セダンとクーペの違いって何?メリットとデメリットは? | CARTUNEマガジン
セダンとクーペの違いって何?メリットとデメリットは?

2018年11月06日 (更新:2020年06月29日)

セダンとクーペの違いって何?メリットとデメリットは?

車にはSUVやミニバン、コンパクトカーなど様々なボディタイプが存在しています。その中でも高級車や走行性能を重視したボディタイプがセダンとクーペです。今回はセダンとクーペの違いや、メリット・デメリットについてご紹介します。

セダンの定義

工事屋⚡️ さんのLSGVF50の画像
工事屋⚡️ さんのLSGVF50の画像
引用元:工事屋⚡️ さんの投稿

車には様々なボディタイプが存在していますが、その中でも最もオーソドックスなボディタイプといえるのがセダンです。セダンとはエンジンルームとキャビントランクルームがそれぞれ独立した3BOX型の乗用車のことを指します。

いわゆるノッチバック車のことで、基本的に乗車定員は4名~5名実用性を重視して4ドアを採用しています。ただし、近年はセダンの定義があいまいになっていることもあって、ハッチバックタイプや2BOX型のセダンも存在しています。

車について調べているとサルーンという用語を耳にすることがありますが、サルーンは英語でセダンという意味があり、高級セダンの代名詞であるリムジンもドイツ語でセダンを意味しているそうです。続いて、国内外の主なセダンをご紹介したいと思います。

セダンはこんな車種

レクサス・LS

引用元:https://lexus.jp

日本を代表する高級車ブランドであるレクサス。そんなレクサスのフラッグシップモデルにあたる車種がLSです。欧州Fセグメントにする大型セダンで、日本国内においては2006年までトヨタ・セルシオという名称で販売されていました。

現在販売されているLSは5代目モデルに当たります。レクサスの次世代プラットフォームが採用されたことで、良い意味でセダンらしくないロー&ワイドなスタイリングを実現しました。新たに採用された6ライトキャビンデザインは優雅さを演出しています。

駆動方式は2WDと4WDの2種類。3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するガソリンモデルと3.5L V型6気筒エンジン+高出力モーターを搭載するハイブリッドモデルが用意されており、それぞれが高い人気を博しているようです。

日産・スカイライン

引用元:https://www3.nissan.co.jp

これまでに日産を大きく牽引してきた主力車種であるスカイライン。元々はプリンス自動車の売れ筋モデルだったのですが、プリンス自動車が日産と合併した後も販売が継続され、今や日産の顔とも言える高級車としてラインナップに君臨しています。

スカイラインは4ドアセダンを始め、2ドアクーペ、SUVなど様々なボディタイプが存在していましたが、2019年現在は4ドアセダンのみのラインナップです。現行モデルは日産の高級車ブランドであるインフィニティのエンブレムが採用されていました。

しかし、先日実施されたビッグマイナーチェンジによって再び日産のエンブレムを採用しています。同時に長らく放棄していたスカイライン伝統の丸目4灯テールランプが復活。歴代のスカイラインファンにとってはたまらない新型モデルとして販売中です。

トヨタ・クラウン

引用元:https://toyota.jp

日本国内におけるセダンを語る上で絶対に外せない存在があります。それがクラウンです。クラウンはトヨタが1955年から製造および販売を手掛けている車種で、トヨタのラインナップの中で上級モデルの地位を担っています。

現在販売されているモデルは15代目にあたり、上質感や快適性を重視した高級セダンでありながらドイツの名門サーキットであるニュルブルクリンクで走行テストを繰り返し、車としての基本性能を追求したことが話題になりました。

全長4,900mmを超える大型セダンでありながら、日本の道路事情を考慮して全幅は1,800mmに抑えられています。駆動方式は2WDと4WDの2種類。パワートレインは2.0L直列4気筒ターボ、2.5L直列4気筒ハイブリッド、3.5L V型6気筒ハイブリッドの3種類が設定されています。

