2019年04月30日 (更新:2020年07月06日)
ベースキャリアについて最低限知っておきたいこと
アウトドアを楽しみたい方なら車の積載量を増やすために、ルーフにキャリアやボックスを積みたいところです。そこで必要になるのがベースキャリアを設置しなければなりません。ルーフに物を積めるようにするために、ベースキャリアについて知っておいてほしいことをご紹介します。
ベースキャリアの概要
そもそもベースキャリアとは一体なんでしょうか。街でも、車の上にバーが二本ついた車を見たことがあると思います。そのバーの正体がベースキャリアです。しかし、役割はなんなのか、良い点や悪い点などもご紹介します。
役割
ベースキャリアの役割は、スキーやスノーボード、自転車などをルーフに固定するためのキャリアや大きなボックスを取り付けるためのパーツです。キャリアやボックスを固定させるためのバーなどだと覚えておけばバッチリです!
良いところ
ベースキャリアの取り付けで良い点は、キャリアやボックスを取り付けることでアウトドアの可能性が広がるということです。スキーやスノーボードを車内に詰むことはできますが、シートを倒さなければならず人数が減ってしまいます。
さらに自転車を積むことで遠くでサイクリングも可能ですし、カヌーやボート、サーフボードも積めます。キャンプに行く際には道具を増やすことも可能です。このアウトドアの可能性を広げるために必要な第一歩がベースキャリアなのです。
悪いところ
ベースキャリアに限らず、ルーフに物を載せるデメリットとしては全高が高くなってしまうことです。元々低い車であれば問題ありませんが、ミニバンなどの高い車だと立体駐車場に入れない可能性があるのです。
また、ベースキャリアを取り付けた部分にゴミが溜まったり洗車の際に洗いにくいということもあります。アウトドア一筋の方であれば外すことはないかもしれませんが、家族がいる場合は大きくなってアウトドアに行く機会がなくなって外した時は覚悟が必要です。
注意点
もしルーフにキャリアやボックスを取り付ける際、必ず注意しなければいけないことは車が対応しているかを必ず確認してください。確認方法はディーラーに聞くとわかります。対応しているかしていないかは、ルーフ部分に鉄骨が入っているかで判断します。
もともとルーフの端にルーフレールがある場合は対応していますが、ついていない車の場合は天井の鉄板と鉄骨が離れている可能性があります。そうなると耐久性に劣り、場合によっては天井がヘコんでしまうので確認してください。
ベースキャリアの構造
ベースキャリアの構成は3つでできています。バー、ステー、フックの順番です。これらも様々な種類があるので、車に合ったものを選択するのが鉄則になります。それでは、これらが一体なんなのかご紹介します。
バー
キャリアやボックスを固定するためのパーツです。ここで注意点は、バーとボックスやキャリアのメーカーが違うと保証対象外になる可能性があるということです。物理的に取り付けることは可能ですが、形状が違うために安全性が保てないということだそうです。
ベースキャリアで最も重要になるのがどこまでの重さに耐えられるかを確認してください。バーが曲がってしまったり場合によっては折れると危険です。取り付けるキャリアやボックスの重さと、中に入れるものを確認して選びましょう。
ステー(フット)
メーカーによって呼び名が違いますが、バーを固定するためのパーツです。ステー選びで重要なのが、その高さです。モデルによって高さが異なりますので、確認してから洗濯してください。
フック(キット、ホルダー)
こちらもメーカーによって呼び名が異なりますが、車とステーを固定するためのパーツです。車種に合わせることが大切になります。フックをしっかり固定できないと全体が不安定になってしまいますので、車種に合ったフックを手に入れましょう。
ベースキャリアの価格帯
車種によって異なりますが、基本的には2万円前後で購入することが可能です。ルーフレールがついている車であればフックの購入が不要な場合もありますので、その場合はもう少し値段は下がります。
また、メーカーによっても価格は異なり、THULEであれば3万円台から7万円台の物もあります。スウェーデンの信頼できるブランドであり、輸入車への適合も一番あるメーカーなので良いものです。
まとめ
ルーフの活用をうまく行えば、アウトドアの可能性は格段に上がります。その第一歩となるのがベースキャリアの取り付けです。アウトドアをさらに楽しくするために、ベースキャリアの取り付けを検討してみてはいかがでしょうか?