トヨタの歴代スポーツカーを振り返り! | CARTUNEマガジン
トヨタの歴代スポーツカーを振り返り!

2019年08月10日 (更新:2022年12月08日)

トヨタの歴代スポーツカーを振り返り!

これまで数多くの愛すべきスポーツカーを輩出してきたトヨタ。あなたにとって思い出のトヨタスポーツカーは何でしょうか。今回は旧車から今に至るまでのトヨタの名作とも言えるスポーツカーを紹介します。

トヨタは2000GTを始めとする名車と呼ばれるスポーツカー作り続けてきました。「ハチロク」の異名を持つスプリンタートレノ、セリカ、スープラなど、走行性能に優れつつ印象的な見た目の車も多数見られました。

今回はそんなトヨタの歴史の中でも世界中で愛され続ける歴代のスポーツカーを振り返って紹介して行きます。

ソアラ

hideさんのソアラJZZ30ホイールの画像
hideさんのソアラJZZ30ホイールの画像
引用元:hideさんの投稿

ソアラは1981年に誕生し、当時のハイソカーブームを率いた高級クーペです。3代目以降は海外のチームでデザインされたこともあり、他の日本車には見られない独創的なエクステリアが印象的でした。

北米では1991年の発売開始から「レクサス・SC」と呼ばれており、2005年のレクサスブランドの日本導入時にソアラも同名に改められました。

ソアラの特徴

ソアラの特徴は、高級クーペらしい洗練されたデザインにとどまらず、大きな排気量を武器にダイナミックな走りを見せるところです。3代目以降は北米のレクサスブランドでの流通を意識し、優しさを感じるヘッドライトなど親しまれやすいビジュアルになりました。

インテリア・実用性

発売当初から時代に応じたスタイリッシュなインテリアが特徴的です。シートなどの素材は高級感があるものを使用しており、リラックスして運転することが出来ます。また、2ドアクーペながら実用性も考えられており、ゆったりとしたキャビンに加えスポーツカーとしては広大な、トランクを持っています。

走行性能・燃費

初代は2.0Lの直列6気筒エンジンと2.8Lの直列6気筒DOHCエンジンが用意されていました。また、代を追うごとにエンジンは改良され、4代目では4.3Lで280PSという高級クーペにふさわしい性能を発揮するものとなりました。。

燃費は4代目の10・15モードで8.5kmLと、同世代の高級セダンよりも優れた燃費で走ることが出来ます。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

高級クーペとして開発されたソアラには大衆性はあまりなく、個性的なデザインで好き嫌いが別れてしまう部分もあります。しかし大排気量を生かした走行性能は魅力的です。トランクも広く取られており、高級車として乗りたい方にもおススメ出来る1台です。

スプリンタートレノ

チャッピーさんのスプリンタートレノAE86の画像
チャッピーさんのスプリンタートレノAE86の画像
引用元:チャッピーさんの投稿

スプリンタートレノは、1972年から2000年に発売されていたスポーツクーペです。姉妹車のカローラレビンとともに、長らく愛されています。 特筆すべきはAE86版で、アニメ『頭文字D』での活躍が印象的です。

ボディも2ドアノッチバッククーペスタイルとなり、スポーツラグジュアリーなイメージへと進化を遂げました。スプリンタートレノ最後のFRモデルとして現在でも人気の高い車です。

スプリンタートレノの特徴

トレノといえばAE86のイメージが強いですが、最後のフルモデルチェンジを受けた1995年5月時点では、丸みを帯びたスタイリッシュなデザインが印象的です。また最上級グレードであるBZ-Rではストラットサスペンションやツインポットキャリパーなど走りを意識した仕様となっています。

インテリア・実用性

4代目のスプリンタートレノは、先代よりも室内空間を拡大するとともに、コントラストが強い赤や青といったニューカラーコーディネイトが特徴的でした。また、走りに振ったグレード「GT-APEX」では本格スポーツシートを搭載し、成形ドアトリム、ラウンジ型リヤシートとしたことで、スペシャルティカーとしてのファッショナブルで機能的なデザインになっています。

