2019年06月23日 (更新:2022年07月20日)
広さだけじゃなく燃費も大事!?ミニバン実燃費ランキングTOP10【新車編】
広い車内空間に夢をいっぱい詰め込んだり、余裕のある乗車定員を確保する3列シートや実用的なスライドドアを装備するなど、快適なお出掛けが出来るミニバンというカテゴリーのクルマ。家族でのショッピングやレジャーなど幅広く活躍してくれるミニバンですが、実際に走ろうとすると必ずガソリンを使う事になってしまいますよね。車内の広さも大事ですが、ミニバン選びにおいては燃費を重視するユーザーさんも多いと聞いています。なので、今回は必ず参考にしていただきたいミニバン実燃費ランキングTOP10をご紹介していきたいと思います。
第1位 トヨタ シエンタ (ハイブリッド)
2015年に登場したコンパクトミニバンのシエンタ、驚異の実燃費で堂々の1位となりました!早速シエンタについて見ていきましょう。
驚異の実燃費 20.2km/L
国産ミニバンで唯一の20km/Lオーバー!車重はライバル車より約20kgほど軽く燃費性能に大きく貢献、マイナーチェンジ後のハイブリッドグレードではJC08モード走行燃費が1.6km/hも引き上げられた28.8km/Lとしたほか、平成30年度排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)を取得しています。
シエンタの特徴
5ナンバーサイズのコンパクトミニバンでとにかく運転がしやすいことが特徴。
サードシートはセカンドシートの下に収容が出来るのでレジャーシーンでも沢山の荷物を載せて走ることができます。長距離の走行でも程よい車内空間なので疲れにくく、最小回転半径が小さいので出先の細かい道もスイスイ走ることができます。
街中から長距離まで、まさに最適な一台ですね!
前方視界がとても広くなっているので、女性ユーザーさんも安心して運転することができます。低床だから車の乗り降りも簡単。人数が多い時でもスムーズな乗り降りが可能となっています。
実は筆者も乗っています
マイナーチェンジ前のモデルですが、筆者が毎日乗っているからこそわかるシエンタのここがイイ!という点を箇条書きで上げていきます。
- サードシートがセカンドシートの下に収納できるのは本当に便利!
- 身長が159cmの筆者でも前方視界が良いので歩行者や対向車を見渡せる!
- ステアリングチルトが全車標準装備なので楽な姿勢を作りやすい!
- 収納スペースが少ないように見えて意外と多い、6人乗りだともっと多い!
- 低床でスライドドアの開口が広いのは本当にイイ!雨の日でも子供が楽に乗り降りできる!
- フロントシートがウォークスルーなので車外に出ずに子供のケアができる!
正直、マイナーチェンジ後の「パワースライドドア予約ロック機能」や忘れ物防止の「リアシートリマインダー」は私のモデルから付けてて欲しかったです…。
スペック
発売日 | 2015年7月新車販売開始2018年9月マイナーチェンジ |
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ボディサイズ | 2015年7月〜全長 4,235mm全幅 1,695mm全高 1,675mm~1,695mm2018年9月〜全長 4,260mm全幅 1,695mm全高 1,675mm~1,695mm |
車両重量 | 2015年7月~1,310kg~1,380kg2018年9月~1,320kg~1,380kg |
乗車定員 | 5人/6人/7人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.5L直列4気筒ハイブリッドモデル:1.5L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)80kW[109PS]/6,000rpmエンジン(ガソリンモデル4WD)76kW[103PS]/6,000rpmエンジン(ハイブリッドモデル)54kW[74PS]/4,800rpmモーター:45kW[61PS]システム最高出力:73kW[100ps] |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)136N・m[13.9kgf・m]/4,400rpmエンジン(ガソリンモデル4WD)132N・m[13.5kgf・m]/4,400rpmエンジン(ハイブリッドモデル)111N・m[11.3kgf・m]/3,600-4,400rpmモーター:169N・m[17.2kgf・m] |
