2019年06月22日 (更新:2024年08月21日)
アバンギャルド?エレガンス?ベンツのグレードを紹介します!
メルセデスベンツには「アバンギャルド」や「エレガンス」など、独特なグレードの名前があります。メルセデスベンツのグレードの違いがよくわからない人のために、同メーカーのグレードの内容や名前の由来を紹介します。これを学んでベンツの魅力をより深く知りましょう。
ウッドの色やグリルが違うエレガンスとアバンギャルドの違い!
エレガンスとアバンギャルドの違いはインテリアのウッドやフロントグリルなどで見分けられます。
グリルの違い
エレガンスとアバンギャルドのグリルを比較してみました。2007年にフルモデルチェンジされた3代目Cクラスに違いが表れています。
こちらが高級志向のエレガンスグリルです。エンブレムがボンネット先端の上についており、フロントグリルの数が多いです。
こちらがスポーツ志向のアバンギャルドグリルです。フロントグリルにエンブレムが堂々と刻まれており、網の数も少なく、スポーツ的な雰囲気を醸し出しています。
インテリア違い
エレガンスとアバンギャルドのインテリアを比較してみました。
エレガンスの車内を撮影した動画です。ドアの内側やインパネの扉部分などが伝統的なブラウンウッドでまとめられ、高級感の中にクラシカルなテーマが感じられます。
AVANTGARDE(アバンギャルド)
アバンギャルドの名前の由来や日本での認知度を解説します。
アヴァンギャルドはフランス語で前衛という意味
アヴァンギャルドはフランス語で「前衛」を意味し、元々は軍隊用語でした。転じてその時代のなかで先鋭的な表現をする芸術家を指しています。
メルセデスベンツのアバンギャルドはスポーティなビジュアルながらも都会的(アーバン)なイメージのキャラクターを目指しています。Cクラスで2007年から採用されるなど比較的新しいグレードです。
日本で人気
アバンギャルドは日本ではエレガンスよりも人気のグレードです。エレガンスよりも後に登場したグレードにもかかわらず、圧倒的な人気により現在もCクラス、Eクラスなどに見られます。
ELEGANCE (エレガンス)
エレガンスは昔のデザインの延長線上のような印象です。ボンネット先端の上にエンブレムが立つスタイルにも伝統が感じられます。しかし現在、現行車種で「エレガンス」のグレードが使われているものはありません。自動車業界全体で見ても立体エンブレムが使われた車は少なくなっています。
EXCLUSIVE(エクスクルーシブ)
メルセデスベンツには「エクスクルーシブ」という新しいグレード名も登場し、Cクラス、Eクラス、Sクラスなどに採用されています。現代の高級志向的な意味合いがあり、エレガンスの後継らしくエンブレムもボンネットの先端に立体的に付いています。
公表されているのに日本で発売されていないエクスクルーシブ
Cクラスには「C200 エクスクルーシブ ベージュリミテッド」がラインナップされていますが、現在こちらは日本では発売されていません。
Cクラスのエクスクルーシブは2018年4月2日に台数限定で販売された特別仕様車です。ベースグレードおよびアバンギャルドは2019年1月1日または2月15日にマイナーチェンジを受けていますが、エクスクルーシブは発売されないままです。
AMG
AMGはメルセデスベンツのチューニングメーカーで、この3文字が冠されていると同メーカーのスポーツグレードを意味します。
「AMGスポーツPKG」というようにメルセデスベンツ車両のグレードに「AMG」と「PKG」が同時に付いていることもあります。PKGとは「パッケージ」(Package)を略したものです。
まとめ
メルセデスベンツのグレード名であるアバンギャルドはスポーツ志向で先鋭的な車、エレガンスは高級志向で気品あふれる車を表現しています。エレガンスは現行車種にはもうありませんが、アバンギャルドは日本で人気なので現在もグレード名に採用されています。
ほかにもメルセデスベンツにはエクスクルーシブやAMGなど、車両のコンセプトや特性を表す独自のグレード名が存在します。
本記事を参考に、グレード名からメルセデスベンツの魅力を感じてもらえると幸いです。