ヴィッツ(VITZ)の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説! | CARTUNEマガジン
ヴィッツ(VITZ)の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

2020年07月14日 (更新:2024年07月12日)

ヴィッツ(VITZ)の車検費用ってどのくらいかかるの?まるわかり解説!

ヴィッツ(VITZ)は1999年から2020年まで発売されていたトヨタのハッチバックです。初代から世界戦略として海外ではヤリスの車名で販売されてきましが、2020年に改めてヤリスに車名が統合されました。今回はそんなトヨタの世界戦略車の中心をなすコンパクトハッチ、ヴィッツ(VITZ)について、車検費用がどれくらいかかるのかを解説します。これを読んでヴィッツ(VITZ)の車検に備えましょう!

ヴィッツ(VITZ)の車検費用

ごーぬさんのヴィッツNCP131の画像
ごーぬさんのヴィッツNCP131の画像

ヴィッツ(VITZ)は1999年から発売されているトヨタのハッチバックです。2010年に行われたフルモデルチェンジでモデル3代目となるのが130系となります。軽自動車をも凌駕する燃費性能は1.3Lのエンジンモデルで25.0km/lを実現。1.5Lエンジンのハイブリッドモデルでは34.4km/lをマークします。エンジンと車両のバランスが非常に優れている証ではないでしょうか。また最終モデルでは【GRスポーツ】も投入され走りとスタイルをを重視するユーザーの声にも応えられるラインアップが揃えられました。

車検には法定費用、車検基本料金、整備費用が必要

おふろさんのヴィッツNCP131の画像
おふろさんのヴィッツNCP131の画像

車検に掛かる費用をまとめて車検費用と呼んでいますが、車検費用の内訳は法定費用車検費用の2つに大きく分けられます。これら2つを混同せず正しく理解することが大切です。下記で法定費用と車検費用について解説します。

法定費用とは?

車検に掛かる費用を車検費用と呼んでいますが、内訳は大きく分けて法定費用車検基本料金整備費用の3つに分けられます。これら3つを混同せず正しく理解することが大切です。

自動車重量税 / 自賠責保険料 / 印紙代

重量税の仕組み

車両重量(車検証にて確認可能です)が重たい車ほど高くなります。私たちが日常生活で乗っている車では、軽自動車が最も安くなります。

乗用車の場合、軽自動車以外では下記の6つのクラスに分けられ、重量がますほど金額が上がります。ヴィッツの車重は1.5t未満となるため重量税は24,600円となります。

2年自家用(継続検査等時)

※エコカー減税対象車の場合は、下記金額より重量税が安くなります。

車両重量13年未満13年経過18年経過
~1t16,40022,80025,200
~1.5t24,60034,20037,800
~2t32,80045,60050,400
~2.5t41,00057,00063,000

自賠責保険料

軽自動車と普通乗用車で分かれていて、軽自動車では24ヶ月分で17,540円、普通乗用車では17,650円です。車両重量が重ければ重いほど費用が増加する重量税に対して、普通乗用車では車両重量に関係なく一律となっています。

※自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。

印紙代

印紙代とは車検に必要な書類に添付する公的な料金となります。この費用は指定工場で検査する場合は1,800円、認証工場の場合は2,200円と変わってくるのが注意点です。

車検基本料金とは?

車検基本料金は、車検を業者にお願いする代行手数料のようなもので、24ヶ月点検料/検査料/代行手数料などが含まれています。

この費用は業者によって違いがあり、車種によっても上下します。

整備費用とは?

整備費用は、車検を取得するために行った整備の費用です。整備費用の内訳は業者や車両の状態によって異なり、部品の交換や他の部品のメンテナンスを行うと、それらの部品代や工賃が追加で発生します。

車検でよく交換する部品には、摩耗したブレーキパッドや亀裂が入ったワイパーゴム、破れたゴムブーツなどが挙げられます。

ヴィッツ(VITZ)の法定費用

てつ兄さんのヴィッツNCP131の画像
てつ兄さんのヴィッツNCP131の画像

ヴィッツ(VITZ)の法定費用の内訳は次のとおり。重量税/自賠責保険料/印紙代の3つです。

法定費用の内訳
重量税24,600円
自賠責保険料17,650円※1
印紙代1,800円※2
合計44,050円

※1:自賠責保険料は毎年4月に変更が行われます。

※2:指定工場(民間車検場)での料金です。認証工場の場合は印紙代が2200円となります。

ヴィッツ(VITZ)の車検費用総額

空さんのヴィッツNCP131の画像
空さんのヴィッツNCP131の画像

車検基本料金や整備費用は業者や車種によって異なるため明記できません。

そこでここでは、法定費用、車検基本料金、整備費用の3つを合計した車検費用総額が、ディーラーと車検専門店でいくら違うのか、それぞれの車検費用総額を紹介します。

業者ごとの比較

ディーラーと他の業者それぞれで最低限かかる車検費用の総額は、次のようになります。

項目/業者ディーラーEPARK車検
車検基本料21,000円9,472円
完成検査料11,800円-
手数料9,000円-
基本料金+整備費用41,800円9,472円
法定費用44,050円
車検費用総額85,850円53,522円

ご覧いただいた通り、ディーラーでの車検費用は、EPARK車検の車検費用よりもかなり割高。EPARK車検では安価に車検を受けられることがわかります。

ディーラーでは24ヶ月法定点検/継続検査料/代行手数料それぞれに対して請求が為されているので整備費用が高くなっています。また、車検点検料は各店舗によって異なるため、合計金額はこれよりも高くなり場合もあります。

このように、車検を通すことに関してのみ言えば民間車検で受けることで安くすることが可能です。ただし、車検に通らない不具合が見つかった場合、どこで車検を受けたとしてもその部分を追加で整備する必要があるため、その分の整備費用が必要になります。

追加の整備費用について

追加の整備費用とは、車検に不合格となるような不備があった場合、それを直すための費用です。例えばタイヤの残り溝が基準である1.6mmより少ない場合は、車検の基準をクリアできるようタイヤを購入して装着する必要があります。

タイヤを新品に交換した場合、タイヤサイズが165/70R14の場合で、4本セットで約20,000円(ブリヂストンのタイヤを参考)とはめ替え工賃10,000円、合計30,000円ほどが追加で必要になります。

突然の出費にならないよう、車検は満了日から一ヶ月前ほどに見積もりをとるようにし、プロに追加整備が必要かを教えてもらうのが良いでしょう。

まとめ

さだおさんのヴィッツNCP131の画像
さだおさんのヴィッツNCP131の画像

今回はトヨタで人気のハッチバック、ヴィッツ(VITZ)の車検費用について紹介しました。エコカー減税の影響で重量税が安くなっていることで法定費用が1万円近く安くなっている点が特徴的です。

整備費用に関しては、安いところに依頼すれば基本的な費用は1万円程度で抑えることもできます。車検を通すにあたっては付き合いやオーナーの方の生活のご都合に合わせてどうするかを決められていることが多いと思うので、価格で選ぶ方法や手間で選ぶ方法など、自身に合ったやり方で行うことをおすすめします。

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