トランスミッション | ガソリンモデル:自動無段変速機(Super CVT-i)ハイブリッドモデル:電気式無段変速機 |
駆動方式 | FF,4WD(4WDはガソリン車のみ) |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:20.2km/Lハイブリッドモデル:28.8km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 177.7万~253.3万円 |
ライバル車 | ホンダ フリード |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★☆
実用性 :★★★★★
コスパ :★★★★★
第2位 トヨタ プリウスα
2011年に販売開始されたプリウスα、ハイブリッドカーの代名詞的な存在「プリウス」の5ドアステーションワゴンとなります。
スライドドアではありませんが、7人乗りという事でランキングに入っています。それでは、プリウスαについて見ていきましょう
実燃費 19.12km/L
実燃費は惜しくも20km/Lに届きませんでしたが、ライバル車に対して圧倒的な差を広げています。JC08モードでは26.2km/Lとシエンタに及ばないものの、車両重量を考慮するととても優秀です。
プリウスαの特徴
3ナンバーサイズのミニバンとして、一番の特徴はやはり、プリウス由来の「燃費」ではないでしょうか。
ハイブリッドカーとしての性能を最大限に引き出しつつも、ちょっとしたドライブから遠出までゆったりとした乗り心地を持っています。
スライドドアを装備していないので乗り降りに不便を感じてしまう事もあるようですが、その分他のミニバンと違いボディがハイトじゃないので走行安定性が高くなっています。
シートアレンジも多彩なのでゴルフバッグやサーフボードなど、長い荷物も楽に積むことができます。
天下一品の静粛性
乗り心地・走行性能ととても高性能に仕上げられているプリウスシリーズなのですが、忘れてはいけないのが圧倒的な静粛性です。非常に滑らかな運転を味わうことができ、信号待ちではアイドリングストップによってエンジンがかかりません。
スペック
発売日 | 2011年5月新車販売開始2014年11月マイナーチェンジ |
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ボディサイズ | 2011年5月~全長 4,615mm全幅 1,775mm全高 1,560mm~1,600mm2014年11月~全長 4,630mm~4,665mm全幅 1,775mm全高 1,560mm~1,575mm |
車両重量 | 2011年5月~1,450kg~1,500㎏2014年11月~1,450kg~1,490kg |
乗車定員 | 5人/7人 |
エンジン | ハイブリッドモデル:1.8L4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン:73kW[99PS]/5,200rpmモーター:60kW[82PS]システム最高出力:100kW[136ps] |
最大トルク | エンジン:142N・m[14.5kgf・m]/4,000rpmモーター:207N・m[21.1kgf・m] |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | FF |
JC08モード燃費 | 26.2km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 278.3万~301.7万円 |
ライバル車 | ホンダ ジェイドハイブリッド |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★★☆
コスパ :★★★★☆
第3位 ホンダ フリード (ハイブリッド)
ホンダが販売している『最高にちょうどいい』ミニバンのフリード。ハイブリッド戦線を見事に戦い抜き3位を獲得しました。
実燃費 17.71km/L
ホンダのミニバンでは最高位となる3位を獲得したフリード。
ライバルのシエンタには差を広げられてしまいましたが、トップ3にはしっかりとランクイン!
JC08モードでは25.2km/L~27.2km/Lと高めです。一番重たいグレードでは1,510kgもあるので実燃費は優秀ではないでしょうか?
