2021年01月24日 (更新:2022年10月28日)
90スープラのトラブル事情、リコールや故障事例まとめ
ついに復活を果たしたトヨタスープラ。今回は、CARTUNEユーザーの投稿を元に、A90GRスープラに発生している不具合やトラブル事例をまとめました。
A90GRスープラの不具合報告が出始めている
数々の歴戦を生んだトヨタの名車、スープラ。新型スープラはBMWとの共同開発となったものの、見た目はZ4と大きく異なるスープラらしいグラマラスなデザインとなりました。
そんなGRスープラですが、いくつか不具合事例が出始めています。オーナーの投稿で確認できている不具合事例は次のようなものがあります。
- ハザードの誤作動
- デフからのオイルにじみ
- サンバイザーのシミ
- 牽引フックカバーの浮き
- エンブレムのヒビ割れ
ハザードの誤作動
ハザードの誤作動の概要
納車から半日経ったところでハザードランプに不具合。
ハザード炊くとヘッドランプ内のウィンカーが左右交互に点滅する様に。
ハザードランプを点灯すると、左右交互に点滅してしまうというもの。通常ハザードランプは左右同時に一定間隔で点滅するものですが、このトラブルではまるでサーキットのセーフティーカーのように左右交互に点滅します。
またこの症状は常に発生するわけではなく、ディーラーへ入庫してからは確認できなかったとのことです。
ハザードの誤作動の原因
ハザードランプの誤作動の原因はメインボデーECUの故障。メインボデーECUとは、ドアロックやヘッドライト、ルームランプ系統を制御しているコンピューターのことです。
ハザードの誤作動の修理方法と交換部品
ウィンカーの異常自体は再現出来ないとのこと。
しかし!コンピュータにはしかと履歴残ってた様で部品の交換が決定!その部品とは....『メインボデーECU』! そうです、まさかのメインコンピュータ交換になります()
一応交換はしたのですが具体的な対策がまだ無い為、再度発生する可能性はあるとのこと。
ディーラーでの点検中に再度発生することはなかったようですが、コンピューターに記録されていた故障履歴が決め手となり、メインボデーECUの部品交換が行われたそうです。
このように、近年の車には一時的に発生した故障でも記録する機能が備わっています。怪しい挙動があった場合は一度点検に出し、故障記録をみてもらうと良いでしょう。
デフからのオイルにじみ
デフからのオイルにじみの概要
納車2,000キロで右デフシール、4,000キロで左デフシールからオイルにじみがありました。
納車してから走行2,000〜4,000キロで、左右のデフシールからオイルにじみが発生するというもの。デフには左右のタイヤへ動力を伝達するドライブシャフトが接続されており、そこにオイル漏れを防ぐデフシールという樹脂部品が装着されています。
デフからのオイルにじみの修理方法と交換部品
デフ、ドライブシャフトを交換して5,000キロ走ってますが、そこからのオイルにじみはしていません。部品は本国手配なので2ヶ月かかりました…
このトラブルでは、デフシールを含むデフ本体とドライブシャフトの交換が行われました。交換後は、5,000キロ走行後もオイルにじみは発生していないとのこと。しかし、部品の手配にはかなりの時間を要したようです。
サンバイザーのシミ
サンバイザーのシミの概要
車内頭上にあるサンバイザーのパーツ周囲にシミが発生するトラブル。スライド式になっている鏡の蓋の周囲に、油分を含んだシミが発生しています。
サンバイザーのシミの原因
サンバイザーのミラーの蓋に塗られたグリス。猛暑の影響で溶けて表面に出てきてるとの事。(そんな所にそんなグリス使うなよ....)
このシミの正体は、スライド式の蓋部分の潤滑のために塗布されているグリス。このグリスが、車内の温度上昇に耐えきれず染み出してきてしまっているのが原因のようです。
サンバイザーのシミの修理方法と交換部品
このトラブルの対応は、サンバイザーの交換となるようです。現在対策品が出ているかは不明ですが、同じ部品に交換となった場合は再度同様の問題が発生する可能性があります。
牽引フックカバーの浮き
フックカバーの浮きの概要
まあ、大した事はない&日本車でもたま〜にあるのですがリアの牽引フックカバーが歪みがあってユルユル。走行中にいつの間にか取れてしまってました💦
リアバンパーに装着されている牽引フックのカバーが浮いてくるというトラブル。このオーナーの場合は嵌合がゆるく、走行中に外れてしまうようです。
フックカバーの浮きの修理方法と交換部品
このトラブルでの対応はフックカバーの部品交換となります。はめ込み式のプラ部品は部品のテンション(張り具合)に頼るため、熱などの影響を受けやすいもの。もし触れていないのに外れてしまった場合は、ディーラーへ相談してみましょう。
エンブレムのヒビ割れ
エンブレムのヒビ割れの概要
フロントのエンブレムにシワが寄って剥がれかけておる。
ボディに装着されているトヨタエンブレムにシワのようなものが発生するトラブル。新車時から発生していたオーナーもいるようです。
エンブレムのヒビ割れの修理方法と交換部品
このトラブルの対応は、エンブレムの部品交換となります。発生事例は少ないようですが、エンブレムは車の顔となる重要なパーツ。洗車時などに確認し、症状が出ていたらディーラーへ問い合わせてみましょう。
購入検討中の場合は要確認
GRスープラのトラブルには、このほかにも燃料タンクのリコールなどいくつかの事例が上がっています。
中古車でも手に入るようになってきたA90GRスープラ。購入する際は車体に不具合が発生していないかよく確認するようにしましょう。
不具合は、保証期間が終了していると全額実費となる可能性があります。保証をつけられる場合は、手厚くしておくのがオススメです。