アクセラセダンを徹底紹介!洗練されたカッコよさ! | CARTUNEマガジン
アクセラセダンを徹底紹介!洗練されたカッコよさ!

2019年08月13日 (更新:2022年10月31日)

アクセラセダンを徹底紹介!洗練されたカッコよさ!

アクセラセダンは、2019年5月24日までマツダが販売を行っていたモデル。累計生産300万台を数える、歴史に名を残す1台です。本記事では、旧型アクセラセダンと併せて、現行モデルにあたるMAZDA3についてご紹介します。

アクセラセダンってどんなクルマ?

moeさんのアクセラBYEFPの画像
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初代・BK系

kanyuさんのアクセラBK5Pの画像
kanyuさんのアクセラBK5Pの画像

初代アクセラセダンがデビューしたのは、2003年のこと。フォードの『フォーカス』やボルボの『S40』などとプラットフォームが共通しており、先代にあたるファミリアよりボディサイズは拡充。

5ナンバーから3ナンバーサイズへと生まれ変わりました。初代アクセラはマツダの世界戦略車として、日本だけではなく、アメリカとヨーロッパにもデリバリーされることになります。

特にヨーロッパでは、フォルクスワーゲンの『ゴルフ』やプジョーの『307』といった人気モデルがひしめくCセグメント市場に投入されるも、2004年にはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得。

高い人気を誇ったBK系アクセラは、国内での生産台数が100万台を超えるまでの最短記録を持っていることでも知られています。

2代目・BL系

つーさんのアクセラBLFFPの画像
つーさんのアクセラBLFFPの画像

初代BKアクセラがフルモデルチェンジを受け、2008年開催のロサンゼルス・モーターショーで発表、2009年より販売を開始したのが2代目BL系アクセラです。初代のスポーティな要素をさらに高められ、「エコスポーツ」という新たなコンセプトが追加されることになります。

マツダが独自開発したアイドリングストップ機構「i-stop」や自動無段変速機と組み合わせることにより、先代に比べ約15%もの環境性能の向上が図られています。エクステリアのデザインも刷新され、流れるようなボディラインのクーペに近いスタイルになったことも特徴のひとつといえるでしょう。

2011年に行われたマイナーチェンジにて、パワートレーンが一新。「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用した第2弾モデルとして「SKYACTIV -G」が搭載されました。

3代目・BM/BY系

ハシヤン さんのアクセラBM2FPの画像
ハシヤン さんのアクセラBM2FPの画像

2013年より販売を開始した3代目は、「人馬一体」をコンセプトに動力性能と安全性を向上させる軽量高剛性ボディ「SKYACTIVE-BODY」を採用。運転席の足元を拡大させ、腰回り安定感が高まった新構造のシートやドライビングポジションが見直されたことで、さらに快適な運転が可能になりました。

エクステリアには、マツダのデザインテーマである「魂動」を採用しています。躍動感に溢れたエクステリアを獲得し、インテリアにはコネクティビティを強化する「マツダコネクト」を全グレードで標準装備。

「SKYACTIV TECHNOLOGY」と共に、数々の先進・安全装備が搭載されることとなります。また、マツダのラインナップの中では始めてハイブリッドモデルを設定。トヨタのプリウスに用いられているシステムを採用したことでも話題になっていました。

アクセラセダンからMAZDA3へ

いーもふさんのその他の画像
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そもそも、アクセラは初代モデルから海外において「Mazda3」の名称で販売されていました。現行型MAZDA3は、実質的に4代目のアクセラにあたるモデル。現行型より名称をMAZDA3に変更したのは、マツダ自体のグローバルなブランド戦略に理由があります。

国内メーカーが製造・販売しているモデルは、車名がアルファベットと数字の組み合わせによって成り立っているモデルの数が多くはありません。しかし、マツダはこれまでに『CX-3』や『CX-5』といったモデルを市場に投入してきた実績があります。

このような背景から、マツダは国内ユーザーの「アルファベットへの抵抗感」が減ってきたと判断。ブランドイメージを統一して高めていく意味で『アクセラ』の名前はカタログから消え、『MAZDA3』へと生まれ変わったのです。

MAZDA3って?

