2019年06月15日 (更新:2022年08月04日)
【いろは坂】栃木県の走り屋スポット!イニシャルDの舞台にもなったいろは坂とは?
栃木県日光市にある、「いろは坂」というスポットがあるのはご存知でしょうか?非常に厳しい傾斜が続く山岳地帯を走る道路で、つづら折りのヘアピンカーブが連続する峠道で、下り専用の「第一いろは坂」、上り専用の「第二いろは坂」というの二種類道路があります。
今回はそんな「いろは坂」と、中禅寺湖などの周辺環境にある有名な観光スポット、そして「いろは坂」が人気を博すようになった「あの漫画」など織り交ぜながら、その魅力に迫ります。
『いろは坂』は風光明媚な観光地にあるドライブスポット!
まずは「いろは坂」がどういうものかご説明します。「いろは坂」は栃木県日光市内から観光地として有名な「中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)」まで伸びた国道120号線の通称名を指します。名前の由来は、坂道を通る際に曲がるヘアピンカーブの数が合わせて「48箇所」あり、その数字がいろは文字と同じことから、この名前が付けられました。つづら折りが連続した道路は全長15kmにもなり、「日本の道100選」にも選ばれています。
また春の新緑の季節と秋の紅葉の季節には、それぞれ壮大な景観が観られることから、この時期には多くの観光客でにぎわいます。
第一いろは坂
いろは坂は、「上り」「下り」がそれぞれ別のルートに分かれているのが特徴です。下りの「第一いろは坂」は、中禅寺湖から日光市内へ下る坂道へ通じる全長6.5kmの道のりです。いろは文字では「な」から始まり「ん」で終わり、合わせて28個の急なカーブがあります。
第二いろは坂
「第一いろは坂」とは反対に、日光市内から中禅寺湖まで登る道のりを「第二いろは坂」と言います。全長9.5kmと上りの方が距離が長いのが特徴です。いろは文字は「い」から始まり「ね」で終わる20個の急なカーブが待ち構えています。また、駐車場がついている休憩所が2か所用意されているも、この「第二いろは坂」の特徴です。
いろは坂周辺の観光スポット!
日光エリアに位置するいろは坂周辺には、世界遺産や美しい自然の景色があり、年間国内外から数多くの観光客が訪れるなど名高い観光スポットです。
日光東照宮
世界遺産「日光の社寺」1603年に江戸幕府を開いた初代征夷大将軍・徳川家康が祀られている神社としても有名な日光東照宮は、その豪勢で立派な造りと日本全国に点在する東照宮の総本山というのもあり、全国から数多くの観光客が訪れるほど人気・知名度ともに非常に高い観光スポットです。
華厳の滝
その流れる美しさと97mもの落差があり、「日本の滝百選」にも選ばれた「華厳の滝(けごんのたき)」も観光スポットとして非常に有名です。日光東照宮から華厳の滝へ、今回紹介している「いろは坂」を通ってアクセスすることが可能です。
中禅寺湖
美しい「華厳の滝」の源流となる「中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)」も観光スポットとしておススメです。日光市周辺の山岳地帯は「日光国立公園」と呼ばれる区域であり、その区域内で一番の面積を誇る湖として人気があります。国立公園内なので、壮大な景観と綺麗な水質が管理・維持されており、素晴らしい景色が広がります。
イニシャルDの舞台にもなった『いろは坂』
観光スポットとして有名な「いろは坂」ですが、この場所は累計発行部数5000万部近くも売り上げた大ヒット漫画「頭文字D(イニシャルD)」に登場した「聖地」としても崇められています。様々な峠を舞台に走り屋たちと壮絶な公道レースが繰り広げられる自動車漫画で、その作中に登場するランエボ軍団(三菱・ランサーエボリューション)として恐れられた走り屋集団「エンペラー」の本拠地として、ここ「いろは坂」が登場します。
漫画は2013年に発売した43巻を最後に終了してしまいましたが、いろは坂を含めた作中に登場した峠は、今もなお多くのファンが訪れるなど、車好きに多大な影響を与えています。
いろは坂は自然豊かなワイディング
いかがでしたでしょうか?「頭文字D」に登場するいろは坂は、漫画の登場シーンとして訪れるだけではなく、様々な観光名所が隣接する魅力的なスポットです。しかし、いろは坂を走行する際、漫画「頭文字D」の世界に真似て、非常に速いスピードで峠を攻めるドライバーも多く、問題になっています。
そのような行為は生命の危険を伴う非常に危険な行為であり、他の運転するドライバーにも非常に迷惑です。法定速度を守り、他の方々に迷惑とならないようくれぐれも安全運転を心がけてください。節度を守りながら、楽しいドライビングスポットとしてぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?