ホンダ・インサイト

引用元:https://www.honda.co.jp

インサイトはホンダが製造および販売を手がけているハイブリッド専用車です。元々はプリウスの競合車種として発売されました。初代モデルは3ドアクーペ、2代目モデルは5ドアハッチバック、3代目モデルは4ドアセダンと異なるボディタイプを採用しています。

歴代インサイトの中で最も高い人気を博した2代目インサイトは、内外装のデザインや装備など良くも悪くも大衆車らしさがありました。しかし、現在販売されている3代目インサイトはより品のある佇まいと先進装備を充実させることによって上質感を追求しています。

駆動方式は2WDのみ。搭載しているパワートレインは1.5L直列4気筒エンジン+高出力モーターです。非力なエンジンをモーター出力で補うことで、優れた走行性能と大柄なボディからは想像がつかないほど優秀な燃費性能を実現しています。

マツダ・MAZDA6

引用元:https://www.mazda.co.jp

主力車種であるCX-5の発売以降、国内外でのブランド力を急速に成長させているマツダ。同社のフラッグシップモデルがMAZDA6です。元々はアテンザという車名で販売されていましたが、2019年7月の一部改良に伴い海外名であるMAZDA6に変更されています。

発売は2012年と新しい車種ではありませんが、年次改良やビッグマイナーチェンジを実施することで、近年の車に負けず劣らずのデザイン性と上質感、快適性を実現しました。FFレイアウトのセダンでありながら、伸びやかで美しいスタイリングが魅力的です。

また、MAZDA6といえばガソリンモデルの他にディーゼルモデルを設定しているところも大きなポイント。2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは最高出力175馬力、最大トルク42.8kgmを達成しており、力強く快適な走りを満喫することができます。

メルセデスベンツ・Sクラス

引用元:https://www.mercedes-benz.co.jp

メルセデス・ベンツが世界に誇る高級セダンであるSクラス。欧州市場はもちろん、日本国内や北米市場でも高い人気を博しているメルセデス・ベンツのフラッグシップモデルです。レクサス・LSと同じFセグメントに属する大型セダンになります。

セダンらしい古典的なスタイルとメルセデス・ベンツの最新デザイン言語が見事に調和したダイナミックかつ優雅なエクステリアデザインが特徴です。高級セダンというだけあって、インテリアの特別感や上質感に関しても目を見張るものがあります。

Sクラスに限らずメルセデス・ベンツがラインナップする車種はパワートレインが充実していることで有名です。2.2L直列4気筒ディーゼルターボから6.0L V型12気筒ツインターボなど、幅広いエンジンラインナップの中から自分好みのものをチョイスすることができます。

BMW・3シリーズ

引用元:https://www.bmw.co.jp

BMWのラインナップの中でも中核をになっている3シリーズ。欧州や北米市場で高い人気を誇るだけではなく、日本国内においても熱狂的な支持を獲得しており、欧州Dセグメントに属する輸入車としては販売台数No.1を獲得しています。

最大の特徴は、セダンとしての上質感と走行性能の高さを併せ持っているところ。走りにこだわりのあるBMWらしいパッケージングに仕上がっています。現行3シリーズは2019年にフルモデルチェンジを実施したばかりの新型車です。

ボディサイズが拡大されたことで、より高級車らしい貫禄を醸し出すようになりました。駆動方式は2WDと4WDの2種類が設定されていて、パワートレインは2.0L直噴ターボ、2.0L直噴ディーゼルターボ、3.0L直列6気筒ターボの3種類が用意されています。

アウディ・A6

引用元:https://www.audi.co.jp

日本におけるドイツ高級車ブランド御三家のひとつであるアウディ。同社が製造及び販売を手がけているA6はアウディのラインナップの中でも上位モデルに位置しています。4ドアセダンでありながらクーペのような流麗なフォルムを採用をしているところが魅力的です。

駆動方式はアウディの大きなウリのひとつである電子制御4WDを採用。快適かつ安全にドライブを満喫することができます。2018年にフルモデルチェンジを実施して5代目モデルへと移行し、2019年3月2日本市場で発売となりました。

