2020年08月08日
スイフトスポーツZC33Sのスピーカーをカスタム!装着事例から交換方法、注意点や必要部品までまとめました!
スイフトスポーツZC33Sの純正スピーカーは音が良くないという意見が散見されます。スピーカーを交換すればきっと、ドライブがさらに有意義になりますよ!今回はZC33Sに実際に装着されているスピーカーカスタム事例をはじめ、スピーカーの交換方法や取り付け位置の紹介、さらには注意点や必要な部品番号までまとめてご紹介しています!
純正スピーカーのおさらい
スイフトスポーツZC33Sでは、純正でフロント2スピーカー仕様(リアスピーカーレス)と、フロント2ツイーター&リヤ2スピーカー仕様が展開されています。純正スピーカーのサイズは16cmとなっています。
2スピーカー仕様の場合は、ドアミラー内側のカバー部分にツイーターレス用のカバーが装着されています。そのため純正位置にツイーターを取り付けたい場合は、別途純正のツイーターカバーを用意する必要があります。もしくは、ツイーターレス用カバーに直接穴あけなどの加工をしてツイーターを取り付ける方法もあります。
みんなのスピーカー装着事例
まずは、スイフトスポーツZC33Sのオーナーがどんなスピーカーへ交換しているのか、実際の装着例をチェックしてみましょう!
carozzeria TS-C1730S
あけぼのさんはフロントスピーカーを、ハイレゾオーディオ対応モデルのカロッツェリアのTS-C1730SへDIYで交換しています。バッフルは同じくカロッツェリアのUD-K526を使用。純正位置にツイーターを取り付ける場合は、付属のステーを使用すれば取り付け可能。
KENWOOD KFC-XS1703
JASPERさんはフロントスピーカーを、ハイレゾオーディオ対応のケンウッドのセパレートモデルKFC-XS1703へ交換しています。同時にオーディオテクニカのドアチューニングキットを使用しデッドニングも実施。バッフルはカロッツェリアのUD-K526を使用しています。
フロント2ツイーター&リヤ2スピーカー仕様車のため、ケンウッドのツィーターを純正位置へ取り付けるために同じくケンウッドのブラインドインストール用ツィーターブラケット(SKB-101)も注文されています。
carozzeria TS-F1740
なのきんさんはフロントスピーカーへカロッツェリアのTS-F1740をDIYで取り付け。コアキシャルタイプなのでセパレートタイプよりも工程数が少なく、DIYでも気軽に挑戦できます。同時にアマゾンのデッドニングキットを装着しています。
助手席側のカプラーが固かったようで、少々外すのに苦戦したそう。
KENWOOD KFC-RS173
赤もぐさんはフロントスピーカーへケンウッドのコアキシャルモデルKFC-RS173を装着しています。354車種(2015年9月現在)に対応するマルチブラケットが同梱されており、ZC33Sもこれを利用して装着できます。
clarion SRT1733S
akiさんはフロントスピーカーをクラリオンのSRT1733Sへ交換しています。しかし同梱のブラケットはZC33Sには合わなかったようで、別途バッフルボードを用意する必要がありそうです。
ALPINE X-170S
AyatoさんはフロントへアルパインのX-170Sを装着。ハイレゾオーディオ対応のセパレートモデルです。こちらも取り付けには別途バッフルボードが必要となるようです。
みんなのツイーター取り付け位置
続いてはセパレートタイプのスピーカーを取り付けている方がツイーターをどのように取り付けているか、実際の装着例をご紹介します!
えむさんは、ツイーターレスカバーにカロッツェリアTS-F1740Sのツイーターを付属の台座を使用して取り付けています。角度が付けられるタイプなので、運転席側に向けて装着されていることがわかります。
あけぼのさんもツイーターレスカバーに穴を開けて、カロッツェリアのTS-C1730Sツイーターに付属の台座を利用して装着しています。
こちらもツイーターレスカバーへの装着カスタム事例です。スピーカーはカロッツェリアのTS-C1710Aを使用。かぁ君さんはカバーへカーボンシートを貼り付け、同時に内装のドレスアップも行っています。
勇輝( ᐛ)さんはアルパインX-170Sをツイーターレスカバーへ穴あけを行い取り付けています。
子龍さんはカロッツェリアのTS-T440を、純正ツイーターカバーへステーを加工利用して取り付けています。
10ru♪さんはピラーにダイヤトーンのツイーターDS-SA1000を埋め込み加工しています!詳細については記載されていませんが、ワンオフ加工品と思われます。
Tommy.Xさんもピラーへ埋め込み加工をしています!取り付けられているツイーターはDEER RJ050。
フロントスピーカーの交換
スイフトスポーツZC33Sのフロントスピーカーを交換するためには、まず下記の手順で内張を外す必要があります。
- ドアインナーハンドルの樹脂カバーを外し、その中のネジを1つ取り外す
- ドアハンドルポケットの底にあるメクラ蓋を開け、その中のネジを1つ取り外す
- ドア内張りのリア側の上部にあるクリップを1つ取り外す
- ドアミラー内側のカバーを取り外す
- ドアパネル全体をひっぱり取り外す(クリップ数カ所で止まっているので、1つず丁寧に外す)
- 内張りとドアを繋ぐ配線のコネクタ(運転席側2つ、助手席側1つ)を外す
内張を外したら純正スピーカーを取り外し、製品に付属のブラケットや別途用意したインナーバッフルを取り付け、各社の説明書にしたがって配線とスピーカー本体を取り付けます。
場合によっては車両側もしくはスピーカー側の配線を加工する必要があったり、ブラケットの加工が必要な場合もあったりします。
取り付けが終わればあとは内張りを元に戻せば完成です。
リアスピーカーレス車への取り付け
リアスピーカーレス車へのリアスピーカーの取り付けには、リア用のスピーカー、SUZUKI純正リヤスピーカーハーネスキット(品番:99193-52R00)が必要となります。
作業工程としてはドアの内張り外しのほか、Bピラー下の内張りも取り外してリヤスピーカーハーネスキットの配線を車両側のコネクタへ接続する必要があります。そして接続した配線をドアパネル側に引き込むのにドアグロメットの蛇腹へ配線を通す必要があるので、配線通しがあると便利です。
Tコムさんはリアスピーカー取り付けについて投稿しています。写真中央下の白いコネクタに、説明書に沿って配線を2本接続します。
また、写真中央の穴(白い配線がわずかに見えている部分)から配線を出し、いったん取り外したグロメットの蛇腹へ配線を通してドア側へ引き込みます。
引き込んでしまえば、あとは用意したスピーカーの説明書に沿って取り付けを行うだけです。
デッドニング
オーディオテクニカやエーモンのデッドニング材やデッドニングキットを利用されている方が多いようです。みなさんの写真を参考にして、どの部分へ制振材を貼り付けているかなどをチェックしてみてくださいね!
