ランボルギーニといえば雄牛マーク!車名は牛の名前って知ってた?

2019年06月23日

ランボルギーニといえば雄牛マーク!車名は牛の名前って知ってた?

labelブランド紹介

ランボルギーニのモデルといえば、独創的なエクステリアデザインと他のクルマを寄せ付けない動力性能が特徴ですが、モデルに付けられた名前も個性的です。今回は、ランボルギーニの社名と雄牛をモチーフにしたエンブレムの由来、また闘牛に由来しているとされる車名についてご紹介します。

ランボルギーニとは

社名の由来

社名は創業者に由来している

ランボルギーニは略称であり、正式には〝ヌオーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニ SpA(Nuova Automobili Ferruccio Lamborghini SpA)〟といいます。創業は1962年で、創業者はフェルッチオ・ランボルギーニ氏。ランボルギーニの社名は、創業者のフェルッチオ氏の名前から取られたモノなのです。

フェルッチオ氏は、第二次世界大戦直後のイタリア国内で、物資運搬用のトラックが足りていないことに気が付きます。そこで、軍が卸すトラックを改造し、販売。この事業が大成功を納め、フェルッチオ氏は大きな財産を築きました。

ランボルギーニの成り立ち

優秀な整備士でもあったフェルッチオ氏は、このトラクター事業で得た資金を元に、自動車のチューニングショップを開業します。1948年に、現在では伝説と名高いカーレース「ミッレミリア」に参加したのち、1949年には農作業用のトラクターの開発に取り組み、販売を行うためにランボルギーニ・トラットリーチSpAという会社を設立。

これが、「ランボルギーニ」が初めて社名として正式に使われた最初のエピソードです。その後、1960年にはボイラーとエアコンの製造販売を行うランボルギーニ・ブルチアトーリSpAを設立し、またしても事業は大成功。自動車好きでもあたフェルッチオ氏はエキゾチックカーのコレクションを行うようになります。

自動車業界への参入

しかし、どの車もフェルッチオ氏を満足させるものでは、ありませんでした。当時から高級車の代名詞でもあったフェラーリも同様だったといいます。その不満を解消するために、フェルッチオ氏は自ら自動車業界へ足を踏み入れることを決意したのです。

そして、1963年に開催されたトリノショーにて、『ランボルギーニ 350GTV』を出展。独創的なエクステリアデザインと、洗練されたインテリアで高い評価を得ることになりますですが、この350GTVのクオリティにも満足していなかったフェルッチオ氏は、すぐに同モデルの改良を指示。やがて完成したのが、後継モデルである『ランボルギーニ・350GT』です。

このモデルこそ、ランボルギーニの市販車としての第一号であり、このクルマの完成をもって、スーパーカーブランド「ランボルギーニ」が産声を上げたのです。

エンブレムの雄牛に秘められたエピソード

ランボルギーニの象徴でもあるエンブレムの雄牛は、創業者のフェルッチオ氏が自動車業界への進出を決めたエピソードが由来していると言われています。

一時はフェラーリのオーナーでもあったフェルッチオ氏は、所有するフェラーリのクラッチがたびたび故障することに頭を悩ませていました。そこで、自社の工場でクラッチを修理することを思いつきます。

しかし、いざクラッチを分解してみると使われていたのは、フェルッチオ氏の会社が製造していたトラクター用のパーツで、しかも価格は10倍もの値段が付けられていたそうです。そのことから、「跳ね馬」をエンブレムにするフェラーリへの反発心の現れとして、ランボルギーニのエンブレムには「雄牛」が採用されていると言われています。

また、その説は間違いであり、シンプルにフェルッチオ氏の星座が牡牛座であったためであるともいわれています。

ランボルギーニの車名の由来

ランボルギーニのモデルは一部を除いて、車名を闘牛に関連したものから取られています。その一部をご紹介します。

アヴェンタドール

車名の由来となっているのは、1993年頃にスペインのサラゴサ闘牛場で活躍した雄牛。

2011年から2018年にかけて製造されていたモデルであり、現在では後継としてアヴェンタドールSが販売されています。

特徴的な形状のエンジンフードカバーはカメムシから着想を得ていて、基本的なエクステリアデザインは同ブランドのレヴェントンに似た外観になっています。

最高速度は350km/h以上、0-100km/hまでの加速は2.9秒と、暴力的なまでの運動性能を誇り、日本での販売価格は約4200万円でした。

  • 駆動方式:4WD
  • エンジン:6.5L V型12気筒 DOHC 48バルブ
  • 最高出力:515kW(700PS)/8,250rpm
  • 最大トルク:690N·m(70.3kgf·m)/5,500rpm
  • 全長:4,780mm
  • 全幅: 2,030mm
  • 全高: 1,136mm
  • ホイールベース:2,700mm
  • 車両重量:1,575kg
  • 先代モデル:ムルシエラゴ
  • 後継モデル:アヴェンタドールS