走行性能・燃費

ベースグレードには100馬力を発生する1500CCエンジンがVZ系グレードには改良により165馬力までパワーアップされた4A-GEエンジンが搭載されていました。また、燃費も14.6~18.8km/Lと優れており、スポーツカーとしての走行性能と燃費性能がうまく両立されている車です。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

4代目スプリンタートレノは生産終了後に人気が再燃したモデルです。発売当時は、新型エンジン以外に目新しさはなく、幅広い世代に受け入れられたとは言い難いクルマ。

しかし、後輪駆動に加え軽量化されたボディに新型エンジンを搭載したパッケージングが注目され、モータースポーツの世界ではひっぱりだこになった背景があります。また、イニシャルDの人気も相まってそ需要が高まり、現在でも中古価格が高騰し続けています。

現在トヨタではライトウェイトスポーツカーである86が販売されています。しかし、4代目AE86型スプリンタートレノには、熱狂的なファンが少なくありません。現代の車では感じることができないドライブフィーリングを備えた4代目スプリンタートレノ、通称「AE86」は、紛れもない名車といえるのではないでしょうか。

セリカ 230系

かなさんのセリカZZT231の画像
かなさんのセリカZZT231の画像

セリカは1970年に日本初のスペシャリティカーとして誕生しました。それ以来、斬新なデザインと攻撃的な走りで、2006年の生産終了まで話題を振りまき続けました。

セリカの特徴

1999年の最後のフルモデルチェンジでは、3ドアクーペとして一線を画したスタイリッシュさが特徴でした。スーパーストラットフロントサスペンションを装備し、コントロールのしやすさにも定評がありました。

インテリア・実用性

生産終了から10年以上経っていますが、特に7代目のインテリアは現在にも通じるほど洗練されています。ステアリングやシフトノブが本革巻であり、柔らかい手触りでストレスフリーを実感できます。

走行性能・燃費

7代目の排気量は1.8Lで、エンジンの種類は直列4気筒DOHC16バルブです。ベースグレードには145馬力の物が搭載されていますが、トップグレードのSS-IIには最高出力190PSと、リッター辺り100PSを越すスポーツエンジンが搭載されました。

それでいて、燃費は10・15モードで13.0km/Lと、スポーツカーとしては優秀な部類に入ります。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

セリカはスポーツカーとして高い走行性能を持っているわけではありません。しかし、スペシャリティカーとして優れた装備とコントロールのしやすさで、親しみやすいスポーツカーという印象。

セリカ 初代

神田氏@さんの画像
神田氏@さんの画像
引用元:神田氏@さんの投稿

セリカの特徴

日本国内で〝スペシャリティカー〟というジャンルを初めて定着させたのが初代セリカです。1970年に兄弟車のカリーナと共にデビューし、高性能なスポーティセダンだったカリーナに対し、スペシャリティカーであることを謳ったのがセリカでした。

エンジンやギアボックス、内外装をオーナーの好みによりフルチョイスできる仕組みを採用するという、当時の初代フォード・マスタングが用いていた方法により、自分だけの一台を構築することが可能でした。

1969年開催のモーターショーに出展されていたコンセプトモデル『トヨタEX-1』をベースにしたスタイリングの面でも高評価を受け、空力にも優れた斬新なエクステリアは、一体式のバンパーも新鮮なものでした。

インテリア・実用性

前述した通り、セリカは内装にもフルチョイスシステムを導入していました。用意された8種の内装から予算に応じてカスタムできるシステムは画期的かつ、販売台数を延ばすことにもつながっています。

運転席は、当時のトレンドであった〝閉じこもり感〟のあるタイトな作りになっており、横一列にならんだ丸形のメーター類は全てドライバーの方を向いています。2+2シーターをコンパクトなボディに搭載し、ファミリー層にも使いやすいパッケージングとなっています。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

初代セリカの最強モデルは「1600GT」。このグレードに搭載されていた直4のDOHCエンジン「2T-G」は、トヨタの量産型DOHCエンジンの先駆けともなった存在であり、このエンジンの存在も初代セリカを名車とする大きな要因となっています。