フリードの特徴
「ちょうど良い」がたくさん詰ったコンパクトミニバンのフリードは、シエンタ同様運転しやすさと、後席まで眺めが良い居住スペースに特徴があります。
サードシートはシエンタと違い跳ね上げになっているので載積量は少々劣りますが、セカンドシートの操作をする必要が無いので多くの荷物を載せる時にはこちらの方が利便性は高いといえるでしょう。
シートアレンジも多彩で、シーンに応じてフラットスペースを確保できます。アウトドアが好きで車中泊ができると便利だと感じている方はフリード+という選択肢もあります。
フリード+の可能性
乗車定員は減ってしまいますが積載量が増え、全てのシートをアレンジすれば大人2人が並んでゆったりと過ごすことができます。テールゲートの開口部も広く低床フロアになっているので荷物の積み下ろしがとても楽に行えるのはとても魅力的です。
スペック
発売日 | 2016年9月新車販売開始 |
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ボディサイズ | 全長 4,265mm~4295mm全幅 1,695mm全高 1,710mm~1,735mm |
車両重量 | 1,340~1,510kg |
乗車定員 | 6人/7人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.5L直列4気筒ハイブリッドモデル:1.5L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)96kW[131PS]/6,600rpmエンジン(ハイブリッドモデル)81kW[110PS]/6,000rpmモーター:22kW[29.5PS]1,313~2,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpmエンジン(ハイブリッドモデル)134N・m[13.7kgf・m]/5000rpmモーター:160N・m[16.3kgf・m]/0-1,313rpm |
トランスミッション | ガソリンモデル:無段変速オートマチックハイブリッドモデル:7速DCT |
駆動方式 | FF,4WD |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:19.0km/Lハイブリッドモデル:26.6km/L~27.2km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 188.0万~249.6万円 |
ライバル車 | トヨタ シエンタ |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★☆
実用性 :★★★★☆
コスパ :★★★★★
第4位 日産 セレナ (e-POWER)
トップ3からは外れてしまいましたが3位のフリードに引けを取らない実燃費を発揮しているセレナ。ミニバンの歴史では最も長い歴史を持つセレナ、スペックなどを見ていきましょう。
実燃費 17.24km/L
車両重量が重いながらもフリードに引けを取らない17km/L台。JC08モードではやはりe-POWERが同車種内トップではあるがハイブリッドモデルでも16.6km/Lと決して低くはない数値。新車販売価格は抑えめとなっているので居住や積載などの実用面で勝負ができそうです。
セレナの特徴
ライバル車のトヨタ3兄弟やホンダステップワゴンよりも車内空間はやや広めでステップワゴンとは本当にイイ勝負をしています。運転アシスト機能として自動運転技術の「プロパイロット」も搭載されているので高速道路などの運転で非常に運転が楽になってくれます。
インパネも「スカイライン」クラスの上質な見栄えや質感で、車内空間ともバランスが取れているのでワンランク上のミニバンと思ってしまっても不思議はありません。
プロパイロットが新たな安全性を握る
運転をアシストしてくれるプロパイロット、他メーカーでも自動運転技術としてクルーズコントロールやセーフティーブレーキなど実用化がされていますが、停止保持機能やステアリング制御を停止から高速走行までの走行域で行えるというのは、やはり高速道路などでの安全運転や疲労防止につながってきますね。
スペック
発売日 | 2016年8月新車販売開始2018年3月e-POWER車販売開始 |
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ボディサイズ | 全長 4,690mm~4,810mm全幅 1,695mm~1,740mm全高 1,850mm~1,875mm |
車両重量 | 1,630~1,780kg |
乗車定員 | 7人/8人 |
エンジン | ガソリンモデル:2.0L直列4気筒ハイブリッドモデル:2.0L直列4気筒+モーターe-POWERモデル:1.2L直列3気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)110kW[150PS]/6,000rpmエンジン(ハイブリッドモデル)110kW[150PS]/6,000rpmモーター:1.9kW[2.6PS]e-POWER:駆動用モーター100kW[136ps]発動用エンジン62kW[84ps]/6,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)200N・m[20.4kgf・m]/4,400rpmエンジン(ハイブリッドモデル)200N・m[20.4kgf・m]/4,400rpmモーター:48N・m[4.9kgf・m]e-POWER:駆動用モーター320N・m[32.6kgf・m] 発動用エンジン103N・m[10.5kgf・m]/3,200~5,200rpm |