搭載しているエンジンは3.0L V型6気筒ターボエンジンで、最高出力は340馬力、最大トルクは51.0kgmを発生します。アウディの次世代デザイン言語を取り入れたことで、より流麗かつ優雅なスタイリングを実現魅力的なセダンに仕上がっています。

アルファロメオ・ジュリア

引用元:https://www.alfaromeo-jp.com

イタリアの自動車メーカーであるアルファロメオが製造及び販売を手がけているジュリア。マセラティと共同開発したプラットフォームを採用して、従来のアルファロメオセダンとは一線を画すハイパフォーマンスなモデルに仕上がっています。

アルファロメオのアイデンティティである縦型グリルを採用しつつも、ロー&ワイド感を強調したアグレッシブなフロントマスクは高い人気を博しており、アルファロメオのブランド力向上に貢献しているようです。

駆動方式は2WDと4WDの2種類。パワートレインは2.2L直列4気筒ディーゼルターボ、2.0L直列4気筒ターボ、2.9L V型6気筒ツインターボの3種類となっています。2.9L V型6気筒ツインターボは、最高出力510馬力を発生するハイパフォーマンスエンジンに仕上がっています。

キャデラック・CTS

引用元:https://www.cadillacjapan.com

北米市場最高峰に位置する高級車ブランド、キャデラック。同社が製造及び販売しているCTSはBセグメントクラスの大柄なボディサイズを採用しています。大口径のフロントグリルと縦長のヘッドライトが迫力満点の高級セダンです。

駆動方式は2WD。日本国内では2.0L直列4気筒ターボエンジンと6.2L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンの2種類を設定しています。2.0L直列4気筒ターボもハイパフォーマンスなエンジンに仕上がっているのですが、後者は段違いです。

大排気量エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせることによって、最高出力は649馬力、最大トルクは87.2kgmを発生。スーパーカー顔負けのエンジンとなっています。重量級のセダンでありながら、0-100km/h加速わずか3.7秒という走行性能を実現しました。

クーペの定義とは?

べーやんさんの86ZN6の画像
べーやんさんの86ZN6の画像
引用元:べーやんさんの投稿

続いて、車好きを中心に高い人気を博しているクーペの定義についてご紹介します。クーペはフロント座席を主体とした2ドアの乗用車です。4名が乗車できる車内スペースを確保している車種もありますが、基本的には2名乗車までしかできないことが多いです。

4名乗車ができるクーペはあくまで補助的な役割で用意されているため、長時間快適に移動することは難しくなっています。セダンと同様、3BOX型であってもフロント周りが主体とされており、スタイリングの美しさや運動性能を追求した車種が多いです。

クーペの語源は「切られた馬車」を意味する「カロッス・クペ」。近年はSUVクーペ、4ドアクーペなど新しいカテゴリが登場しているため、以前よりも人気が高くなっています。そんなクーペを採用している国内外の主なモデルについてチェックしてみましょう。

クーペはこんな車種

レクサス・LC

引用元:https://lexus.jp

トヨタ自動車が展開している高級車ブランド、レクサス。同社が製造及び販売を手がけているラグジュアリー2ドアクーペがLCになります。LCはレクサス初のFセグメントクーペで、2017年に登場したばかりのNEWモデルです。

レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルなど、共通デザインテーマを採用。ラグジュアリークーペらしい優雅さを強調しています。また、Cピラーの個性的なデザインは日本刀をモチーフとしており、純国産車であることを強くアピールしました。

LCは5.0L V型8気筒エンジンを搭載したガソリンモデルと3.5L V型6気筒エンジン+高出力モーターを搭載したハイブリッドモデルの2種類をラインナップ。どちらもハイパフォーマンスクーペにふさわしい動力性能を実現しています。

レクサス・RC

引用元:https://lexus.jp

続いてご紹介する車種はレクサス・RC。前述したLCの弟分としてLCに先駆けてレクサスブランドのラインナップに加わりました。RCはスポーツクーペの魅力とラグジュアリークーペの魅力を併せ持った上品かつスポーティーなモデルに仕上がっています。

