2016年から2019年の間で発生したプリウスのリコールをまとめてみました

2019年05月02日

2016年から2019年の間で発生したプリウスのリコールをまとめてみました

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乗用車は欠陥発覚などの理由でリコールになる場合があります。特にトヨタの人気ハイブリッドカー・プリウスを所有する人は多いので、リコールの情報が気になるところでしょう。本記事では2016年から現在までの間に起きたリコールの内容をまとめます。この情報を元に、自身のプリウスには欠陥がないか、今一度確かめてみましょう。

この記事の目次

  1. 2016年
  2. 2017年
  3. 2018年
  4. 2019年
  5. まとめ

2016年

2016年には同日の2件を含め、3件のプリウスに関するリコールが発生しています。

6月29日

6月29日に、2009年~2012年生産のプリウス (PHV含む) の一部車両が、カーテンシールドエアバッグの設計ミスから溶接部に亀裂が生じ、勝手にエアバッグの一部が飛び出すおそれからリコールとなりました。

プリウスのエアバッグはガス封入式の膨張装置で膨らむ仕組みです。この膨張装置の溶接が不十分であるため、駐車している間に室温が上昇するとガス圧が過剰に上がり、エアバッグが溶接部分を破壊しながら飛び出してしまうリスクがあります。特に夏場に起きやすい現象です。

回収車両にはエアバッグの飛び出しを防止するためのプロテクターが追加されています。

さらに2009年~2015年生産のプリウス (PHV、α含む) の一部車両で、燃料蒸発ガス排出抑制装置のガス通路の形が間違っているために、長期間使用で亀裂が走り燃料漏れのおそれがあるとして、リコール対象になりました。

燃料漏れはガソリン臭を伴い、静電気だけで火災が発生することがあります。回収車に対しては、対策品と交換する措置が用意されています。

10月12日

10月12日には、2015年~2016年生産のプリウスの一部で、駐車ブレーキのケーブルが作動レバーから外れブレーキが伝わらず接触事故になるかもしれないことがわかりました。

駐車時にブレーキができないと不便であるばかりが、他者や壁などにぶつかり車を損傷してしまいます。回収車両には新たなクリップをダストブーツ先端部に装着するという応急処置が施されています。

2017年

2017年には2件のリコールが発生しています。

10月18日

10月18日に、2015年~2017年生産のプリウスで、ハイブリッドシステムの電圧変換器の設計ミスから走行振動で端子が折れて勝手に警告灯が点き、最悪の場合電気系トラブルで走行不能になるおそれがわかりました。

電動モーターが要であるハイブリッド車にとって、内部の損傷でハイブリッドシステムが機能しなくなるのは致命的で、最悪その場で廃車になる可能性さえあります。回収車両には電圧変換器の交換が施されています。

11月15日

11月15日には、2011年~2015年生産のプリウスPHVの一部において、駆動用バッテリーのEVヒューズ容量が間違ったために、ヒューズが高負荷を受け続けた場合に断線するかもしれないことがわかりました。

ヒューズのショートは、プラグインハイブリッド車にとって廃車にもなりかねない致命的なトラブルです。回収された車両はEVヒューズの交換が施されています。

2018年

2018年には3件のリコールが発生しています。

1月31日

1月31日、2015年5月~12月に生産されたプリウスの一部で、センサーの製造ミスによりエアバッグ警告灯が作動し、衝突時にエアバッグが出てこないおそれがわかりました。交通事故から人の命を守るエアバッグが機能しないことは致命的です。回収車用は製造番号を調べ、対象とわかった場合は別の部品と交換する措置が設けられています。

9月5日

9月5日には2015年~2018年生産のプリウス (PHV含む) の一部で、エンジンの電気配線がほかの部品と接触していて、発熱などからショートし、車両火災を引き起こすかもしれないとわかりました。

走行中に火災が発生する可能性もあるため、トラブルを放置すると危険です。回収車両を点検し、配線にダメージが見られ次第、保護材つきの新品と交換することになっています。

10月5日

10月5日には2009年~2014年生産のプリウス (α含む) の一部でハイブリッドシステムのプログラムの不具合から、警告灯の点灯およびハイブリッドシステムが機能しなくなり、走れなくなるおそれがわかりました。

ハイブリッドシステムの異常を判定する制御プログラムが間違っているため、回路の素子がダメージを受けた場合に、フューエルセーフモードに移行する流れが機能しないおそれがあります。これがハイブリッドシステムの停止につながり、走れなくなるかもしれないとのことです。回収車両にはプログラムの修正が施されることが決まっています。

2019年

2019年は現在のところ、プリウスが関係するリコールは発生していません。しかし、近年の傾向から油断はできず、今後の経過が見守られる状況です。

まとめ

プリウスはαやPHVも含め、2010年から毎年何かしらのリコールが見られます。その原因は製造時のミスによる不具合が多いです。正確に製造されていないままのパーツを放置していると、運転中などのトラブルで車が破損したり、走行不能になったりする可能性があります。最悪廃車になったり、乗っている人が怪我をすることさえあります。

プリウスに限らず車を所有している人は、自身の車種に関するリコール情報がないか、ニュースやメーカーの公式サイトなどで定期的にチェックしましょう。

リコール対象車両は車種に加え、型式、車台番号、製作期間などで正確に発表されますので、情報をチェックしたうえで自身の愛車が該当する場合はすぐにメーカーの点検や回収に応じましょう。