さらに、初代セリカはモータースポーツの分野においても輝かしい功績を残しており、日本国内では全日本鈴鹿やグランドチャンピオンシリーズ、日本グランプリを始め、マカオグランプリやアフリカラリーなどの海外レースでも優勝を経験しています。

1975年より一時的にラインナップから姿を消すセリカは、今日においても旧車市場では驚くほど高額で取引されています。当時のキャッチコピーは「恋はセリカで」。今でも、このスタイリングを懐かしむ方も多いのではないでしょうか。

MR-S

kzさんのMR-Sの画像
kzさんのMR-Sの画像
引用元:kzさんの投稿

MR-SはMR2の後継車両として、1999年10月から2007年9月まで発売された小型オープンカーです。ミッドシップ特有の運動性の良さと、当時の新車価格で168万円~という安価から話題を呼びました。

MR-Sの特徴

970kgという軽自動車にも匹敵する軽量を活かし、高いコーナリング性能が自慢です。この重量は同じオープンカーであるロードスターよりも60kg軽いという優れものです。

インテリア・実用性

2人乗りですが、座席はある程度リラックスしやすいように余裕があります。普通の乗用車と変わらない乗り心地を楽しめるでしょう。軽自動車顔負けのコンパクトなボディなので、駐車場にも入れやすく、免許を取って間もない方にとっても運転がしやすいとかと思います。

走行性能・燃費

エンジン自体は1.8L直列4気筒で140馬力と派手さはありません。むしろ小回りの効きや走りの良さを実感するタイプです。燃費は10・15モードで14.8km/Lとこの世代のオープンカーとしては優秀で、ガソリンの心配せず安心してドライブを楽しむことが出来ます。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

MR-Sはコンパクトなボディと軽量を活かし、カーブをスイスイクリアできるのが強みです。20世紀末のオープンカーでありながら、最低限の装備も満たされており、普通の乗用車と変わらない感覚でドライブを楽しめます。セリカよりも小回りや燃費に優れており街乗りも不自由しません。

MR2

redcometさんのMR2SW20の画像
redcometさんのMR2SW20の画像
引用元:redcometさんの投稿

MR2の特徴

MR2は日本のスポーツカーで初めてミッドシップエンジンを搭載した車です。1984年に誕生し、1989年に唯一のフルモデルチェンジを迎え、1999年まで生産されました。車体の小ささやミッドシップ特有の走行性能を持ったMR-2は、従来のスポーツカー像を大きく塗り替えた一台とされています。

カローラ及びスプリンターをベースにしていた初代より、セリカやコロナをベースとして生まれ変わったのが2代目MR2です。これは、車格のワンランクアップを目指したものであり、上級グレードに搭載されるエンジンもセリカGT-FOURと同じ3S-GTE型とすることで、本格的なスポーツカーを目指したものでした。

トヨタを代表するミッドシップレイアウトスポーツカーであり、世界初の装備として採用されていたステアリングの切れ角に応じて光軸が方向を買えるステアリング連動フォグランプも話題となりました。

インテリア・実用性

MR2のインテリアは、基本的にシンプルなデザイン。2シーターという趣味性の高いデザイン上、特別な装備はほとんど搭載されていません。しかし、センターコンソールが少々特殊。プロペラシャフトなどは通っていないものの、冷却水を通すためにコンソールの位置が高め。助手席との壁のような役割を果たすため、ドライバーは運転に集中しやすい作りになっています。

また、質感そのものは上質です。ドアトリムや前述したセンターコンソールなどに軟質ウレタン材が採用されており、当時の高級車並みの質感を誇っています。

走行性能・燃費

2代目のエンジンは2Lですが、最高出力はグレードにより異なり165~245馬力と様々です。燃費は10・15モードで10.6km/L~12.4km/Lと純粋なスポーツカーとしては標準レベルです。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★★☆

同一モデルを長期間販売すること自体が珍しいトヨタのラインナップにおいて、1999年に後継モデルであるMR-Sが登場するまでの10年という長きにわたり、製造・販売された2代目MR2は希少なモデルです。