トランスミッション | ガソリンモデル:エクストロニックCVTハイブリッドモデル:エクストロニックCVTe-POWER:なし(モーター直結) |
駆動方式 | FF,4WD(4WDはe-POWER以外) |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:15.0km/Lハイブリッドモデル:16.6km/L~17.2km/Le-POWER:26.2km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 244.0万~382.1万円 |
ライバル車 | トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア ホンダ ステップワゴン |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★★★
コスパ :★★★☆☆
第5位 ホンダ ステップワゴン (ハイブリッド)
実燃費、ボディサイズ、車内空間どれを取っても日産セレナの正統派ライバルとなるステップワゴン。ハイブリッドモデルはライバル車にも採用されていますが、ダウンサイジングターボはステップワゴン唯一の強み。下から盛り上がるトルクは運転の楽しさを引き出してくれます。
実燃費 17.01km/L
ライバルセレナにあと一歩!とはいえVTECターボはホンダ車では初の試み、まだまだ可能性を残した状態でのJC08モード17.0km/L以上はさすがの一言。
ハイブリッドモデルのJC08モードではセレナe-POWERには劣ってしまうものの、トヨタの人気ミニバン3兄弟よりは少々優勢となっています。
ステップワゴンの特徴
ステップワゴンの特徴は国産で唯一サードシートを床下に格納できることではないでしょうか。サードシートを床下に格納することで荷室の容量はとても広くなり、ホンダ特有の低床設計で大きな荷物や重たい荷物の積み下ろしも楽々行えることです。
同クラスのミニバンとしては床が低いのでトップクラスの乗降性を誇っており、運転手だけでなく一緒にお出かけをする人にとっても非常に楽なものとなっています。
ターボならではの加速はゆとりを持たせる
街中から高速道路まで一番使いたい回転域で真価を発揮してくれるステップワゴンのターボエンジン。回転域が幅広いのでいざという時には心強い加速で交通の流れにゆったり乗ることができます。ターボモデルの排気量は1.5Lとなっているので、税金も安く抑えられるのは魅力ではないでしょうか。
スペック
発売日 | 2015年4月新車販売開始2017年9月マイナーチェンジ |
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ボディサイズ | 2015年4月〜全長 4,690mm~4,760mm全幅 1,695mm全高 1,825mm~1,855mm2017年9月〜全長 4,690mm~4,760mm全幅 1,695mm全高 1,825mm~1,855mm |
車両重量 | 2015年4月~1,630kg~1,790kg2017年9月~1,620kg~1,820kg |
乗車定員 | 7人/8人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.5L直列4気筒+ターボハイブリッドモデル:2.0L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)110kW[150PS]/5,500rpmエンジン(ハイブリッドモデル)107kW[145PS]/6,200rpmモーター:135kW[184PS]5,000~6,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)203N・m[20.7kgf・m]/1,600~5,000rpmエンジン(ハイブリッドモデル)175N・m[17.8kgf・m]/4,000rpmモーター:315N・m[32.1kgf・m]0~2,000rpm |
トランスミッション | ガソリンモデル:無段変速オートマチックハイブリッドモデル:電気式無段変速機 |
駆動方式 | FF,4WD(4WDはターボ車のみ) |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:15.4km/L~17.0km/Lハイブリッドモデル:25.0km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 245.5万~399.6万円 |
ライバル車 | トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア 日産 セレナ |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★★☆
コスパ :★★★☆☆
第6位 トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア (ハイブリッド)
街中で最も見かける機会が多いトヨタの人気ミドルサイズミニバン3兄弟。内装やエンジン、プラットフォームこそ同じ仕様となっていますが、外観のデザインはそれぞれ変更されており老若男女好みで選べことができるのはやはり大きな強みを持っています。
実燃費 16.79km/L(3台平均)
