一度は走ってみたい!ニュルブルクリンクのご紹介です! | CARTUNEマガジン
一度は走ってみたい!ニュルブルクリンクのご紹介です!

2019年07月04日 (更新:2020年08月14日)

一度は走ってみたい!ニュルブルクリンクのご紹介です!

あなたはニュルブルクリンクを知っていますか?ニュルブルクリンクとは、ドイツ北西部にある世界有数の名門サーキットのことです。ニュルブルクリンクでは日々、世界的なレースイベントや自動車のテスト走行が開催されています。今回はそんなニュルブルクリンクにまつわる疑問や基本情報を調査してみました。

ニュルブルクリンクとは!

引用元:https://www.nuerburgring.de/en/fans-info/race-tracks/nordschleife.html

ドイツを代表するサーキット、ニュルブルクリンク(独: Nürburgring)。車好き、特にスポーツが好きなら1度はその名を耳にしたことがある人も多いと思います。ニュルブルクリンクは1927年に設立および1984年に新設された2つのサーキットのことです。

単にニュルブルクリンクという場合は1927年に誕生した北コース(ノルトシュライフェ)を指していることが多いです。森の中に佇んでいるニュルブルク城を囲う形で建設された長距離コースで、1周の距離は20.832kmもあります。

1984年に誕生したGPコース(GPシュトレッケ)は1周5.1kmとなっている近代的なコースです。最新の安全設備が備わっているため、F1やドイツツーリングカー選手権レースなどに用いられています。

コース

ニュルブルクリンクの北コースとGPコースは性格が大きく異なっています。北コースはサーキットとしては長い歴史を持ち、山間部の高低差を利用した変化に富んだコースレイアウトです。そこに天候の変化という条件も加わるため、ドライバーの技術が問われます。

過酷なコースレイアウトのため、北コースはスポーツカー開発の聖地と呼ばれることも。実際に北コースのラップタイムはスポーツカーの性能を測る指標として知られています。ホンダのシビック・タイプRがFF最速ラップタイムを樹立したのも北コースです。

世界有数の知名度を誇るサーキットである北コースですが、設立が古く、しっかりとした安全性が確保できていないという難点もあります。そのため、F1をはじめとする国際レースなどは北コースではなく、GPコースを用いることが多いようです。

北コース(ノルトシュライフェ)

まずは北コース(ノルトシュライフェ)の詳細をチェックしていきましょう。北コースを端的に表すと、世界最長かつ世界最難関のサーキットです。山間部に建設されていることもあって、コース全体で約300mもの高低差があり、ドライバーを苦しめます。

長距離サーキットということで直線区間が長い印象がありますが、実際はコーナーの数はなんと172個。超高速から超低速まで、様々なコーナーが用意されています。さらに、それらのコーナーの多くはブラインドコーナーとなっており、大変危険です。

多種多様なコーナー及び十分な直線区間が備わっていることから、ハイパフォーマンスカーの開発を実施するうえでのテストコースとして利用されることが多くなっています。欧州車はもちろん、複数の国産車が北コースでテスト走行を実施しているようです。

GPコース

引用元:https://www.nuerburgring.de

続いて、GPコースの詳細をチェックしていきましょう。しっかりとした安全性が確保されていない北コースとは対照的に、GPコースは安全性を確保したうえで近代的なコースレイアウトを採用しています。コーナーの数は16個です。

北コースと比べるとコーナーの数が少ないようにも感じますが、日本の国際サーキットである鈴鹿サーキットのコーナーは20個。北コースの1/10とはいえ、近代的なサーキットの中では一般的なコーナー数となっています。

1984年に誕生したGPコースですが、2002年にはコースレイアウトの大改修が実施されました。1コーナーのS字カーブが改修後はヘアピンカーブへと変更されたことで、非常に見応えのあるバトルを楽しむことができるようになっています。

走行料金

ぬる8さんのフォーカス (ハッチバック)の画像
ぬる8さんのフォーカス (ハッチバック)の画像

ニュルブルクリンクの走行料金は以下のようになっています。

北コース1周¥3,000(24ユーロ)
北コース4周¥11,125(89ユーロ)
北コース15周¥38,750(310ユーロ)
北コース25周¥58,750(470ユーロ)
年間パス¥168,750(1,350ユーロ)
GPコース(20分間)¥4,750(38ユーロ)