2度目のマイナーチェンジでは、搭載エンジンの出力がさらに引き上げられ、ボディ剛性も向上。スポーツABSが採用されるなど、ミッドシップスポーツカーとしてのクオリティはかなりのもの。トヨタのチャレンジングなモデルとしての価値も高いのではないでしょうか。

MR2はスポーツカーの常識を覆し、当時の自動車業界に大きなインパクトを与えました。スポーツカーのエントリーモデルとして優秀なステータスを示しています。セリカやMR-Sのような機能性を活かすだけでなく、MR2独自のパワーを活かした走りは現代でも通用します。

アルテッツァ

HIGH-GEARed(ハイギヤード)さんのアルテッツァSXE10の画像
HIGH-GEARed(ハイギヤード)さんのアルテッツァSXE10の画像
引用元:HIGH-GEARed(ハイギヤード)さんの投稿

アルテッツァは1998年に誕生したスポーツセダンです。北米では「レクサス・IS」として販売されており、ワンメイクレースも行われるほど話題性が高かった車です。

6速MTも備えDUAL VVT-Iエンジンも搭載されスポーツ色の強い車でした。2001年に発売されたワゴンタイプのアルテッツァ・ジータなどの派生モデルもあります。2005年に生産終了しています。

アルテッツァの特徴

当時すでに販売されていた高級セダン・プログレのプラットホームを使いながら、長めのホイールベースと短いオーバーハングでスポーツカーらしい演出がされています。コンパクトなサイズで機敏性に優れており、コントロールしやすいです。

インテリア・実用性

アルテッツァはセダン本題の快適さも備えています。内装には充実したアルテッツァ専用オーディオも用意されており、ハイレベルな音質で音楽やラジオも楽しめます。セダンらしく収納性も充実しています。

衝突安全ボディを採用しているので、万が一の交通事故でもダメージを軽減することが出来るでしょう。

走行性能・燃費

セダンなので車両重量は1,300~1,540kgと重めですが、最高出力は2Lに対し210馬力、ジータに搭載される、3Lの直列6気筒エンジンに対して220馬力と、スポーツカー並みの優秀さです。

燃費は10・15モードで11.0~11.6km/Lであり、通常のセダンと遜色ありません。スポーツカーとしては優秀な部類に入ります。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★★☆

スポーツセダンとして開発されたアルテッツァはセダンでありながら、スポーツカーに準ずる恵まれた性能を備えています。アフターパーツも豊富なのでエアロの取り付けや内装カスタムなど遊び心も活かしやすいでしょう。

86

まるさんさんの86ZN6の画像
まるさんさんの86ZN6の画像

兄弟車BRZを擁するスバルとの共同開発で、2012年4月に発売された車です。当時のトヨタではMR-S以来13年ぶりのスポーツカーで、スポーツ800以来の水平対向エンジン、AE86と同じように走りを楽しめる車を目指し開発が進められ、トヨタスポーツカーの歴史の集大成のような車です。

86の特徴

スポーツセダンでおなじみのスバルとの共同開発なので、水平対向エンジンながら楽しく走れるスポーツカーに仕上がっています。過去のトヨタのスポーツカーによく見られた「コンパクトで速い」イメージをさらに進化させたようなクオリティです。

インテリア・実用性

ステアリングにはコントロールしやすい3本スポークの物が装着されています。また、アルミ製のペダルがスポーツカーらしさを引き立てます。タイヤ4本ともされる収納スペースなど、セダン顔負けの実用性も発揮します。

走行性能・燃費

水平対向エンジンは、低重心と低慣性を引き出し、無駄のないコーナリングを可能としています。2Lの排気量から200馬力と、基本性能も申し分ありません。燃費はJC08モードで12.4~13.4km/Lと現代のクーペとしても良好な燃費となっています。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★★★

