2019年10月08日 (更新:2021年02月18日)
ナルディステアリングの偽物を見分ける5つのコツ!危険なコピー品に注意!
近年、ネットオークションなどで流通している偽物のナルディステアリング。本物が欲しい人にとっては厄介ですよね。更に、偽物のステアリングは非常に危険ということがわかってきました。今回は本物と偽物の見分け方、そして偽物の危険性について紹介していきます!
コピー品の見分け方を紹介!
シンプルでクールなデザインのナルディステアリングは、それゆえコピーしやすいデザインでもあります。どんなポイントに注目して、偽物を見分ければいいのでしょうか?
今回は、運営部所有の本物のナルディ(写真手前)と、ネットオークションで入手した偽物(写真奥)の二つを徹底比較!導き出された5つの見分け方をご紹介します!
1. ステアリング裏の刻印をチェック!
まずはシリアルナンバーから。本物のナルディステアリングには、取り付け部背面に「FET」の文字と、5ケタのシリアルナンバーが打刻してあります。
シリアルナンバーで確認する場合、以下のURLから入力して、登録されているか確認してみましょう。製造年月日や製品の仕様、モデル名が出てきます。
2012年以前のモデルは、シリアルナンバーでの確認は行えません。「FET」の刻印があれば正規品ということになります。
2. スポーク裏の刻印をチェック!
本物のナルディステアリングには、スポーク部背面に「MADE IN ITALY」と刻印されていますが、偽物には「DESIGNED IN ITALY」と刻印されています。
3. ホーンボタンのフォントをチェック!
実際に本物と偽物を並べてみるとホーンの文字の違いが!
本物と偽物を比較してみると、ラッパマークの形やNARDIの「R」の文字つぶれ、「ND」の文字の太さなどが違って見えます。ホンモノのほうが線のメリハリが強く、より高級感のある仕上がりですね!
ホーンボタンの操作感も全く別物。本物はかっちりと重いタッチですが、コピー品は軽くてスカスカです。
4. 細部の仕上がりをチェック!
スポークに掘られた溝や仕上げにも違いが!
偽物は削った断面がガタガタなのに対して、本物は角が面取り加工でなめらかに仕上げてあります。溝のデザインも異なるなど、細かい作り込みに違いが明確に表れていますね!
5. 表面のロゴと金属部分の質感
今回、比較対象に使っているステアリングには、表面のスポークにナルディのロゴが刻印されていたので比較してみました!
ロゴを交互に見て比べてみると、ほとんどと違いが見あたりません!かろうじてホンモノのほうが線が細いといったところでしょうか。
しかし、偽物はベースの金属にスジが多くあり、材質の荒さが目立ちます。本物は細かなスジはあるものの、さらっとした綺麗な表面になっていますね。
偽物ステアリングは危ない?
偽物は本物と比べるとかなりお手頃な価格です。ステアリングを変えたいけど、できることなら安くおさえたい!なんて方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、偽物は危ないって噂を聞いたことのある方も多いハズ。偽物ステアリングに潜む危険とは一体どんなものなのでしょうか?
偽物は強度がない
結論から述べてしまうと、偽物のステアリングは作りが雑で、本物と比べるとても『脆い』のです。特にスポークの部分が弱く、事故を起こした際に、ステアリングのグリップ部分とスポークとのつなぎ目がちぎれてしまうこともあります。
今回は偽物と本物の差が良くわかる動画をYoutubeからご紹介します。
偽物の強度がわかる動画
特に注目したいのが4:30~からの青いステアリング。ブルーアルマイトと深いコンケープでドリ車系のかっこいいステアリングなのですが、ちょっと上下に揺らしただけで、グリップがスポークから外れてしまいました!
もしもこれが走行中に起こってしまったら? 想像するだけで寒気がします...。
本物の強度がわかる動画
では本物はどうでしょう?高い金額を払うだけの価値あるのでしょうか?
なんと、動画では大胆にも車でステアリングの端を踏んで固定した後、人が両足でステアリングの上に立ってもビクともしません!
動画の説明によると、この男性の体重は91kgだそう。この強度の差は歴然です。
ステアリングは人と車を繋ぐ大切なパーツ。万が一のことがあったら大変なので、安全なものをチョイスしたいですね!
まとめ
今回は、ナルディステアリングの本物・偽物の見分け方と、その危険性について紹介しました!
ナルディをはじめ、ブランド物のステアリングは高価なもの。ついつい安価な偽物に手を伸ばしてしまいがちです。
お手ごろな値段で買える偽物の安さは魅力的ですが、それと引き換えに安全性を犠牲にしては元も子もありません。
良い製品を作り続けるメーカーに敬意を払う意味でも、ちゃんと正規品を購入したいですね!