2019年04月22日 (更新:2024年08月02日)
アリオン260系におすすめのカスタムパーツを紹介!ユーザーのカスタム実例も紹介!
かつてはコロナとカリーナの中間モデルとしての位置づけだったアリオンは、セリカの兄弟車としての役割も持っていました。そんなアリオンですが、5ナンバーサイズのオンリーワンなセダンとしてカスタムカーのベースに注目している人もいるのではないでしょうか。今回は、アリオンをカスタムする上で定番となるカスタムをご紹介します。
アリオン260系はこんなクルマ
1970年に初代が登場したアリオンがモデルチェンジを果たし、現行アリオンへと進化を遂げたのは2016年6月のこと。
初代では兄弟車であるプレミオと差別化を図るため、純正でスポーツパーツなどが準備されていましたが、このビッグマイナーチェンジにてプレミオとほぼ変わらないデザインへ移行することになりました。
「5ナンバー登録車で、最大2Lエンジンを積む独立したトランクを持つ4ドアセダン」であるのがアリオン最大の特徴であり、海外戦略を念頭に置かれたデザインが求められる昨今において、非常に貴重な存在となっている車がアリオンなのです。
アリオンの基本スペック
アリオンは「A20」「A18」「A15」の3モデルと、それぞれの特別仕様車として「G-plusパッケージ」及び「Gパッケージ」グレードで展開しています。基本となるスペックを一覧にしてみました。
A20 | A18 | A15 | |
---|---|---|---|
全長 | 4,590mm | ||
全幅 | 1,695mm | ||
全高 | 1,475mm | ||
燃費(JC08) | 15.6km/L | 16.4km/L | 19.2km/L |
総排気量 | 1.986L | 1.797L | 1.496L |
最高出力 kW(PS)/r.p.m | 112(152)/6,100 | 105(143)/6,200 | 80(109)/6,000 |
最大トルク N・m(kgf・m)/r.p.m | 193(19.7)/3,800 | 173(17.6)/4,000 | 136(13.9)/4,800 |
アリオンの定番カスタム
アリオンをカスタムする上で外せないのは「フロントスポイラー」「ホイ―ル」「車高調」の3つです。定番ともいえるカスタムパーツには、どのようなものがあるのかご紹介します。
フロントスポイラー
やはり、車の印象を変える上でフロントスポイラーは外せません。残念ながら、サードパーティ製で目立ったエアロパーツは販売されていないアリオンですが、トヨタのカスタムブランドであるモデリスタがアリオン用のエアロキットを販売しています。
このキットはあくまでもシンプル。純正プラスアルファの雰囲気を加えることで、アリオンが持つ上品なたたずまいの邪魔をしません。
アリオンの精悍さと低重心を演出してくれるフロントスポイラーと、さりげなくアクセントラインがほどこされたサイドスカート、違和感のない一体感でリヤバンパーをソリッドに見せるリヤスカートからなるこのエアロは、アリオンをドレスアップするエアロキットとしては最上の選択でしょう。
ホイール
初代セリカと同じくスポーツセダンとして生まれたカリーナの後継モデルであるアリオンには、やはりスポーティなスポークタイプかメッシュタイプのホイールを合わせたいところです。雰囲気をよりスポーティに振るならスポークタイプ。上品さに寄せるならメッシュタイプという選択になるでしょう。
おススメのホイールメーカーとしては、フッツーラなどの名作ホイールを手掛けた「O・Z」や「ENKEI」、また「VOLK RACING」などがピッタリ。「WORK」や「SSR」なども、アリオンの個性を足元から引き立ててくれます。
実際にホイール変更をしている車両は、ホイールカラーもポリッシュやブロンズなど比較的シブ目で重厚感のあるモノをチョイスしているケースが多いようです。
車高調
ホイールサイズを変更するにあたり、同時にインストールしておきたいのが車高調です。おススメは「RSR」製「Best☆i」。全長調整式で減衰力調整機能も付いているため、ローダウン時の乗り心地低下が少なく、しっかりとしたバランスでドライブを楽しむことが出来ます。
最低車高もフロントマイナス75~80mm、リアマイナス80~85mmという落ち幅を備えているため、ガッツリドレスアップ仕様にも快適街乗り仕様にも合わせることができます。
5ZIGENスーパーローイングダウンサス
コイルスプリングの素材に最も適したものを選別し、圧縮時に受ける金属疲労を全ての車種でチェックし、耐ヘタリ性を大幅に向上、優れたハンドリング性能を発揮させたコストパフォーマンスを徹底追及したモデルのダウンサスです。
マフラー
MOORE マフラー D2
