スズキのキャリイトラックを解説!軽トラはキャリイ! | CARTUNEマガジン
スズキのキャリイトラックを解説!軽トラはキャリイ!

2019年05月04日 (更新:2022年11月14日)

スズキのキャリイトラックを解説!軽トラはキャリイ!

ワゴンRやジムニーなど、全国区で有名な軽自動車を続々と輩出するスズキ自動車。そんなスズキですが、実はトラックでも全国で愛されているほど人気があるのをご存知でしたか?今回は、スズキのトラックラインナップをグレードやスペックなど事細かくご紹介します。

キャリイ KX

酢好きさんのキャリイの画像
酢好きさんのキャリイの画像

スズキのトラックといえば「キャリイ」です。スズキの代表的トラックであるキャリイは、元々1961年に「スズライトキャリイ」として発売したのがきっかけでした。そこから軽トラックの代名詞として半世紀以上もの間多くの方々に愛され続けて、現在9代目キャリイとして今もなお販売・生産されています。

9代目キャリイのグレードは主に、「KX」と「KC」の2種類に分かれています。「KX」はキャリイの中でも色々な装備がある上級グレードとなっています。その中でも注目なのは、車の前後にセンサーを設けることで、前および後ろに壁などがあっても踏み間違いや急後退を抑制してくれる「誤発進抑制機能」および「後方誤発進抑制機能」が標準装備で搭載されています。

ボディカラーもおしゃれな「ガーデニングアクアメタリック」「ノクターンブルーパール」などを含めた、計5色からお選びいただけます。他にも「フロント2スピーカー」「挟み込み防止機構付パワーウインドウ」「電波式キーレスエントリー」など非常に豊富です。

またメーカーオプションでは、ライトの照射範囲をより明るく照らす「オートレベリング機構付ディスチャージヘッドランプ(ハイ/ロー)」が選択可能となっています。メーカー希望車両価格は2WD・3ATで1,072,440円となっています。

キャリイ KC・農繁仕様

Sakuraさんのキャリイトラックの画像
Sakuraさんのキャリイトラックの画像

豪華な装備が色々搭載された「KX」である一方、「KC」は軽トラックならではの利便性を追求し、装備品もシンプルなグレードとなっています。例えば、ボディカラーはスペリアホワイトもしくはシルキーシルバーメタリックの2色に絞り、シートは汚れや傷に非常に強いビニールレザーシート表皮を採用し、オーディオは「スピーカー内蔵型AM/FMラジオ」などとなっています。

そんな利便性の高いキャリイですが2016年に新たに「KC スペシャル」というグレードも追加されました。これはシンプルな装備品でまとめらてた「KC」に、上級グレードのみに搭載されていた装備品を追加した、いいとこどりのキャリイとなっています。

一部をあげますと、「カラードドアミラー」「パワーウインドウ」「パワードアロック」など、快適装備品が目白押しのグレードとなっています。またキャリイには「KC」とは異なる、農繁仕様というものがあります。

こちらは、駆動方式は利便性を考え、「高低速2段切替え式4WD」そして5MTのみとなっています。使用頻度の高い荷台部分に「荷台作業灯」「アッパーメンバーガード」「リヤゲートチェーン」、そして「バックブザー」やオプション扱いで乗り心地をよくする「強化リヤサスペンション」など、実用性を高くしたグレードです。

グレード名メーカー希望車両価格
KC エアコン・パワステ(2WD・3AT)926,640円
KC スペシャル(2WD・3AT)986,040円
農繁スペシャル(4WD・5MT)1,020,600円

キャリイ特装車

軽トラックのキャリイは、様々なラインナップがあるのをご存知でしたか?スズキは「特装車」というカテゴリで、様々な職種向けに特殊な装置を搭載したキャリイを用意しています。例えば、農業や造園業向けに荷台が大きめに作られた「ダンプシリーズ」、冷蔵食品やアイスクリーム、そして冷蔵する必要がある生花などを貯蔵できる倉庫を載せた「食品シリーズ」、家電やプロパンガスなどの重たい荷物を積み下ろしに便利なゲートリフターが備わった「垂直式ゲートリフター」、そしてバイクを積載するための「バイクキャリイカー」、合わせて4タイプのキャリイがあり、どれも個性あふれる実用的なキャリイとなっています。

スーパーキャリイ

ぷらぷらさんのキャリイの画像
ぷらぷらさんのキャリイの画像

コンパクトサイズのキャリイに、よりスペースを拡大した「スーパーキャリイ」という車種が存在するのをご存知でしたか?キャビンの後方にスペースを設けることで、荷物が置けるだけでなく、運転席・助手席ともにヘッドレストが一体となったファブリック調のシートを採用し、リクライニング機能とシートスライド機構を掛け合わせることで、キャリイでは実現できなかった桁違いの快適性が生まれます。

さらに頭上をハイルーフ仕様にすることで、室内の広さが圧倒的です。またスーパーキャリイならではのポイントもあります。それは従来の荷台フロア部分に加えて新たに、キャビン下にまで積載できるスペースが伸びたことです。

通常のキャリイが最長1940mmであるのに対し、スーパーキャリイは35mmも伸びた1975mmとなっています。メーカー希望車両価格は、上級グレードである「X」は2WD・3AT仕様で1,184,760円、標準グレードである「L」は1,056,240円です。

まとめ

シラツユ モヤシさんのキャリイの画像
シラツユ モヤシさんのキャリイの画像

いかがでしたでしょうか?軽トラックの代名詞ともいわれるキャリイの最新ラインナップを紹介しました。実用性と快適性を両立させた上級グレードも、利便性とコストパフォーマンスに優れた標準グレードや農繁仕様も、どちらもそれぞれにしかない魅力的なポイントが目白押しです。ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

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