2019年05月02日 (更新:2024年02月09日)
プリウスのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのプリウスはリコール対応済み?プリウスのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。プリウスのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のヴォクシーがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
プリウス60系のリコール一覧1件
2023年12月6日
緊急通報装置の音声通話機能に係る検査が不適切なため不具合が発生するおそれ
・不具合の概要
車両工場の完成検査において、緊急通報装置の音声通話機能に係る検査が不適切なため、道路運送車両の保安基準にかかる当該装置の適合性の検査が適切に行われていませんでした。
・対策
緊急通報装置に係る検査を行い、道路運送車両の保安基準にかかる不具合が認められた場合は、当該装置に関連する部品交換等を行います
車台番号 |
---|
MXWH60-4000000~ MXWH60-4044072 |
MXWH61-4000000~ MXWH61-4006978 |
MXWH65-4000000~ MXWH65-4009527 |
ZVW60-4000000~ ZVW60-4015495 |
ZVW65-4000000~ ZVW65-4002564 |
プリウス50系のリコール一覧9件
2021年9月22日
❶緊急時に音声通話ができず、保安基準第43条の8に適合しません。
・不具合の概要
緊急通報装置において、車載通信モジュールの制御プログラムが不適切なため、音声データと通信データ間の相互変換ができない場合があります。そのため、緊急時に音声通話ができず、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しません。
・対策
車載通信モジュールの制御プログラムを対策仕様に修正
❷ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
ハイブリッドシステムにおいて、制御プログラムが不適切なため、シフトレンジに関する演算の途中でシフトの切替え操作が行われると、異常と誤検出する場合があります。そのため、警告灯が点灯して、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがあります。
・対策
ハイブリッドビークルコントロールコンピュータの制御プログラムを対策仕様に修正
車台番号 | 該当 |
---|---|
ZVW51-6206571~ ZVW51-6210948 | ❶❷ |
ZVW51-6198207~ ZVW51-6214460 | ❷ |
ZVW55-6021564~ ZVW55-6022168 | ❶❷ |
ZVW55-6021423~ ZVW55-6022781 | ❷ |
2021年7月7日
プリクラッシュブレーキアシスト制御プログラムが不適切なためブレーキアシスト作動が遅れるおそれ
・不具合の概要
衝突回避支援システム(プリクラッシュセーフティシステム)において、プリクラッシュブレーキアシスト制御プログラムが不適切なため、前方に衝突の可能性がある車両を検知した際、警報および警告表示は正常に作動しますが、運転者のブレーキ踏力が弱いと、ブレーキアシスト作動が遅れる場合があります。
・対策
プリクラッシュブレーキアシスト制御プログラムを対策仕様に修正。
車台番号 |
---|
ZVW51-6151927~ ZVW51-6206556 |
ZVW55-6014256~ ZVW55-6021556 |
2020年1月29日
シートベルトを正しく装着した場合でも警報が解除されないおそれ
・不具合の概要
運転者席シートベルトの非装着時警報装置において、バックル内の警報スイッチ接点の組付けが不適切なため、シートベルト脱着の繰返しにより接点が異常摩耗して、接点間に摩耗粉が堆積することがあります。そのため、接点間が短絡し、シートベルトを正しく装着した場合でも警報が解除されないおそれがあります。
・対策
バックルを点検し、該当する場合はバックル内の警報スイッチまたはバックルを良品と交換。
車台番号 |
---|
ZVW50-6000001~ ZVW50-6118168 |
ZVW50-8000001~ ZVW50-8077900 |
ZVW51-6000001~ ZVW51-6085929 |
ZVW51-8000001~ ZVW51-8055104 |
ZVW55-8000001~ ZVW55-8057941 |
2019年12月11日
コンビネーションメータ生産設備の管理が不適切なため速度計や走行距離計等が表示されなくなるおそれ
・不具合の概要
コンビネーションメータにおいて、メータ基板を構成する素子の生産設備の管理が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがあります。そのため、使用過程で素子内部の回路が短絡し、速度計や走行距離計等が表示されなくなるおそれがあります。
・対策
メータ基板の素子の製造番号を点検し、該当する場合はメータ基板を良品と交換。
車台番号 |
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ZVW51-6108739~ ZVW51-6112894 |
ZVW51-8068166~ ZVW51-8070176 |
ZVW55-6007625~ ZVW55-6008494 |
ZVW55-8070792~ ZVW55-8071006 |
2019年7月24日
ブレーキブースタポンプの成形型が不適切なため制動停止距離が伸びるおそれ
・不具合の概要
電子制御式油圧ブレーキのブレーキブースタポンプにおいて、ポンプモータの構成部品である樹脂製ブラシホルダの成形型が不適切なため、ブラシとの隙間が小さく、ポンプ作動時に当該ホルダが熱膨張してブラシが引っ掛かり、ポンプモータが導通不良となるものがあります。そのため、ポンプモータが作動せず警告灯が点灯し、最悪の場合、倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びるおそれがあります。
