グラベル走行で最低限抑えておきたい足回りパーツを紹介! | CARTUNEマガジン
グラベル走行で最低限抑えておきたい足回りパーツを紹介!

2019年07月24日 (更新:2020年08月11日)

グラベル走行で最低限抑えておきたい足回りパーツを紹介!

市街地から非舗装路まで、様々な路面をハイスピードで駆け抜けるモータースポーツ競技、ラリー。サーキットのように安全性が確保されていないため、スリル満点のタイムアタックを楽しむことができます。ラリーは観戦するだけでも楽しいですが、実際にやってみると楽しさが何倍にも膨れ上がります。今回はそんなラリーの醍醐味ともいえる、グラベル走行で最低限抑えておきたい足回りパーツをご紹介します!

グラベルってなに?

京極堂さんのスイフトスポーツZC31Sの画像
京極堂さんのスイフトスポーツZC31Sの画像

ラリー用語のひとつであるグラベル。そもそもグラベルとはいったい何を指しているのでしょうか。グラベルとは非舗装路面のスペシャルステージ(ラリーコース)のことです。土煙を巻き上げながら走行するラリーカーはとてつもない迫力があります。

グラベルは砂ぼこりや泥の影響で滑りやすく、クラッシュが付き物。路面が整備されていないため、ターマック(舗装路面)よりも順位がもつれやすく、ドライバーおよびコ・ドライバーの頭を悩ませる要因のひとつとなっています。

ただし、順位がもつれやすいということは不利な戦いを強いられているチームにとっては挽回のチャンスがあるということ。グラベルがあるからこそ、より一層面白い順位争いを楽しむことができるのです。

グラベル走行に適した足回りにしよう!

ヒゲさんのFTODE3Aの画像
ヒゲさんのFTODE3Aの画像

日本を代表する自動車メーカーのトヨタがWRCで大活躍していることもあって、ラリーに挑戦したいと考えている人も多いのではないでしょうか。ラリーを始めるなら避けて通ることのできないグラベルは専用の足回りにチューニングする必要があります。

ターマックと共通の足回りパーツ、セッティングではグラベルで順位争いにもつれこむことは難しいです。そもそもグラベルはターマックよりも過酷なコースが多いので、耐久性の高い足回りパーツを装着しなければなりません。

とはいっても、グラベル走行に適した足回りがわからない人もいると思います。そこで今回はグラベルで最低限抑えておきたいサスペンション・ホイール・タイヤをご紹介します。

サスペンション

引用元:https://www.tein.co.jp

グラベル走行は路面がただでさえ不安定なうえに、ジャンプなどで足回りに負荷がかかるため、柔軟かつ耐久性の高いサスペンションを装着しましょう。サスペンションに関しては耐久性を考慮しなければ、セッティングで対応できることもあります。

しかし、本格的にラリーをはじめるのであれば、グラベル走行に適したサスペンションが必要不可欠です。TEINの「GRAVEL SPEC DIRTRE MASTER TYPE HG」なら、ラリーのグラベル走行やダートトライアルで真価を発揮してくれるでしょう。

こちらの製品は減衰力調整機構が備わった複筒式構造を採用しています。複筒式は単筒式に比べて性能面でやや劣るのですが、別体タンクを採用することで、複筒式の欠点であるエアレーションを克服しました。高張力鋼の使用によりヘタリを完全排除しています。

公式サイト

ホイール

引用元:http://www.enkei.co.jp

過激な走りによって足回りに強い負荷がかかるラリーでは、耐久性の高いホイールを装着する必要があります。とはいえ、強度や剛性が高すぎると走行中に破損してしまう恐れがあるため、ある程度柔軟で強い負荷を受け流してくれるようなホイールがベストです。

もちろん、ある程度の強度や剛性も必要となるので、グラベル走行でのホイール選びは簡単ではありません。「ENKEI Sport RC-G5」は、ENKEIがラリーやダートトライアルなどのモータスポーツで得た技術やノウハウを投入して開発されたホイールになります。

荷重方向や横G方向の強度および剛性をしっかりと確保したうえで、鋳造ホイールならではの柔軟性も併せ持っています。冷却性能や排土性の高さ、ブレーキ&サスペンションの逃げを確保しているところなど、グラベル走行に適した製品です。

公式サイト

タイヤ

引用元:https://www.y-yokohama.com

未舗装路面に直接触れることになるタイヤ。サスペンションと同じく、グラベル走行を楽しむうえで非常に大切な足回りパーツとなります。滑りやすい未舗装路でもしっかりとトラクションを確保できるように設計されています。

また、グラベル走行ではタイヤがパンクしやすいため、オンロードタイヤよりも耐パンク性を向上させている模様です。排土性や排水性を高めるため、タイヤの溝が深いことも大きな特徴。今回は横浜ゴムの「ADVAN A053」をピックアップしました。

左右で異なるパターンを採用しており、未舗装路の硬い路面から柔らかい路面まで、様々な路面状況に対応することができます。ハイスピード区間はもちろん、低中速域のコーナーでも優れたトラクション性能を発揮するADVANブランドにふさわしい製品です。

公式サイト

まとめ

にゃんこインテグラさんのインテグラDC2の画像
にゃんこインテグラさんのインテグラDC2の画像

今回はラリーの醍醐味であるグラベルで、最低限抑えておきたい足回りパーツをご紹介しました。ラリーは敷居が高く難易度も高いモータースポーツですが、最低限足回りを煮詰めておけば、グラベルもターマックも完走することができるでしょう。

グラベル走行に必要不可欠となる3種の神器(サスペンション・ホイール・タイヤ)をしっかりと熟成させて、本格的なラリーカーに仕上げてください。足回りさえこだわっていれば、ヴィッツのようなコンパクトカーでもグラベルを制覇することができます。

好タイムを記録するためだけではなく、自身と車の安全を確保するためにも、グラベル用の足回りパーツはラリーをするうえで最低限抑えておきたいですね。それなりに出費は大きくなってしまいますが、できるだけ万全の状態でラリーに参戦しましょう!

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