2019年10月18日 (更新:2024年08月26日)
広々とした室内空間!ファミリーにおすすめの軽自動車8選を紹介します!
ファミリーにおすすめの軽自動車は、室内空間が広いだけでは物足りない。スライドドアやスライドシート、収納など小さな子どもと一緒でも使いやすい機能が満載でなければという人は多いのではないでしょうか?最近の軽自動車は取り回しのしやすいサイズ感はもちろんのこと、燃費も装備も充実。そんな軽自動車の中からファミリーにピッタリの車を厳選してお届けしていきます。
家族で乗っても快適な軽自動車をご紹介!
家計を圧迫することなく子育ても楽しみたい、そんな世代にピッタリの軽自動車に人気が集中しています。そのため軽自動車といってもさまざまなタイプが登場していることをご存知でしょうか?
- スーパーハイトタイプ:広い室内空間とリアスライドドアが特徴。全高は1.7m以上と小さな子どもなら立って着替えもできそうです。
- ハイトワゴンタイプ:最近の軽自動車の主流。全高1.6m以上で居住性、積載性などのバランスが良いものです。
- セダンタイプ:低価格帯が充実し、燃費性能に優れたタイプ。他と比べると室内空間が少し狭く感じるでしょう。
- SUV・オープンタイプ:SUVならではの悪路走破が楽しめたり、オープンカーとしてカッコいい軽を求めたりと個性的なタイプです。
子どもとのかけがえのない時間を大切にするために、早速ご紹介していきます。
ワゴンR
メーカー | スズキ |
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車名・型式 | ワゴンR・DAA-MH55S |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,650 |
室内長さ(mm) | 2,450 |
室内幅(mm) | 1,355 |
室内高さ(mm) | 1,265 |
ホイールベース(mm) | 2,460 |
最低地上高(mm) | 150 |
車両重量(kg) | 790 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 33.4 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
エンジン型式 | R06A型 |
種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 |
弁機構 | DOHC12バルブ吸排気VVT |
最大出力(kW/rpm)ネット | 38<52PS>/6,500 |
最大トルク(N・m/rpm)ネット | 60<6.1㎏/,m>/4,000 |
ワゴンRの特徴
ハイトワゴンの元祖ともいえるワゴンRは、現在6代目です。2017年のフルモデルチェンジで大きく変化を遂げました。居住性の高さはそのままに、マイルドハイブリッドシステムの導入や衝突被害軽減システムなど安全面の充実を図るとともに燃費性能も向上しています。
ハイブリッドと自然吸気とエンジンの違いでフロントマスクを変えた2タイプのエクステリアも特徴的。
サイドデザインにはリアガラス前部を斜めにカットすることで、イメージ的にはフルサイズミニバンのようです。フロントサイドガラスの位置を下げることで視認性を向上させました。
もちろん後方の視認性も良く、最小回転半径4.4mと小回りが利き運転のしやすさも魅力のひとつです。
インテリア・実用性
さまざまなシートアレンジで、後部座席を倒せば前面フラットで広い荷室に早変わり。
またチルトステアリングやシートリフターも装備され、体型に合わせて最適なドライビングポジションを取ることを可能にしています。
新型プラットフォーム「HEARTECT」の採用では、エンジンスペースの小型化でホイールベースを拡大。車内長が2450mmまで広がり、軽自動車史上最長です。またラゲッジルームには大型のスーツケースが積める広さを確保。そのうえラゲッジアンダーボックスを使用すればベビーカーを畳んだ状態で縦に収納することができます。
軽自動車初のアンブレラホルダーをリアドアに装着。ここに傘を差し込むだけで洋服やシートなど濡らさずにすみます。水滴は車外へと排出され水が溜まることは無いので、車体が錆びることもありません。
走行性能・燃費
これまでの「S-エネチャージ」を進化させた「ハイブリッド」を搭載。基本構造は変わらず、専用リチウムバッテリーを大容量にすることで、クリープ走行を可能にしています。そのため発進後や加速時にモーターアシストすることができ、燃費性能も向上。軽ワゴン最高の33.4㎞/Lの燃料消費率です。
新しくなったアイドリングストップシステムは、ブレーキ後のエンジン再始動までのガソリン消費カットはもちろんのこと、モーターによるクリープ走行時にもガソリンを消費することはありません。
人も車も検知する「デュアルセンサーブレーキサポート」、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能など安全装備も充実。また、見えない場所を映し出す全方位モニターで縦列駐車も楽々です。
スペーシア
メーカー | スズキ |
