2019年08月10日 (更新:2020年08月07日)
カーオーディオの1DIN・2DINってなに?カーオーディオに使われる用語も解説!
カーオーディオには1DINと2DIN、2種類の規格があります。今回はカーオーディオの基礎知識であるDIN規格についてご紹介するとともに、カーオーディオに用いられる主な用語やおすすめ製品をピックアップしてお届けします!
1DIN・2DINってなに?
今や車に欠かせない装備のひとつであるカーオーディオ。カーナビにも音楽再生機能が備わっているため、カーナビで代用している人も多いのではないでしょうか。カーオーディオやカーナビを購入する際、よく目にする「DIN」という表記があります。
DINとはカーオーディオ・カーナビを設置するスペースのサイズを表す規格です。正式名称はDeutsch Industrie Normといって、ドイツの工業規格の名称になります。1DINは幅180mm×高さ50mmで、2DINは幅180mm×100mmです。
1DINはカーオーディオのモニターがないタイプで、CDやBluetoothで音楽を再生することができます。一般的なカーナビやDVD再生機能付カーオーディオなどに採用されている規格が2DINです。用途や好みデザインに応じて1DIN・2DINのどちらかを選択しましょう。
【1DIN or 2DIN?】サイズに合わせてカーオーディオを選ぼう!
おすすめの1DINカーオーディオ
KENWOOD【U380BT】
まずはじめにご紹介するのは、KENWOODが販売している「U380BT」です。こちらの製品はBluetooth機能を採用することで、スマートフォン内の音楽をワイヤレスで楽しむことを重点においたカーオーディオになります。
スマートフォンないの音楽を再生するだけではなく、ハンズフリー通話を安全に楽しむことが可能です。また、高音質コーデックAACの対応によって、高音質再生も実現。音楽自体の再生や一時停止、スキップなどはオーディオ本体から操作することもできます。
もちろん、CDやUSBなどのメディアにも対応しているので、自分好みのメディアを用いて車内で音楽を楽しむことができますよ。また、音質が劣化しない可逆圧縮方式であるFLACフォーマットのおかげで、原音に忠実なサウンドを再生してくれます。
carrozzeria【DEH-P01】
続いてご紹介する製品は、carrozzeriaの「DEH-P01」です。1DINのカーオーディオは価格重視の製品が多い傾向にあります。しかし、「DEH-P01」は1DINカーオーディオでありながら、2DINカーオーディオをはるかに超えるハイエンドオーディオに仕上がっています。
CDのデジタル信号をしっかりと読み取るために、オーディオ本体にダンパー機構を採用。ダンパーが不要な振動を抑えることで、CDのデジタル信号を高精度に読み取り、ありのままのサウンドを再生することが可能です。
また、高性能な演算システムやサウンドマスタークロック回路の採用など、従来の1DINオーディオには備わっていない豪華な仕様となっています。アルミプレートとメタリックパーツを組み合わせた重厚感のあるデザインも魅力的です。
carrozzeria【DEH-970】
最後にご紹介する製品は、carrozzeriaの「DEH-970」です。様々な面において、従来の1DINカーオーディオを大きく上回る高音質を追求しています。それでいてリーズナブルな価格を実現しているコストパフォーマンスに優れたカーオーディオです。
オートタイムアライメント&オートイコライザーを採用。これにより、車内空間の形状や素材によって生じる音響特性の乱れを自動調整して、臨場感のあるサウンドを実現しました。USBやBluetoothなど様々なメディアに対応していることも大きな特徴です。
また、「DEH-970」は圧縮オーディオをCD並みの音質で楽しむことができます。圧縮する際にカットされた音の成分を補間することで、CDに迫る高音質を実現しました。オーディオ本体のデザインはシンプルで、直感的な操作を可能としています。
おすすめの2DINカーオーディオ
KENWOOD【DDX6190BT】
続いて、おすすめの2DINカーオーディオをご紹介したいと思います。まずはじめにご紹介するのは、KENWOODの「DDX6190BT」。カーナビのような大型ディスプレイが備わっており、音楽再生だけではなく映像メディアも再生することが可能です。
対応メディアはCD、DVD、USBなどと幅広く、スマートフォンとBluetooth接続すればスマートフォン内の音楽を再生することもできます。また、ワイドFMに対応しているので、ラジオを視聴することも可能。災害などの緊急時に重宝することでしょう。
