ピンククラウンを購入するにはいくらくらい必要なのか

2019年06月12日

ピンククラウンを購入するにはいくらくらい必要なのか

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210系クラウンの中で最も貴重なモデルといえば、やはりピンククラウンが思い浮かびます。ピンククラウンとはトヨタが1ヶ月間限定で受注を行った特別仕様車のこと。その名の通り、ショッキングピンクのボディカラーを採用しています。賛否両論あるボディカラーではありますが、その個性的かつ鮮やかな色合いの虜になる人は少なくありません。今回はそんなピンククラウンの基本情報と、ピンククラウンの中古車市場での価格相場をご紹介します。

ピンククラウンの基本情報

2012年から2018年にかけて製造及び販売が行われていた210系クラウン(14代目モデル)。全体的なエクステリアデザインは、先代モデルである200系クラウンのキープコンセプトとしつつも、迫力のあるフロントマスクを採用して話題となりました。

クラウン本来の上質さを追求したロイヤルサルーンはクラウン(王冠)を意識したフロントグリルを、 スポーティーさを高めたアスリートはスピード感を表現したイナズマ形状のフロントグリルを採用しています。どちらにせよ、従来のクラウンとはかけ離れた顔つきです。

発表当初は賛否両論ありましたが、最終的にはメインターゲット層から受け入れられ、現行モデルの220系クラウン(15代目モデル)では210系クラウンのフロントマスクを正当進化させたデザインが採用されています。210系クラウンといえば、お披露目の場で登場したピンク色のクラウンが記憶に新しいですよね。

鮮やかなショッキングピンクを纏ったクラウンは、発表会限定のショーモデルかと思いきや、実際に特別仕様車として発売されました。今回はそんなピンククラウンがどんな車なのか、その詳細に迫ってみたいと思います。

特長

ピンククラウンの正式名称は「アスリート G"ReBORN PINK"」・「アスリート G i-Four"ReBORN PINK"」です。特別仕様車として登場した2種類のピンククラウンは、正式名称の通り、「アスリート G」、フルタイムハイブリッド4WDの「アスリート G i-Four」を ベースにしています。

最大の特徴は見てわかる通り、鮮やかなショッキングピンクのボディカラーを採用しているところです。強烈な個性を放つこのボディカラーは「モモタロウ」と名付けられました。ピンククラウンだけのために新開発された特別設定色です。

テリー伊藤氏がコーディネート

ピンククラウンの特徴は「モモタロウ」だけではありません。実はピンククラウンの内装には演出家のテリー伊藤氏がカラーコーディネートを手がけています。ホワイトを基調としていて、内装のいたるところに散りばめられたピンクのアクセントがおしゃれです。

1ヶ月間の限定販売であったピンククラウンは約650台の受注がありました。約9割以上の受注が「アスリート G"ReBORN PINK"」で、「アスリート G i-Four"ReBORN PINK"」の受注はわずか40台程度だったようです。

グレード・価格

ピンククラウンに設定されていたグレードは、上記でお伝えした「アスリート G"ReBORN PINK"」・「アスリート G i-Four"ReBORN PINK"」の2種類。ボディカラーやインテリアに違いはありますが、装備などは標準の「アスリート G」・「アスリート G i-Four」と変わりありません。

「アスリート G」はTHS IIを搭載したハイブリッド車で、駆動方式は2WD(FR)となっています。「アスリート G i-Four」は2.5L V型6気筒エンジンを搭載したガソリン車で、駆動方式は4WDです。「アスリート G」の価格は600万円、「アスリート G i-Four」の価格は570万円となっています。

スペック

続いてピンククラウンのスペックについて紹介します。

特別感満載のピンククラウンですが、位置づけとしてはあくまでも特別仕様車であって、スペック自体は標準の210系クラウンと変わりありません。

エンジン 2.5L V型6気筒DOHC
駆動方式 4WD
最高出力(PS/rpm) 215/6,400
最大トルク(kgm/rpm) 26.5/3,800
トランスミッション 6速AT
全長×全幅×全高(mm) 4,870×1,795×1,485
車両重量(kg) 1,690

上記のスペックは「アスリートG i-Four」の数値です。エンジンは2.5L V型6気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は215馬力、最大トルクは26.5kgmとなっています。必要十分の数値ではありますが、やや非力さを感じることもあるでしょう。

駆動方式は上記でもお伝えした通り、4WDです。「アスリート G」はTHSIIを搭載したハイブリッド車のためトランスミッションにはCVTを採用していますが、「アスリート G i-Four」は6速AT(6 Super ECT)を 採用しています。

ボディサイズ、車両重量に関しても標準の210系クラウンと大きな差はありません。日本を代表する高級セダンではありますが、日本の道路事情を考慮して比較的コンパクトな全幅に設計されています。車両重量もミドルサイズセダンとしては標準的です。

ピンククラウンの中古車相場

最後にピンククラウンの中古市場での価格相場をご紹介します。約650台の受注ということで中古車市場に出回っている数が少なく、貴重なクラウンとなっているピンククラウンですが、その価格相場はどのようになっているのでしょうか。

大手中古車検索サイトのカーセンサーとグーネットで、ピンククラウンの中古車市場相場を調査してみました。カーセンサーには8台のピンククラウンが掲載されています。その価格相場は190万円~370万円と、意外にもプレミア価格はついていません。

グーネットには7台のピンククラウンが掲載されていました。その価格相場は190万円~500万円程度と、やや価格設定が高い車両も見受けられます。どちらのサイトも新車同然のピンククラウンは応談と、正確な価格は設定されていないようです。

標準の210系クラウンと比べるとやや割高な印象のあるピンククラウン。とはいえ、受注台数がたったの650台であったことを考えると、全体的にリーズナブルな価格で販売されていることがわかりました。 個性的なクラウンを求めている人はまさにうってつけのモデルです。

まとめ

今回は210系クラウンの中で最も貴重な特別仕様車である「アスリート G"ReBORN PINK"」・「アスリート G i-Four"ReBORN PINK"」、通称ピンククラウンについて紹介しました。ごくまれに街中で見かけることのあるピンククラウンですが、220系クラウンが登場した現在でもその注目度は抜群です。

人によっては派手すぎるという意見があるかもしれませんが、実際にその目で見てみると、意外にもクラウンとショッキングピンクがマッチしていることがわかります。国産車としては異例の特別感に酔いしれることができるはずです。

650台の限定モデルということで、なかなか目にする機会や入手する機会には恵まれないと思います。しかし、中古車市場では全体的に状態の良い車両が流通しているため、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。