スズキが過去に起こした不祥事まとめ

2019年04月18日

スズキが過去に起こした不祥事まとめ

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さまざまな大ヒット軽自動車を世に送り出しているスズキ。しかし、大企業の宿命なのか、昨年大きな不祥事を起こして物議を醸しました。今回は、スズキの歴史から過去に起こした不祥事についてご紹介します。

スズキ自動車に関する基本情報

始まり

スズキの創業は1909年。もともと大工だった鈴木道雄氏により、車メーカーではなく繊維メーカーの鈴木式織機製作所として創業したのが始まりです。

戦前から自動車開発に参入する機会をうかがい、『オースチン・セブン』のコピー車両の作製などを行っていましたが、本格的な自動車開発に参入したのは、1952年の自転車補助エンジンブームに乗っかったオートバイ開発を足掛かりにしたものでした。

4輪自動車の開発に乗り出したのは1955年のこと。それからスズキは小型の2輪と軽自動車の分野を主戦場として歩いていくことになったのです。

その後、1981年にアメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズと業務提携を結び、1990年10月に、現在の社名である「スズキ株式会社」へと社名を変更しました。本社は現在静岡県浜松市にあり、社長は初代社長の鈴木道雄氏以来の直系親族である鈴木俊宏氏が務めています。

スズキの長所/魅力

スズキのラインナップの一番の魅力といえば、「時代に流されず、時代を創る」スタンスでしょう。

現在、軽自動車に関して言えば世界一ともいえるスズキの車には他のメーカーには見られない〝オリジナリティ〟があふれています。

スズキの企業風土である「人と同じことはやらない。やるなら世界一を目指すのがスズキ」が示す通り、独特ともいえるラインナップが、スズキの一番の魅力ではないでしょうか。

代表車種

軽自動車の鉄板といえば『ワゴンR』

スズキのみならず軽自動車といえば、この『ワゴンR』でしょう。

『ワゴンR』が登場したのは1993年。近年市場が過熱しているトールワゴンタイプの先駆者です。軽自動車のトールワゴンの歴史はこの『ワゴンR』から始まり、他のメーカーがこぞって同じジャンルの車を作り始めました。

特に、ダイハツのムーヴとはライバルであり、性能・価格・売り上げのすべての面で競合していました。この競争が後の軽自動車ジャンルの全体の指針となったともいわれています。

現に、現在発売されている軽自動車を見渡してみてもエクステリアデザインやボディサイズ、エンジン性能など差異はあるものの、ほとんどが『ワゴンR』をベースにした設計であることが分かります。今の軽自動車の地位を築き上げたのが『ワゴンR』なのです。

伝統あるスズキの軽『アルト』

『アルト』は前述した『ワゴンR』よりもさらに古い歴史を持つ車です。国内で販売を開始したのは1979年。スズキのラインナップの中でもかなりの〝古株〟となる車種なのです。

ハッチバックを採用した軽自動車で、初代から現行モデルに至るまで実に7回のフルモデルチェンジを経て、現在は8代目『アルト』が販売されています。

生活必需品としての性能であればトップクラスの性能を発揮してくれる『アルト』ですが、バリエーション展開で幅広いニーズにも応えており、カスタムベースやモータースポーツベースとしても人気の高い『アルト ワークス』が、15年のブランクを経てリバイバルしており、注目を集めた車でもあります。

過去に引き起こされたスズキの不正

申告漏れ・所得隠し

この不祥事はスズキが起こした初の大きな不祥事です。発覚したのは2012年のこと。

2011年3月期までの2年間で約12億円もの申告漏れを税務調査により指摘されたものであり、国税局の判断によると2011年3月期にスズキが計上したアジアの販売代理店に支払った販売促進費を前倒し計上したことで、利益圧縮に成功、法人税の支払い減額につながったとしています。

燃費試験不正問題

2016年5月に発覚した不祥事です。これは三菱自動車が行っていた燃費偽装に関して、同社へのOEM供給を行っていたスズキの26モデルについて、国が定める方法により測定されていなかったのです。

スズキの所有しているテストコースは天候の影響を受けやすく、試験自体も困難になるケースが多かったため、車両開発に使用しようされていた試験室での測定データを公式のデータとして提出。その際、虚偽の情報を記載・偽造していた問題です。

この不祥事により、当時のスズキの会長だった鈴木修氏は辞任。技術担当だった本田副社長も辞任するという事態になりました。

不正燃費/排ガス検査

日産やスバルなど、他のメーカーでも完成車検査・排ガス不正などが発覚していた最中、2018年8月9日にスズキも排ガスの抜き取り検査における不正を行っていたと会見で発表しました。

有害物質の測定に失敗した場合であっても、検査を有効であると結果をねつ造していたという内容であり、同じ年の9月にはデータの書き換えも行っていたことも発表。

この不祥事により、同年から2019年の日本カー・オブ・ザ・イヤーをスズキは辞退しています。

まとめ

『ワゴンR』『アルト』といった軽自動車に始まり、クロカンも楽しめる『ジムニー』、コンパクトながら走って楽しい『スイフト』など、スズキの車にはどこか割り切った気持ちよさと、ユーザーにどこまでも寄り添った高い実用性を感じることができます。

不祥事を起こしてしまったのは過去のこと。それを乗り越えたスズキは、これからさらに魅力的な車を生み出し続けてくれるのではないでしょうか。