「DDX6190BT」はガイド線調整機能も備わっています。バックカメラを接続することで、その映像を大型ディスプレイに表示。映像に進行方向や駐車位置がつかみやすいガイド線を重ねて表示してくれるので、毎日の駐車が楽にこなせるようになりますよ。
KENWOOD【DPX-U740BT】
続いてご紹介するのは、KENWOODの「DPX-U740BT」です。音楽再生機能に重点を置いた2DINカーオーディオになります。こちらの製品の特徴はKENWOODのオリジナルアプリである「KENWOOD Remote」と連携できるところ。
「KENWOOD Remote」ではオーディオの再生操作はもちろん、細かな音質調整を行うことが可能です。もちろん、Bluetooth接続によってスマートフォン内の音楽再生やハンズフリー通話を楽しむこともできます。
臨場感のあるサウンドを実現するためのデジタルタイムアライメントやデジタル音を自然な音に近づけるサウンド・リアライザー機能をはじめ、「DPX-U740BT」には多彩な機能が備わっているため、車内の音楽にこだわりたい人にうってつけです。
carrozzeria【FH-8500DVS】
最後にご紹介するのは、carrozzeriaの「FH-8500DVS」です。こちらの製品はApple CarPlay/Android Autoに対応しているエントリー2DINカーオーディオになります。スマホと同じ操作感でオーディオ本体を操作することが可能です。
お持ちのスマートフォンをオーディオ本体に接続することで、Apple CarPlay/Android Autoを使用できるようになります。音楽再生や電話対応、メッセージの送受信などスマホの機能をオーディオ本体で活用でき、とても便利です。
また、「FH-8500DVS」はあくまでカーオーディオですが、Apple CarPlay/Android Autoによってナビアプリを使用することができます。カーナビほどの精度は期待できませんが、カーナビの代用としても利用することができるようになっています。
カーオーディオに使われる主な用語
最後に、カーオーディオの機能説明などで用いられることの多い主な用語を簡単にご紹介したいと思います。用語さえ知っておけば、今後のカーオーディオ選びの参考になるはず。中にはよくわからないものもあるかもしれませんが、目を通しておいて損はありません。
A2DP
A2DPとは「Advanced Audio Distribution Profaile」のこと。音源をオーディオ本体からスピーカーなどに送信する役割があります。後述するBluetoothのプロファイルの1種にあたり、Bluetooth接続する機器が同じA2DPである場合にのみ使用することが可能です。
HFP
HFPとは「Hands-Free Profaile」のこと。こちらもA2DPと同じBluetoothのプロファイルの1種にあたり、オーディオ本体と通信してワイヤレスでハンズフリー通話をすることができます。Bluetooth機能を搭載しているならほぼ必ずHFPに対応しています。
Bluetooth
Bluetooth(ブルートゥース)は近距離無線通信規格のひとつにあたります。デバイス間で電波を使った近距離通信を行い、簡易的な情報のやり取りをするために使用します。Bluetoothがあれば、スマートフォンと連携して音楽再生や通話が楽しめるのです。
AVRCP
AVRCPとは「Audio/Video Remote Control Profaile」のこと。前述したA2DPやHFPと同じく、Bluetoothのプロファイルの1種にあたります。AVRCPに対応していれば、スマートフォンの音楽や映像をオーディオ本体で操作することが可能です。
ハイレゾ
ハイレゾとは「ハイレゾリューションオーディオ」のこと。CDに記録されている情報量を大幅に上回る高音質音源のことで、圧縮音源では実現できない臨場感や空気感などを楽しむことができます。高性能なカーオーディオに採用されていることが多いです。
まとめ
今回はカーオーディオに関する基礎知識と、おすすめのカーオーディオをご紹介しました。カーオーディオの規格である1DINと2DINですが、近年の自動車であれば、基本的にどちらのサイズでも取り付けることが可能です。
ただし、マツダ車など社外製カーナビの装着を想定していない車種には取り付けることは難しいです。また、ひと昔前の車でオーディオスペースがない車種や、1DINしか装着出来ない場合は、当たり前ですが取り付けることはできません。
今回ピックアップしたカーオーディオはすべて実績のあるメーカーの製品なので、信頼性は高いです。どんなカーオーディオを選ぶべきか悩んでいる人は、上記でピックアップした製品の中から自分好みのカーオーディオをチョイスしましょう。