引用元:https://www.mazda.co.jp/

デザイン

2019年5月より国内での販売を開始したMAZDA3は、「深化した魂動デザイン」を採用した、マツダの次世代商品群の第1弾として誕生しました。ボディのキャラクターラインを極力排除し、面の変化やそれに当たる光の移ろいや風景の反射で造形を際立たせるという、国産車の中でも異質と呼べる強烈な個性を持っています。

特に、セダンはハッチバック(マツダはファストバックと呼称)とは違うデザインテーマとして「凛とした伸びやかさ」を与えられており、先代より80mm延ばされた全長も相俟って魂動デザインをより強調しています。

パワートレーン

「SKYACTIV-G」と「SKYACTIV-D」という2つのパワートレーンを設定。SKYACTIV-Gは、最適化された吸気ポートとピストン形状を持ち、燃料の分割噴射や冷却水バルブなどの技術を投入。走りの良さと高い環境性能を両立しています。

一方、SKYACTIV-Dは高圧かつ緻密な多段近接噴射を実現する、超高応答マルチホールピエゾインジェクターを採用。燃費・エンジン静粛性・排ガスなど、全てを高次元でまとめたエンジンです。また、2019年10月より投入が予定されている「SKYACTIV-X」にも大注目。

火花点火制御圧縮着火 (SPCCI) を世界で初めて実用化したこのエンジンは、ディーゼルエンジンの力強いトルクと、高回転までスムーズに回るガソリンエンジンのいいとこどりをしたエンジンなのです。

インテリア

エクステリアデザインや新型エンジンに目が行きがちなMAZDA3ですが、インテリアも上質そのもの。コックピット周辺は基本的にシンプル。これは、エクステリアと同じように余分な加飾が避けられているため。

ステアリングを中心に、水平基調のラインがすっきりと整った印象を与えてくれます。シンプルが「安っぽさ」にならないのは、素材の精度と素材へのこだわりがあるためです。2層成形のシフトパネルやダッシュボードのソフトパッドも本革よりパターンを取ることで、車内に無機質な印象を与えません。

MAZDA3のインテリアは、質感や機能性にこだわり抜いて作られたもの。まさに「人馬一体」を掲げるマツダならではのドライバーに寄り添うインテリアになっているといえるのではないでしょうか。

アクセラセダンのスペック

moeさんのアクセラBYEFPの画像
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3代目・BM/BY系アクセラセダンの基本スペックは、以下のようになっています。

発売日2013年11月21日~
ボディサイズ(全長/全幅/全高)4,580mm1,795/mm/1,455mm
車両重量1,250-1,520kg
乗員定員5人
エンジン種類ガソリン:1.5L 直列4気筒 直噴DOHCディーゼル:1.5L直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボ
エンジン最高出力ガソリン:82ps(111kW)/6,000rpmディーゼル:77ps(105kW)/4,000rpm
エンジン最大トルクガソリン:14.7kg・m(144N・m)/3,500rpmディーゼル:27.5kg・m(270N・m)/1,600-2,500rpm
トランスミッション6速AT/6速MT
駆動方式FF/4WD
燃費19.0km/L~

アクセラセダンの中古相場

ロミオ0124さんのアクセラBM5FPの画像
ロミオ0124さんのアクセラBM5FPの画像

現行モデルをMAZDA3へと引き渡した今、アクセラセダンは狙い目の中古モデルだといわれています。初代モデルは、デビューした年からすでに15年ほども経過しており、本体価格が50万円を切った個体が溢れています。

2代目でも走行距離が5万キロを大きく下回る2万キロ程の個体でも本体価格80万を切る車両も販売されています。しかし、本当に狙い目なのは3代目アクセラセダン。人気グレードである特別仕様車「XD」の平成30年式試乗車やデモカーを含む「実質新車」が、本体価格200万円前後で流通しています。

これは、当時の同グレード新車価格が309万9600円だったことを考えると、相当にお買い得なのではないでしょうか。

アクセラセダンのまとめ

いーもふさんのその他の画像
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アクセラセダンは、デビュー当初からマツダを支える中心的モデルです。初代より海外からも高い評価を受け、デザインでも技術面でも、いまだにその評価が落ちることはありません。

「深化した魂動デザイン」や「マツダコネクト」、新型エンジンである「SKYACTIVE-X」など、常にマツダの最先端のコンセプトと技術を注入して開発され続けています。

世界が認めた上品なスタイリングと、特別な質感。外見だけではない優れた環境性能と、実用性を兼ねるアクセラセダンに触れてみてはいかがでしょうか。

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