2019年04月22日 (更新:2024年07月22日)
タイラップはカーカスタムにも万能!ユーザーの様々な使い方を紹介!
車をカスタマイズするときに、配線をまとめる、エアロをつなぎとめるなど、何かを結束させる機械が多々あります。そのときに用いると便利なのがタイラップです。タイラップは強度にも優れているため、あると非常に便利です。今回はタイラップという万能品についてご紹介します。
タイラップの活用方法を紹介
タイラップは、トーマス・アンド・ベッツ社が作る結束バンドのことをいいます。紫外線特性などの耐候性や耐摩耗性、耐油性、耐有機溶剤性に優れていることから、屋外の作業にむいており、人気が高いです。サイズのラインナップが充実していることから車のDIYにも使用されます。具体的にタイラップとはどのようなものかをみていきましょう。
タイラップを車に使う
ここまで、タイラップの使い方・外し方についてご紹介しましたが、タイラップはさまざまな形で車に使うことが可能です。ではどのような場面で車に使うことができるのかご紹介します。
配線を束ねるために使う
車にはさまざまな配線が張り巡らされています。シガーソケットをつける、電装系のパーツをつけるとなった場合、思った以上に配線が長い場合があるでしょう。そのまま無造作に配線を放置していると、見栄えも悪いですし、邪魔になる場合もあります。そんなときにタイラップを使うと、コンパクトにまとめることができるのです。
バンパーを固定する
車のバンパーは、丈夫なボディと接合されています。ボディとバンパーの接合部分は、クリップで固定されていることが多いです。ただクリップはプラスチックでできているため、時間が経過すると劣化していきます。
バンパーを外すためにクリップを一度取り外すと、劣化の影響で割れてしまうこともしばしば。もしクリップが使えない状態はタイラップで固定することができます。100均で売られている小さめのタイラップを使うことも可能です。
まずはボディとバンパーがすき間なく取り付いているかを確認します。そしてもともとクリップがはまっていた穴にタイラップを通して、ボディとバンパーを固定しましょう。このときにタイラップをしっかりと引っ張り固定することがポイントです。
タイラップが長かった場合は、余計な部分をハサミかニッパーで切り落とすと完成です。これでバンパーがしっかりとボディに固定されます。ただこの方法はあくまでも応急措置ですので、できるだけ早めに、本来のクリップを使ってバンパーを固定するようにしてください。
タイラップで固定できたことで安心してしまい、そのまま走り続けていると、タイラップが外れてしまい、大事故を起こしたという例もあります。
車のチェーンとして使う
基本的には、束ねたりするときに役立つ結束バンドですが、車のチェーンとして利用することも可能です。車に金属式・非金属式のチェーンをつけるのは慣れていないと難しいですが、結束バンドの使い方さえ知っていれば、結束バンドをチェーンの代わりに使うことができるのです。
ただし、長距離運転やスピードには対応していないので、あくまで緊急の降雪や悪路からの脱出に備えて準備しておくのがいいでしょう。このときのタイラップも外すときはニッパーなどで切る必要があります。
タイラップを車に使用した例
実際に車にタイラップを使った例をご紹介します。
ホンダ・GD3フィット
フィットのリアバンパーの左側が外れてしまいました。このままでは走行ができませんので、タイラップを使って応急措置していることが分かります。このような事態になったときのために、普段からタイラップを車に積んでおいてもいいでしょう。
ホンダ・GK3フィット
ドライブレコーダーを装着した際には、できるだけ配線を見えないようにしたいものです。そのときにAピラーの内側に配線を入れるのですが、無造作にいれるのではなく、写真のようにタイラップで束ねてから入れると、きれいに配線をまとめることができます。
トヨタ・マークⅡグランデ
ecvが擦れてモーターが飛ぶ可能性があるため、写真のようにタイラップで固定することができます。タイラップはバンパー以外に、ここでも「固定する」という役割を果たします。
カスタムにおすすめのタイラップを紹介
最後に販売されているタイラップには、どのようなものがあるのかをみていきましょう。
パンドウイット スーパーグリップ 電工用 ナイロン結束バンド
プロ仕様の電気工事用結束バンドで、ヘッドおよびバンド全体が丸く滑らかに成形されているため、作業時に手を傷めることがなく、配線や車の部品を傷つけません。ロック爪は頑丈で強度が強く、ストラップは柔軟性が高く、より密着するデザインになっています。耐候性のため外装パーツにも使用可能です。
TRUSCO(トラスコ) ナイロン結束バンド耐候性タイプ
屋外用で、使用温度範囲:-59~85℃。耐衝撃性に優れた標準タイプのタイラップです。車の外装の使用に適しています。スムーズな目通しできっちりしまり、さまざまな方法で使用できる汎用性の高いナイロンタイラップです。
まとめ
今回は、あると非常に便利なタイラップについてご紹介しました。タイラップは配線などを束ねるときに活用できるほか、バンパーを固定するときにも活用できます。記事では「束ねる」「固定する」以外では、車のタイヤチェーンにも応用できることをお伝えしました。
金属式・非金属式のタイヤチェーンを装着するのは難しいですが、タイラップをチェーン代わりにするのはそれほど難しくありません。タイラップをタイヤチェーン代わりに使う方法は、動画を載せていますので、参考にしてください。
車にタイラップを使う場合は、しっかりとした丈夫なものを使いましょう。記事でもおすすめのタイラップをご紹介しましたが、外装にも使えるように、対候性の強いものを選んでください。今回の記事を参考にしていただいて、上手にタイラップを活用しましょう。