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車名・型式 | スペーシア・DAA-MK53S |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,785 |
室内長さ(mm) | 2,155 |
室内幅(mm) | 1,345 |
室内高さ(mm) | 1,410 |
ホイールベース(mm) | 2,460 |
最低地上高(mm) | 1,300 |
車両重量(kg) | 870 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 28.2 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
エンジン型式 | R06A型 |
種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 |
弁機構 | DOHC12バルブ吸排気VVT |
最大出力(kW/rpm)ネット | 38<52PS>/6,500 |
最大トルク(N・m/rpm)ネット | 60<6.1㎏・m>/4,000 |
スペーシアの特徴
スーパーハイトワゴンのスペーシアは2017年にフルモデルチェンジを行っています。キャッチコピーの「見ているだけで、みんなでお出かけしたくなる」とあるように、スーツケースをモチーフにしたデザイン。ファミリーカーとして、旅行にもキャンプにも使えそうな一台に仕上がりました。
カラーバリエーションは14色。自分の家のファミリーカラーにこだわることができそうです。
フロントとリヤのガラスを先代よりも立たせフードの位置も高くし、視覚的に大きさが伝わりやすいデザインになりました。
座席のシートアレンジも自由度が増し、後部座席を前に近づけることができるため、チャイルドシートに座らせた子どもとの距離感が少なくなります。ちょっとお菓子を与えたり、飲み物をこぼした時でもアプローチがしやすくなりそうです。
インテリア・実用性
大きく開く両側パワースライドドアは、何といっても駐車場で子どもがドアを開ける時の心配がありません。隣の車に気を使わなくても良い安心感は重要です。またリアステップの地上高はわずか345mm。子どもの乗り降りのしやすさにもこだわっています。
自転車を積み下ろしする際に、持ち上げる負担を減らすサポートガイドを設置。27インチの自転車をたてたまま乗せることができます。
軽自動車といえば夏の暑さや、冬の寒さに弱く、前関と後部座席の温度差が生じてしまう場合が少なくありません。これを解消したのが「スリムサーキュレーター」です。空気を室内全体に循環させる事で、後部座席でも夏の暑さや冬の寒さを感じることなく快適に過ごすことができるようになりました。
走行性能・燃費
スペーシアは予防安全技術である「スズキセーフティサポート」を搭載し、2017年度UNCAP予UNCAP評価で「ASV++(ダブルプラス)」を獲得し、第三者機関で安全性能が認められました。
デュアルセンサーブレーキサポートをはじめとする後退時ブレーキサポートなど11の安全機能が搭載されています。
燃費消費率は30.0㎞/Lと非常に高くなっています。やはりみんなでお出かけしたくなる車といえそうです。
日本で最初にヘッドアップディスプレイを搭載したのは日産シルビアでしたが、今回軽で初めてフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイを搭載しています。車速やシフト位置、デュアルセンサーブレーキサポートの警告音などがフロントガラスに映し出され、視線移動や焦点の調節を減らしてくれます。
ウェイク
メーカー | ダイハツ |
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車名・型式 | ウェイク(レジャーエディションSAⅢ)DBA-LA700S |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVTインパネセンターシフト#GBMF |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,835 |
室内長さ(mm) | 2,215 |
室内幅(mm) | 1,345 |
室内高さ(mm) | 1,455 |
ホイールベース(mm) | 2,455 |
最低地上高(mm) | 140 |
車両重量(kg) | 1,000 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 25.4 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
エンジン型式 | KF型 |
種類 | 水冷直列3気筒 |
弁機構 | 12バルブDOHC横置 |
最大出力(ネット)kw[PS]/rpm | 38[52]/6,800 |
最大トルク(ネット)N・m[㎏・m]/rpm | 60[6.1]/5,200 |
ウェイクの特徴
