2020年12月07日 (更新:2022年08月04日)
シンプルだけど目を引く大人カスタムのZ33!【オレンジMT】
2020年11月のオレンジMTに参加されていたZ33。決して派手ではないけどしっかりと自分色に染めていて、愛車への一途な想いとそれに応えるZとの素敵なエピソードが秘められていました!
愛車&オーナー情報
- 車種:日産 フェアレディZ
- 年式:2002年(平成14年)
- 走行距離:136,500km
- ボディカラー:A17 サンセットオレンジ
- オーナー:隼
- 所有年数:2年5ヶ月
カーボン加工で差別化
今回紹介するZ33は、一見するとホイールとローダウンのシンプルなカスタムだが、よく見るとノーマルのZとは異なる部分が見つかる。
まずはフロントバンパー。開口部の下側にカーボンシートを貼り付けて精悍な顔つきへと変身している。面積も大きく湾曲しているが、とても綺麗な仕上げだ。
続いてはこちら。Zオーナーではなければ違いがわからないかもしれない。フェンダーの”Zマーク”の文字の周りにカーボンシートを切り抜いて貼り付けている。通常は無地の黒で、ディティールアップされている。こちらもかなり細かい作業そうだが、とても綺麗な仕上げだ。
他にもピラー部やドアミラーの取り付け部、インテリアではリアタワーバーのカバー部も同様にカーボン調化されている。とても細かい部分でオーナーでなければ気づかなさそうなポイントだが、こうした細かいこだわりは全体の仕上げに効いてくる。
足回りメイク
足元には18インチのTEAM IMPULのNS-GTIIが装着されている。非常にシンプルな5本スポークのデザインだが、この時代の日産車には本当によく似合っていてかっこいい。かすれたスポークのロゴが当時感を演出しているものまた良い。
ご家族がこのZを所有するときから履かれていたためサイズ等の詳細は不明だそうだが、当時の適合から推測するとフロントは8.0J+25、リアは9.0J+30といったところだろう。
タイヤはNITTOのNT555G2。スポーツ感あるトレッドパターンとすっきりとしたサイドウォールがカッコよく、Zの街乗りにもぴったりの選択だ。
至福の時間
みなさんにとって愛車との至福の時間はどのタイミングだろうか。
オーナーはドライブはもちろんのこと、週1の会社帰りの洗車がルーティンとなっているそうだ。愛車で通勤というだけでも贅沢な時間だが、仕事終わりに愛車へ乗り込み、その足で洗車へ行って磨いて綺麗になっていく愛車を眺める。それは車好きにとってまさに至福の時間。仕事の疲れも忘れさせてくれる。
オーナーのお気に入りポイント
オーナーに「このZの特にお気に入りのポイントはありますか?」と尋ねると、リアサイドへ座り込み、「ここからチラッと見える赤いバネが好きです!」と教えてくれた。
これはESPELIR製のダウンサスで、フロントのバネレートは6.8kgf/mm、リアは8.2kgf/mmとのこと。普段は全くと言っていいほど見えない部分だが、何かの拍子に見える赤いサスペンションは心を躍らせる。
現在もご家族が使うこともあるそうで、稀に身に覚えのない傷が増えていることもあるそう。「それでもZは変わらず元気に走ってくれる」と車への一途な想いを語ってくれた。きっとオーナーがいつもZを大切にしているからこそ、Zがそれに応えてくれているように見えた。
Z33もなかなかに低年式となってきて不具合箇所なんかも出てきてしまうかもしれないが、是非これからもZと一緒に様々な場所を駆け抜けて素敵な時間を過ごして欲しいと心から願っている。
- オーナーのマイガレージ
- 取材イベント:第2回 オレンジMT in 榛名
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)