知っていると自慢できる⁉日本ではあまり知られていない外車のエンブレムマークを紹介

2019年05月29日 (更新:2019年05月29日)

知っていると自慢できる⁉日本ではあまり知られていない外車のエンブレムマークを紹介

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自動車メーカーの数は本当に膨大です。国内だけでも10社存在していて、海外の自動車メーカーを含めるとその数は100社を優に超えます。車好きであっても、そのすべてを把握している人はそう多くありません。今回はそんな自動車メーカーの中で、日本ではあまり知られていない欧州車ブランドのロゴを紹介していきたいと思います。

ドイツ車のちょっと珍しいエンブレム

BRABUS(ブラバス)

BRABUS(ブラバス)はドイツを代表する自動車メーカーのひとつであるメルセデス・ベンツの車種を中心にチューニングを手がけているブランドです。

メルセデス・ベンツの車種にカスタムを加えた、いわゆるコンプリートカーと称されるモデルを販売しています。

BRABUSのロゴはアルファベット表記の頭文字である「B」を円で囲んだシンプルなデザインです。BRABUSがチューニングを手掛けた車は、メルセデス・ベンツのエンブレムがBRABUSのロゴへと差し替えられます。

ALPINA(アルピナ)

走りを重視したマシンの開発を得意とするBMWのチューニングブランドといえば「M」が最も有名だと思います。しかし、BMWのチューニングを手がけているブランドは 「M」だけではありません。

ALPINA(アルピナ)もBMW本社から公認されているチューニングブランドのひとつです。BMW車をベースにチューニングや内外装のカスタムを加えた独自モデルの販売を行なっています。

ALPINAのロゴには、情熱を意味する赤、知性や高い志を意味する青の2色が用いられており、その上にはエアファンネルとクランクシャフトが配置。当時のチューニングの象徴を用いることでチューニングブランドであることを強調しています。

smart(スマート)

欧州最大の自動車メーカーであるダイムラーが展開している自動車ブランドは、メルセデス・ベンツだけではありません。以前よりも小型車の需要が高まりつつある昨今、急速に業績を伸ばしている小型車専門の自動車ブランドがsmart(スマート)です。

創業当時のパートナーであったスウォッチの「S」とメルセデス・ベンツの「M」、そして芸術を意味する「art」を組み合わせることで、「smart」という名称になっています。

smartのロゴはタイヤとステアリングホイールを意味するサークルと、これからの方向性を示す矢印を組み合わせることで、smart車の先進性を表現しているそうです。

OPEL(オペル)

2000年以前は日本でもその名を馳せていたOPEL(オペル)。日本市場から撤退したあとは世界最大の自動車メーカーであるGM(ゼネラルモーターズ)の欧州ブランドとして展開されていましたが、2017年以降はグループ・PSAの傘下に収まっています。

グループ・PSAはプジョーやシトロエンをはじめとするフランスの多国籍企業です。 オペルはイナズマをイメージした「Z」とサークルを組み合わせたロゴデザインを採用していて、社内のチームワークと結束を表現しています。

BORGWARD(ボルクヴァルト)

引用元:https://www.borgward.com/models/bx7_ts/#/?color=6

BORGWARD(ボルクヴァルト)は1920年から1961年にかけて、ドイツのブレーメンに拠点を置いていた自動車ブランドです。1961年に経営破綻して約40年の歴史に終止符を打ちましたが、2015年に中国資本の支援のもと、54年ぶりにブランドを再始動しました。

それに伴い、ロゴデザインも大幅に刷新。旧BORGWARDのロゴはひし形の中に赤と白を線対称に配置したデザインでしたが、新BORGWARDのロゴは白の部分を空白にして赤の部分に三角模様を取り入れています。先進性を強調したデザインです。

伝統を体現するイギリス車のエンブレム

ASTON MARTIN(アストンマーティン)