身長144㎝くらいの子どもならば立って移動できるという、高い室内空間を誇っているのがウェイクです。2014年に登場して以来、個性的なデザインと広い室内空間でファミリーにも人気があります。ウェイクのコンセプトデザインは「WAKUWAKU BOX」。車を見て夢や世界が広がるワクワク感を持ってもらうことにあるようです。
アウトドアやスポーツを楽しむ事の出来る使いやすいクルマです。スキーやスノボ、サーフィンにキャンプ、以前のCMではゴルフのキャディバックを立てて収納していました。
カラーバリエーションは9色、またツートンカラーは5色を用意。自分らしいカラーを選択することができそうです。2トンカラーのバンパーやメッキ加飾されたフォグランプなどまさに個性の塊といえるでしょう。
インテリア・実用性
変幻自在なシートアレンジはまさにミラクルです。ラゲージの床下には90Lのアンダートランクが装備され、クーラーボックスのようなおおきな荷物を収納することもできます。またアンダートランクの高さを変えることも可能です。
軽自動車では珍しく助手席を倒すことができ、テーブル代わりに使用することができるほか、自転車を2台積み込むことも可能です。
「イージーケアフロア」は座席、荷室に装備されており、防水素材になっているので子どもたちが泥の付いた靴や雪だらけのまま入ってきても、汚れを簡単に拭き取ることもできます。またシートの表皮も撥水加工になっているのも嬉しいもの。子どもの行動にイライラすることもなくなり、のびのびと遊ばせてあげられそうです。
走行性能・燃費
ほかの軽自動車と比べると天井が高い分、車重が重くなるため燃費性能は25.4㎞/L(2WD)にはなってしまいますが、広さと燃費のどちらを重要視するかで選択の余地はあるでしょう。
高さがあることから、走行中の横風を受けることが気になりますが、空力フィンを採用し気流に小さな渦を発生させ、車体を左右から押さえつけ揺れを軽減しています。
政府が事故防止対策の一環として普及啓発している「サポカーS<ワイド>」に適合。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能、ハイビームとロービームの自動切換えを行う先進ライトの4つの先進安全装置を搭載しています。
パノラマモニターで自分の車の周辺をチェックできるから死角も見逃しません。
ハスラー
メーカー | スズキ |
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車名・型式 | ハスラー・DAA-MR41S |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | インパネシフトCVT |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,665 |
室内長さ(mm) | 2,160 |
室内幅(mm) | 1,295 |
室内高さ(mm) | 1,250 |
ホイールベース(mm) | 2,425 |
最低地上高(mm) | 180 |
車両重量(kg) | 820 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 27.8 |
最小回転半径(m) | 4.6 |
エンジン型式 | R06A型 |
種類 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ |
弁機構 | DOHC12バルブ |
最大出力(kW/rpm)ネット | 47<65ps>/6,000 |
最大トルク(N・m/rpm)ネット | 95<9.7㎏・m>/3,000 |
ハスラーの特徴
2014年に「遊べる軽」として発売されたSUVの軽自動車。男性、女性の両方に訴求できるデザインはファミリーカーとして非常に人気。カラーバリエーションも11色から選択できます。
グレードによっては5MTを選択することも可能です。最近ではMT車が少なくなり探すことも一苦労する時代なので、走りにこだわる人にはおすすめかもしれません。
ターボ仕様も設定されているので、高速で遠出する機会が多いファミリーならばターボ仕様も選択肢のひとつになるでしょう。
軽自動車でもSUVならアクティブに海や山へ出かけられます。車にカーテンやタープキットを取り付ければキャンプの過ごし方も変わるでしょう。車中泊でも気持ちよく過ごすアイテムが充実。海での着替えにも大活躍です。
インテリア・実用性
遊び心のあるインパネはとってもお洒落な仕上がり。ボディカラーと同色のパイピングが施されたシートはクールなカッコよさに溢れています。
アウトドアでは、疲れた時に足をのばしてゆっくりくつろぎたいという場面もあります。そんな時にはフルフラットにすることも可能。多彩なシートアレンジは自分の使い方で広がりそうです。
インパネボックスを開ければテーブルに、そしてもっと広いテーブルが欲しい時には助手席を倒せばテーブルに早変わりです。
インパネ周辺には数々の収納とドリンクホルダーなどのほか、ショッピングバックをかけるためのフックも装着。広々とした助手席シートアンダーボックスには子ども遊ぶための小道具も持って行けそうです。
走行性能・燃費
