2021年08月05日 (更新:2022年08月04日)
どこからどう見てもBNR34!Z-tune仕様のER34の完成度がすごい!【スカミューオフ】
今回ご紹介するBNR34...と思わず言ってしまいたくなるほど武装されたER34。Z-tune仕様を目指しオーナーが手を加えた凄まじい完成度の1台です。
愛車&オーナー情報
- 車種:日産 スカイライン(ER34)
- 年式:1998年(平成10年)
- 走行距離:60,000km
- ボディカラー:ホワイト(オールペン)
- オーナー:グレ爺
- 所有年数:15年
Z-tune仕様!
今回ご紹介するのは白のBNR34...ではなく、実はER34。平成10年式の初期のER34がオーナーの手によって”BNR34 Z-tune”仕様に作り替えられた1台だ。
フェンダーはもちろんのこと、エアロやボンネット、純正のリアウイングも装着され、初見ではBNR34にしか見えない仕上がりとなっている。ほとんど間違い探しのような状態である。
唯一ER34とぱっと見でわかる部分が1つだけある。それは”サンルーフ”。BNR34には設定がなく、ER34がベースであることが唯一垣間見えるところだ。ただBNR34オーナーでサンルーフが喉から手が出るほど欲しい人にとっては、なんとも羨ましい仕様だろう。
内装を見てもGT-R
内装も拝見させていただくと、BNR34の純正ステアリングにMFD、内装パネルと、BNR34そのものだ。メーターもnismoフルスケールメーターに換装されておりERの名残は見当たらない。本当にサンルーフくらいしかER34と見破る点はなさそうだ。
助手席側やピラーに装着された多連メーターはスポーティな雰囲気を演出する。
500PS!
外装や内装だけではない。エンジンももちろんRB26DETTへ換装済みだ。TRUSTのTD06-25Gを装着し、そのパワーは500馬力を誇るそう。実際にZ-tuneが搭載していた「RB26DETT改 Z2」エンジンと同じパワーである。
それにしても綺麗に保たれているエンジンルームだ。日頃からオーナーが手間暇をかけて手入れをしている様子が伺える。普段見えない部分まで手を掛けることは根気のいる作業だが、いざオープンにした時の感嘆はたまらなく気持ちいいだろう。
BNR34を手放しても
実はオーナーはこのER34とは別に、実際にBNR34も所有していたそうだ。かなりチューニングが施された車両でサーキットも楽しんでおり、RB28・T51Rkaiのエンジンは850PSという桁外れな数値を叩き出していたようである。しかし4500回転までタービンが効かず街乗りしにくい特性で、純正に戻そうにもそれだけで4〜500万という金額がかかってしまうため、泣く泣く手放したそうだ。
この日はオーナーが帰路に着くタイミングでの取材となり、お話もじっくり聞けなかっただけでなく、写真も充分に撮影できなかった。またの機会があればぜひ次回はこの完成度の高い”ER34”をゆっくり拝見させていただきたい。
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)