2019年05月03日 (更新:2022年10月27日)
ヴォクシー80系を徹底解説!グレードやスペックを紹介!
トヨタのヴォクシーはノア系の5ナンバーサイズのミニバンで、ファミリー向けのノアとは対照的に、"毒気"のあるカッコ良さを追求したことで、若い男性を中心に姉妹車のノア/エスクァイアを上回る人気モデルとなっています。
そこで、現行モデルのヴォクシーについて、グレード、価格、スペックなどを、CARTUNEユーザーさんのカスタム事例を含めて紹介してみましょう。
ヴォクシーの基本情報
2014年に発売された4代目となるヴォクシーは、ネッツ店専売車種であり、カローラ店扱いのノアや、トヨタ店とトヨペット店扱いのエスクァイアよりも若い層に狙いを絞ったデザインとイメージを採用しています。
基本的な構造やスペックは他の姉妹車と同様で、7人乗り/8人乗りの3列シートを備え、パワーユニットには2.0Lガソリンエンジンと1.8Lのハイブリッドをラインナップしています。
トヨタのミニバン
トヨタヴォクシーはミニバンというカテゴリーに属している車です。ミニバンは、三列シートのワゴンタイプの自動車です。スノボーやキャンプなどで大人数で活動している方であったり、二世帯で生活している方、犬などと一緒にお出かけする機会が多い方などに人気の車種です。車高が高くゆったりとした空間が好きという方にも人気があります。
2001年にノアの姉妹車として登場
トヨタヴォクシーは、2001年当時に大人気だった2ノアの姉妹車として登場し話題になりました。お父さんが家族と一緒に楽しむようなコンセプトのCMは、強いインパクトを残しました。2001年に登場した初代R60G型のヴォクシーは、2007年まで発売されました。また、二世帯住居などご年配の方が車イスでの移動が多いケースもあるのですが、そういった方にも人気となりました。
ミニバンの中でも特に人気が高い車種
トヨタヴォクシーは、数あるミニバンの中でも特に人気のある車種として有名です。トヨタヴォクシーが発売される前のミニバンは、どうしても機能面がメインとなっており、オシャレさは薄かったのですが、大人も子供も楽しめる空間を演出していたトヨタヴォクシーは、多くの方の賛同を得ました。ファミリーカーとしてもアウトドアを楽しむ車としても人気がありましたので、これまでのファミリー層だけでなく、受け入れられたのも人気の要因となっております。
2017年にマイナーチェンジ
トヨタヴォクシーは、2001年に発売された後、幾度となくモデルチェンジがされてきました。2017年のマイナーチェンジにより、より魅力的な外装と内装を備えたトヨタオヴォクシーは、大人気のミニバン需要の中でも特に注目を集める事になりました。特に車の顔とも言えるフロント部分の変更は大きく、LEDヘッドライトを採用した事によって、2段積みのヘッドライトをシャープにする事に成功しました。
スポーティなデザイン
トヨタヴォクシーには、色々なグレードがあります。その中でもヴォクシーGRスポーツは、非常にスポーティな部分が人気となっており人気となっております。ヴォクシーGRスポーツに標準装備されたメーターは、シルバーパネルにレッドの照明と他のミニバンにはないスポーティなデザインとなっております。また、専用小径ステアリングはスポーティなデザインというだけでなく、クイックなレスポンスが期待できます。ミニバンもしっかりと走れる車が欲しいという方に人気となっているのです。
シートアレンジが多彩
トヨタヴォクシーは2列目のシートの使い方によって色々なアレンジを楽しむ事ができます。2列目シートはロングスライドとなっており、脅威の810mmと非常にゆったり空間を作り上げる事ができます。また、室内高が1400mmもあるので見た目以上にゆったりとした空間になっております。2列目のシートはレバー1つでシートを横や後ろへ移動する事ができます。キャプテンシートを近づければ、お子様たちの距離も近いので楽しくドライブする事ができます。2列目をフラットにして3列目とつなげれば車中泊も簡単です。
走行性能と環境性能に優れている
トヨタヴォクシーは見た目のエレガントさに加え、走行性能や環境性能にも優れております。特に2017年にマイナーチェンジしたモデルからは、エンジンが従来の2.0Lのガソリンエンジンから1.8Lエンジンにモーターをプラスしたハイブリッド仕様なども選ぶ事ができるようになりました。燃費も他のミニバンと比較してもすぐれており、23.8km/Lになっております。また、ハイブリッドモデルはエンジンとモーターを上手に使う事ができますのでミニバンクラスでは驚きの136馬力となっており、非常にパワフルな走りが可能です。
車高が高く使い勝手が良い
トヨタヴォクシーは、室内高が高いというのも人気です。1400mmもある室内高は、お子様であればかがまなくても歩いて移動する事ができます。そのため、海や川などで水着に着替える時などにゆったりと着替える事ができてしまいます。もちろん室内高が高いという事は、それだけ沢山の荷物を載せる事ができます。ご家族でキャンプなどに行く時などにも最適で大き目のテントなども無理なく乗せる事ができます。
グレード・価格
グレード構成はハイブリッドと2.0Lガソリン車に、それぞれ装備内容によってZS、V、Xという3グレードを用意し、ガソリン車には4WDを設定しています。2列目シートをベンチシートになる8人乗りと、キャプテンシートの7人乗りがあり、8人乗り仕様はガソリン車のみの設定となります。
また、先代モデルから続く特別仕様車「ZS“煌(きらめき)Ⅱ”を最上級グレードとして設定し、ヴォクシー最大の人気グレードとなっています。ZS“煌Ⅱ”は、「イナズマスパーキングブラックガラスフレーク」と「ボルドーマイカメタリック」等の特別色や専用装備を充実させた仕様となっています。