「S-ene-CHARGE」の採用でモーターをアシスト。燃料消費率は2WDで32.0㎞/Lを実現。エネルギーの使用状況が一目でわかる「エネルギーフローインジゲーター」を採用し発電状況やバッテリー残量を確認することができます。
またエコドライブを採点する「エコスコア」を搭載しエンジン始動から停止までエコドライブの達成度を100点満点でリアルエステートタイムに採点。1回のドライブを平均スコアで表示します。
MT車でも停車時には、エンジンを停止するアイドリングストップシステムを搭載。またエンスト時にはニュートラルにシフトを戻し、クラッチを踏み込むだけでエンジンが再始動する「エンジンリスタート機能」も装備されました。慣れるまではエンジンキーを回してしまいそうですが、慌てることなく対処できそうで安心です。
デイズ ルークス
メーカー | ニッサン |
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車名・型式 | デイズルークス(S)・DBA-B21A |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | エレクトロニックCVT |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,775 |
室内長さ(mm) | 2,235 |
室内幅(mm) | 1,320 |
室内高さ(mm) | 1,400 |
ホイールベース(mm) | 2,430 |
最低地上高 | 150 |
車両重量(kg) | 920 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 22 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
エンジン型式 | 3B20 |
種類 | 水冷直列3気筒 |
弁機構 | DOHC |
最大出力(kW/rpm) | 36kw(49PS)/6,500rpm |
最大トルク(N・m/rpm) | 59N・m(60kgf・m)/5,000rpm |
デイズ ルークスの特徴
ハイトワゴン軽クラストップレベルの室内高140㎝を誇るデイズ ルークス。日産と三菱が立ち上げた合弁会社「株式会社NMKV」によって開発されました。同時開発には「三菱ekスペース」があります。
製造元の三菱で燃費不正が発覚し、一時期は販売を停止していましたが 現在では復活し、人気も順調に回復してきました。
購買ターゲットユーザーを子育てに励む20代~40代に機能、広い車内と快適な装備や機能を充実させることでファミリーが必要とする軽として期待に応えています。カラーバリエーションも20色から選ぶことができ、本当にどれにするか迷ってしまいそうです。
グレードも13タイプを揃え、自分のスタイルに一番近いタイプを選ぶことができるでしょう。
インテリア・実用性
バリアフリーのクルマとして高い評価を受けていることからも、幅のある開口はゆとりの広さを象徴しているようです。スライドドアの採用で車椅子も後部座席へ簡単に収納することができる構造になっていることから固定しても安定感があります。
助手席のストラップを引くと65度回転するので乗り降りがしやすくなっている助手席回転シートは滅多にない特徴のひとつ。例えば高齢者を乗せる時や子どもが怪我をした時にも乗り降りさせやすく配慮されています。
リモコンスライドドアは、両手が荷物でふさがっているときにドアの開閉を自動で行うこともでき、ベビーカーを畳むことなくそのまま乗せることも可能です。
2019年12月にフルモデルチェンジを行うことが予定されているため、どんなふうに変わるのか期待したいところです。
走行性能・燃費
ガソリンと電気を有効利用してエコな走行を実現しました。ターボ仕様でも燃費消費率24.0㎞/Lを達成しています。エコドライブを優先しながらも、グレードによっては3B20インタークーラーターボエンジンを採用し、パワーを維持。また、40㎞/h~100㎞/hの範囲で走行中はクルーズコントロールで自動運転を実現しました。
ほかには坂道での後退を無くし、ブレーキペダルからアクセルペダルへ慌てて踏みかえることのないようにヒルスターアシストを搭載。坂道でほんの少し下がってしまうことがありません。
サスペンションは少し硬めに設定され、安心感があります。子育て世代のみならず、様々な世代に受け入れられやすい車に仕上がりました。
N-BOX
メーカー | ホンダ |
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車名・型式 | N-ONE(スタンダード)・DBA-JG1 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,610 |
室内長さ(mm) | 2,020 |
室内幅(mm) | 1,300 |
室内高さ(mm) | 1,240 |
ホイールベース(mm) | 2,250 |
最低地上高(mm) | 150 |
車両重量(kg) | 830 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 28.4 |
