2019年11月04日 (更新:2020年07月21日)
ハイエースをローダウン!乗り心地を両立できるおススメのサスペンションキット特集!
聞いたことのないパーツ名が飛び交うハイエースのサスペンションチューン。挑戦したい気持ちはあるけど…イマイチ良く分からないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回はおススメのハイエース用サスペンションキットと選ぶ上での注意点をご紹介します。
色々あって難しいハイエースのサスペンション
フロントにトーションバー、リアにリーフスプリングと、見慣れないサスペンション方式を採用しているハイエース。シャックルやブロック、リバンプストッパーと普通車のカスタムでは聞きなれない単語も飛び交うことで頭を抱えているユーザーも案外多いのではないでしょうか?とはいえローダウンしても、走りや乗り心地を犠牲にしたくないですよね。
そんなあなたにおススメなのがサスペンションキット!ハイエースのローダウンと走行性能に関わるパーツがパッケージ化されているので、ハイエース初心者のユーザーでも安心です!
おススメのサスペンションキット
RS☆R
キット内容
- ダンパー
- トーションバー
- リーフスプリング
- ダウンブロック
- バンプストップ(フロント)
- バンプストップ(リア)
このキットの特徴はリーフスプリングが付属していること。ハイエースの乗り心地はリーフスプリングで決まるといっても過言ではありません。トーションバー・ダンパー・リーフスプリングを全て同じメーカー製で予めバランスの取れたセッティングとなっているのは嬉しいですよね!
RSRのキットにはいくつか種類がありますが、選ぶべきはリーフスプリングが付属しているフルキット一択のみ。強化スタビライザーが付属しているキットはおススメしません。なぜなら、ローダウンした際にロールが大きくなるのは、純正のスタビライザーが効かなくなっているだけだからです。純正のスタビライザーをアジャスター付きスタビリンクで調整した方が良いでしょう。
また、このキットで気を付けてほしいのは、リバウンドストップが付属していないこと。特にアナウンスなどされていませんが、リバウンドストップは通常ハイエース専門店ではローダウンした際は安全のために装着必須といわれる部品。事故に直結する可能性もありますから、装着しておいた方が良いでしょう。
RANCHO
キット内容
- トーションバー
- ダウンブロック
- ダンパー
- バンプストップ(フロント)
- バンプストップ(リア)
- リバウンドストップ
軍用ジープのチューニングから始まったサスペンションブランドのRANCHO。ハイエースのようなフレーム車は得意中の得意といっても過言ではないジャンル。アメリカのブランドらしい余裕のあるストローク感が魅力です。ラインナップは減衰力固定のエントリーモデル:RS5000 シリーズと、減衰力9段階調整式の高性能モデル:RS9000XL シリーズの2種類でそれぞれに2WD用と4WD用、38mmダウンと50mmダウンが用意されています。
RIM
ハイエースの老舗rimコーポレーションが提供するサスペンションキット。幅広いダンパーのバリエーションがあり、ビルシュタインをはじめ、rim製オリジナルダンパーは勿論、RANCHO・エナペタル・KAYABAなど、ここには書ききれないほどの設定があります。しかも、それぞれ駆動方式やダウン量に基づいて同じブランドでも別のダンパーをラインアップしているためます。拘りのブランドや求める走行性能がハッキリしている方にオススメです。
キット内容
- トーションバー
- ダウンブロック
- バンプストップ(フロント)
- バンプストップ(リア)
- リバウンドストップ
サスペンションキットのデメリット
サスペンションキットのデメリットはズバリ不足部品があること。当然、どこまでの性能を求めるかによっても変わってきますが、高性能とローダウンを両立しようとすると、キットだけでは足りない様々な調整が必要になってきます。
特に、フロントスタビライザーの位置を補正するアジャスタースタビリンクは、走行安定性を考えると必須ともいえるアイテム。また、バンプ類は消耗品であったり、細やかな調整が必要になることもしばしば。そのためには、やはり自分の車の特性や使用状況にあったチューニングをする必要があります。
まとめ
- アジャスタースタビリンクはサスペンションキットには含まれていない!
- バンプ類は定期交換が必要
- サスペンションキットで全て解決とは行かないケースも