MOOREマフラーD2は片側2本出しとなる90パイのステンレスマフラーです。ガスケットやボルトは純正を利用するリアピース交換タイプですので簡単に交換できるので人気となっています。
ブレーキ廻り
DIXCEL ブレーキローター&ブレーキパッド
ブレーキローターは防錆コーティングが行われ、鳴きや振動の抑制に効果のあるPDタイプ、制動性能を20%向上させジャダーの抑制を成功させたスリット入りローターのSDタイプの2種類のラインナップ。ブレーキパッドは純正比+αの制動力を持たせたECタイプ、スポーツドライビングに対応させたESタイプ、ブレーキダストを大幅に低減させたMタイプ、サーキット走行までこなせるワイドレンジモデルであるZタイプの4種類がラインナップされています。
BREEDクロームメッキドアミラーカバー
鏡面仕上げのカバーを両面テープで貼り付けて高級感を更にアップ、賛否両論ありますがメッキパーツはワンポイントになりますので、イメージチェンジにも大きな手助けをしてくれます。
LEDドアミラー ブルーレンズ付き
最近の車ではHIDやLEDのヘッドランプを採用しており、後続車のヘッドライトが眩しいと思うことはありませんか?この問題、ブルーミラーにすることで防眩・撥水効果を持たせることができます。ドレスアップとしてもアクセントになり、ウィンカー付きなので夜間には側面車両や歩行者への視覚効果もアップします。
メーカー純正アクセサリー
2016年のマイナーチェンジによって、新車購入時のメーカー・ディーラーオプションのエアロ及びダウンサスを付けることが出来なくなった(業者経由で購入は可能)アリオンですが、エクステリアドレスアップと題してメーカーオリジナルのアクセサリーを装備させることが可能です。
アクセサリーの内容は「メッキドアミラーカバー」「サイドプロテクションモール」「LEDフォグランプ」「ナンバーフレームイルミネーション」の4つ。クールスポーティセダンとして高い完成度を誇っているアリオンのエクステリアをより上質な装いにしてくれます。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
たにさんのアリオン
たにさんのアリオンは、ベースが持つスポーティセダンとしての魅力を最大限に引き出した一台です。メッシュグリルやトランクのリアウイングで走行性能の高さを予感させつつ、ボンネットやウレタンゴムスポイラー、給油口など各部をブラックアウトすることで精悍さをさらに引き出しています。
まァ~☆パパさんのアリオン
まァ~☆パパさんのアリオンはモデリスタのエアロキットをまとってシンプルに。ホイールも変更されており、一味違うアリオンになっています。
たに さんのカスタム事例
ローダウン&インチアップ、マフラー交換でスポーツ走行にも耐えられる性能を引き出せることが可能です。H26年6月以降に発売されたモデルではエアロ等の外装パーツは未だ発売されていませんが、H26年以前のモデルではモデリスタやTRD等のエアロも発売されています。汎用カナードやダクトの組み合わせで次第ではツーリングカーのようなスポーツ路線を楽しむことができます。
まさぽん さんのカスタム事例
こだわってしまうとウーファーボックスやアンプボードなどはワンオフになってしまう事もありますが、オーディオ本体やスピーカーなどには決められた寸法があり、国産車のオーディオに使われるパーツは共通の物が多いです。
気持ちのいいドライブを楽しむためには音楽も大切な要素ですし、オーディオ路線の中でもスピーカー交換は比較的手が出しやすいカスタムなのでチャレンジしてみてください。
ロミリア さんのカスタム事例
まだカスタム事例の少ない2016年6月以降のモデルですが、ローダウンした車体に大きめのアルミホイールを装着するとヨーロピアンセダンのような雰囲気になりますね。現行のモデルではフロントグリルも大きく、メッキパーツも多めに使われておりベースとしては価格もリーズナブルなので、もしかしたらこれから先、このモデルではヨーロピアン路線のカスタムが増えていくかもしれません。
まとめ
カスタムパーツの種類が少ない…!と嘆かれているアリオンのユーザーさんも多いのではないかと思われますが、汎用パーツを使ってカスタムされている方も多いですね。しかし、専用品が無い訳ではありません。うまく組み合わせる事でオリジナリティを出せるという強みがあるので、色々パーツを物色し、試行錯誤を繰り返してみるのも楽しめるコツだと思います。
日本ならではの5ナンバーであることや居住空間の上質な雰囲気で、グレードや社外パーツの選択によっては少しハードなドライブも楽しめるアリオン。スポーティーセダンからクルージングセダンまで幅広く変身する事ができるマシンです。中古相場も少しずつ落ち着いてきていますので、オリジナリティを発揮したい方は検討されてみてはいかがでしょうか。