2019年05月05日 (更新:2021年01月29日)
86をさらにパワーアップ!初心者チューニング方法を紹介!
SUBARUとの共同開発により誕生した86(ハチロク)はノーマルでもクオリティが高く、走る歓びを教えてくれるクルマ。ですが、86はチューニングやカスタマイズをしてこそ完成するといっても過言ではありません。そこで今回は、初心者にもおススメのチューニングパーツをご紹介します。
86ってどんな車?
86は、2012年にトヨタとスバルの共同開発により生まれた、FRレイアウトの小型スポーツカーです。同じエンジンを搭載する兄弟車としてスバル「BRZ」がおり、〝自分だけの1台を楽しみながら育てる〟スポーツカーであるようにと願いを込めて「86」と命名されました。
操作性と機能性が徹底して追及されており、どこをとってもムダのない洗練された仕上がりになっているのが86というクルマです。
現行モデルの基本となるスペックは以下の通り。
- 全長:4,240mm
- 全高:1,320mm
- 全幅:1,775mm
- ホイールベース:2,570mm
- 車両重量:1,210-1,270kg
- 駆動方式:後輪駆動
- 変速機:6速MT/6速AT(6-Speed SPDS)
また、エンジンスペックはMT車とAT車でわずかに違いがあります。
スペック | MT車 | AT車 |
---|---|---|
最高出力 | 152kW (207PS)/7,000rpm | 147kW (200PS)/7,000rpm |
最大トルク | 212N・m (21.6kgf・m)/6,400-6,800rpm | 205N・m (20.9kgf・m)/6,400-6,600rpm |
エンジン形式は、BR-Zと同じくFA20型 水平対向4気筒直噴DOHCエンジンを搭載し、総排気量は1,998ccとなっています。
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式コイルスプリング、リアにダブルウィッシュボーン式コイルスプリングを装備。超低重心のパッケージにより、ドライバーの意のままに駆動する足回りを備えています。さらに、ブレーキはフロントこそ全グレードでベンチレーテッドディスクブレーキを装備していますが、リアはグレードによりディスクブレーキかベンチレーテッドディスクブレーキを備え、制動力にも隙はありません。
足回りのチューニング
まずは、チューニングの定番である足回りのチューニングパーツを紹介します。特に、サスペンションの変更は乗り心地に変化をもたらし、クルマの挙動自体にも大きく関わってきます。
HKS『HIPERMAX MAX IV GT』
多くのチューニングパーツを開発・販売しながら、レースなどにも参加しているチューナーとしても名高いHKSのサスペンションキットです。
86が持つ本来の走行性を更に磨き上げるためのセッティングが施されており、スポーツ走行と街乗りでの乗り心地を高次元で両立させています。
30段階の減衰力調整が可能であり、最終的な調整もオーナーの好みに仕上げることが出来るようになっています。価格は194,400円。
BLITZ 『DAMPER ZZ-R』
チューニングメーカー・BLITZのサスペンションキットは、172,800円というリーズナブルな価格で初心者にはピッタリです。
単筒式採用の全長調整式サスペンションであり、各部の素材にアルミを使用することで軽量化にも成功しています。
カートリッジ先出しにより、オーバーホールにも対応。メンテナンスのしやすさもおススメの理由です。
排気系のチューニング
排気系チューニングを行う一番のメリットは、エンジンパワーのアップが大前提。しかし、それだけではありません。排気系チューニングをして得られるのは、アクセルを踏み込んだ時に聞こえる計算されたエグゾーストノートです。それはドライバーに感動と心地よい興奮を与えてくれます。
柿本改『Class KR』
マフラー界の大御所・柿本改が開発した86用マフラー『Class KR』は、リアピースのみでも販売しているため、初心者にも手ごろな価格で購入ができます。テール部が焼き付けチタンになっており、一目で〝イジっている〟感が出せるのも魅力です。
ECUでチューニング
ECUチューニングをすることで、エレクトロニクスによるエンジン制御を最適化し、燃料噴射量や点火タイミングを調整することが出来ます。エンジンのパワーを更に引き上げることができるので、足回りや排気系をチューンアップした仕上げとして是非行いたいチューニングです。
HKS 『Flash Editor』
チューンされた86のエンジンをベストなバランスでセッティングすることができ、まさにオーナーの思いのままの走りを手に入れることが可能になります。データの蓄積と調整に時間はかかりますが、それだけの価値があるチューンパーツだといえます。
まとめ
走って楽しい86は、イジっても楽しいクルマです。愛車は、こだわりのチューンをすることで、より一層魅力的に見えてくるのではないでしょうか。86に使えるパーツは今回紹介したものだけではありません。是非、お気に入りのパーツを見つけて、自分だけの86に育て上げてみてください。