実は奥深い無限 MUGENとホンダの関係性

2019年04月29日

実は奥深い無限 MUGENとホンダの関係性

ホンダ車に乗っていると、何かと耳にすることの多い「無限」。そもそも「無限」とはいったい何を指しているものなのでしょう。「無限」は本田博俊さんが創業したレース用エンジンの開発やホンダ車用カスタムパーツの製造および販売を手掛けているブランドのことです。今回はそんな「無限」がどのような事業・活動をしているのか解説したいと思います!

無限 MUGENってなに?

車好きの中ではその名が知られている「無限」。よく耳にする「無限」というのが一体なにをさしているのかご存知でしょうか。「無限」は、ホンダの創業者である本田宗一郎さんのご子息である本田博俊さんがホンダ関係者と創設したブランドのことです。

主にホンダの2輪車・4輪車のカスタムパーツ開発および販売を手がけています。今回はそんな「無限」の歴史やモータースポーツ活動、どのようなカスタムパーツを手がけているのかについて迫ってみましょう。

歴史

ホンダの創業者である本田宗一郎さんは自分の会社に親族を入社させないというルールを決めていました。そこでご子息である本田博俊さんはこれまで日本にはなかったレース専用エンジンの開発・販売を行う会社の創設を決意します。

そして、株式会社無限は1973年3月に埼玉県でスタートしました。創業者は本田博俊さんですが、株式会社無限の初期メンバーの中には、後にホンダの社長となる川本信彦さんの存在がありました。川本信彦さんは「レース専用エンジンの開発ができない」という理由でホンダを辞職するつもりでしたが、「無限」が創設するということで、株式会社無限の立ち上げに大きく貢献したのです。

1992年にはホンダが開発していたF1エンジンの開発を引き継ぐ形で、念願のF1へ参戦。元々はフットワークグランプリに供給していましたが、その2年後にはチームロータスにF1エンジンを供給するようになりました。

株式会社無限が開発したF1エンジンは評価が高く、1996年には「無限」のF1エンジンを搭載するリレーが初勝利を挙げます。その後ホンダがF1に復帰するということで、ジョーダングランプリへのエンジン供給を最後に、F1参戦に終止符を打ちました。

F1参戦に終止符を打ってから4年後の2004年、無限ブランドを株式会社M-TECに譲渡。2004年以降は無限ブランドや無限カスタムパーツは株式会社M-TECから販売されています。株式会社M-TECとはどのような会社なのでしょう。

M-TEC

株式会社M-TECは株式会社ムゲンと同様、レース用エンジンの開発やホンダ車専用アフターパーツの製造及び販売を手がけているメーカーです。無限ブランドの独占使用契約を株式会社無限と締結しているため、数々の無限カスタムパーツを展開しています。

株式会社無限自体は現在でも存続していて、「無限」の商標は株式会社無限が保持しています。そのため、無限ブランドがエムテックのものというわけではなく、あくまで株式会社無限にライセンス料を支払って無限ブランドの商品展開を行っているという形です。

M-TECは株式会社無限と同様、埼玉県に拠点を置いています。ホンダのセカンドパーティーだと考えている人も多いM-TEC及び「無限」ですが、実はM-TEC自体はホンダとの資本関係がなく、完全な別会社です。

モータースポーツ

株式会社無限及び株式会社M-TECのモータースポーツ活動を紹介します。「無限」のモータースポーツ活動は1985年に遡ります。1985年から1993年までは全日本ツーリングカー選手権(JTC)に参戦し、高い成績を収めました。

JTCの新シリーズであるJTCCにもフル参戦。JTCCが幕を閉じた後、1998年から2003年まで全日本GT選手権(SUPER GT)のGT500クラスに参戦しています。4輪車はもちろん、2輪車も素晴らしい成績を残しているようです。

無限ブランドがM-TECに譲渡されてからもスーパーGTへの参戦は継続されました。2006年から2012年まで独自チームでの参戦はありませんでしたが、2012年のスーパーGT第4戦以降はCR-Zで再びスーパーGTに参戦しています。

2017年は「TEAM MUGEN」という名称でスーパーGTのGT500クラスに復帰。スーパーGTでの活躍が目に留まる「無限」ですが、そのほかにも全日本スポーツカー耐久選手権(JLMC)や世界ツーリングカー選手権(WTCC)にエンジンを供給するなど、数々のモータースポーツに参戦しています。

ホンダのカスタムパーツメーカー、「無限」でカスタム!

ホンダ車との関わりが非常に深い「無限」。ラインナップしているカスタムパーツは現状、すべてホンダ車専用品です。本格的なスポーツカーから軽自動車まで、幅広いジャンルのホンダ車のカスタムパーツ開発を手がけています。

最後にそんな「無限」のカスタムパーツでドレスアップされたCARTUNEユーザーの形の事例を紹介します。これから自分の愛車を「無限」のカスタムパーツでカッコよく仕上げたいと思っている人はぜひ参考にしてください。

にこてつさんのカスタム事例

まず最初に紹介するのはにこてつさんの無限カスタム事例です。にこてつさんはGK系フィットRSに「無限」が開発したフロントバンパーを装着しています。スポーティーかつ迫力のある造形が、コンパクトカーのフィットに存在感を与えていますね。

フォグランプベゼルやロアグリルの形状は迫力満点。無限製フロントバンパーに交換するだけで、本格的なチューニングを施したマシンのような雰囲気があります。派手なフロントバンパーは、ノーマルの完成されたデザインを損なってしまうことも多いですが、「無限」のフロントバンパーならそんな心配は必要ありません。

88さんのカスタム事例

続いて紹介するのは88さんの無限カスタム事例です。88さんはS660に「無限」のエアロパーツとフロントグリルを装着しています。フロントバンパースポイラーはハーフエアロタイプなので、S660のデザインを崩すことなくスポーティーさを引き出しています。

フロントグリルの目立つ部分には「無限」のエンブレムが配置。ノーマルのS660とは違う特別感を感じることができるでしょう。サイドステップの形状もスポーティーです。エアロパーツ下部がブラックアウトされているため、足元が引き締まった印象を受けます。

RIKURIOさんのカスタム事例

最後に紹介するのはRIKURIOさんの無限カスタム事例です。RIKURIOさんはGP系シャトルに「無限」のエアロパーツとフロントグリルを装着しています。 シャトルの素性の良さを損なうことのないシンプルなエアロパーツです。控えめなデザインながらも、シャトルにスポーティーな印象をプラスしています。

シャトルのフロントグリルはメッキ加工が施されているのですが、「無限」のフロントグリルはブラックアウトされていてレーシーです。落ち着きのあるデザインが魅力のシャトルも「無限」のカスタムパーツでドレスアップすれば、迫力のあるステーションワゴンに仕上がります。

まとめ

今回は、レース用エンジンの開発やホンダ車のカスタムパーツ製造及び販売を手がけている「無限」について紹介しました。株式会社無限や株式会社M-TECの歴史に触れた結果、高い実績のあるブランドであることが伝わったと思います。

そして、意外にも「無限」とホンダの関係性は薄いということが判明しました。それでも「無限」は、これからもホンダ車のカスタムパーツを中心に手掛けていくでしょう。

スポーティーでカッコいい「無限」のカスタムパーツで愛車をドレスアップしたいと考えている人は多いと思いますが、そんな人はぜひCARTUNEのカスタム事例を参考にしてみてください。