でんごろうさんのフロントドア(運転席側)デッドニング施工事例です。投稿には施工前のドアパネルの写真もあります。
子龍さんのフロントドア(運転席側)デッドニング施工事例です。
トールさんのフロントドア(運転席側)デッドニング施工事例です。
aaaさんのフロントドア(助手席側)デッドニング施工事例です。投稿には施工前のドアパネルの写真もあり、beforeとafterが明確にわかります。
わらやさんのフロントドア(助手席側)デッドニング施工事例です。
パンダさんのリアドアデッドニング施工事例です。
ZC33S スピーカー交換周りの注意点
ZC33Sのスピーカー関連では、下記のようなレビューが見られました。書いている人が多いということはご自身の車両にも当てはまる場合があるので、参考にしてみてください。
- 内張りとドアを繋ぐ配線のカプラーが固くて取り外しにくい
- ドアポケット奥のメクラ蓋がハマらなくなる
- スピーカーに水がついていてスピーカーのマグネット部分が錆びていた(特に助手席側)
(1)については、取り外すためのツメ部分を押す力が弱い場合があります。押しながらコネクタを引っ張る必要があるので、力が抜けやすい部分でもあります。
(2)については、素材が軟質なためか外すとはまらなくなってしまう事例があるようです。ディーラーにて保証交換してもらったというコメントも散見されました。
(3)については、車両の状況に応じてビニールなどで防水対策を施すと良いでしょう。一度取り付けたら、しばらく経ってからもう1度様子を見るのが良さそうです。(特に雨天後など)
16cmと17cmどっちがいいの?
昨今市販されているカスタムスピーカーの多くは、16cmまたは17cmサイズが主流となっています。多くの車種は純正で16cmのスピーカーが付いているし、大きい方がなんだか良さそうな気がしますよね。
しかし、スピーカーのサイズが大きいから高音質というわけではありません。口径が大きい方が”やや”低音が有利となります。その一方、口径が小さい方がコーンの振動が有利で音の歯切れが良いパターンもあります。そのため、同じモデルの16cmと17cmでも音の印象が若干変わる場合があります。
つまり社外品なら絶対17cmという根拠はなく、車両側のスペックや予算をベースにして、あとはカー用品店などで実機を試聴して決めるのがベストです。
もし「なんとなく16cmの方がいい音な気がするけど、17cmの方がみんな付けてるし...」なんて場面があったら、自分の感覚を信じて16cmを選んだ方が良い結果になるでしょう。
まとめ
スイフトスポーツZC33Sのスピーカーカスタムについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。みなさんのカスタム事例を見ている限り、スピーカーのサイズは圧倒的に17cmが人気でした。セパレートモデルとコアキシャルモデルは半々といった印象です。セパレートモデルをDIYで取り付ける場合はやや難易度が上がるので、DIY初心者だけどスピーカー交換にチャレンジしたい!という方はコアキシャルモデルからやってみると良いかもしれません。
また、スピーカーは各メーカーおよびモデルごとに音の性格が全く異なってきます。他人の”音が良い”という意見も参考にはなりますが音の好みは十人十色なので、最終的には購入前に自分の耳で試聴することを強くお勧めします。
【参考】ZC33S スピーカー関連 適合パーツリスト
ZC33Sのスピーカー関連の作業で、必要となりうるパーツの品番・型番を下記にまとめました。
スズキ純正ツイーターカバー
- 品番:84750-62R10-5PK(右側用)
- 品番:84790-52R10-5PK(左側用)
スズキ純正リヤスピーカーハーネスキット
- 品番:99193-52R00
適合インナーバッフル
- ALIPNE:KTX-Y171HB(高剛性アルミダイキャスト)
- carrozzeria:UD-K526(高剛性MDF)
- carrozzeria:UD-K616(ハイブリッドメタルダイキャスト)
- KENWOOD:SKX-202S(アルミダイキャスト)
ツイーターインナーブラケット
- KENWOOD:SKB-101