最小回転半径(m) | 4.5 |
エンジン型式 | S07A |
種類 | 水冷直列3気筒横置 |
弁機構 | DOHCチェーン駆動 吸気2 排気2 |
最大出力(kW[PS]/rpm) | 43[58]/7,300 |
最大トルク(N・m[㎏f・m]/rpm) | 65[6.6]/4,700 |
N-BOXの特徴
2011年の発売以、常に売上ランキングの上位に位置するN-BOX。その人気はフェミニン過ぎないデザイン性はシンプルで洗練されています。例えばN-BOXのロゴはデザイナーの佐藤可士和氏がデザインしたもの。軽自動車でありながらクラスレスな個性を前面に押し出した車のコンセプトにロゴが良く映えているようです。
乗っている全ての人が気持ちよく過ごせる空間を作るために、運転席と助手席から見えるインパネの色合いを工夫。そこはまるで「お気に入りのカフェ」の様です。心地よくリラックスした時間を過ごせる空間作りができます。
軽自動車の限界を作りたくないという思いから、「スーパーフレックススロープ」を装備。フラットな荷室の床がスロープに早変わりして、耕運機などの重量があってもラクに乗せることができます。
インテリア・実用性
大柄な人が足を組んでもゆったりできる、2.0Lのミニバン並のシート間隔を実現した軽最大級の広さです。また人やものに合わせて後席をスライドさせることができるスライド量57㎝の「スーパースライドシート」を採用。
室内が広いぶん後席都のコミュニケーションが取りにくいという問題も解消されました。また操作はどの席からも簡単に行うことができます。自分が車のスペースに合わせるのではなく、生活シーンにあわせて車内空間を選べるのは嬉しいですね。
子どもを乗せ降ろしする時も、ミニバン並みに広い開口幅のあるスライドドアならチャイルドシートでもラクに装着することが可能。また車体下のセンサーに足先をかざせば、スライドドアが自動で開閉します。
走行性能・燃費
軽ならではの走行性能の低さを覆し、低速でも力強くこうそくならのびのある軽やかさを実現したのは「i-VTECエンジン」です。坂道や高速での加速も、もう心配することはありません。走行燃料消費率は27.0㎞/Lと低燃費です。
コーナーリングでの安定感を高めるため開発されたのは「アジャイルハンドリングアシスト」。ステアリング操作の必要に応じブレーキを制御することでスムーズなコーナリングを支援。車高の高さを感じさせない安定感があります。
ほかにはブレーキ操作に応じて効き具合を制御する「ハイドロリック・ブレーキ・ブースト」やステアリングの持ち替えを最小限にする「ステアリングギアレシオの最適化」など安心の高性能を装備しました。
タント
メーカー | ダイハツ |
---|---|
車名・型式 | タント(X)・6BA-LA650S |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVTインパネセンターシフト#GBGF |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,755 |
室内長さ(mm) | 2,180 |
室内幅(mm) | 1,350 |
室内高さ(mm) | 1,370 |
ホイールベース(mm) | 2,460 |
最低地上高 | 150 |
車両重量(kg) | 900 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 27.2 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
エンジン型式 | KF型 |
種類 | 水冷直列3気筒 |
弁機構 | 12バルブDOHC横置 |
最大出力(ネット)kW「PS]/rpm | 38[52]/6,900 |
最大トルク(ネット)N・m[㎏・m]/rpm | 60[6.1]/3,600 |
タントの特徴
スーパーハイト系ワゴンのタントはプラットフォームをゼロから見直し、2019年7月にフルモデルチェンジが行われ、新しく生まれ変わっています。9色のカラーバリエーションから選択することができ、親しみやすく安心感のあるスタイルは誰からも好感の持てるスタイルです。
車内空間が広く、両側スライドドアは何かと便利で低燃費設計の上、車体本体価格もリーズナブルに抑えられているのは一番嬉しいものです。子どもにかかる今後のお金を考えれば、タントは子育てファミリーに優しい車といえるでしょう。
ちょっとほかにはないタントだけの機能が、今回のフルモデルチェンジで世界初、軽自動車初というものまで加わりタントの世界観が広がっています。
インテリア・実用性
大開口のミラクルオープンドアの新しい使い方、「ミラクルウォークスルーパッケージ」になりました。子どもを後ろ席のチャイルドシートに座らせた後、「運転席ロングスライドシート」を使えばそのまま降りることなく車内を移動。運転席に着く事ができます。これは世界初の機能です。
また半ドア時に自動でドアが閉まる「助手席イージークローザー」、降りる時にタッチひとつでロックができる「タッチ&ゴーロック機能」、電子カードキーを持って車に近づくだけでドアが開く「ウェルカムオープン機能」は全て軽で初になります。