・対策
ブレーキブースタポンプを点検し、該当するものは良品と交換。
車台番号 |
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ZVW51-6097833~ ZVW51-6102462 |
ZVW51-8059665~ ZVW51-8063542 |
ZVW55-6004793~ ZVW55-6005904 |
ZVW55-8069715~ ZVW55-8070214 |
2018年9月5日
エンジンルーム内の電気配線において車両火災に至るおそれ
・不具合の概要
エンジンルーム内の電気配線において、組付ばらつきの検討が不足していたため、当該配線が保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがあります。そのため、走行時の振動により当該配線の被覆が損傷して、配線同士が短絡、発熱し、焼損することがあり、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
・対策
配線を点検し、被覆に損傷がないものは保護材を追加します。また、被覆が損傷しているものは保護材を追加した新品と交換
車台番号 |
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ZVW50-6000001~ ZVW50-6133476 |
ZVW50-8000001~ ZVW50-8083918 |
ZVW51-6000001~ ZVW51-6069170 |
ZVW51-8000001~ ZVW51-8044194 |
ZVW55-8000001~ ZVW55-8062717 |
2018年1月31日
エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグが正常に作動できないおそれ
・不具合の概要
エアバッグ制御システムにおいて、圧力センサ内ICチップの製造条件が不適切なため、IC内部で断線することがあります。そのため、エアバッグ警告灯が点灯し、エアバッグが正常に作動できないおそれがあります。
・対策
各センサの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換
車台番号 |
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ZVW50-6000001~ ZVW50-6006621 |
ZVW50-8000001~ ZVW50-8004701 |
ZVW51-6000001~ ZVW51-6002226 |
ZVW51-8000001~ ZVW51-8001699 |
ZVW55-8000001~ ZVW55-8003463 |
2017年11月2日
電圧変換器において端子が折損して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
ハイブリッドシステムの電圧変換器(インバータ)において、製造工程での異常処置が不適切なため、コンデンサが電圧変換器本体にボルト締結されず、端子のみで支持されているものがあります。そのため、走行振動により端子が折損して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能となるおそれがあります。
・対策
電圧変換器を良品と交換
車台番号 |
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ZVW50-8001147~ ZVW50-8029877 |
ZVW51-8000044~ ZVW51-8024523 |
ZVW55-8000308~ ZVW55-8025471 |
2016年10月12日
パーキングケーブルが作動レバーから外れ、駐車ブレーキが作動できなくなるおそれ
・不具合の概要
駐車ブレーキにおいて、パーキングケーブルの固定方法が不適切なため、車両振動によりケーブルが作動レバーから外れ、駐車ブレーキが作動できなくなるおそれがあります。
・対策
パーキングケーブルのダストブーツ先端部にクリップを追加
車台番号 |
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ZVW50-6000001~ ZVW50-6062465 |
ZVW50-8000001~ ZVW50-8039171 |
ZVW51-6000001~ ZVW51-6045314 |
ZVW51-8000001~ ZVW51-8028093 |
ZVW55-8000001~ ZVW55-8037580 |
プリウス30系のリコール一覧8件
2022年6月29日:2020年6月24日
ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、極低速から急加速するような高負荷走行時等に昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行できないことがあります。そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがあります。
・対策
異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正。当該制御プログラム修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器のモジュールを無償交換
車台番号 |
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ZVW30-0275509 |
ZVW30-1008909~ ZVW30-1795332 |
ZVW30-5009104~ ZVW30-5740808 |
ZVW30-0398518~ ZVW30-0485367 |
ZVW30-1794895~ ZVW30-1999997 |
ZVW30-2000002~ ZVW30-2004902 |
ZVW30-5740753~ ZVW30-5768978 |
2018年10月5日
ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、急加速時等の高負荷走行中に昇圧回路の素子が損傷した場合に、フェールセーフモードに移行すべきところ、移行できないことがあります。そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがあります。
・対策
異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正
車台番号 |
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ZVW30-0052877~ ZVW30-0333134 |
ZVW30-1000002~ ZVW30-1795341 |
ZVW30-5000009~ ZVW30-5740951 |
2016年6月29日
満タン時に燃料が漏れて、燃料臭がするおそれ
・不具合の概要
燃料蒸発ガス排出抑制装置において、蒸発ガス通路(樹脂製)の端部形状が不適切なため、使用過程で当該端部に亀裂が発生することがあります。そのため、長期間使用を続けると亀裂が貫通し、満タン時に燃料が漏れて、燃料臭がするおそれがあります。
・対策
燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と交換
車台番号 |
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ZVW30-0052877~ ZVW30-0440673 |
ZVW30-1000083~ ZVW30-1927847 |
ZVW30-5000005~ ZVW30-5760029 |
カーテンシールドエアバッグ用ガス封入式インフレータにおいて溶接部が破断して、一部が車室内に飛び出すおそれ
・不具合の概要
カーテンシールドエアバッグ用ガス封入式インフレータにおいて、製造工程での異常処置が不適切なため、溶接部に微小亀裂が入ったものが車両に搭載された可能性があります。このため、駐車中の室温上昇に合せて封入ガス圧も上昇し、溶接部が破断して、一部が車室内に飛び出すおそれがあります。
・対策
飛出し防止用プロテクタを追加
車台番号 |
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ZVW30-0052877~ ZVW30-0333134 |
ZVW30-1000083~ ZVW30-1546485 |
ZVW30-5000005~ ZVW30-5451684 |
2014年2月13日
ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれ
・不具合の概要
ハイブリッドシステムにおいて、制御ソフトが不適切なため、加速時などの高負荷走行時に、昇圧回路の素子に想定外の熱応力が加わることがあります。そのため、使用過程で当該素子が損傷し、警告灯が点灯して、フェールセーフのモータ走行となります。また、素子損傷時に電気ノイズが発生した場合、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがあります。
・対策
制御ソフトを対策仕様に修正。制御ソフト修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器(DC-ACインバータ)のモジュールを無償交換
車台番号 |
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ZVW30-1000000~ ZVW30-1795341 |
ZVW30-5000004~ ZVW30-5740951 |
ZVW30-0052877~ ZVW30-0333134 |
2013年6月6日
ブレーキペダルの踏み代が増加し、制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
電子制御ブレーキシステムにおいて、アキュームレータ(蓄圧器)の強度検討が不足していたため、走行時の上下振動により、蓄圧容器の一部に大きな力が加わることがあります。そのため、使用過程で当該容器に疲労亀裂が入り、容器内のブレーキフルードに窒素ガスが徐々に浸入してブレーキペダルの踏み代が増加し、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
アキュームレータを確認し、該当するものは対策品のアキュームレータが組み込まれたブレーキブースタポンプと交換
車台番号 |
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ZVW30-1000000~ ZVW30-1092030 |
ZVW30-5000004~ ZVW30-5076072 |
ZVW30-0052877~ ZVW30-0067874 |
2010年2月9日
運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれ
・不具合の概要
ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動完了後の制動力が作動直前の制動力より低下することがあります。そのため、ブレーキをかけている途中に凍結や凹凸路面等を通過してABSが作動すると顕著な空走感や制動遅れを生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがあります。
・対策
当該制御プログラムを修正
車台番号 |
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ZVW30-0052877~ ZVW30-0124227 |
ZVW30-1000083~ ZVW30-1157306 |
ZVW30-5000005~ ZVW30-5118205 |
プリウス20系のリコール一覧4件
2012年11月15日
ハンドルとギヤボックスの連結部が摩滅し、かじ取り操作ができなくなるおそれ
・不具合の概要
かじ取装置において、ハンドルとギヤボックスを連結している継手部品(インタミエクステンションシャフト)のギヤボックス側強度が不足しているものがあるため、低速時にハンドルを強く一杯に切る操作を繰り返すと、継手部品の連結部にガタが発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、連結部が摩滅し、かじ取り操作ができなくなるおそれがあります。