2018年から2019年にかけてマイナーチェンジを実施しており、フロント周りのデザインを中心に意匠変更が行われています。これによって、上級モデルにあたるLCに負けず劣らずのスタイリッシュなスタイリングを実現しました。

RCにはハイパフォーマンスモデルのRCFが存在します。RCFはRCをベースにエンジンや足回り空力パーツなどチューニングを加えたモデルです。5.0L V型8気筒エンジンを搭載しており、スーパーカー並みの過激な走りを実現しています。

トヨタ・スープラ

引用元:https://toyota.jp

トヨタがかつて製造及び販売を手がけていたスポーツクーペ、スープラ。販売台数の低迷と排ガス規制の強化によって、2002年に長きに渡る歴史に終止符を打ちました。しかし、その17年後である2019年に再びトヨタのフラッグシップスポーツカーとして復活を遂げています。

歴代スープラはトヨタが自社の技術だけで設計開発したモデルでしたが、現行スープラは欧州自動車メーカーであるBMWと共同開発したことで話題になりました。開発コストを削減するためにエンジンやプラットフォームにBMWのものを採用しています。

駆動方式はもちろん2WD。3種類のパワートレインが用意されており、その中でも最上級に位置する3.0L直列6気筒ターボエンジンは最高出力340馬力、最大トルク51.0kgmを発生します。走りを楽しみたい人にはうってつけのスポーツカーです。

日産・フェアレディZ

引用元:https://www3.nissan.co.jp

日産の歴史とともに歩みを進めてきたスポーツクーペ、フェアレディZ。欧州製の高級GTカーに匹敵するパフォーマンスと魅力的なスタイリングを両立していたことから、北米市場を中心に高い人気を獲得して日産の名を世界中に知らしめました。

バブル景気の崩壊によるスポーツカーの販売低迷と日産の経営悪化によって2000年に一旦販売終了となります。しかし、カルロス・ゴーン体制の移行に伴い日産のイメージリーダーを担うために2002年に復活。世界中で高い人気を博しているようです。

現在販売されているフェアレディZは2008年から販売されています。3.7L V型6気筒エンジンを搭載しており、最高出力は336馬力、最大トルクは37.2kgmを達成。ハイパワーなスポーツカーとして車好きを中心に親しまれています。

日産・GT-R

引用元:https://www3.nissan.co.jp

日産のスポーツモデルの象徴であるスカイラインGT-R。その後継モデルとして登場したのがGT-Rです。スカイラインGT-R自体は2002年に販売終了となりましたが、フェアレディZと同様、日産のイメージリーダーとして2007年に待望の復活を遂げました。

最大の特徴は、ツインターボで武装したハイパワーエンジンと4WDの組み合わせがもたらす圧倒的な動力性能でしょう。欧州ブランドのスーパーカーに比べるとリーズナブルな価格帯でありながら、スーパーカーを置き去りにしてしまうほどの実力を秘めています。

3.8L V型6気筒ツインターボエンジンが吐き出す最高出力は570馬力、最大トルクは64.5kgmです。元々はこれほどまでのパフォーマンスには達していなかったのですが、年次改良によって熟成を進めた結果、国産車最強のスポーツモデルに成長しました。

BMW・M4

引用元:https://www.bmw.co.jp

走行性能を重視した車づくりに定評のあるBMW。そんな同社が製造及び販売を手がけているハイパフォーマンススポーツクーペがM4です。BMWのラグジュアリークーペである4シリーズクーペをベースに大掛かりなチューニングが施されています。

搭載しているエンジンは3.0L直列6気筒ツインターボエンジン。最高出力は431馬力、最大トルクは56.1kgmを発生するモンスターエンジンです。6速MTもしくは7速DCTと組み合わせられており、スーパーカーに負けず劣らずの走りを実現しています。

M4の最上級モデルに位置するM4 GTSは、標準モデルのM4と同様のエンジンでありながら、最高出力が500馬力、最大トルクが61.2kgmに引き上げられました。BMWの走りを満喫したい人に自信を持っておすすめできるモデルに仕上がっています。

