の雰囲気をそのまま堪能できる貴重なホイール。昔ながらのサンドキャスト(砂型鋳造)製法による完全ハンドメイドなCR14は、まさにいぶし銀の風合いを漂わせます。旧車で当時再現はもちろん、現行車をレトロフューチャーに仕上げたい方にもオススメのホイールです。
TECHNO 15
80年代に大ブレイクした、ハヤシレーシング TECHNO T.R.Vを15インチにリメイクし復活させたのがTECHNO 15。四芒星を重ねたようなディスクとテーパーリムが組み合わさる特徴的なスタイルで、今なお人気の衰えないホイールのひとつ。
TECHNO PHANTOM
TECHNO PHANTOMは四芒星を重ねたデザインが特徴。テーパードリムを採用し視覚的な迫力を増強、切削が施されたディスクが、鋭く攻撃的なスタイルを体現しています。当時の小径ブームをそのまま受け継ぐ傑作ホイールです。
TECHNO
当時の人気ホイールだったTECHNOを限定復刻生産したモデル。少量生産だったため手に入れることができた人はごく少数です。四芒星を重ねたようなディスクとテーパーリムが組み合わさる特徴的なスタイルは、今なお人気の衰えないホイールのひとつ。
弥生
当時の人気ホイールだった弥生を限定復刻生産したモデル。少量生産だったため手に入れることができた人はごく少数です。桜をかたどった小径のディスクデザインは、まさに日本のカスタム文化そのもの。
日本のホイール史に欠かせないホイール
ハヤシレーシングは、レース戦歴、ストリートホイールともに日本の車文化には欠かせない存在。あの頃をもう一度感じたい方はぜひ検討してみてください。