トヨタのスポーツカーの歴史がこの一台に凝縮されており、老若男女問わず車好きを満足させてくれるでしょう。

スープラ

すばる🐌JZA80さんのスープラJZA80の画像
すばる🐌JZA80さんのスープラJZA80の画像
引用元:すばる🐌JZA80さんの投稿

スープラは1978年に誕生しました。元々は北米仕様専用の名前で、日本では1986年まで「セリカXX」と呼ばれていました。2002年に生産終了しましたが、2019年に復活を果たしています。

スープラの特徴

初代や2代目のファストバックと呼ばれる独特なテールデザイン、4代目の微笑ましいビジュアルなど、時代ごとに個性がはっきりしています。復活後のモデルは令和時代を象徴するような流線型を生かしたおしゃれなスポーツカーです。

インテリア・実用性

復活後のスープラは刺激的なインテリアが特徴です。近未来的な形のナビゲーションモニター、優しい触感のステアリングなど、多くの部分で最先端を実感できます。コネクティッドサービスで目的地への最短ルートを感知するなど、現代に合わせた利便性にも要注目です。

走行性能・燃費

旧型のスープラと同じく3.0Lの排気量です。エンジン形式は直列6気筒で340馬力を叩き出します。燃費もWLTCモードで12.2~13.1km/Lと、300馬力以上出す車としては良好な燃費です。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★★★

旧型も愛らしいデザインと同時代のスポーツカーのなかで恵まれた性能などで使いやすい車です。しかし新型はハイクオリティなデザインと走行性能、利便性を兼ね備えており、多くのスポーツカーマニアをうならせるポイントが満載です。

2000GT

Anakinさんの2000GTマフラーの画像
Anakinさんの2000GTマフラーの画像
引用元:Anakinさんの投稿

特徴

2000GTは、トヨタが初めて手がけた市街地走行の可能とする本格的なスーパースポーツカーです。トヨタとヤマハ発動機の共同開発により誕生し、1967年からの3年間だけ販売されました。

Xバックボーンフレームに、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションを装着し、独特なロングノーズショートデッキのファストバックボディーをまとっていました。

当時のトヨタでは初採用となった直列6気筒DOHC1998ccエンジンを、ミッドシップレイアウトで搭載し価格は238万円。これは、当時のクラウンの2倍。カローラなら6倍もの価格設定になっていました。

走行性能も段違いであり、最高速度は公称220km/L。価格・性能、どちらをとってもスーパーカーと呼べるモデルです。

インテリア・実用性

ほぼ手作りにも近い工程で作られた2000GTは、スーパーカーらしいタイトな室内に贅の限りを尽くしたものでした。時代を反映するかのように快適装備は非搭載ですが、カセットのオーディオデッキやクロノグラフのアナログ時計、メーターパネルには現在のモデルでは不可能な高級木材ローズウッドの一枚板が採用されています。

ステアリングもウッド、シフトのパネルもウッドを採用。シートは本革仕上げ。伝統技術にも近い加工法と、洗練されたインテリアはため息が出るほど美しいとも評価されています。

独断と偏見!?おススメ度は?

おススメ度:★★★☆☆

2000GTは、映画『007は二度死ぬ』にも出演し、アストンマーティンやロータス・エスプリと並ぶ絶大なインパクトを世界に与えました。映画の撮影に使うためにオープンカーへと改造されたプロトタイプのうち1台は、現在トヨタ博物館に所蔵されています。

1965年の東京モーターショーで発表された2000GTは、モータースポーツにも投入され数々の輝かしい戦績を残しています。サーキットと銀幕で活躍した2000GTを現在手に入れようとすれば、莫大な金額と探す年月を要することは間違いありませんが、一度はハンドルを握ってみたい…そう夢を見ているクルマ好きも多いでしょう。

まとめ

よしゆきさんの6シリーズ カブリオレの画像
よしゆきさんの6シリーズ カブリオレの画像

以上、トヨタのおすすめスポーツカーを8つ紹介しました。トヨタのスポーツカーはスピードだけでなく使いやすさも追求しているイメージです。外国のスポーツカーとは一線を画した車作りで我々を驚かせてきたトヨタ。今後どんな車を、特にスポーツカーを誕生させるかが楽しみでしょう。

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