実燃費は16.79km/Lとライバル車に差をつけられてしまいましたが、ハイブリッドモデルでは他車の排気量よりも小さな1.8Lとなっており、税金の支払い額ではこの3兄弟に分があそうです。
ノア/ヴォクシー/エスクァイアの特徴
跳ね上げ式のサードシートは簡単操作で力いらず。女性ユーザーでも手軽にシートを収納できるので乗車状況によりラゲッジルームのアレンジができ使い勝手が高くなっています。
外観のデザインに優れ人気の一角を担っているので、いざ車を売却する場面になってしまったとしても査定評価額が下がりにくく次の車を購入する際に有利になるというメリットを持っています。
さすが人気車種、カスタムパーツが豊富
トヨタミドルサイズミニバン3兄弟、それぞれに外観の違いを持たされていますが先程記載した通り内装やエンジンなどは同一の仕様となっており多数のメーカーからカスタムパーツが販売されています。同一のパーツで済むということはメーカーとしてもコストが低く設定できるので安価でパーツを購入することができるということ。
カスタムしつつ家族でお出かけしたいユーザーさんには心踊るキャラクターとなっているのではないでしょうか。
スペック
発売日 | 2014年1月新車販売開始 (エスクァイアのみ2014年10月)2017年7月マイナーチェンジ(3車種同時) |
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ボディサイズ | 2014年4月〜 (エスクァイアのみ2014年10月)全長 4,695mm~4,795mm全幅 1,695mm~1,735mm全高 1,810mm~1,870mm2017年9月〜全長 4,695mm~4,795mm全幅 1,695mm~1,735mm全高 1,810mm~1,870mm |
車両重量 | 2014年1月~1,560kg~1,730kg2017年7月~1,570kg~1,730kg |
乗車定員 | 7人/8人 |
エンジン | ガソリンモデル:2.0L直列4気筒ハイブリッドモデル:1.8L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)112kW[152PS]/6,100rpmエンジン(ハイブリッドモデル)73kW[99PS]/5,200rpmモーター:60kW[82PS]システム最高出力:100kW[136ps] |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)193N・m[19.7kgf・m]/3,800rpmエンジン(ハイブリッドモデル)142N・m[14.5kgf・m]/4,000rpmモーター:207N・m[21.1kgf・m] |
トランスミッション | ガソリンモデル:自動無段変速機(Super CVT-i)ハイブリッドモデル:電気式無段変速機 |
駆動方式 | FF,4WD(4WDはガソリン車のみ) |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:14.8km/L~16.0km/Lハイブリッドモデル:23.8km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 250.9万~339.7万円 |
ライバル車 | ホンダ ステップワゴン 日産 セレナ |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★☆
実用性 :★★★★☆
コスパ :★★★★☆
第7位 フォルクスワーゲン トゥーラン
国産車が軒並み上位を奪取する中ディーゼル技術で欧州車トップに名乗りを上げたフォルクスワーゲン トゥーラン。ゴルフの派生車として登場したこの車種はゴルフの持つ大きな特徴である機能性を大幅に向上させています。
実燃費 16.63km/L
実燃費はトヨタ3兄弟に追従する16.63km/L。JC08モードでは20Km/Lには届かずでしたが、車重があるにも関わらずでこの数値というのはとても誇れる数値なのではないでしょうか。
トゥーランの特徴
トゥーランは欧州ならではの外観が一番の特徴ではないでしょうか。長いルーフを持ったスタイリッシュなプロポーションにシャープな印象を持たせるヘッドランプ、丸みの中にあるシンプルなプレスラインは見るものを惹きつける美しさがあります。
抜群の荷室容量も忘れてはならない
シートはサードシートまで備え7名乗車が可能となっています。サードシートをワンタッチでたたむことができ、5名乗車にした時の容量は917リットルと驚異の数値を実現しています。
同社のゴルフヴァリアントの通常容量は605リットル、最大で1620リットルとなっていますが、トゥーランの最大容量は1857リットルとなっています。
スペック
発売日 | 2015年6月新車販売開始 |
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ボディサイズ | 全長 4,535mm全幅 1,830mm全高 1,640mm~1,670mm |
車両重量 | 1,560kg~1,660kg |
乗車定員 | 7人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.4L直列4気筒ディーゼルモデル:2.0L直列4気筒+ターボ |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)110kW[150PS]/5,000~6,000rpmエンジン(ディーゼルモデル)110kW[150PS]/3,500~4,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)250N・m[25.5kgf・m]/1,500~3,500rpmエンジン(ディーゼルモデル)340N・m[34.7kgf・m]/1,750~4,000rpm |