ASTON MARTIN(アストンマーティン)はイギリスの高級スポーツカーブランドとして高い知名度を誇っています。

正式な社名は「Aston Martin Lagonda Limited(アストンマーティン・ラゴンダ)」というそうです。モータースポーツでの活躍によって日本でも人気を博している自動車ブランドです。

ASTON MARTINのロゴは鳥が翼を広げているようなデザインですが、実は鳥ではなく、コガネムシの仲間であるスカラベの羽をモチーフにしています。スカラベの羽の中央には「ASTON MARTIN」の文字がシンプルに表記されています。

LOTUS Cars(ロータス・カーズ)

LOTUS Cars(ロータス・カーズ)は中国の吉利汽車(ジーリー)傘下のスポーツカーブランドです。中国自動車メーカーの傘下ではありますが、拠点はイギリスで、ライトウェイトスポーツカーを多数製造しています。

日本でも人気が高いスポーツカーブランドのひとつです。

そもそもLOTUS Carsの「ロータス」は蓮を意味していて、ロゴに関しても蓮をモチーフにしたデザインを採用しています。ロゴ中央のマークはLOTUS Carsの創業者の頭文字を組み合わせたマークなのだそうです。

McLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)

F1などモータースポーツで活躍するマクラーレングループのロードカー部門として設立されたMcLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)

McLaren Automotiveの前身にあたるMcLaren Cars(マクラーレン・カーズ)は1990年に設立されました。

マクラーレングループのロゴは世界最大のタバコ会社であるフィリップ・モリスから譲渡されたもの。その後、マクラーレンに所属するデザインチームが改良を重ねて現在のロゴデザインに発展しています。

レーシングカーのスピード感をイメージしたロゴデザインです。

CATERHAM Cars(ケータハム・カーズ)

CATERHAM Cars(ケータハム・カーズ)はイギリスのスポーツカーブランドです。ロータス・カーズからロータス・セブン生産権を引き継ぎ、ケータハム・セブンシリーズの製造および販売を手がけています。

今回紹介しているイギリスの自動車ブランドとしては最も小規模な会社です。CATERHAM Carsのロゴといえばケータハム・セブンシリーズのフロントグリルに配置されている「7」のイメージが強いですよね。

それ自体はケータハム・セブンシリーズのロゴであって、CATERHAM Carsのロゴはイギリスの国旗をモチーフにしたグリーンのデザインを採用しています。

Rover(ローバー)

かつて存在したイギリスの自動車メーカーであるRover(ローバー)。Roverは1901年から2005年まで存在していましたが、それ以降は残念ながら消滅してしまいました。

しかし、Roverを代表する世界的なモデルであるMiniはBMW傘下に収まる形で存続しています。

Roverのロゴは大航海時代に力強く航海した究極のローバー(彷徨者)といえる、バイキング船をモチーフにしたデザインが描かれています。形状は縦に長い長方形で、自動車ブランドのロゴの中では比較的珍しい部類に入るでしょう。

おしゃれ自慢!フランス車の珍しいエンブレムは?

CITORËN(シトロエン)

フランスを代表する大手自動車メーカーであるCITORËN(シトロエン)。現在はグループ・PSA(プジョー、シエトロン、DS、オペル、ボクスホールの多国籍企業)に属する自動車メーカーのひとつですが、他社よりも早く前輪駆動車を採用するなど、高い技術と先見の明が備わった人気自動車ブランドです。

CITORËNのロゴは、山が2つ重なっているかのような個性的なデザインを採用していますが、もともとCITORËNはV字形状の溝を持つ歯車(ヘリカルギヤ)を製造していました。

ヘリカルギヤの製造で会社の基礎を築いたことから、ヘリカルギヤをモチーフとした「ダブル・シェブロン」と呼ばれるロゴが誕生しています。

DS Automobiles(ディーエス)

引用元:https://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds-7-crossback/exterior/