・対策
当該継手部品を対策品と交換します。(点検の結果、交換不要の場合は、念のため締付ボルトの増し締め)
車台番号 |
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NHW20-0001043~ NHW20-0133242 |
NHW20-3000002~ NHW20-3589297 |
NHW20-7000004~ NHW20-7091203 |
NHW20-7500006~ NHW20-7894049 |
2006年5月30日
ハンドルとギヤボックスの連結部が外れたり折損して、かじ取り操作ができなくなるおそれ
・不具合の概要
電動式パワーステアリング付車のハンドルとギヤボックスを連結しているインタミディエイトシャフトとスライディングヨークの強度が不足しているため、低速時にハンドルを強く一杯に切ったり、走行中縁石にタイヤを接触させる等、当該部品に過大な力が繰り返し作用すると、連結部が緩んだり、亀裂が発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、連結部が外れたり折損して、かじ取り操作ができなくなるおそれがあります。
・対策
インタミディエイトシャフトとスライディングヨークを対策品に交換するとともに、インタミエクステンションシャフトの締付ボルトを規定トルクで締め付け
車台番号 |
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NHW20-0001043 ~ NHW20-0133242 |
NHW20-3000002 ~ NHW20-3130009 |
NHW20-7000000 ~ NHW20-7058792 |
2004年7月22日
エンジン不調となり、排出ガス基準を満足できなくなるおそれ
・不具合の概要
エンジンルームのボンネット後部と防水用シールゴムに隙間があるため、頻繁な洗車等で発電機やエンジン上面に水がかかり、発電機内の回転センサコネクタやエンジン点火プラグの電極部に浸入するものがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯しフェールセーフのモータ走行となったり、点火プラグが失火してエンジン不調となり、排出ガス基準を満足できなくなるおそれがあります。
・対策
ボンネット後部にシール材を取り付け
車台番号 |
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NHW20-0001085~ NHW20-0014313 |
2004年11月18日
制動灯が点灯しなくなるおそれ
・不具合の概要
制動灯用スイッチの接点にはたらく電気負荷に対する接点部の形状が不適切なため、接点に酸化物が生成され接触抵抗が増大するものがあります。そのため、スイッチが導通不良となり、制動灯が点灯しなくなるおそれがあります。
・対策
当該スイッチを対策品と交換
車台番号 |
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NHW20-0001006~ NHW20-0086574 |
プリウス10系のリコール一覧3件
2006年7月18日
エンジンのクランク角センサのコネクタの接続がずれて導通不良となり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
エンジンのクランク角センサにおいて、樹脂製ボデーの成形が不適切なため、配線コネクタのロックの掛かり代が少ないもの及びオーリングのシール性が不足しているものがあります。そのため、オーリングからセンサ内にエンジンオイルが徐々に浸入し、そのまま使用を続けると、浸入したオイルがセンサ内で熱膨張することによりコネクタのロックが変形し、最悪の場合、コネクタの接続がずれて導通不良となり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあります。
・対策
当該センサを良品と交換
車台番号 |
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NHW11-0024306~ NHW11-0042222 |
2011年6月1日
ハンドル操作ができなくなるおそれ
・不具合の概要
電動式パワーステアリングギヤボックスにおいて、ハンドルを強く一杯に切るような操作を繰り返すと、ピニオンシャフト固定用ナットが緩むことがあります。そのため、そのまま使用を続けると、ピニオンシャフトが固定できないためにモータの力が十分伝達されずハンドルが重くなり、最悪の場合、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
・対策
当該ナットをかしめナットと交換
車台番号 |
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NHW10-0001002~ NHW10-0039786 |
NHW11-0001004~ NHW11-0088780 |
2002年2月5日
前席の座席ベルトのベルトテンショナにおいて金属製容器のキャップが内張りを破って飛び出すことがあり、外れたキャップが乗員に当たるおそれ
・不具合の概要
前席の座席ベルトのベルトテンショナ(衝突時にベルトを瞬時に引き込んで乗員をシートに拘束する装置)において、金属製容器のねじ山の加工方法が不適切なものがあるため、ベルトテンショナが作動した際の圧力により当該容器のキャップが内張りを破って飛び出すことがあり、最悪の場合、外れたキャップが乗員に当たるおそれがあります。
・対策
座席ベルトの製造番号を確認し、該当するものについては補強金具を取付け
車台番号 |
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NHW10-0001589~ NHW10-0004337 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもプリウスオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。