アウディ・A5

引用元:https://www.audi.co.jp

フォルクスワーゲンが展開している高級車ブランド、アウディ。同社のラインナップの中核を担っているモデルであるA4のクーペ仕様として、製造及び販売が手がけてられているモデルがA5です。比較的リーズナブルな価格でありながら高い上質感を実現しています。

ロングノーズショートデッキのスタイリングにはラグジュアリークーペの美しさとスポーツクーペの力強さを表現しました。昨今のアウディの最新デザイン言語を反映した精悍なフロントマスクはスポーティーで強い存在感を放っています。

A5が搭載しているエンジンは2.0L直列4気筒ターボエンジンです。最高出力は252馬力、最大トルクは37.7kgmを発生します。ラグジュアリー志向のためスポーツドライビングには向いていませんが、ストリートでの優雅な走りを満喫することができるでしょう。

アストンマーティン・DB11

引用元:https://www.astonmartin.com

イギリスを代表する高級車メーカー、アストンマーティン。同社がメルセデス・ベンツを展開しているダイムラーとの提携後に発表した最初のモデルがDB11です。アストンマーティン伝統のプロポーションを近代的に表現した結果、美しいクーペフォルムに仕上がりました。

新開発の5.2L V型12気筒ツインターボエンジンは最高出力608馬力、最大トルク71.4kgmを発生します。わずか3.9秒で100km/hまで加速し、最高速度は322km/hにも達するようです。後に4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを追加設定しました。

こちらのエンジンはメルセデス・AMGが開発したもので、115kgの軽量化を果たしていながら、5.2L V型12気筒ツインターボエンジンに負けず劣らずのパフォーマンスを実現しています。アストンマーティンの中核モデルとして世界中で人気を博しているようです。

フォード・マスタング

引用元:https://www.ford.com

1913年の時点で自動車の大量生産方式を確立したアメリカの自動車メーカー、フォード。同社が1964年から現在にかけて製造及び販売を手掛けているのがマスタングです。アメ車らしい重厚感のある力強いスタイリングを特徴としています。

現在販売されているマスタングは2015年に発売世界各国で高い人気を博した6代目モデルのデザインを踏襲しつつも、先進的でスタイリッシュなスタイリングへと大幅な進化を遂げています。フォードの世界戦略車としては初めて右ハンドル車が設定されました。

しかし、2016年秋にフォードが日本市場から完全撤退したため右ハンドル車は導入されておらず、現在日本で走行中のマスタングはほとんどが左ハンドル車です。2017年にはフロントまわりのデザインが変更されたNEWモデルが登場しました。

ジャガー・Fタイプクーペ

引用元:https://www.jaguar.co.jp

アストンマーティンと同じくイギリスを代表する高級車メーカーであるジャガー。同社は高級車の代名詞といえるセダンを中心にラインナップしていますが、実は走りを楽しむためのスポーツクーペも取り扱っています。それがFタイプクーペです。

オープンエアを楽しめるコンバーチブルタイプが先行して登場したため、クローズドモデルはFタイプクーペとサブネームが追加されました。優雅な印象の強いジャガーの車には似つかわしくない過激な走りを実現しています。

パワートレインのラインナップは3種類。その中の最上級モデルに位置しているのが5.0L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンです。最高出力は550馬力、最大トルクは69.3kgmを発生します。駆動方式は2WDと4WDの2種類です。

セダンのメリット、デメリット

メリット

tomoさんのアテンザGJ2FPの画像
tomoさんのアテンザGJ2FPの画像
引用元:tomoさんの投稿

セダンは他のボディタイプと比べて全高が低く設定されているため、空気抵抗が小さく直進安定性及び高速域での走行安定性が高いという特徴があります。また、ドアやトランクの開口部が小さいためボディ剛性をしっかりと確保できるところもポイント。