地上高が少し高いタントには、「ミラクルオートステップ」が装備されているため、子どもの乗り降り安心できます。ほかには乗り降りをサポートする「助手席回転シート」が装備されたグレードも完備しました。
走行性能・燃費
新プラットフォームの車作りはドライビングクオリティにも活かされました。「DNGA(Daihatsu New Grobal Architecture)」は軽自動車から小型車までを「一括企画開発」。クラスを超えた安心感と乗り心地を目指しました。
燃料消費率はNA(自然吸気)で27.2㎞/L,ターボエンジンで25.2㎞/Lを実現しています。またデジタルメーターをはじめ、アームレスト、シフトノブ、ステアリング、シートの座面高等をゼロから見直し最適化を図りました。4.2インチのカラーマルチインフォメーションディスプレイには安全や安心のコンテンツなどさまざまな運転情報を表示。表示の色にもこだわり、非常に見やすくなっています。
NV100クリッパー リオ
メーカー | ニッサン |
---|---|
車名・型式 | NV100クリッパーリオ(E)・ABA-DR17W |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 4速オートマチック |
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,910 |
室内長さ(mm) | 2,240 |
室内幅(mm) | 1,355 |
室内高さ(mm) | 1,420 |
ホイールベース(mm) | 2,430 |
最低地上高(mm) | 150 |
車両重量(kg) | 950 |
乗車定員(名) | 4 |
燃費消費率(㎞/L) | 16.2 |
最小回転半径(m) | 4.5 |
エンジン型式 | R06Aインタークーラーターボ |
種類 | 水冷直列3気筒 |
弁機構 | DOHC12バルブVVT |
最大出力kW(PS)/rpm | 47(64)/6,000 |
最大トルクN・m(㎏f・m)/rpm | 95(9.7)/3,000 |
NV100クリッパー リオの特徴
軽自動車のボディタイプを紹介していますが、実はもう一つ1BOXがあります。NV100クリッパー リオは軽の商用車用1BOXであるスズキのエブリィがベース車両です。エブリィワゴンがほかにOEM供給している車は「三菱タウンボックス」「マツダ・スクラムワゴン」です。
2015年のフルモデルチェンジでは、インタークーラーターボ仕様のR06A型エンジンへ置換を行い、パワーアップしています。高張力鋼板などを広範囲に使用することで耐久性、超突安全性能を高めています。また車両重量を軽くすることで燃費性能の向上を図りました。
フルモデルチェンジといっても外観のデザインに目立つ変化はあまり見あたりませんでしたが、室内が広くなった点は評価できるという声もあります。
インテリア・実用性
従来は狭かった室内空間を広げ、室内高1,420mmになりました。4人が座ってもゆったりと荷物を積み込むことが可能です。商用車ベースなので荷物を積み込むことは得意としていますが、家族で乗れるファミリカーとして実用性も高いといえるでしょう。
室内長を諸元表で確認すると2,240mmですが、実際にはラゲッジスペースを足した値がキャビンと考えれば、さらに970mmを加え3,210mmが実際の室内長ということができます。つまりリアシートを倒しただけで大人2人が足をのばして寝ることも可能。
オートスライドドアが標準装備されているので乗り降りもラクラク。ハイルーフモデルには電動オートステップが装備され、小さな子どもでも安心です。ファミリーユーザーの日常にマッチした使いやすさといえるでしょう。
走行性能・燃費
危険を見つけて自動で止まる「エマージェンシーブレーキ」「踏みまちがい衝突防止アシスト」「左遷逸脱警報」「ふらつき警報」「先行車発進お知らせ」などの先進安全装備も標準装備されています。
また約55㎞/以上で走行中に急ブレーキをかけると、ブレーキランプが点灯するとともにハザードランプを自動で高速点滅させることができます。
燃費消費率は16.2㎞/Lとあまり性能がいいとはいえません。燃費にこだわるならこの車を選択肢に入れることは難しいでしょう。
ただボディの剛性はモノコックボディにラダーフレームを取り付けたようなビルトインラダーフレーム構造を採用し、ほかのスーパーハイトワゴンにはない強度を誇っています。車の持つメリット・デメリットを正確に把握することは大切なことです。
まとめ
以前の軽自動車といえば、手軽に乗れる安価なクルマというイメージでしたが今やユーザーが軽自動車に求めるものは、さまざまな機能面の充実はもちろんのこと、お洒落なデザイン性など、ほかの軽自動車にはない付加価値なのかもしれません。
また軽自動車といってもさまざまなタイプがあります。例えば子どもの人数や年齢によっても遊び方は変わるものです。また家庭によって遊び方も全く違います。
自分の家族に合った軽自動車選びをすることが本当に大切になってくるでしょう。個性的な8台の軽自動車をご紹介しましたが、限られた子どもとの時間を思いっきり楽しめるそんな一台を是非手に入れてください。