ニュルブルクリンクの北コースは自動車メーカーのテスト走行やレースイベント開催時に閉鎖されますが、それ以外は一方通行の有料道路として一般開放されています。一般開放時はドイツの道路法が適用されますが、速度制限は一部の区間を除き存在していません。

ニュルブルクリンクの所在地

引用元:https://www.nuerburgring.de

ニュルブルクリンクの所在地はドイツの北西部です。ノルトライン=ヴェストファーレン州・ケルンという場所から、南に60kmほど離れたラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクというところにあります。

  • Nürburgring Boulevard 1, 53520 Nürburg, ドイツ

ニュルブルクリンクの最寄りの空港は、フランクフルト国際空港(FRA)とデュッセルドルフ国際空港(DUS)です。公共交通機関によるアクセスも可能で、レンタカーを借りていくと、アウトバーンを走行することもできます。

ニュルブルクリンクで行われている有名レース

引用元:https://www.nuerburgring.de

現在、ニュルブルクリンクの北コースで行われているレースイベントはほとんどありません。上記でも伝えしているように、北コースではドライバーやギャラリーの安全性を確保することができないからです。

ニュルブルクリンクのもうひとつのサーキットであるGPコースでは、いくつかの有名レースイベントが開催されています。代表的なのはF1GPや24時間耐久レース、ドイツツーリングカー選手権レースなどです。

ニュルブルクリンクを走れるレンタカー!?

引用元:https://www.nuerburgring.de

スポーツカー開発の聖地であるニュルブルクリンクを1度は訪れて、実際に走行してみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。ニュルブルクリンクは一般開放されているため、実際に足を運んでニュルブルクリンクを走行している人もいるようです。

とはいえ、ニュルブルクリンクを訪れたとしても肝心のマシンがなければ話になりません。現在所有している愛車でニュルブルクリンクを走行することは難しいですが、最寄りのレンタカーショップを活用すれば、憧れのスポーツカーやスーパーカーでニュルブルクリンクを走行することができますよ。

ちなみに、ニュルブルクリンクには複数のホテルが併設されています。もしニュルブルクリンクを訪れた際は、ぜひ最寄りのホテルやレンタカーショップを活用して、スポーツカー開発の聖地を身をもって体験してくださいね。

レンタカーの料金

引用元:http://www.biggarage.de

BIGGARAGEというレンタカーショップの料金を簡単にご紹介します。

2ラップ4ラップ6ラップ10ラップ12ラップ
ゴルフ6 R¥43,625(349ユーロ)¥74,875(599ユーロ)¥99,875(799ユーロ)¥149,875(1199ユーロ)¥168,625(1349ユーロ)
ケイマンS¥49,875(399ユーロ)¥99,875(799ユーロ)¥137,375(1099ユーロ)¥212,375(1699ユーロ)¥237,375(1899ユーロ)
458イタリア¥99,875(799ユーロ)¥187,375(1499ユーロ)¥287,375(2299ユーロ)¥437,375(3499ユーロ)¥499,875(3999ユーロ)

BIGGARAGEでは多種多様なスポーツカーやスーパーカーをレンタルすることができます。BIGGARAGEに限らず、レンタカーでニュルブルクリンクを走行するときは有効な国際免許証が必要です。特別なライセンスは必要ありません。

先導車やスピード制限はないため、ニュルブルクリンクを満喫することが可能です。もちろん、追い越しもOK。ただし、右側通行で、追い越しは必ず左からする必要があります。ホームストレートではピットインが必須となるうえ、一般利用者が20.8kmのすべてを走行することはできません。

ニュルブルクリンクのまとめ

今回はドイツの名門サーキットであるユルブルクリンクの詳細をお伝えしました。車好きなら誰しもが一度は走行してみたいと思うニュルブルクリンク。非常に危険なサーキットであるため全開走行はおすすめできませんが、どうしても走行したい人は上記の情報を参考に、ニュルブルクリンクに足を運んでみてください。

ニュルブルクリンクを実際に走行することで、プロドライバーがいかにすごいか身をもって知ることができるでしょう。ニュルブルクリンクはレースイベントや自動車メーカーのテスト走行で閉鎖されていることが多いため、一般開放日をきちんと把握した上でスケジュールを組み立ててください。

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