さらに、一部例外もありますがセダンは基本的に居住スペースとラゲッジスペースが分け隔てられています。そのため、ラゲッジスペース内の荷物が動くことで発生する音や振動、匂いを分断することができ快適な移動を満喫することができるのです。

例えば、プリウスのように居住スペースとラゲッジスペースが分け隔てられていないセダンは、前述したメリットを体感することはできません。さらに、高級車が多いことも関係していますが、セダンは遮音性に優れているためロードノイズ抑えることができます。

デメリット

タツピーSILLI♾EST.sさんのCクラス セダンの画像
タツピーSILLI♾EST.sさんのCクラス セダンの画像
引用元:タツピーSILLI♾EST.sさんの投稿

たくさんのメリットがあるからこそ車のオーソドックスなボディタイプとして親しまれているセダン。しかし、そんなセダンにもデメリットは存在します。最大のデメリットは排気量やボディサイズが大きい割に乗車定員が確保されていないところ。

排気量やボディサイズが大きなSUVやミニバンは7~8名乗車を実現している車種もあります。しかし、セダンはどんなに大柄な車種でも5名乗車が一般的です。そのため、家族の人数が多いファミリー層の移動手段としては適していません。

また、居住スペースとラゲッジスペースが分け隔てられていることで大きな荷物を積載することができず、ラゲッジスペースへのアクセスもしにくいです。悪路走破性も低いためアウトドアやレジャーに向いていないというデメリットもあります。

クーペのメリット、デメリット

メリット

JUNさんのLCの画像
JUNさんのLCの画像
引用元:JUNさんの投稿

続いてクーペのメリットについてお伝えしたいと思います。クーペは全高が低く全幅がワイドに設計している車種が多く、他のボディタイプよりも運動性能に秀でています。また、前後重量配分が最適化されているため、旋回性能が優秀です。

運動性能および走行性能が優れているため、スポーツ走行を楽しむことができます。車好きにとってスポーツ走行を楽しむことができるのは大きなメリットとなるでしょう。また、車種にもよりますが、今となっては珍しいMT設定があるところも嬉しいですよね。

クーペはその構造上趣味性が高く、デザイン性に優れたモデルが多い傾向にあります。これもクーペならではのメリットだといえるでしょう。カッコよくて走りも楽しめる車種を探しているのであれば、間違いなくクーペ一択です。

デメリット

YさんのM4 クーペホイールの画像
YさんのM4 クーペホイールの画像
引用元:Yさんの投稿

趣味性の高さがウリのクーペは、数々のデメリットが存在します。まず第一に挙げられるのが実用性の低さ。クーペは運動性能やデザイン性を優先しているため、広大な車内空間を確保することができません。もちろん、乗車店員も少ないです。

また、ラゲッジスペースも容量が少なく、大きな荷物の積載は難しいです。中には実用的なラゲッジスペースを確保している車種もありますが、MRレイアウトを採用しているクーペなどは手荷物程度の容量しかラゲッジスペースが確保されていません。

さらに、クーペは全高および車高(最低地上高)が低めに設定されています。乗降性が極めて低いため、人によっては乗り降りする際に足腰に負担がかかるという悩みもあるのです。ほかのボディタイプと比べて、価格設定が高価というデメリットもあります。

まとめ

Kさんのコルベットの画像
Kさんのコルベットの画像
引用元:Kさんの投稿

今回はセダンとクーペの違い、それぞれのメリットとデメリットについて解説しました。また、それぞれのボディタイプの主な車種も併せてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。これでセダンとクーペ、それぞれの特徴がしっかりと把握できたと思います。

昨今はクロスオーバーSUVやミニバンなど、実用性重視のボディタイプが人気を博しています。それらのボディタイプと比べると、セダンやクーペはあまり人気がありません。だからといって、セダンとクーペに魅力がないというわけでもないです。

セダンとクーペは自動車メーカーのフラッグシップモデルを担うことが多く、いわば花形といえる存在。車としての基本性能の高さや上質感、快適性、走行性能を求める人にとって、セダンとクーペ以上にうってつけのボディタイプは存在しません。

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