ミウラ

ミウラの名前は、スペインの闘牛牧場「ミウラ」にちなんでネーミングされました。この牧場は、何人もの名闘牛士を再起不能に陥らせたどう猛で頭のいい闘牛を輩出している牧場です。当時のミウラ牧場のオーナーはフェデリコ・ミウラ氏で、フェルッチオ氏の友人でもあったようです。

1966年のジュネーブ・モーターショーにてお披露目となったモデルであり、当時は前例のなかった12気筒エンジンの横置きミッドシップレイアウトで注目を集めたクルマ。後にP400S、P400SVへとモデルチェンジも果たしています。

  • 駆動方式:MR
  • エンジン:3.9L V型12気筒DOHC24バルブ
  • 最高出力:350HP/5,100rpm
  • 最大トルク:37.5kg·m/5,100rpm(P400)
  • 全長:4,360mm
  • 全幅:1,780mm
  • 全高: 1,080mm
  • ホイールベース:2,500mm
  • 車両重量:980kg
  • 後継モデル:カウンタック

ムルシエラゴ

ムルシエラゴは、19世紀に実在した闘牛の名前にちなんで名づけられています。

このムルシエラゴは、スペインの名闘牛士だったラファエル・モリーナと闘った際、体に24本も剣を刺されても生き延びたほどだったとされています。1999年に、ランボルギーニがアウディ傘下となって初めて発売されたモデルで、2001年に開催されたフランクフルト・モーターショーにて発表されました。

カーボンファイバーなどをボディの各部に採用することで大出力・高剛性でありながら、車重の増加を抑えることに成功したモデルです。

  • 駆動方式:4WD(ミッドシップ)
  • エンジン:6.2L V型12 DOHCバルブ
  • 最高出力:580HP(588PS)/7,500rpm
  • 最大トルク:
  • 全長:4,580mm
  • 全幅: 2,045mm
  • 全高: 1,135mm
  • ホイールベース:2,665mm
  • 車両重量:1,650kg
  • 先代モデル:ディアブロ
  • 後継モデル:アヴェンタドール

ディアブロ

ディアブロは、ランボルギーニのラインアップの中でも名車と名高いカウンタックの後継として誕生したモデルです。現在のアメリカ合衆国大統領である、ドナルド・トランプ氏もオーナーだったことがあります。

車名はイタリア読みだと「悪魔」を指していますが、やはり闘牛にちなんでいます。19世紀にスペインのベラグア公爵が育て闘牛で、1869年7月11日にマドリッドの闘牛場にて闘牛士エル・シコロと壮絶な戦いをした記録が残っています。

  • 駆動方式:MR
  • エンジン:V型12気筒DOHCバルブ
  • 最高出力:492ps/7,000rpm
  • 全長:4,460mm
  • 全幅:2,040mm
  • 全高:1,105mm
  • ホイールベース:2,650mm
  • 車両重量:1,530kg
  • 先代モデル:カウンタック
  • 後継モデル:ムルシエラゴ

ウラカン

ランボルギーニのモデルの中でも、最大のヒットモデルであるガヤルドの後継として開発されたのがウラカンです。車名は、1879年にスペインのバレンシア州アリカンテで開催された試合で活躍した闘牛から名付けられました。

2014年のジュネーブ・モーターショーにて発表され、スーパーGTなどのレース用の車両としても活躍したクルマ。搭載したV型10気筒エンジンは、最高出力448kW(610PS)/8,250rpmを発生させます。

  • 駆動方式:4WD
  • エンジン:5.2L V型10気筒DOHCバルブ
  • 最高出力:448kW(610PS)/8,250rpm
  • 最大トルク:57.1kgm/6,500rpm
  • 全長:4,459mm
  • 全幅:1,924mm
  • 全高: 1,165mm
  • ホイールベース:2,620mm
  • 車両重量:1,422kg

ランボルギーニの記事まとめ

別名「サンターガタの猛牛」とも呼ばれているランボルギーニは、圧倒的な動力性能を持つスーパースポーツカーの頂点とも呼べるクルマ。伝説的な闘牛にちなんだ名前を付けられた魅力的なモデルたちは、これからも憧れの的であり続けてくれるに違いありません。