トランスミッション | ガソリンモデル:7速DSGディーゼルモデル:6速DSG |
駆動方式 | FF |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:18.5km/Lディーゼルモデル:19.3km/L |
燃料 | レギュラー・ハイオク(無鉛プレミアム)/軽油 |
新車車両価格 | 293.9万~411.9万円 |
ライバル車 | シトロエン グランドC4 BMW 2シリーズ グランツアラー |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★☆☆
実用性 :★★★★★
コスパ :★★★☆☆
第8位 BMW 2シリーズ グランツアラー(ミニバン ディーゼル)
トゥーランに引き続きランクインした欧州車のBMW 2シリーズ グランツアラー。ボディが長いイメージを抱かれることが多い欧州ミニバンなのですが実はプリウスαよりも全長は短め。全幅は少し太めとなっていますが実は狭い場所でも取り回しがしやすいサイズです。
実燃費 16.20km/L
ディーゼルモデルのJC08モードではライバルのトゥーランよりも優勢ですが、ガソリンモデルの排気量差があるためトータルで見ると部が悪そうに見えてしまいます。しかし、ガソリンモデルもトヨタ3兄弟とあまり差がないのは面白いところですね。
2シリーズの特徴
2シリーズの特徴はやはりBMWらしい質感の高さとミニバンとして十分な室内空間ではないでしょうか。サードシートこそ2人乗りとなっていますが、5シーター+2シーターと使い分けをする事でストレスなく使うことができるのではないでしょうか。
FRじゃないからBMWじゃないはもう古い
走る歓びとしてFRにこだわっていたBMWでしたが、パフォーマンスコントロールという総合制御を設けることでFF車に起こりうるアンダーステアなどの癖を解消し快適なコーナリングを提供してくれます。
BMW MINIで培ってきた技術を生かし硬めにチューンドされた乗り心地は日本のユーザーが求めているものとは異なるものになっていますが、BMWの「駆け抜ける喜び」を求めるユーザーにとってはとても面白い存在なのではないでしょうか。
スペック
発売日 | 2015年6月新車販売開始 |
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ボディサイズ | 全長 4,585mm~4,590mm全幅 1,800mm全高 1,640mm |
車両重量 | 1,560kg~1,660kg |
乗車定員 | 7人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.5L直列3気筒+ターボ(日本未発売)ディーゼルモデル:2.0L直列4気筒+ターボガソリンモデル:2.0L直列4気筒 |
最高出力 | エンジン(1.5Lモデル)103kW[140PS]/4,600rpmエンジン(ディーゼルモデル)110kW[150PS]/4,000rpmエンジン(2.0Lモデル)141kW[192PS]/5,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)220N・m[22.4kgf・m]/1,480~4,200rpmエンジン(ディーゼルモデル)330N・m[33.7kgf・m]/1,750~2,750rpmエンジン(2.0Lモデル)280N・m[28.6kgf・m]/1,350~4,600rpm |
トランスミッション | 1.5Lモデル:6速ATディーゼルモデル:8速AT2.0Lモデル:8速AT(6速MTは全モデル日本未発売) |
駆動方式 | FF/4WD(ディーゼルモデルのみ) |
JC08モード燃費 | 1.5Lモデル:15.4km/L(日本未発売)ディーゼルモデル:21.3km/L2.0Lモデル:15.5km/L |
燃料 | レギュラー/軽油 |
新車車両価格 | 413.0万~518.0万円 |
ライバル車 | シトロエン グランドC4 フォルクスワーゲン トゥーラン |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★☆☆
コスパ :★★★☆☆
第9位 ホンダ オデッセイ (ハイブリッド)
今回のランキングで最も車格が大きいホンダ オデッセイ、いつの時代もセダンのような高級感とスポーティーさを売りにしたラグジュアリー系ミニバンとして人気が高い車種です
実燃費 16.04km/L
重量級の車体に対して実燃費は堂々のトップ10入り、ハイブリッドモデルでのJC08モードは26.0Km/Lと実はステップワゴンよりも上で、ボディの形状からするとやはり走行抵抗値の差ではオデッセイに分があるでしょうか。しかし、実燃費では少々劣ってしまったため9位となってしまいました。
オデッセイの特徴
オデッセイの特徴と言うよりはもうホンダの特徴でしょうか、例に漏れず低床設計が採用されているので乗り降りがしやすくミニバンでありながらもスポーティーな走りをしてくれる車です。
プレミアムなセカンドシート
オデッセイには7人乗りと8人乗りの設定がありますが、7人乗りのモデルではセカンドシートが独立したキャプテンシートとなっています。このシートの作りはとても上品かつ機能的で、大型のヘッドレストや内蔵式オットマン、背もたれの中折れ機能などを備えておりあたかもファーストクラスを彷彿とさせるような快適さを持っています。
