日産のマーク・ロゴの由来や意味を紹介!独自のエンブレムを持った車種も!

2019年05月14日

日産のマーク・ロゴの由来や意味を紹介!独自のエンブレムを持った車種も!

labelエンブレム

日産のロゴはどうして作られたか気になったことはありませんか。また、日産の車種のなかには、メーカーだけでなくその車独自のエンブレムが与えられたものもあります。本記事では日産のマークに隠された背景を紹介し、同メーカーの独自のエンブレムを持った車種についても解説します。

日産のマーク・ロゴってどんな意味があるの?

日産のマーク・ロゴに隠された意味や由来を、メーカーの歴史を通して考察すると伴に、日産の高級車部門として北米をターゲットに展開しているインフィニティのマーク・ロゴの由来も紹介します。

日産の歴史

1914年、日本初の純国産自動車が誕生しました。その名もDAT号。製造元の快進社へ出資していた田・青山・竹内のイニシャルを組み合わせた名前で、脱兎(だっと)の意味も込められていた。

その後合併や資本移動を繰り返し、1934年に現在の社名となる日産自動車が誕生します。日産はこのとき100%出資した会社名「日本産業」の略でした。

そして戦後の1966年、ついにプリンス自動車と合併します。現在の日産の看板車種であるスカイラインやグロリアはもともとプリンスの車でした。1983年にはダットサンブランドを廃止し、日産ブランドでの商品展開を本格化させ、1989年には北米向けの高級車部門「インフィニティ」をスタートさせます。1999年にルノーの傘下企業になりました。

現在はGT-R、エクストレイル、シーマなど長年愛されている自動車に加え、リーフやe-powerシリーズなど電気技術にも積極的に取り組んでいます。

マーク・ロゴの由来や意味

日産のマークはご存知の通り丸い枠の中央に長方形を通し、そのなかに「NISSAN」という文字をあしらったシンプルなものです。円は天に昇る朝日 (旭日昇天) を示しており、中央を貫く帯は「至誠」や「誠実」を示し、思いを貫けば道は開けるというメッセージを表しています。

元々ダットサンブランドを展開していたときは、赤い丸に「DATSUN」と書かれた大きな青い帯を重ねたロゴでしたが、廃止とともに文字が「NISSAN」に差し替えられ、1990年にカラーリングをシルバーに統一したうえで、丸の部分は枠状になりました。

現在のロゴは複数回の小変更ののち2001年から使われ続けています。

インフィニティのマーク・ロゴの由来や意味

インフィニティは楕円形を基本としつつ、下部分が内側に尖るという独特なマークになっています。しかし本来の無限を意味する「∞」とは違います。

実際のインフィニティのエンブレムは富士山を意識したものです。富士山を無限の彼方の行き先に見立て、下部分に山形を設けました。

独自のエンブレムを持つ車種を紹介!

日産の車種によっては、オリジナルのエンブレムを持つものがあります。代表例となる4つの車種を紹介します。

セドリック

セドリックは1960年に発売され、2004年まで生産されたセダンです。日産初のモノコックボディ車として誕生し、兄弟車のグロリアとともに高級セダンとして親しまれてきました。

セドリックのエンブレムは、2つのL字型を互い違いに重ね合わせたような形です。これは、後述のグロリアのエンブレムを変形させたもので、セドリックのものを横に見るとグロリアのエンブレムと似ています。

グロリア

グロリアは1959年に誕生し、2004年まで新車販売された高級セダンで、セドリックの兄弟車です。

グロリアのエンブレムは十字に見えますが、これは羽を広げた鶴をモチーフにしたものです。「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、鶴はおめでたい鳥の象徴で、幸福な祭事を祝うとともに、おめでたい人たちの長生きを願うために語られます。

グロリアが発売される1959年には、現在の天皇陛下にあたる皇太子明仁親王と現在の皇后陛下である正田美智子さまがご成婚されました。

日本にとっておめでたい出来事の同年に発売されることから、おめでたい鳥の象徴である鶴のエンブレムがグロリアに採用されたのでしょう。

シーマ

シーマは1988年に発売された高級セダンです。日産の現行車種のなかでは最高級に位置づけられています。

シーマのエンブレムは何かめでたいものが扇状に広がるようなデザインですが、これはアカンサスの葉をイメージしたものです。

アカンサスはアフリカ北西部やヨーロッパ南部を原産とする花で、花言葉は「芸術」「技巧」です。

アカンサスのエンブレムは2012年の5代目へのフルモデルチェンジを機に標準装備では廃止されましたが、オプションで取り付けてもらえます。

シルビア

日産・シルビアは1965年~1968年に初代が発売され、1975年に復活し2002年まで新車販売されていたノッチバッククーペです。3代目から4代目にはハッチバック型も登場していました。

シルビア専用のエンブレムは車名イニシャルの「S」が図案化されたものです。雷のようにも見える刺激的なデザインです。

GT-R

日産・GT-Rは「スカイライン2000GT-R」として1969年に発売されたスポーツカーです。1989年には「スカイラインGT-R」、2002年に一旦発売終了したあと2007年の復活を機に「GT-R」として再始動しました。

生産が途切れた時期もありましたが、「フェアレディZ」とともに日産、ひいては日本を代表するスポーツカーとして長年愛されています。

GT-Rのフロントグリルには、シンプルにシルバーの「GT」とレッドの「R」を重ねたものになっており、「R」の方が大きめに示されています。この形になったのは1973年から発売されたいわゆる「ケンメリGT-R」からです。

排ガス規制による方針転換でGT-R専用エンブレムは一時封印されますが、1989年発売のR32で復活し、複数回のマイナーチェンジを重ねています。

まとめ

日産のエンブレムは、丸に帯を貫いたデザインで、初志貫徹の精神を象徴しています。これは元々戦後から1980年代前半まで展開していたダットサンブランドから受け継いだものです。

日産はセドリック、グロリア、シルビアなど、一部車種には専用エンブレムを与えており、それぞれの車種に対する強いこだわりもアピールしてきました。本記事で専用エンブレムを紹介した4車種は、現在は新車発売されていないものもありますが、どれも長きにわたり自動車業界を盛り上げており、日産からの強い愛情が感じられます。

車に刻まれるエンブレムには、メーカーの想いが反映されているのです。