DS Automobiles(ディーエス)はシトロエンの高級車部門として発足したブランドです。2015年にはシトロエンから独立して単独のブランドになりました。

DSというブランド名はシトロエン車が普及するきっかけを作った「DS」に由来していると考えられていますが、「Different Spirit」もしくは「Distinctive Series」の略称ともいわれています。

DS Automobilesのロゴは、シトロエンの「ダブル・シェブロン」に代わり「DS」をモチーフにした専用デザインです。

ALPINE(アルピーヌ)

ALPINE(アルピーヌ)は1956年に設立された自動車ブランドです。1973年以後はルノーの100%子会社として存続していましたが、2012年以降はケータハム・カーズと業務提携。

2013年に「オートモビル・アルピーヌ・ケータハム」が設立されましたが、その1年後にはケータハム・カーズとの業務提携を解消して再びルノーの傘下に収まります。紆余曲折ありましたが、ついに念願の新型車である「A110」が発売となりました。

そんなALPINEのロゴは頭文字の「A」を模したデザインとなっています。ライトウェイトスポーツカーのA110を印象付けるかのように、スタイリッシュさと軽快さを感じさせるロゴデザインです。

イタリア車のちょっと珍しいエンブレム

MASERATI(マセラティ)

MASERATI(マセラティ)は1914年に設立された高級スポーツカーブランドです。1993年以降はフィアットクライスラーオートモービルズの参加に収まり、同じく参加のアルファロメオと共に高級車部門を担当しています。

MASERATIのロゴは三又の矛(トライデント)です。なぜMASERATIはトライデントモチーフにしたデザインを採用しているのかというと、MASERATIのゆかりの地であるボローニャのシンボルのひとつ、ネプチューン像がトライデントを手にしているから。

また、三又の矛は創業に関わったマセラティ三兄弟の結束を表す意味合いもあるそうです。

LANCIA(ランチア)

イタリアのトリノに拠点を置く自動車メーカーのLANCIA(ランチア)。LANCIAの設立は1906年で、当時のイタリアはフィアットが自動車市場を占有していました。そのため、LANCIAはフィアットと競合しないスポーツカーなどの高性能車を中心に開発。

モノコックボディやV型エンジン、5速トランスミッションなど、現在の車には当たり前の部品やシステムを世界で初めて量産車に採用したメーカーとして有名です。LANCIAはイタリア語で槍という意味があります。

そのためLANCIAは槍と旗、盾をモチーフにしたロゴデザインを採用していました。現在では元々のロゴをよりシンプルにしたデザインを採用しています。

De TOMASO(デ・トマソ)

引用元:https://detomasodc.co.uk/guara

De TOMASO(デ・トマソ)は1959年にデトマソアウトモビリとしてイタリアに設立された自動車メーカーです。創業者のアレハンドロデトマソが2003年に他界したことで、デトマソアウトモビリは2004年に解散となりました。

ところが、2009年にイタリアの実業家がDe TOMASOの商標権を取得。2011年に開催されたジュネーブモーターショーで「De TOMASO」ブランドの新型車が発表されています。近年ではDe TOMASOを代表する名車「パンテーラ」が復活の兆しを見せているとのこと。

De TOMASOのロゴはアレハンドロデトマソの生まれ故郷であるアルゼンチンの国旗をモチーフにした青と白のデザインを採用。国旗カラーを背景に古代エジプトの女神を表す象形文字が組み合わされた個性的なロゴデザインに仕上がっています。

まとめ

今回は日本であまり知られていない自動車メーカーのロゴを紹介しました。自動車メーカーの数は皆さんが考えているよりも膨大で、今回は欧州車を中心にピックアップしています。

長年車を趣味にしている人なら、知っているブランドがあるかもしれません。国内の自動車メーカーは比較的シンプルで、アルファベットを用いたロゴが多いです。

しかし、欧州ブランドは神話や国旗などをモチーフにした個性的なロゴばかりということがわかりました。