スペック
発売日 | 2013年11月新車販売開始2017年11月マイナーチェンジ |
---|---|
ボディサイズ | 全長 4,830mm全幅 1,800mm~1,820mm全高 1,685mm~1,715mm |
車両重量 | 1,700kg~1,900kg |
乗車定員 | 7人/8人 |
エンジン | ガソリンモデル:2.4L直列気筒ガソリンモデル:2.4L直列4気筒+直噴ハイブリッドモデル:2.0L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)129kW[175PS]/6,200rpmエンジン(ガソリン直噴モデル)140kW[190PS]/6,400rpmエンジン(ハイブリッドモデル)107kW[145PS]/6,200rpmモーター:135kW[184PS]5,000~6,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)225N・m[23.0kgf・m]/4,000rpmエンジン(ガソリン直噴モデル)237N・m[24.2kgf・m]/4,000rpmエンジン(ハイブリッドモデル)175N・m[17.8kgf・m]/4,000rpmモーター:315N・m[32.1kgf・m]0~2,000rpm |
トランスミッション | ガソリンモデルハイブリッドモデル |
駆動方式 | FF/4WD |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:12.6km/Lガソリンモデル:13.6km/Lハイブリッドモデル:26.0km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 298.0万~415.0万円 |
ライバル車 | トヨタ エスティマ アルファード ヴェルファイア |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★★☆
コスパ :★★☆☆☆
第10位 ホンダ ジェイド (ハイブリッド)
3列シート6人乗りモデルのあるステーションワゴンのホンダ ジェイド、プリウスαと同じ理由でミニバンランキングに登場。ロールーフでスポーティーな走りを可能にした楽しい車となっています。
実燃費 13.20km/L
実燃費競争はライバルのプリウスαと大きな差がついてしまいましたが、ハイブリッドモデルのJC08モードを見ると実は極端な差がありません。ガソリンモデルが足を引っ張ったと言われたくないので弁解しますが、ガソリンモデルにはターボが組み合わされており動力性能が非常に高く、他社にはないスポーティーミニバンとしてとても人気があります。
ジェイドの特徴
初代オデッセイやストリームのような省スペースのミニバン。今となっては非常に貴重で、荷室容量や乗車定員を求めるユーザーが増えてしまった中でも真剣にスポーティミニバンを考え続けている特別な車となっています。
小排気量でも引けを取らない2種類のパワーユニット
ジェイドのパワーユニットは小排気量にも関わらずモーターの恩恵を受け低速から効いてくれるハイブリッドシステムと、ステップワゴンでも採用されたVTECターボで2.0L並みのトルクを発生させる2種類。余裕のあるトルクはやはり街乗りが楽になってくれます。
スペック
発売日 | 2015年2月新車販売開始2018年5月マイナーチェンジ |
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ボディサイズ | 2015年2月〜全長 4,650mm全幅 1,775mm全高 1,530mm2018年5月〜全長 4,660mm全幅 1,775mm全高 1,530mm~1,540mm |
車両重量 | 2015年4月~1,510kg~1,530kg2017年9月~1,430kg~1,520kg |
乗車定員 | 5人/6人 |
エンジン | ガソリンモデル:1.5L直列4気筒+ターボハイブリッドモデル:1.5L直列4気筒+モーター |
最高出力 | エンジン(ガソリンモデル)110kW[150PS]/5,500rpmエンジン(ハイブリッドモデル)96kW[131PS]/6,600rpmモーター:22kW[29.5PS]1,313~2,000rpm |
最大トルク | エンジン(ガソリンモデル)203N・m[20.7kgf・m]/1,600~5,000rpmエンジン(ハイブリッドモデル)155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpmモーター:160N・m[16.3kgf・m]0~1,313rpm |
トランスミッション | ガソリンモデル:無段変速オートマチックハイブリッドモデル:7速DCT |
駆動方式 | FF |
JC08モード燃費 | ガソリンモデル:17.6km/L~18.0km/Lハイブリッドモデル:24.2km/L |
燃料 | レギュラー |
新車車両価格 | 239.8万~308.8万円 |
ライバル車 | トヨタ プリウスα |
独断と偏見!?おススメ度は?
走り :★★★★★
実用性 :★★★☆☆
コスパ :★★★☆☆
まとめ
今回はミニバンの実燃費をランキングしてみましたがいかがだったでしょうか?ステーションワゴンが入ったこともあり異種格闘技に近くなってしまいがちでしたが、3列シートという点ではやはりミニバン。どの車種にも魅力がありますので購入される際はその車の特徴なども考慮していただけると、車ともっと深い付き合いができるかもしれませんね。