2020年10月31日 (更新:2022年08月04日)
ハイエースをキャンパー化、贅沢空間を創る車中泊DIY実例を紹介します!
もはや走る部屋と言っても過言ではないほどの広々とした空間が魅力のトヨタハイエース。贅沢な空間をさらに楽しむためのキャンパーたちのDIY実例を大特集します!
車の中にくつろぎ空間を生み出す、キャンパーカスタム
気軽にキャンプが楽しめるとして近年脚光を浴びているのが、車の荷室を車中泊仕様にリメイクするキャンパーカスタム。キャンプ場だけでなく、道の駅や近場の河原でも非日常を味わえるとして人気が高まっています。
ミニバンの雄、トヨタ ハイエース
国内で購入できるミニバンの中でも最大級のボディサイズを誇るのが、トヨタハイエース。
10人乗りのモデルまでラインナップされており、2列目のシート以降が荷室になっているハイエースバンと、後部までシートがあるハイエースワゴンがラインナップされています。
よくばり装備でも有り余るスペースが魅力
ハイエースの魅力は、なんといっても荷室の広さ。
大型ポータブル電源や発電機など、他のミニバンやSUVでは躊躇してしまうようなギアも余裕で積載が可能で、欲張りなキャンパーの欲求を充分に満たしてくれます。
ハイエースのキャンパー実例集
ここでは、実際にハイエースをキャンパー仕様にしているCARTUNEユーザーを紹介。
多くのユーザーがDIYでカスタムしており、その独自のレイアウトにはオーナーならではの工夫が散りばめられています。
変幻自在の自作ベッドキット、アヤスケさんのハイエース
アヤスケさんのハイエースは、木材でDIY制作した温もりのあるベッドキットが特徴。
通常時はベンチですが、骨組みを渡して座面を敷くことでフラットなベッドスペースに早変わり。ベッド状態なら上段、下段を備えた収納としても活用できそうです。
フロア貼り完成!店舗用のフロアなんで土足でも傷つかないくらい強い!
後はベンチ作って、間接照明つけて。。。楽しくなってきたー
フロアは、車体のフロアの凹凸を埋めるように板を置いてから、床板とクッションフロアをセット。
少々高価ですが店舗用の硬いフロアを使用することで、ハードな使用条件でも耐えられるように工夫されています。
天井には便利な物掛けと間接照明が併設され、利便性と荷室の明るさを確保。モダンかつフレキシブルな空間設計は見習いたいポイントです。
抜群の雰囲気で音を楽しむ、mm’sさんのハイエース
mm’sさんのハイエースは、カジュアルなアメリカンテイストの室内空間が魅力。
ベッドキットには洒落たマットを敷き、内装一面に木材を貼る”ウッド貼り”によって無機質な荷室をチル空間へ変貌させています。
各種ボードやナンバープレートなどの小物も、雰囲気作りには重要なアイテムです。
フィットからウーファー、アンプ回収してハイエースに移植中!
このウーファー鳴らし切ったらどんな音になるんだろう?
mm’sさんのハイエースの要となっているのは巨大なオーディオ群。ウーファー、アンプ、スピーカーなどこだわりのオーディオ機器を内向きにセットし、音を楽しめるキャンパーに仕上げています。
ラフで気張らない見た目を保ちながらも、巨大なオーディオを収めるため綿密に練られたレイアウトにはオーナーのセンスが光ります。
フィッシングとキャンプを両立、MAE worksさんのハイエース
MAE worksさんのハイエースは、釣りや音楽鑑賞、車中泊を存分に楽しめる充実した装備が特徴。
車中泊が可能なベッドを備えつつ、車体の各ピラーにはスピーカーが室内に向けて設置され、音も楽しめるキャンパーとなっています。
釣り用のロッドホルダーは、ルーフにフィットするよう木材でフレームを製作。
ゴムを用いてロッドを固定することで、ガタつきを抑えつつ簡単に着脱ができるよう工夫されています。
ロッドホルダーのサイドにはアンバーカラーの間接照明をセット。自慢のロッドが浮かび上がるエモい雰囲気はまさに男のロマンそのものです。
また、MAE worksさんはダッシュボード周りの張替えもDIYで施工しています。木製のアームレストやiPadが収まるセンターコンソール周りはプロ並みの出来栄え。
頭上にアレクサやLEDブラックホールを仕込んだオーバーヘッドコンソールを設えたりと、遊びゴコロを忘れない秘密基地のような空間に仕上がっています。
ハイエースキャンパーに欠かせない便利グッズ
防虫ネット
季節を問わずマストアイテムと言っても過言ではないのが、ハイエースのリアゲート全面をカバーする防虫ネット。涼しい夜風を浴びたいときや車内を換気したいときに活躍します。
ファスナーが装着されているため出入りも可能で、リアゲートだけでなくサイドもセットになっている商品も販売されています。
USB電源の扇風機やPC用ファン
車内での食事の際や起床時の空気をリフレッシュしたい時には、USB電源で稼働する扇風機がオススメ。車中泊を楽しむCARTUNEユーザーの多くが愛用している便利グッズです。
そのほか、PC用のファンを使用して換気扇を作成、ハイエースのスライド式ウィンドウに挟んで使用するユーザーも。工夫次第で可能性が広がるアイテムです。
ハイエースはまだまだ開拓の余地あり!
ミニバンの中でも最も広い荷室空間をもつ、トヨタハイエース。様々なDIY事例がありながらも、ハイエースの広い空間を無駄なく使い切るレイアウトやアイディアには、まだまだ開拓の余地がありそうです。
皆さんも、ハイエースをカスタムして理想のキャンパースタイルを目指してみませんか?