さらに、「GR」によるカスタムコンプリートモデル「ZS“GR SPORT”」をガソリン2WD7人乗り車に設定、専用チューニングを施すなどスポーツムード満点の仕様となっています。
ヴォクシーのグレードと価格
グレード名 | エンジン | 乗員数 | メーカー希望小売価格(4WD) |
---|---|---|---|
HYBRID ZS“煌Ⅱ” | ハイブリッド | 7人乗り | 3,380,400円 |
HYBRID ZS | 7人乗り | 3,286,440円 | |
HYBRID V | 7人乗り | 3,160,080円 | |
HYBRID X | 7人乗り | 3,003,480円 | |
ZS“煌Ⅱ” | 2.0Lガソリン | 7人乗り | 2,886,840円(3,081,240円) |
〃 | 8人乗り | 2,856,600円(3,051,000円) | |
ZS | 7人乗り | 2,792,880円(2,987,280円) | |
〃 | 8人乗り | 2,762,640円(2,957,040円) | |
V | 7人乗り | 2,803,680円(3,008,880円) | |
〃 | 8人乗り | 2,773,440円(2,978,640円) | |
X | 7人乗り | 2,540,160円(2,745,360円) | |
〃 | 8人乗り | 2,509,920円(2,715,120円) | |
ZS“GR SPORT” | 7人乗り | 3,246,480円 |
スペック
ハイブリッド車には、1.8Lアトキンソンサイクルエンジンにモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIを採用したハイブリッドシステムとなり、システム最高出力100kW(136PS)、燃費を23.8㎞/Lとしています。
ガソリン車は2.0Lのバルブマチックで、一部グレードを除く全車にアイドリングストップシステムが搭載され、トランスミッションは「Super CVT-i」を採用したことで燃費を最高16.0㎞/Lにまで向上させています。
ハイブリッド | 2.0L | |
---|---|---|
全長/全幅/全高(mm) | 4,710/1,735/1,825 | 4,710/1,735/1,825 (4WDは1,870) |
室内長/室内幅/室内高(mm) | 2,930/1,540/1,480 | |
ホイールベース(mm) | 2,850 | |
エンジン種類・排気量(cc) | 直列4気筒・1,797 | 直列4気筒・1,986 |
最高出力 kW(PS)/rpm | 73(99)/5,200 | 112(152)/6,100 |
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm | 142(14.5)/4,000 | 193(19.7)/3,800 |
モーター最高出力 kW(PS) | 60(82) | |
モーター最大トルク N・m(kgf・m) | 207(21.2) | |
JC08モード燃費 km/L | 23.8 | 14.8~16.0 |
ヴォクシーのカスタム事情
ヴォクシーには、TRDやも出リストの他に、2017年9月に「ZS“GR SPORT”」が設定されています。GRシリーズは、GAZOO Racing がモータースポーツでの「戦闘力」を最大限に引き出すための機能をダイレクトに表現したもので、今トヨタ車では注目のカスタマイズカーとされています。
「ZS“GR SPORT”」は、「ZS」のガソリン2WD車・7人乗り仕様をベースに、ホワイト塗装+GRロゴ入りブレーキキャリパーと専用エンブレムを装備したエクステリアとなります。
また、インテリアには、GRロゴ入りのスポーツシート、専用メーター、専用スタートスイッチ、アルミペダル、小径ステアリングホイール、ドアトリムやフロントシート、そして本革巻シフトノブにディンプル+シルバーステッチを施してスポーツムードを高めています。
さらに、サスペンションに専用チューングを施し、ブレースを追加するなど見た目だけではない、GRならではの走行性能を味わうことが出来ます。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
CARTUNEユーザーさんのヴォクシーのカスタム事例はどうなっているのでしょうか。ミニバンユーザーの中では、さすがに新旧のヴォクシーが多くいるようで、様々な事例が投稿されています。
くーすけさんの ZWR80W
綺麗にまとまったエアロとセンスのいいチョイスのアルミホイール。ダウンした車高がより一層引き立てています。
悠さんのZRR80W
ミニバンのカスタムと言えばインテリア。特にダッシュ周りはいじりたくなりますね。木目調というのは定番ですが、取り付けるとどんな感じになるかわからなくて、なかなか実行できませんが、こちらを見ればバッチリ参考になります。
げんさんのZWR80W
人気のエアロブランド「シルクブレイズ」のフロントスポイラー装着例。シルクらしいシンプルなのに適度に大胆なデザインがヴォクシーの表情を引き締めています。
まとめ
ミニバンのカスタマイズは車が大きいだけに費用も掛かりますが、そのままじゃ単なるファミリーカーですから何とかして挑戦したいものです。そのためのベース車は重要ですが、ヴィクシーなら間違いないでしょう。
現行ヴォクシーは直線基調のシンプルなデザインなので、ホイールひとつで印象が大きく変わります。是非CARTUNEユーザーのカスタム事例を見て参考にしてみましょう。