純正はダサくない!ノーマルでも決まるシンプルなカスタム「純ベタ」とは? | CARTUNEマガジン
純正はダサくない!ノーマルでも決まるシンプルなカスタム「純ベタ」とは?

2020年05月13日 (更新:2020年05月13日)

純正はダサくない!ノーマルでも決まるシンプルなカスタム「純ベタ」とは?

昨今の自動車カスタム界を騒がせているのがこの純ベタカスタム。 一見なんともない純正ボディを魅力的に見せることができる純ベタカスタムを解説します!

純ベタカスタムとは

純ベタカスタムとは、文字通り純正状態を保ったままベタベタにローダウンするカスタムのこと。ホイールやエアロは純正のまま車高だけを下げ、ノーマル状態のボディラインを活かして仕上げます。(ホイールの交換程度であれば純ベタの範囲内に入ることも)

元々は欧州のカスタム界で始まったものといわれており、近年国内でも非常に人気が高まっていカスタム手法です。

純ベタにはエアサスが大活躍!

純ベタカスタムには、よく下がる足回りパーツの装着がマスト。中でも、ほぼ着地状態までローダウンが可能なエアサスが多く採用されます。

そもそもローダウンの主な目的は、フェンダーとタイヤホイールとの隙間及びボディと路面との隙間を埋めることによって、車のまとまり感を出すこと。

エアサスは車高調以上の下げ幅が期待できるうえに任意のタイミングで車高を調整することができるため、純ベタカスタムには最適です。

純ベタの魅力やメリット

ただ車高を下げるだけに思える純ベタカスタムですが、実は様々な魅力があります。

クリーンな見た目に仕上がる

先述の通り、純ベタカスタムの場合ローダウンの他にはホイールの変更程度しか行いません。そのため、ボディに後付けエアロなどのような継ぎ目がなく、ノーマル状態の美しいボディラインが維持されます。

純正ボディの魅力をいかに引き出すかが純ベタの醍醐味であり、オーナーの腕の見せ所です。

比較的走りやすい

純正バンパーの場合、リップ部分が前方に伸びていない、バンパー下端の処理が丸くなっているなどの理由により、ローダウンしても比較的走りやすいというメリットがあります。

たとえどこかで擦ったりしてしまったとしても、純正バンパーであれば手に入りやすいため補修や交換が容易です。また、エアサスを装着することでこの問題は回避できます。

コストを抑えられる

純ベタカスタムは足回りのパーツ変更以外を行わないため、コストを抑えられるというメリットがあります。その分足回りのセッティングをさらに追求できるほか、内装へ予算を回すことができます。

しかし、エアサスを導入する場合はかなりの費用がかかるので注意が必要です。

純ベタの難しい点やデメリット

メリットも多い純ベタカスタムですが、シンプルなだけに難しい面もあります。

足回りの調整幅が少ない

オーバーフェンダーなどを使用しない純ベタカスタムの場合、ホイールハウス内のスペースはノーマルと同じ状態。

当然車種によっては調整幅が狭く、理想のホイールを装着しようとすると、サスペンションやアーム類などあらゆる場所に干渉することがあります。

全体のバランス取りが難しい

純正のボディラインをそのまま利用するため、闇雲にホイールを交換するとノーマル状態よりもバランスが崩れる場合があります。

足回りのセッティングだけでなく、デザインやサイズなど、その車種の性格を把握した上でのホイールチョイスが非常に重要となります。

純ベタの対極は張り出しエアロ

純ベタは欧州の流れを汲んだカスタム手法ですが、日本のカーカルチャーを代表するといえば、張り出しエアロを使ったボディメイクです。

バンパー、フェンダー、サイドスカートなどをより迫力のある形状のものに変更したり、ボディ幅を広げることで、ノーマルボディにはない抑揚の効いたボディに仕上げることが可能です。

張り出しエアロの場合も、どのエアロをチョイスするかによってタイヤホイールの収まりやボディラインが大きく異なるため、細かな計算が求められます。

車の見た目や性格を大きく変えたい場合は張り出しエアロを使ったカスタムに挑戦してみるのがおすすめです。

カスタムは奥深い!

純ベタカスタムしかり張り出しエアロカスタムしかり、やりすぎない絶妙なセンスと研究が必要です。

しかし、自分の車が仕上がった時の喜びは格別。皆さんも、自分の車をカスタムしてみませんか?

CARTUNEには、カスタムに関する様々な情報が集まっています。

自分の車をカスタムしてみたい、でもやり方が分からない。そんな時はぜひCARTUNEを覗いてみてください!

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